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ふじぃのブログ一覧

2012年11月15日 イイね!

燃費を気にする米政府、気にしない米車産業

燃費を気にする米政府、気にしない米車産業ヒュンダイが燃費水増しで補償金支払いへ 原因については「ついうっかりして...」
(autoblog、2012年11月6日)

【レポート】ヒュンダイの燃費水増し問題はまだ終わらない! オハイオ州で新たな訴え
(同、2012年11月8日)

【レポート】オバマ大統領の再選で、ヒュンダイと起亜はビクビク!?
(同、2012年11月12日)



アメ車文化の象徴は、マッスルカーやフルサイズピックアップです。
大きくて、重くて、大排気量で、大馬力で、広くて、豪華で、燃費の悪い…。
ところが世界的な気運は、それとは対極の小型低燃費。アメ車らしいマッスルカーは衰退の一方です。
そんな中で、メーカー各社は何とか伝統を残そうと、気筒休止機構を開発したり、多段式ATを開発したり、ラダーフレームへの拘りを捨てたりと、模索している様子です。コーヴェットでさえも、モデルチェンジをすればするほど、燃費が良くなっているといいます。

しかしそれでも、世界基準ではまだまだ甘いのでしょうね。
オバマ政権は、前期において一旦は強化したCAFE(企業別平均燃費)を、更に強化するといいます。他、燃費だけでなく、エアバッグや後方視認カメラなどの、安全装置も義務化すると。
そしてそれに、ビッグ3などの米自動車産業界は反発するという、いつもの展開が繰り広げられている模様です。
韓国メーカー2社による燃費水増し問題には、そんな背景もあったであろうことは、想像に難くありません(あと何より、嘘と捏造と盗みと自慢とたかりが得意な国民性というのもあるでしょう。他メーカーならともかく、韓国だから同情なんかしません)。

別に韓国メーカーを狙い打ちにしたかったわけではないでしょう。ただ、アメ車を世界で戦える、世界で必要とされる存在にしたかっただけなのでしょう。
アメ車メーカーとて、新技術の開発や時代への対応が嫌だから反対しているわけではないのですよね。そういったものは業界内から自発的に自主規制すべき問題であって、公権力の介入を極端に嫌がる、それがアメリカ人の精神風土ですから。

とはいえ、小型車の開発に成功したとか、EVの市販化に成功したとか、燃費が良くなったとか騒いでも、それはあくまでアメ車基準でのお話。世界的に見れば未だ遥か下のほう。まして世界一信頼性の高い日本車と比べれば。
ヴォルトを買うくらいなら、プリウスやインサイトのほうが良い。ソニックを買うくらいなら、フィットやヴィッツのほうが良い。キャディラックを買うくらいなら、レクサスやインフィニティのほうが良い。


でも車とは、カタログスペックだけのものではない。
そういうのは商用車や競技用に任せる概念であって、個人が趣味で乗りまわす分には、嗜好性も大事な要素です。
確かに燃費や実用性は大事だけど、嗜好性に特化して一部の好き者に売っていくやり方も、ありなのではないでしょうか。そしてアメ車には、日本車や欧州車にはない独自の世界観があるので、尚それがやりやすい。
それを大事にしていって欲しいものです。


これが昔なら、ジャパンバッシングとなって、日本車にだけ不利な条件を、国を挙げて押し付けられていました。どんなに理不尽な条件で雁字搦めにされようと、その度に日本車はクリアしてきたとはいえ。
オバマ大統領はそれをしないだけ、海外からすれば良い統治者です。
もっとも国内においては、「小さな政府」「自主独立」をこそ旨とするお国柄において、パターナリズムと均質化でもって国を再浮上させようとする政治姿勢が、反発を招いているようですが。

もしロムニー議員が大統領になっていたら、どうなっていたか。
支持母体となってくれた韓国メーカーを優遇して、彼らの言い分を呑んで日本車メーカーを締め上げ、個人の自己責任や業界の自主規制を重んじるあまりアメ車は世界から取り残されていったのではないでしょうか。


以前も書きましたが、アメリカンスポーツの象徴たるコーヴェットマスタングでさえも、次期7thジェネレイションでは小型化・小排気量化・低燃費化するといわれています。
燃費が良く、取り回しが良く、しかしアメ車らしい強烈な個性に基づく嗜好性は失わず。そんな車を造って欲しいものです。
Posted at 2012/11/15 11:26:18 | コメント(0) | トラックバック(0) | 政治、経済(自動車関連) | ニュース
2012年11月09日 イイね!

