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2015年10月28日

サーキットを初めて走る方へ【クルマ準備編】

皆様おはようございます。
これといってネタがないので、走行会主催者的な記事を書きます(^^;

走行会へ申込みすることが最も大事な準備ですが、それ以外の準備は何が必要でしょうか?

まず、
第一にクルマの準備
次に装備(服装等)
最後に工具です。

1.クルマの準備
基本的には、一般道を走る時と似た状態です。
ただし、急発進と急制動を繰り返すので、それを前提とした準備が必要です。

・エンジンオイル交換

一般道と比べ、エンジンオイルの温度が高くなり、劣化が促進されます。
オイルはエンジン内を保護していますので、粘度が下がると油膜切れを起こします。
従いまして、走行前には新しいオイルへ交換しましょう。
参考としては、
NA車=10w-30以上の部分合成油以上
ターボ車=10w-40以上の100%化学合成油
水平対向&ターボ車=10w-40~15w-50以上の100%化学合成油
ロータリー=10w-40以上の100%化学合成油
→とりあえず、安心したい方は・・・
カー用品店で10W-40以上の化学合成油に交換してください。


・ブレーキパッド交換

一般道と比べ、急制動を繰り返すのがサーキット走行です。
従いまして、ブレーキパッド&ローターの温度が高くなります。
そのまま走ると、ブレーキパッドの限界温度を超え、いわゆるフェード現象が発生します。
フェードすると、制動力が低下します。極端にいうと、煙が出て燃えて燃えカスとなります。
一般的な純正同等品では、400℃くらいまでが上限です。
サーキットを走る場合、最低でも600℃以上の対応が出来るパッドへ交換してください。
車重とスピードにより、ブレーキ温度は変わります。
軽量アンダーパワー車の場合、比較的低い温度域でも対応できることがあります。
重量車やハイパワー車の場合、800℃以上対応した製品をオススメします。
様々なメーカーがありますが、「ENDLESS」「projectミュー」「DIXCEL」「ACRE」などがメジャーブランドです。
その他、安く抑えたいなら「D.SPEED」とかもありますが、車種によって使えなくはないです。
有名メーカーならば、ラインナップが豊富です。
同じメーカーで、好みのパッドを探していくのも良いのではないでしょうか。
→とりあえず、安心したい方は・・・
カー用品店で、エンドレスの(軽量車)MX72(重量車)CC-Rgへ交換してください。

エンドレスのみを勧めているわけではないのですが、比較的どこでも在庫がありますので(汗

・ブレーキフルード(ブレーキオイル)交換

自動車メーカー純正の場合、DOT規格でいうDOT3が使用されています。
通常走行では問題ないのですが、サーキットではブレーキ温度が高くなります。
ブレーキは油圧で動いていますので、このフルードが沸騰すると気泡が発生します。
気泡が出来ると、ぶーきを踏んでも気泡が潰れるだけで、油圧が高くなりません。
一般的にペーパーロック現象といいますが、ブレーキがスコンと奥まで入ってしまいます。
俗にいう「エア噛み」です。
初心者がこうなると、踏みしめたままガードレール一直線です。
ペーパーロック慣れすると、ポンピングして復活させますが・・・ギリギリで走っている場合は間に合いません。
これを防ぐには、まずはフルードの沸点が高いものへ交換するのが手っ取り早い方法です。
そこで、DOT4以上へ交換します。
初めてのときは、誰かに教えてもらうか、お店で交換してもらいましょう。
ちなにみ、DOT5.1はより沸点が高くなり良いです。
※DOT5はシリコン系になる為、絶対に使わないでください。
→とりあえず、安心したい方は・・・
カー用品店でDOT4へ全量交換してください。


これで、最低限の走行には問題ありません。

費用目安としては、作業をお店に頼むならば
エンジンオイル交換・・・3000~8000円(オイル込)
ブレーキパッド交換・・・20000~30000円(パッド込)
ブレーキフルード交換・・・5000~8000円(フルード込)
自分で交換すると、半額くらいになります。
もし安くしたいなら、初めての人は経験者と一緒に作業してくださいね(^^

ココからは、
絶対に必要ではありませんが・・・


タイヤ交換も場合によっては必要です。
スポーツ系車両の場合、純正でもスポーツタイヤを装着している場合もあります。
しかし、一般的には安いタイヤへ交換されている方が多いです。
サーキットで走ると、急制動急発進という縦方向の捻じれが発生します。
この捻じれにより、タイヤ温度が上昇し、各タイヤが想定している温度と異なる状態になります。
いわゆる熱ダレです。
安いコンフォートタイヤの場合、早い段階で熱ダレが発生します。
こうなると、止まりません。
さらに怖いのは、高速コーナーで踏ん張れず、スリップアウトしやすくなります。
俗にいう飛ぶ状態です。
国産であれ、海外製であれ、スポーツタイプと銘打っているタイヤのほうが良いと思います。
→とりあえず、安心したい方は・・・
ダンロップDZ101、ヨコハマS.drive、ブリジストンRE003、グッドイヤーRS02、フェデラル595RSR、ナンカンNS2R、PINSO PS-91、ATR SPORT等
→お金に余裕があれば・・・
国産ハイグリップタイヤがオススメです(^^;


水温計も場合によっては装着してほしいパーツです。
スポーツ走行すると、通常より冷却水の温度が上昇します。
水温が100℃を超えると、冷却水が沸騰します。沸騰すると冷却水が流れなくなり、エンジンが焼け付きます。
ラジエターキャップを高圧タイプに交換すると、110℃くらいまで沸騰しなくなる可能性はあります。
それでも110℃を超えて連続走行すると、エンジンへのダメージが深刻になります。
従いまして、水温管理の為に水温計を設置することが望まれます。
車種によっては、純正メーターで度数表示されていることもあります。
もし標準で設置させていない場合、追加メーターをオススメします。
→とりあえず、安心したい方は・・・
最近はOBDⅡという故障診断用端子がハンドル下あたりにあります。
ここにカプラーオンで接続できるメーターが販売されており、自分で取付簡単です。
OBDⅡは車種により、水温以外にも油温油圧なども取れるケースもあります。


以上が、クルマ準備編です。

これだけ見ても、結構大変だなと思われる方も多いと思います。

とりあえず走ってみたいだけならば、エンジンオイル交換だけでも構いません。
ただ、峠とかで走っていて、サーキットで自分のクルマと腕を試したい方であれば、ブレーキ系とオイルだけは交換して臨んでくださいね♪


さて、宣伝です(^^
=====================
関連情報URL : http://www.elan-de.net/sk/
ブログ一覧 | サーキット | クルマ
Posted at 2015/10/28 08:51:55

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