搬出風景を見届けたら、後ろ髪を引かれつつも堪えて、僕も撤収します。
ただ、今回も二日間の見学が実現した分帰宅は間違いなく遅くなるので、予めホテルを予約して新潟市内へ泊まる段取りでした。
と思いきや、その安心感からか、自分でも予想外に早く撤収するというw
18:00、
カントリーホテル新潟 。
禁煙室、シングル、同じビル内の1階にある吉野屋朝食プラン付き、\5,840。
もう少し安い宿もあったものの、かなり早い段階で満室になっており、予約できませんでした。
或いは、普段はここと大差ない値段ながら、がたふぇすのある時期はイベントの多発するであろう繁忙期でもあるからか、倍近くにまで高騰するホテルも多かったです。
そんな中でここは、いつもと同じ値段で安定しているようなので、予約しやすかったです。
それにしても、ホテルの一人部屋で寝泊まりなんて久々です。
10年ほど昔、当時の勤め先において特に仲の良かった者同士でここ古町に秘密の社員旅行に来た、あの時以来です。
それを思い出して、楽しみの中に感慨深さもあります。
宛がわれた1315号室から、古町の夜景を一望。
手前には
アパホテル<新潟古町> の看板が光り、その右隣奥の三角形の塔は
NEXT21 。
早速、日中使い果たしたデジカメのバッテリーを充電(予備も持ち歩いているのです)。
その間、格安プランを予約したために食事は出ないので、夕食は外で食べてきます。
ついでに古町の夜景を堪能するのも兼ねて。
ホテルを出る際に、新潟県内の遠く離れたところから泊まりに来たという、品の良さそうな老婦人の団体と軽く世間話。
がたふぇすのために県外から泊まりに来たと言ったら、
「ああ、がたふぇすね、私らも知ってる。若い人向けのイベントだよね?」
「あれって万代だけじゃなくて古町でもやってたの?」
「遠いところから頑張るねぇ」
「よっぽど好きなんだね」
と言われました(^∀^)
ホテルの部屋からも見えた
NEXT21 。
その1軒手前には、解体工事中のためにブルーシートで覆われた、大和新潟店。
明るく照らしつつも温かみのある、クラシカルな街灯。
(縦横位置がなぜか反映されない…。撮影時には記録され、ブログ登録時にも反映されたのに、執筆段階になったら他と同じ横向きに(´ω`))
がたふぇす古町会場に戻ってくれば、昼間の喧騒が嘘のように暗く静まり返っています。
人影はほとんどおらず、警備員の方がいるばかりで、たまに飲み会の帰りと思しきほろ酔いで歩く人々とすれ違う程度。
裏通りに入れば、味のある落書き。
歴史と伝統のある由緒正しい歓楽街であり、江戸時代初期には日本有数の遊郭、明治時代には芸妓街として名を馳せていたというのが、古町のもう一つの顔。
でもあるので、某“お風呂のあるお店”へ勧誘されそうになりましたw
いや、入りませんでしたよ、ええ( ゚3゚)
ここ「
人情横丁 」は、ラーメン屋台の立ち並ぶ通り。
味のある街並みが多いので、イベントでなくとも見所ですね。
NHKの『ブラタモリ』にも登場しました。
ホテルのある「
ぷらっと本町 」に戻ってきました。
ここもふるまちモール5~7と同じく車両一方通行のアーケード商店街ですが、スーパーマーケットやラーメン屋や露店が多いのが特色です。
ホテルの自室に戻り、軽くシャワーを浴びて、缶ビールを飲みながら余韻に浸り、眠りにつきます。
* * * * * * * * * * *
それにしても今回は、最初から最後まで波乱含みでした。
又聞きなのでどこまで本当なのかは正直不明ですが、何でも、がたふぇすの運営の主幹が、従来の
NSGグループ から新潟市行政に移った上、行政としては
移動販売車 を増やしてその分痛車展示を辞めさせたがっていたとか。
実は痛車展示は今まで採算が取れていなかったらしく、行政としては今後がたふぇすの方針を改め、古町の活性化などどうでも良くてこれからは収益性にこそ重点を置きたいようです。