スズキの戦略は「適材適所」

スズキの戦略は「適材適所」スズキが米連邦破産法第11条に基づき更生手続きを申請、負債総額138億円
(アルファルファモザイク、2012年11月6日)

米では苦戦していたスズキがついに自動車販売から撤退
(autoblog、2012年11月8日)

スズキはなぜアメリカで売れなかったのか? 北米での四輪事業撤退の背景を分析する
(DIAMOND online、2012年11月9日)





やっぱりこうなりましたか…。


日本ではCMなどで「軽No.1のスズキ」と銘打っています。確かに僕も、色々な車をくまなく乗ったわけではないものの、こと軽においてはスズキを信頼しています。
たまに父のキャリイ・4WD・5MT(KKCJ-SPT【SPDT】)を運転すると、車重の軽さ、トルクの力強さ、ステアリングやアクセルやブレーキの反応、どれも上々な手応えがあって運転が非常に快適です。
それは軽トラ全般に言えることなのでしょうが、更にスズキの場合は、「ここに小物入れがあったらなあ」と思うまさにその位置に小物入れがある。それも適度な場所と適度な大きさと適度な深さで。滑り止めまである。肌触りも良い。
インストゥルメントパネルやダッシュボードの形状も、同様にちょっとした小物置きに適した形になっており、車内開放感や運転視界も考えられた形にもなっている。
同じ寒冷地仕様でも、三菱自動車工業 パジェロミニ(ABA-H58A前期型)はタイアハウス内がプラスチックで被覆されておらず、アンダーガードは隙間から融雪材が入り込みやすく、しかし水洗いしにくい形になっており、内側から錆びていくので冬は逆に乗れない。まさに本末転倒。しかしパジェロミニよりも安物のはずのキャリイは、しっかり防いでくれる。
軽トラ自体、酷使されることを前提としたタフな造りになっているというのもあるでしょうが、そういったさり気無い要素の積み重ねが、スズキが作る車全般への信頼となっています。前回の日記でも少しだけ触れましたね。

世界戦略車として各社大型化していく中にあり、スズキは未だに、キザシエスクードなど、たとえ3ナンバー車でも日本で取り回すことを前提とした大きさを維持しているのも、好印象です。


でもそんな、小さな車造りに重きを置くが故に、自動車大国アメリカでは受け入れられなかったんでしょうね。
彼の国では、大きくて重くて豪華で燃費の悪いフルサイズピックアップトラックこそが売れ筋であり、日本メーカーでさえトヨタ自動車 タンドラ日産自動車 タイタン本田技研工業 リッジラインなどの北米専売車両を投入するくらいですから。
そしてそれはスズキにとって、一番の苦手分野のはず。

一応、イクエーターという北米専売ピックアップがありますが、案の定日産自動車 フロンティア(D40系)のOEMであって純スズキ製ではありません。


そこで、苦手な分野にも挑戦していくか、より自分の持ち味を発揮できる場所を探していくか。
それはどちらも正しい。そしてスズキの場合、後者の道を選んだ。
実際スズキは以前から、インドやシンガポールやインドネシアやマレーシアや南アフリカなどで需要を伸ばしているといいます。かてて加えて、欧州を中心に人気が高まっているエコでリーズナブルでしかし高級感ある小型車というのは、まさにスズキの得意分野。
欧州でも新興国でも、スズキにとって追い風となるでしょう。たとえ北米で支持を得られずとも、さしたるダメージはないはずです。

おまけに、一連のチャイナリスクにより、最近では各社中国シフトを徐々に減らす傾向にありますが、スズキはその問題が取り沙汰される以前から、逸早く上記の新興諸国に工場を移しており、今度の危機を回避していた。
先見の明です(というか、中国に限らず国内外に限らず、万一に備えて平時から複数の取引先を確保しておくのは、ビジネスとしては常識なんですがね。その当たり前のことを、なぜか各社やっていなかったことのほうが異常)。

とはいえ、欧州において勢力を誇るフォルクスヴァーゲンとの連携が白紙になったり、それによる感情のもつれなのか商標のいざこざといった問題もあり、決して一筋縄では行かないのですが。


「適材適所」であり、無理に背伸びをして自分を変えなくとも、人間収まるべきところに収まるという例なんでしょうかね。
Posted at 2012/11/09 12:16:08 | コメント(0) | トラックバック(0) | 政治、経済(自動車関連) | クルマ
2012年10月26日 イイね!

