スズキ、軽トラック「キャリイ」に新トランスミッション 「Auto Gear Shift」を搭載
(autoblog、2014年8月26日)
スズキ「キャリイAGS」軽自動車唯一のロボタイズドMT AT限定でも運転可能!
(ゆめ痛 -NEWS ALERT-、2014年9月2日)
過日、フルモデルチェンジから一年を経たキャリイに、一部改良が施されました。
・スズキ「キャリイ」 14年ぶりフルモデルチェンジキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!
(ゆめ痛 -NEWS ALERT-、2013年8月30日)
・スズキ、軽トラック「キャリイ」に新トランスミッション「Auto Gear Shift(オートギヤシフト)」を搭載
(スズキ株式会社ニュースリリース、2014年8月26日)
その内容は……
セミAT!?

機械的には現行の5MTをベースにし、クラッチやシフトの操作を自動で行うのだそうです。
僕はメカニズムには無知なのでぴんと来ませんし、見た目や操作感はマニュアルモード付きATと大差ありません。
でもその内容は、通常の機械式ATに比べ、変速時の振動やギャップが抑えられ、燃費も良く、何より自分好みにシフトチェンジできる。
MTをベースに開発されているというのも、商用車でさえもCVTに取って代わられつつある今の時代に、MTを生き永らえさせる思わぬ副産物です。
軽トラという性格を鑑みて、全体的にローギアード化されているとのこと。
5MT 5AGS
1速 5.106 5.809
2速 3.017 3.433
3速 1.908 2.171
4速 1.264 1.439
5速 1.000 1.000
後退 5.151 5.861
とはいえ個人的には、常に荷物を積みっぱなしで走るわけではないし、一旦加速すれば後は慣性で流せるので、4~5速はハイギアード化して欲しかったですね。
父は先代キャリイを保有しており、僕も時々乗るので、実感としてあります。
そうでなくとも5MTは、空荷状態で平らな舗装路であれば、3速でも発車できてしまいます。キャリイは只でさえ根本的に軽いのに、それほどまでのローギアードなのだから、これ以上低くする必要性を感じないのですよね。

これはきっと、
マールティ・スズキ・インディア(スズキのインド子会社)でも発売するでしょうね。
(写真は
アルト800・ブラウザー)
流石に1000ccに排気量を拡大するか、或いは現地専売車種への流用として。
現に、スズキはこの5AGSを既にインドに投入しており、好評を博しているそうです。
・スズキ、MTとATの利点を両立した新トランスミッション「Auto Gear Shift」を開発 要は2ペダルMT
(ゆめ痛 -NEWS ALERT-、2014年1月15日)
・エコカー技術:スズキのガソリンエンジン開発目標は平均熱効率で40%、2020年初頭に達成へ (2/2)
(MONOist、2014年4月18日)
それにしても、スポーツカーではなく、いきなり商用車、それも軽トラに搭載してきた辺りに、スズキの思惑や企業理念が表れていますね。
これが欧州車であれば、
スーパーカーや重量級スポーツカーに搭載されているものを…。何だか、軽トラに箔が付いた思いですw
ゆくゆくは、スイフトスポーツや、噂のみの二代目カプチーノにも、搭載して欲しいものです。
ダイハツから全8色のボディ・カラーを揃えた"軽トラ"、新型「ハイゼット トラック」発売!
(autoblog、2014年9月2日)
【ダイハツ ハイゼットトラック 新型発表】三井社長「自信を持ってお届けできる」
(ゆめ痛 -NEWS ALERT-、同日)
ダイハツ:「農業女子」に軽トラ 15年ぶり全面改良
(乗り物速報、2014年9月3日)
もう一つ、ハイゼットも。
・
ダイハツ軽商用車「ハイゼット トラック」フルモデルチェンジ ~基本性能を進化させ、選べるパックオプションを豊富に設定~
(ダイハツ工業株式会社ニュースリリース、2014年9月2日)
こちらは15年8ヶ月振りのモデルチェンジ。それほどまでの長寿モデルだったのですね…(;゚Д゚)



大幅に変わりました。
いえ、モデルチェンジなのだから当然なのですが、この場合それは軽トラの泥臭いイメージを吹き飛ばすものです。
銀メッキの目立つ大型フロントガーニッシュ、銀色塗装されたサイドミラーとドアハンドル、全8色の豊富な外装色…。全体的にきらきらしています。
個人的には華があって良いと思う反面、汚れや凹みや傷や錆が却って気になりそうだから、一長一短です。
純粋に道具として使い倒すのが勿体無くなりそうです。

現在ダイハツは、農林水産省主導の国家プロジェクト「
農業女子プロジェクト」に参画しており、その関係性が今回のモデルチェンジに反映されたといいます。
ピンク色なぞは、明らかに女性受けを狙っていますね。
色だけでなく装備も、「ビューティパック」や「選べるカラーパック」、それらがセットになった「農業女子パック」も選択可能(9月末販売予定)。
(写真は、左から林芳正・農林水産大臣、安倍昭恵・内閣総理大臣夫人、農業女子プロジェクトメンバーの2名、三井正則・ダイハツ工業株式会社取締役社長)

内装は、センターディスプレイが際立つデザインとなり、助手席側ダッシュボード正面の小物置きがセンター部にまで延び、ステアリングホイール形状が高級感あるものになり、運転席にドリンクホルダーが付きました。
こちらも軽トラの簡素で泥臭いイメージはありません。
他、軽トラ初となるUVカットウィンドウなどの快適装備が充実。
夏の日は日差しが眩しいので、これは良いかも知れませんね。
果てはダイハツ自慢の
e:Sテクノロジーさえ装備! そ、そこまでするか…(;゚Д゚)
4ATは軽トラ唯一の電子制御式、5MTは5速をハイギアード化。「ハイゼットジャンボ」はキャビン後部が若干長くなっており、シートリクライニング可能。
FFのキャリイに対してFRでもあり、対照的な二台です。
個人的に軽トラには、小さな規格に仕事に必要な要素を全て詰め込み、それ以外の要素をストイックに削ぎ落とした、プロフェッショナル御用達の車というイメージがあります。
その軽トラが充実するということは、働くお父さんたちへの応援となります。
あとは、ひたすら扁平なシートを、形といい感触といい弾力といい、もう少し座り心地の良いものであればですね…。
・
軽自動車用スポーツシートきたーーー!!!
(ゆめ痛 -NEWS ALERT-、2014年7月19日)
ブログ一覧 |
軽自動車 | クルマ
Posted at
2014/09/01 10:56:25