痛車展示以外にも、従来は無料だったシャトルバスが、今回は「ほんの気持ちで良いので料金をお願いします」みたいな様子になっていたのも、無関係ではないでしょう。
がたふぇす以外にも新潟市では様々なイベントをほとんど毎月のように催していますが、2017年になって中止が相次いでいるのも、その説を裏打ちします。
確かに、お金を集めなければスタッフに給料を払ってやれず、イベントを続けられなくなるのは解ります。彼らにすればこれはボランティアではないのですから。
でもだからといって、移動販売車を多数招いたところで、それの一体どこにがたふぇすらしさがあるのでしょう。こちらはがたふぇすだからこそ出来る、がたふぇすにしか出来ないことを期待して訪れているのですから。
痛車もヲタク文化の一端であり、長らくがたふぇすにおける風物詩を担ってきたのに、今更こんな仕打ちなんて。
というか、現在進行形で新潟市の財政は逼迫しているにも拘わらず、
篠田昭 市長も
米山隆一 第20代知事も市政そっちのけで左翼活動に熱を上げている結果でしかなく、いわば行政の自業自得でしょう。
なのになぜ、がたふぇすが割を食う羽目にならなければならないのか。
・
貯金がない!どうする新潟市
(NHK NEWS WEB、2018年4月10日)
或いは見学者の食事云々というのなら、ふるまちモールには飲食店が多数軒を連ねているのだから、彼らに協力してもらったほうが古町の活性化に余程有効なのではないのでしょうか。
Vol.3からずっと見学に来ていて感じるのは、傍から見ていると、商店街は一部を除いて我関せずという雰囲気を放っているので。
それどころか、店舗によってはそもそもがたふぇすの存在自体を知らず、「今日は凄く賑やかだけど、何かイベントでもあるの?」と店員さんから逆に訊かれたこともあったほど。
当事者意識を持ってもらい、これを宣伝と集客に繋げようという意欲を持ってもらうためにも。
NIFを担当する
K-Winds が、そんな行政と交渉を重ねた末に、辛うじて廃止だけは免れたのだとか。
しかし痛車展示会場は、従来のふるまちモール5~7から今回は7のみに縮小を余儀なくされた。
更に、同じくK-WIndsが主催を務める「第5回 アニ玉祭 埼玉痛車フェスタ05」とも日程が重複しており、スタッフの大半はそちらへ流れてしまったことも、不運が重なった。
万代エリアでは『けものフレンズ』に因んだ大々的なイベントを催しており、そもそもがたふぇす自体が新潟限定キャラクターを作り出すなど当初から総合的に『けもフレ』を推していたので、見学者の殆どはそちらへ集中したようであり、古町エリアは例年よりは幾分小ぢんまりとした印象を抱きました(いえ、勿論盛り上がっていましたが、ごくごく個人的な体感として)。
例によってK-Windsも、NIFを中止したがっていた行政を説得してくれたのは有難いのですが、Twitterにおいてフォローをするどころか利点を活かしておらず、相変わらず終始やきもきさせられました。
当初の発表では、
上古町商店街 (古町通一~四番町)でした。
しかしかの地は道幅が狭く、交差点もない一方通行が延々続くので、もし急病人や火事などが発生した場合、車両を展示していては緊急車両が余裕をもって通れるのか疑問でした。
アーケードもないので、もし天気が悪ければ自ずと傘を差した見学者でごった返すはずであり、そうなれば車に傘がぶつかって破損したとか、見学者がバランスを崩した際に倒れて車にぶつかって怪我をしたとか、そういう可能性とその対策も考えておく必要があります。
そもそも上古町は、白山(はくさん)エリアで催される「
コスプレガタケットSpecial 」における撮影可能エリア。
それを改めて痛車展示会場ということにすれば、そんな白山エリアとも重複してしまうので、大々的な会場変更をしなければなりませんが、しかし先だって発表された会場案内図にもそんな表示はありませんでした。
一体何がどうなっているのでしょう?