震災を伝えるハーレー

震災を伝えるハーレー【津波】漂流ハーレー、米国で展示
(ピカピカニュース2ch、2012年10月25日)



以前からそういう話はありましたが、とうとう実現しましたか。

コンテナに入っていたから基本的に無事とはいえ、それでも遠く海を隔てた国へ流れ着いた。運命的なものを感じさせます。
東日本大震災の記録というだけでなく、オーナー氏とその家族の思い出が詰まった、大事な車両です。
ご家族を三名も亡くし、ご自身も未だに仮設住宅暮らしで、国全体としても震災復興は一向に進まない(どころか、最近ではむしろ民主党政権による復興費用の中韓流出が露呈したほど)。
この車両をなくした後に新車を注文したものの、そちらは津波で亡くなられたお父様に因み、お父様の誕生年と同じ年式のエンジンをオーダーメイドされたのだとか。益々泣けてきます。

ハーレー本社は無償で直すことを提案したそうですが、オーナー氏は既に新車を注文した後であり、そもそも直すべきではないですね。
もはや個人所有の単なる事故車ではなくなったのですから。
もし直していれば、岩手県陸前高田市の「奇跡の一本松」と同じで、たちまち何の有難味もなくなっていたことでしょう。
これは歴史的な遺産であり、満身創痍だからこそ価値がある。


このたった一台のバイクは、様々なものの象徴です。
日本人が、人類が、未来に伝えるべき財産です。
Posted at 2012/10/26 11:43:28 | コメント(0) | トラックバック(0) | 政治、経済(自動車関連) | ニュース
2012年06月17日 イイね!

激動 トヨタピラミッド

激動 トヨタピラミッド最近症状がぶり返してきて、一昨夜も薬を飲んでも寝付けませんでした。
なので、深夜に起きてプリンを食べ、録画していた歌番組での水樹奈々さんの歌を聞いたのですが、それでも駄目。

ふと、未見だった、10日21:00放映のNHKスペシャル『激動 トヨタピラミッド』の録画を視聴しました。
まあ、そのせいで、余計眠れなくなってしまったのですがね…。
エガちゃんにすれば良かったかな。





以前から分かっていた事ではありますが、こうして改めて見ると、やっぱり重いですね。

別名「トヨタ方式」と呼ばれる、製造業において顕著な護送船団方式
「寄らば大樹の影」と呼ばれて日本人らしい精神構造の表れだとして批判される機会も多かったのですが、でも大企業の傘の下にあるからこそ仕事が保障され、それに伴い生活も保障され、日本中、いや世界中の人々に安くて高品質の車をコンスタントに提供できる仕組みでもありました。
しかし最近では、急激すぎる国際化、際限なく厳化する価格競争、リーマン・ショック、円高、増税、デフレスパイラル、海外への人材流出、アメリカでのプリウスバッシング、欧州信用不安(欧州債務危機)、そして東日本大震災……それらに振り回されて、従来のモデルケースが通用しなくなっています。

番組で公開したサプライヤー(下請け業者)向け内部資料によれば、トヨタ自動車フォルクスヴァーゲンには負け、日産自動車には後塵を拝し、ヒョンデ・モーターにも追い詰められつつあると、トヨタ自身が認めていました。
せめて対等に戦う為には、品質を向上させ、しかし値段は安くするという、相反する要素を現実にしなければならない。そしてその為には最低でも、人件費の高い国内での生産を諦め、海外へ生産拠点を移転しなければならない。
その結果、産業の空洞化が起こり、活路を見出せなくなった下請け企業や人材は日本を捨て、そんな企業や人材を新興国が買収するので、益々空洞化に拍車が掛かっていく。
趣旨も分野も違うので番組では取り上げられませんでしたが、あまつさえ最近では、技術だけでなく、日本人らしい繊細な「おもてなしの心」までもマニュアル化して売り飛ばしてしまった。これ以上、日本は何を武器に戦えば良いのでしょう。

