さて、
②の続きとなります。
いよいよ
立山黒部アルペンルートに突入です!
○扇沢~黒部ダム(関電トンネルトロリーバス)
最初に乗車するのは関電トンネルトロリーバスです。
信濃大町でのトラブルの影響で、予定から1本遅れの13:30発に乗車しました。
関電トンネルは
黒部ダムと
黒部川第四発電所の建設用に掘削されたものですが、ダム完成後はトロリーバス利用に限り一般にもトンネルの通行が開放されました。現在もこのトンネルはダムと発電所への資材運搬用に使用されています。
また、ここではトロリーバスが運行されていることで有名ですが、2019年には電気バスに変更となり、国内に残るトロリーバスは同じアルペンルート内の立山貫光立山トンネルトロリーバスのみとなります。今年はラストランなので大混雑しそうですね。
※関電トンネルトロリーバス(リンク:
公式 Wikipedia)
関電トンネルトロリーバス(かんでんトンネルトロリーバス)は、長野県大町市にある扇沢駅と富山県中新川郡立山町にある黒部ダム駅との間を関電トンネル (5.4 km) を介して結ぶ、関西電力の無軌条電車(トロリーバス)の路線である。正式には、関電トンネル無軌条電車と呼称する。
(Wikipediaより)
扇沢ではたくさんの乗客がバスを待っていたので「立ち席になるかな?」と思っていたのですが、一度に数台同時に走らせてくれるので無事に着席できました。
扇沢を出た後はトンネルに入り、終点の黒部ダムまでずっとトンネルの中です。
トンネルの幅はバス1台分。トンネルの中ほどには対向車とすれ違いが出来るスペースがありました。
終点の黒部ダムに到着し、バスを降りてまず最初に思ったことがあります。
……… 寒 っ !
さすがに標高が高い(1,470メートル)だけあります。初めて黒部ダムを訪れる方には、たとえ夏でも何か羽織れる物の持参をオススメいたします(私は服を何枚か重ね着していました)。
駅構内から案内板に従いトンネルを歩くこと数分、トンネルから出ると目の前に黒部ダムの光景が広がりました!
○黒部ダム

トンネル出口の場所は
ダムレストハウス前の広場です。ダムのスタッフさん?が広場で控えていて、記念撮影を手伝ってくれるというので自分のスマホで数枚撮っていただきました(本当はスタッフさんの機材で記念撮影した写真を販売しているのですが、ご好意ありがとうございました!)。
それにしても黒部ダム…視界いっぱいに広がってすごく大きいです!
※黒部ダム(リンク:
公式 Wikipedia)
黒部ダム(くろべダム)は、富山県東部の立山町を流れる黒部川水系の黒部川に建設された水力発電専用のダムである。1956年(昭和31年)着工、171人の殉職者と7年の歳月をかけて、1963年(昭和38年)に完成した。貯水量2億トン。
北アルプスの立山連峰と後立山連峰にはさまれた黒部渓谷にある黒部ダムは、黒部川下流域の海に面する黒部市から直線距離で約40km南東に位置し、長野県大町市から直線距離で約20km西に位置する(県境から約3km西に位置する)。
黒部ダムの水は平均水温4度。ダム右岸の取水口から、山中に掘られた導水路(専用トンネル)を通って、約10km下流の地下に建設された黒部川第四発電所(黒四)に送られて、ダムとの545mの落差で発電する。この発電所の名称から黒四ダム(くろよんダム)とも呼ばれる。
富山県は北陸電力の事業地域であるが、黒部ダムは関西電力が建設し、発電された電気は関西電力の事業地域に送電されている。
黒部ダム建設の経緯は第二次世界大戦後の復興期にさかのぼる。当時、関西地方は深刻な電力不足により、復興の遅れと慢性的な計画停電が続き、深刻な社会問題となっていた。決定的な打開策として、関西電力は、大正時代から過酷な自然に阻まれ何度も失敗を繰り返した黒部峡谷での水力発電以外に選択肢を見い出せず、当時、人が行くこと自体が困難で命がけだったその秘境の地でのダム建設案に、太田垣社長(当時)は「黒部しかない」「関西の消費電力を一気に賄える」「工期7年、遅れれば関西の電力は破綻する」と決断し、資本金の3倍(最終的に5倍)の総工費で臨んだ。完成当時、大阪府の電力需要の50%(25万kW)を賄ったことでも知られ、東京に追いつくべく産業も重工業への転換がようやく可能になった。
(Wikipediaより)
お腹がすいていたので、ダムに到着早々レストハウスにある食堂へ。
黒部ダムと信濃大町では
「黒部ダムカレー」が名物なので、自分はレストハウスおすすめの黒部ダムカレー(グリーンカレー)を、嫁はアーチダムカレー(ビーフカレー)を注文しました。食事中もレストハウスからはダムを見渡せてイイ感じ。
しかしダムカレーのお味は…うーん、ビーフカレーの方が自分は好みですかね(笑)。
食事が終わったらレストハウスの屋上へ。
屋上からダム湖を眺めつつ、ダム見学でこれから登っていくところ
(ダム展望台)、そのあとで降りていくところ
(新展望広場)、ダム見学終了後に次の駅まで歩いていくところ
(ダムえん堤)を目視確認。
これからどれだけ階段を昇り降りして歩かなければならないのか、考えるだけで疲れました(笑)。
野外階段の途中にある
放水観覧ステージから見る放水シーンは迫力ありましたよ。
景色は楽しみましたが、体力的にはやはり階段の昇り降りでヘトヘトです。
大変疲れましたが、それでもやっぱり黒部ダムに再び来てよかったと思います。
何しろ、巨大建造物は男のロマンですからね(笑)。
④に続きます
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Posted at
2018/02/03 00:38:41