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2012年06月03日

マスタング試乗

マスタング試乗 昨日はフォード・モーター マスタング(5thジェネレイション中期型)を試乗してきました。

アメ車なんて中々見ないし、まして試乗の機会なんて皆無に等しいですが、この度「ザ・ブラック」の日本限定35台販売を記念して、全国巡業特別試乗キャンペーンが開始されました。
僕にとって憧れの一台です。これは行かない訳にはいきません。





最も近い、フォード新潟 新潟店です。
営業時間は09:00~19:00ですが、マスタング試乗会は10:00~18:00、しかも昨日と今日の二日間のみ。
スタッフブログ、2012年6月1日
両日ともお休みではありませんが、この機会を逃すときっと一生後悔する事でしょう。どの道お仕事は午後からなので、07:00には出発してお昼頃までには帰ります。

それにしても来る度思いますが、新潟は本当に良い天気ですね。
遮るものが何もない平地なればこそですね。海も近いし、羨ましい。



今だ!!!2get
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄       (´´
     ∧∧   )      (´⌒(´
  ⊂(゚Д゚⊂⌒`つ≡≡≡(´⌒;;;≡≡≡
        ̄ ̄  (´⌒(´⌒;;
      ズザーーーーーッ

ほぼ開店直後に着いたはずなのに、僕は二番目でした。惜しいw
一番乗りの客は白いアンフィニ RX-7(E-FD3S・1型)にお乗りであり、明らかにスポーツカー好きである事が窺えます。
この写真を撮った直後に、試乗車に乗って颯爽と出発していきました。

まだ試乗開始時刻にはなっていない筈ですが、営業マンの方が言うには、予約が殺到しており、予定を前倒しして始めているとの事。そんなに人気なのか、嬉しいなあ。
かてて加えて、新潟県内では唯一の会場であるという事も、予約殺到に拍車を掛けているんでしょうね。




僕は予約なしでいきなり来たのですが、次に予約をした人が来るまでかなり間があるとの事なので、その間店内で待つ事に。
書類に一通り記入し、アイスコーヒーをご馳走になったら、展示車を見物します……とは言っても、僕の興味の対象はただ一つ。

これが前述の、V8GTクーペプレミアム・ザ・ブラックですか。
真っ黒な外装が厳つさに拍車を掛けており、グラスルーフがアメ車らしい開放感があります。
今年度型の特徴である、「パワードーム」と名付けられた、エンジンフードの膨らみが力強いです。只者ではない素性をさり気無く自己主張しており、現に収められた心臓部は5リットル・V8・DOHC・307馬力ですが、これでもスモールブロックでしかないというのだから、アメ車とはつくづく桁外れです(;゚Д゚)

空力やダウンフォースを極めれば自ずと流線型になるものですが、現行マスタングは、わざわざ古いデザインを現代風にアレンジしています。
時代に逆行する逆スラントノーズと無骨なバンパーが厳つい。
最近のアメ車では「ヘリテージ・ブーム」といって、懐古調デザインが流行です。ダイムラー=クライスラー 300C然り、シェヴォーレイ キャメーロ(5thジェネレイション)然り、ダァヂ チャレンジャー(3rdジェネレイション)然り、シェヴォーレイ コーヴェット・スティングレイ・コンセプト然り…。
それもこれも、ダイムラー=クライスラー PTクルーザーが嚆矢となり、そこへこのマスタングの大成功が決定打となったればこそですね。
フォードは他にもGTサンダーバード(11thジェネレイション)など、懐古調デザインでヒットを飛ばしました。

でありながら、ドアミラーなどの細部はモダンになっていたり、リアバンパー下はディフューザー形状になっていたりなど、今風の味付けもなされています。
単純な懐古だけではないのが良い。



内装は直線と平面で構成され、シンプルで、安心感があります。
外装同様に黒一色で統一された中に、シルバーリングメーター・銀メッキ加飾パーツ・銀色パーツ・シルバーカーボン基調ダッシュボード・シルバーステッチが、スポーティであり良いアクセントです。

メーターは、アンティークラジオや古いオーディオや真空管アンプのそれみたいで、「古き良きアメリカ」を感じさせるデザイン。細部の演出が心憎い。
ですがそのせいで、数字が細かく見づらいのが難点。
ウインカーレバーも極度に短いものが左側に一本あるのみであり、日本車とは単に左右逆になっただけの欧州車とは異なるので、慣れが必要そうです。

ザ・ブラックに限らず、日本仕様は全て左ハンドルで6ATのみ。右ハンドルも6MTも選べず、カラーヴァリエーションも少ないのが残念。
その代わりカーオーディオが豊富で、カーナビもオプションで装着可能です。

シートは黒い本革製。
座ってみて驚きましたが、体格の良い外人基準であって日本人の僕には大きいだろうなと思っていたものの(BMWやアルファ=ロメオはそうだったので)、意外にしっくりくる!
サイドサポートが見た目以上に隆起しており、しっかりと体をホールドしてくれます。ウレタンも適度な硬さ。車内もだだっ広いんだろうなと思ってたものの、適度な狭さ。
スポーツカーらしくて、もうこれだけで楽しくなってきます。
後席も同様であり、ヘッドクリアランスは流石に狭いものの、それ以外は思ってたよりも狭さは感じなかったです。流石はアメ車、でかい。