企業買収が当たり前の欧州メーカーは、とうの昔に現地設計・現地生産・現地法人化が進んでいます。ミニは今やドイツ車だし、ボルボ・カーズは母国スウェーデンを離れてアメリカメーカーになったり中国メーカーになったりと忙しく、ジャギュヮー・カーズに至ってはもはやインドのメーカーですからね。
それに比べて日本は遥かに遅れを取っているとの、番組での指摘でした。
契約こそが全てである欧米先進諸国では、当たり前のように買収したりされたりを繰り返しているうちに、際限のないデフレスパイラルに陥り、産業は空洞化し、それを補う為に増税に次ぐ増税、失業率は3~4割にまで膨れ上がり、毎日のようにデモや暴動が起きている。それを反面教師とし、できるだけ国内雇用を守りたいとの思いから、ぎりぎりまで国内生産に拘ってくれていたのかも知れません(好意的な見方かも知れませんが)。
ですがそれももう限界。
サプライヤー向けセミナーに参加した下請け業者の社長さん方は、インタヴューで異口同音に「(日本に)残るも地獄、(海外に)出るも地獄」と零していたのが印象的でした。
そして晴れて現地工場の買収に成功しても、今度はそこの労働組合から交渉を持ち込まれる。従業員全員に退職金を払い、その上で全員再雇用してお祝い金を払い、且つベースアップしろと。
完全に足元を見られています。
しかしそれに応じればコストにもろに反映され、しかし親会社である一次サプライヤーからは「もっともっとコストカットとリストラを進めないなら、お前のとこの製品は二度と買わないよ」と釘を刺されている。


現在トヨタでは、国内雇用を守るためと称し、300万台国内生産死守を宣言しています。
ですがその実態は、日本を捨てて新興国に活路を見出したサプライヤーによって支えられ、国内雇用は新技術開発試験でのみ、厳選に厳選を重ねられた新卒のエリートのホワイトカラーといった極々一部にのみ、辛うじて需要があるのみ。
その影では、倒産に追い込まれた下請け業者や、仕事を失った職人たちが、それこそ星の数ほどいる。
倒産した三次サプライヤーの社長さんは、解体され廃墟となった工場跡で、「もう下請けは懲り懲りだ。気持ちを切り替えて、明日からハローワークに通う日々だ」と静かに笑っていました。

「世界のトヨタ」の看板を掲げている以上、一旦築き上げたトヨタピラミッドを崩壊させる事は許されません。
そのピラミッドがあるからこそ、トヨタの重役だけでなく、末端の、田舎にある家族経営の小さな小さな町工場で、安い給料でも文句一つ言わずに働く、名もないおじさんおばさんたちの生活が保障されるのですから。
ですが世の中の変化はあまりに急激。それに対応する為に、国内のピラミッドは痩せ細り、反比例して海外のピラミッドは肥え太っていく。
しかしそれとて、将来状況が一変して、その国のピラミッドを解体してより人件費の安い別の国に築く事になったとしたら…。その時が来たら、現地の人々から「日本人は我が国を滅茶苦茶にするだけしておいて、アフターケアもせずに去っていった。私達に残されたのは焼け野原だけだ」と怨まれるのでしょうか。




一年間密着取材されていた、二次サプライヤー・野口製作所の社長さんが言っていました。
「松下幸之助式の『全員経営』は理想だけど、現実はそうはいかない。変化が早すぎるんですよ…」

番組の最後では、紆余曲折あったフィリピンの工場の買収に無事漕ぎ着け、インタヴューにも笑顔を見せていました。
しかしその顔は、どこか強張っており、心なしか目も潤んでいるようでした。正直、安堵や会心から生まれた笑顔には、到底見えませんでした。
僕にはその笑顔が、野口製作所を始めとしたサプライヤーたちや、国内トヨタピラミッド、日本の製造業、いや日本の全ての産業の末路を暗示しているように見えて、やるせなくなりました。
Posted at 2012/06/17 13:25:36 | コメント(2) | トラックバック(3) | 政治、経済(自動車関連) | ビジネス/学習
2012年05月14日 イイね!

ベンホー提督亭逮捕

ベンホー提督亭逮捕アニメのステッカー販売 著作権法違反容疑で逮捕
(SANSPO.COM、2012年5月12日)

「けいおん!!」ステッカー販売摘発 著作権法違反容疑
(朝日新聞デジタル、同日)

「けいおん!」複写、違法「痛車」ステッカーに
(YOMIURI ONLINE、同日)

【お知らせ】けいおんの痛車ステッカー「複写」業者逮捕報道について
(HEARTxBREAK+PHOOEY、同日)



