
ふと思い立って
飯田線鈍行乗り倒しの旅に出ましたが、本日は2日目となりました。
まずは昨日の居酒屋さんですが、お店の名前は「網元」といいます。何を頼んでも大変美味しいですので、皆さんも飯田にお越しの際はぜひ寄ってみてください。

↑網元コロッケと冷奴、自家製のタルタルソースが激ウマ!
◎2日目
飯田-豊橋(飯田線)
飯田線の旅は本日が本番です。
本日の目的は、秘境駅と呼ばれる6駅・佐久間ダムにより新線付け替えとなった大嵐-中部天竜 間・「渡らずの橋」と呼ばれる向市場-城西 間の第6水窪川橋梁を見ること、新城ラリーの舞台となる新城市の車内詣で、となります。
今朝はホテルを10時にチェックアウトしました。乗車する列車は飯田発12:19なので、まずは髪を切りに床屋へ。その後飯田駅の待合室で時間をつぶしていると、12:05に上諏訪始発豊橋行きの列車が飯田駅に入線してきました。
車内には写真撮影に勤しむ同好の志や、親子で秘境駅参りに来たというお客さんがいらっしゃいました。本日乗車の列車では沿線で写真撮影を楽しまれている方がたくさんおり、飯田線の根強い人気を実感しました。
12:19定刻に飯田駅を発車、天竜峡駅までの車窓は徐々に飯田の都市部からローカルな景色へと変化してゆきます。

↑車窓左手を流れる天竜川
12:54、定刻より5分遅れで天竜峡駅に到着。
これよりトンネル区間が多いためか運転室と客室との仕切り窓に暗幕が下されました。天竜峡駅から先の右手車窓は大きく変化、大渓谷と天竜川の感動的な景色が始まります。

↑下された暗幕、ちょっと残念

↑とっても感動的な景色が広がったのですが、上手く撮れた写真はあまりありませんでした OTZ
本日の目的の一つに「秘境6駅(千代・金野・田本・為栗・中井侍・小和田)」を見ることがあります。季節によっては、これらの駅を見るためだけの
専用臨時列車があったりもするようです。
(以下はJR東海のHPより引用)
千代駅
かつては近くを流れる天竜川で、コンクリートの材料となる砂利の採取を行う貨物駅として利用されていた。現在では使用されなくなった砂利積み込み用のトンネルがホームから見え、駅の隣には人家が一軒だけとなった。
金野駅
駅から細い屈曲路が続き、駅のすぐ近くには渓流が広がっている。周辺には人家もなく、使われなくなった自転車置き場のみが残されている。当初集落の多い場所に線路を通そうとしたが、天竜川によって作られた複雑な地形により断念。現在の場所に開業された。
田本駅
「絶壁の駅」として鉄道ファンに人気の駅。ホーム背後にはコンクリート製の巨大な壁がそびえ、線路下には天竜川が流れる秘境感たっぷりな駅。豊橋側のトンネル脇の急な階段を上がるとホーム全景を見渡すことができ、人気の撮影スポットとなっている。当初集落の多い場所に線路を通そうとしたが、天竜川によって作られた複雑な地形により断念。現在の場所に開業された。
為栗駅
駅の正面にはゆったりと流れる天竜川が望め、のどかな光景が広がっている。駅から見える狭い吊り橋を渡ると「信濃恋し」と呼ばれる景勝地がある。この駅は、平岡ダムの完成により周辺の集落が水没したことで、周りに人家が少なくなり秘境駅と呼ばれるようになった。
中井侍駅
信州最南端の駅。駅のホームは切り立った斜面にあり、眼下に“中井侍銘茶”の茶畑が広がる。以前は、切符を発売していた駅だが、周辺の人口の減少等により駅の利用者が減り、1971(昭和46)年に無人化された。現在では2軒のみ人家が残っている。
小和田駅
1993(平成5)年の皇太子殿下と雅子様のご成婚により、雅子様の旧姓と駅名の字が同じということで一躍有名に!昭和初期に建てられた木造の駅舎は趣のある佇まいで、レトロさが郷愁を誘う。以前は天竜川対岸や上流の長野県側にも集落があり、橋も架けられていたが、佐久間ダム建設により周辺集落が水没したため、秘境駅と呼ばれるようになった。

↑田本駅の絶壁具合、う~ん、伝わりづらい写真

↑為栗駅のつり橋

↑中井侍駅から見上げる茶畑
秘境6駅を通過すると大嵐駅に到着します。
飯田線の歴史によると、「大嵐-中部天竜」間には佐久間ダムの竣工と同時に廃止された旧線があり、佐久間ダムの湖底には旧線の23橋梁と38トンネルが沈んでいます。そして湖底に沈んだ橋梁とトンネルは現在でもダムの渇水期には湖底から顔を出して姿をみせるそうです。
⇒詳しくは「山さ行がねが」というサイトをご覧ください。廃道・廃線・廃隧道がお好きな方にはオススメです。
車窓からは佐久間ダムを見ることはできませんが、この辺りは頻繁に線形改良が行われており、一部はその痕跡を車窓から見ることも出来ます。

↑廃橋梁(鶯巣駅近辺)

↑電源開発中部支店佐久間変電所(中部天竜駅近辺)
大嵐駅から先、右手に沿う川は水窪川に変わります。
そして見物最後の目的、「渡らずの橋(向市場-城西)」が近づいてきました。
下記地図の矢印間はずっと橋(第6水窪川橋梁)を渡して、水窪川をいったん渡ったのにまた戻ってくるという変わりダネの橋となっています。
本来は下記地図の矢印間にトンネルを作っていたそうですが竣工前に崩落、トンネルをあきらめて第6水窪川橋梁で迂回したという経緯があるそうです。

↑上手く撮影できませんでした…
(⇒この第6水窪川橋梁と崩落した向皆外隧道に関しても「山さ行がねか」というサイトが詳しいです)
池場駅から先は愛知県新城市、全日本ラリー選手権 新城ラリーの舞台となる市です。いつかは新城ラリー観戦に行きたいと思いつつ(タイトル画像)、16:16定刻に終点豊橋駅に到着しました。
現在ホテルでこのブログを書いていますが、投稿が終わったら豊橋名物「カレーうどん」と「まるぎん本舗」に行ってきます!
Posted at 2014/09/14 18:57:16 | |
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