雑誌が入りそうなドアポケットがあり、センターコンソールにはカップホルダーと取り外し可能な灰皿があり、それらが程好い位置にあります。センターコンソール自体も或る程度の高さがあるものの、なぜか狭さを感じさせません。左右の肘掛自体、適度な高さと位置です。
案外実用性も考えられている辺り、「帯に短し襷に長し」だった先代の5thジェネレイションの反省点を踏まえたんでしょうかね。



見て下さいよ、この、ドアの分厚さを!
日本車と同じ感覚でドアを閉めたら、「バダァァン!!」と大きな音を静かな店内に響かせちゃいました。大きいだけでなく重くもあるので、むしろそっと閉めないと駄目ですね。
でも、そういうところも、アメ車らしい演出を感じます。
乗り降りする際も、以前のアルファ=ロメオ・アウトモビレ ジュリエッタほど難儀せず、日本車と同じ感覚で案外楽に出来ます。
ドアだけでなく、タイアもブレーキも全てがでかい。


こんな風にしている間、通りかかる営業マン数名に、笑いながら異口同音に「激熱でしょう?」「いいでしょう?」「痺れますか?」などと言われましたw

よっぽどにやにやしてたんでしょうかね?




そうこうしている内に、試乗車が帰還。
随分あっという間だった気がします。
運転していたFD3Sオーナーの人も、終わったら熱心に写真を撮ってます。微笑ましいですね(´∀`)

さて、次に予約をしたという人はまだまだ現れないし、今度はいよいよ僕の番ですね。

試乗車はV8GTパフォーマンスパッケージ
外装色はブラック、内装色はレッド、左ハンドル、6MT、ブレンボ製大型ブレーキ、専用アルミホイール。どれもがパフォーマンスパッケージだけの専用装備です。

これは興奮せずにはいられません! 30台限定の、日本で唯一のMTであり、スポーツカーとしてのマスタングを味わえるモデルです!
内装とお揃いの赤いレーシング・ストライプがあれば完璧。
ますますテンションが上がります。


車の特性が特性なので、国道8号線は走れないそうですw
しかも試乗車は全国巡業に使うのでこれ一台しかなく(現に品川ナンバーですし)、少しでも傷んだら大変。
なので国道から外れた閑静な町道を、ゆっくり走ります。
みんカラレビューでは、ステアリングが重いとか、とりわけクラッチが激重とか、MTは硬いので力一杯入れないとシフトチェンジ出来ないとか、色々言われていましたが……あれれ、普通に出来るじゃん。少し拍子抜けしました。誰だよ変な事言ったのは~。
アメ車だけあり車幅はかなり大きいですが、視認性は意外に良いです。シフトノブはアルミ削りだしのテニスボール大の球形で、大きくて握りにくいということはありません。
車重が重いせいもあって日本車のように2速発進は出来ないし、トルクがありすぎるという先入観から「スピンさせて事故でも起こしたらどうしよう」と思うあまり何度かエンストさせてしまいましたw
でも一旦発進してしまえば、少しアクセルを踏んだだけですいすい進んでくれます。
このトルクで8号線をぶっ飛ばしたら……うん、確かにこりゃ、高速で走らせる訳にはいかんわ(;^^)

運転していて気が付いたのですが、エンジン音も排気音も、結構静かです。
最近のアメ車は、幾らアメリカンV8を謳っていても、低中速では静かで、高速で初めて爆音となるものが増えています。気筒休止機構もあるので燃費も良く効率的。
これならご近所にも安心して顔向けできますw
もっともそれだけに、今回アメリカンV8サウンドが堪能できなかったのが、返す返すも惜しい。

でもアメ車は、絶対的なスペックや乗り心地や速さよりも、こうしてゆったり流すのが相応しいですね。
この日はお日柄も良かったので、コンヴァーティボルで、左肘をドアに乗せて、サングラスを掛けて、海沿いを走れば最高に気持ち良いでしょうね。

終始「いいなあ!」「いいなあ!」「いいなあ!」の連発でした。


昔のマスタングは、小型・廉価・程好い馬力・格好良いデザイン・若者が気軽に買える「ポニーカー」だったのに、今やすっかり大型・大馬力・大排気量・高価な「マッスルカー」と化しました。
庶民には益々手が届きません。
どんなに「最近のアメ車は品質も燃費も整備性も良くなった」とはいえ、日本においては相変わらず過剰すぎるスペックだし、維持費も馬鹿にならないので、日本で乗り回す分にはまだまだ非現実的です。その辺は、同じ外車とはいえ、結局欧州車に軍配が上がります。
でも、数値に表れないものに価値のある車です。それこそがマスタングの、何よりアメ車としてのヘリテージです。





帰りは、通常仕様のカタログ(左下)と、ザ・ブラックの二つ折りパンフレット(左上)、そして試乗記念のクリアファイルと帽子をもらいました。
この帽子を被りながら、お揃いの、赤い外装色と内装色に、黒いレーシング・ストライプとサイドデカールとホイールを組み合わせたモデルに乗れたら、楽しいでしょうね。


 2012 Ford Mustang Boss 302 Start Up, Exhaust, and In Depth Tour
そうそう、正にこんな感じの。コンヴァーティボルなら尚良しΣd(゚∀゚)

本当に良い体験ができました。
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Posted at 2012/06/03 13:11:16

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