しかしその旨質問しても、一切音沙汰なし。
それがやがて、ふるまちモール7のみになったと発表。
その際も、僕含めて何人かの人が5~7の間違いではないのかと訊ねても、アナウンスがあったのは一週間ほど過ぎてから。
或いは行政から申し渡された痛車展示場を緊急速報のように発表していたのかも知れません。
普通そんなことをすれば、開示情報が二転三転しかねないから、確定するまでは守秘義務が伴うものであり、それはそれで問題です。
主催者でありながら、Twitterでのざわめきに対してまるで無関心。
一切の説明はなく、不安や心配から経過が気になっていた人々を右往左往させた揚句、それに対して何のケアもなし。
今回に始まったことではありませんが、まるでbotが機械的に出力している単語の羅列を見ているような気分に陥ります。
ようやく何か喋ったと思いきや、
「がたふぇすでの痛車展示は人気行事になったお陰で、それこそ6分で定員が埋まったなあ」
といった旨の、まるで他人事で、あまつさえ自画自賛とも取れるツイート。
そりゃあこれだけの人気イベント、会場が狭くなった上に募集期間も短くなったのだから、激しい争奪戦になるのは火を見るより明らかだったでしょうに。
そこはせめて「“大人の事情”で多くは語れませんが、今年は会場が縮小したにも拘わらず、多数の応募有難うございました。お陰様でわずか6分で定員に達しました。惜しくも締め切りに間に合わなかったオーナーさんは、懲りずにまた来年も応募してくれたら嬉しいです」とか、或いは「実はかくかくしかじかといった事情がありまして、なので皆さんのご理解とご協力のほど宜しくお願いします」くらいはツイートして欲しかったですね。
なぜいつも投げっぱなしなのか…。
改善して欲しいからこそ要望や不満を直に伝えているのにそれを諦めたという人が続出し、しかし新潟県内で痛車イベントをこれだけ実施してくれる企業が他にないので結局は頼らざるを得ず、やきもきしている人々が多い理由が分かります。
あんまりな言動に耐えかねてTwitterで苛立ちを表せば、それについて出展者の一人からほとんど音速のツイートで、その後も会場内で会って開口一番に
「あんたK-Windsの社長に謝ってこい。よりによって引用ツイートで文句言いやがって、どういうつもりだ」
と詰め寄られました。
それに対して僕は咄嗟に何も言えませんでした。
そんなことを言われるとは想像していなかったのと、こちらの言い分を聞いてくれそうな雰囲気を感じなかったのと、箸にも棒にも掛からない雑魚ブロガーである僕一人だけに集中砲火しておいて他のブロガーやTwitterユーザーにも同様に詰め寄ったのか疑問だったのと、何より、朝一番から口論することで折角の楽しいイベントの雰囲気を台無しにしたくなかったからです。
それらが一斉に頭の中で渦巻いて、しかしうまく言葉にならず、ただ黙って聞くだけしか出来ず。
二日目にも同じことを言われました。
そもそもその人は、締め切りをとうに過ぎたにも拘わらず、社長に懇願してルールを破ってまで特例として出展させてもらった立場なので、その分恩義がある。
その後も打ち合わせのために足蹴く通っていたそうなので、それだけ直に顔を合わせて話をしていたはずであり、その分情も移っている。
それ以前から担当H氏と私的なLINE交換をしているそうなので、業務を越えた仲間意識がある。
だから庇って当たり前。僕だけでなく、真面目にルールに則って出展した他痛車オーナーとさえも、根本的に立場も考えも異なる。
今にして思えばその人は、今回のがたふぇす以前から、僕に対して妙によそよそしい態度だったような気がします。
Twitterでの返信も、他の人に対するものと僕に対するものとでは、あからさまな温度差があったり。
TwitterはSNSではないのだから連絡用・情報収集用として登録したのであって主体的な活用はしない、その代わり重要な記録は全部みんカラに纏めてあるからそちらを見てと言っても、「めんどくせぇ。お前のみんカラなんて見る価値ねぇし。TwitterでやれTwitterで」と斬り捨てたり(しかしそういう自分はアカウントを4つほど使い分けて連動させていなかったり)。
休憩中や談笑中の姿をオフショットとして写真に収めれば、自分やお仲間は他人に対して今まで散々やってきておきながら、自分がされた途端に掌を返して「なに盗撮してんだ。警察呼ぶぞ」といきなり不機嫌になったり。
持ち込んできたという差し入れをその場にいた全員に振る舞っても、僕にだけは渡さなかったり。
僕が楽しみにしているという幾つかのイベントに対し「あれは来年はしないよ。主宰者とは同じ地元でずっと顔見知りだけど、その人から直に聞いたから間違いない」と、よほど僕に来て欲しくないのか偽の情報を教えてきたり。
始めは僕の被害妄想なのかなと思って努めて気にしないよう振る舞っていたのですが、こうして思い返せば“中らずと雖も遠からず”だったのですね。
そんなだから、イベント終了後のたびにTwitterやブログで苛立ちを露わにしていた人々をそれなりに見てきましたが、その全員に対して僕にしたのと同じように「今のツイート撤回しろ。社長に謝れ。俺は許さねぇぞ」と噛み付いていたのか、はたまた僕一人だけを敵視しているのか、甚だ疑わしいのです。
その人とTwitterで相互フォローになってもうすぐ2年が経つものの、その間僕以外の人に言った光景はただの一度も見たことはありません。
若い人たちのTwitterの使い方は、他ユーザーの気になったツイートを一旦リツイートし、その直後に別個のツイートにて批判するというものですが、或いはそれと同じことをすれば良かったのでしょうか? むしろK-Windsには始めから期待しなければ良かったというのでしょうか?