何とも衝撃的な事件が起こりました。
ほんのつい一昨日、パーツレビューに、ここから買ったステッカーの事を書いたばかりなのに…。
肩身の狭い話です。

僕は今まで全く知りませんでしたが、この自営業者が販売する痛車用ステッカーは、須らく版権絵や版権ロゴを無断で用いていたんですね。
単行本やムックの表紙や、設定資料集や、BDやDVDやCDのジャケット、景品のクリアファイル、等々…。
しかもそれを、ホームページの通販コーナーのみならず、Yahoo!オークションでも平然と売っていた(Yahoo! IDはitasyaweb2。因みに本日17:38に停止した模様)。
客から依頼されて作る場合も、データは客に返すか破棄するかをしなければならないのに、客にも版権元にも無断で使い回して売っていた。
終いには、同人絵や、他の同人ステッカーサークルや、素人の痛車グループのロゴすら、無断で複製して無関係な痛車乗りにまで販売する始末(emu=umeさんの日記、2012年5月12日)。
何より、品質に絶対的な自信を持っているからなのか、露骨に客を見下した、瀧繁行社長(現在は容疑者)の傲慢な態度。

あまりにも堂々としていたから、てっきりそれなりの話は通していたか、事実上の黙認状態とばかり思っていましたよ。
まして痛フェスin東北をはじめとした痛車イベントでは必ず物販ブースに軒を連ね、他の同人サークル同様結構な人だかりを築いていたのを、この目で見てきただけに。
それに、大きさや値段の手頃なステッカーを数多く販売する事で、興味はあるけど最初の一歩を踏み出せずにいる人の背中を押し、痛車の裾野をこれだけ広げたのは事実でしょう。
僕はパーツレビューに書いた1枚しか買っていませんが、ヤフオクでの対応は本当に丁寧で誠実で、ステッカーそのものの品質も良かっただけに、非常に満足してたんですよね(今にして思えば、社長以外にはアルバイトの女性2名が働いていたそうなので、その人達が対応したのかも知れませんが)。
なのに、これが本当の姿だったなんて…。只々ショックです。

或いは、古くからみんカラにいる痛車乗り達の間では、とうに有名な話だったようです(りょーちん@さんの日記、2009年10月1日)。
まこと、無知とは罪なのですね。何とも恥じ入るばかりです。
同時に、僕と同様にこの業者から買った人や施工してもらった人は、どうなるか心配でもあります。
そしてこの事件の波及として、それまで普通に活動していた幾つかの同人ステッカーサークルが、ぴたりと活動を辞めました。




今回の事件は、僕ら痛車乗りは、グレーゾーンの中を危うい綱渡りをしている存在なのだという事の、再認識にもなりました。
今回逮捕されたのは業者であり、それがたまたま痛車乗り達にとっての共通の敵でもあったのですが、これがもしオーナー側だったとしたら…。
同人誌と同じで親告罪である以上、作品への思い入れを酌量理由として、あくまで著作者からの温情でお目溢して頂いている立場でしかないという事を(勿論、一々相手にしていたら切りがないので、取り敢えず放置しているという側面もあるでしょうが)、僕らはもっと自覚する必要があるんでしょうね。
そうでなくとも、メーカーによって、原作者によって、製作委員会によって、アニメ制作会社によって、イラストレーターによって、出版社によって、同じ作品でさえもそれぞれで二次創作許可のガイドラインは異なるのですから、こういった事件が起こる度に僕らは難しい対応を迫られます。

それに、民主党・野田佳彦内閣が推進するTPPに日本も参加すれば、著作者からの刑事告訴などの手続きを必要とせずに、警察が見付け次第任意に取り締まれる世の中になります(著作権の非親告罪化)。自分でデザインしたとか、自作だとか、手切りだとか、非営利目的だとか、健全なイラストだとか、ロゴだけだとか、パロステだとか、公認だとか、関係ない。
そうなれば、僕らはベンホーの事を嗤っていられなくなります。

だからこそ、モラルというか、ヲタクの仁義を通す必要があるんでしょうね。
付け入られる隙を与えない為に、好きなものを守る為に、自分達の居場所を守る為に。
Posted at 2012/05/14 12:15:42 | コメント(2) | トラックバック(0) | 政治、経済(自動車関連) | ニュース

プロフィール

「「車種もドンピシャな東方Projectモチーフの隠れ痛車を捕獲!」特徴的な翼のデザインをスズキ・キャラのガルウイングで再現
https://option.tokyo/2021/07/03/104493/

キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!」
何シテル?   07/03 23:51
ご覧頂き有難うございます。 色々な方と知り合い、交流や情報交換などできたらと思います。 ヲタクです。 昔はそれなりに「広く深く」だったのですが、最近は...
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