相手にこそこそ隠れて行う批判のほうがよほど陰湿であり、たとえ好きな相手だろうと是々非々の態度で接するほうがはるかに公平で誠実であり、それこそが成熟した大人の人間関係だと、個人的には思っていたのですが。
しかしその人は、好きな相手であればどんな暴言だろうとルール違反だろうと犯罪すれすれだろうと全力で庇い、嫌いな相手であればどんな正論を言おうとルールに則っていようと結果を出そうと頑として否定し侮辱する、そういう人だったのですね。
他にも、彼は実に数多くの女性コスプレイヤーと交友を持っていますが、その関係なのかやたらコスプレ界隈に詳しく、「あの男性コスプレイヤーは要注意」「あのカメラマンはセクハラばかりする」「あの人は2ちゃんねるで袋叩きに遭っている」等々、どす黒い裏事情に精通している。
即ち、自分が見たもの・聞いたもの・感じたものよりも、2ちゃんねるで繰り広げられている根も葉もない誹謗中傷をこそ信頼している。そういう男だったという事。
VIDEO
・いい人のふりしてあなたを攻撃してくる人への対処法
(YouTube。メンタリスト DaiGo投稿、2019年1月26日)
・
隠された敵意の見抜き方!メンタリストDaiGoさんの『いい人のふりしてあなたを攻撃してくるカバートアグレッション』を観たのでまとめてみる(前編)
(grow up by reading タクミの帰宅塾、2019年1月29日)
・
カバートアグレッション5つの対策!メンタリストDaiGoさんの『いいひとのふりしてあなたを攻撃してくるカバートアグレッション』まとめ(後編)
(同、2019年1月30日)
或いは理屈ではなく感情の問題だというのであれば、もうどうしようもない。
話し合って分かり合えればそれが理想ですが、結局は綺麗事であり、現実には却って溝を深めるだけ。殴り合って友情が深まるのはアニメの中だけ。
出来ることなら今後も良好な関係でいたかったのですが、これからは少し距離を置いたほうがお互いの為なのでしょう。残念ですが仕方ありません。
でも確かに、「
痛車&コスプレフェスin長岡大手通り歩行者天国 」以降K-Windsに対して不信感が募っていたので、その分人一倍厳しい目で見ていたというのはあるかも知れません。「プロとして8年近くこの仕事やってきといてこれかよ」と。
同時に、変に遠慮しすぎたせいで後悔の連続だった若い時分の経験から、今後は悔いのないようにという腹積もりで各種イベントに臨んできたのですが(過去のブログにも度々書きましたね)、そんな僕の姿が、人生の残り時間が膨大にある若者達の目には“空気を読まない”痛い行動としか映らず、水面下で不興を買っていたというのもあるかも知れません。
そこは素直に反省しようと思います。
それに、これからも見学には行ってもエントリーはするまいと決めたのなら、その分文句を言う筋合いもないなと思い直したというのもあります。
なので今後不満が生じたとしても(というか間違いなく生じるでしょう)、このブログを最後にして、これからはみんカラでもTwitterでも赤裸々な心情は綴らないよう気を付けようと思います。
と言いつつ、うっかり口を滑らせたら、その時は申し訳ありません。