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2012年11月05日 イイね!

XV試乗

またまた前回の日記の続きです。

本田技研工業 N-ONEHOTEI×MINIコラボカーを見学したら、更に車を走らせます。
今度は、9月25日に発表・10月5日に発売された、スバル XV(DBA-GP7)を試乗してきました。
クロスオーバーSUVはあまり好みではなかったのですが、これは初めて見たときから気になっていました。
このXVは中々に好評らしく、一ヶ月間の目標販売台数である1000台に対し、4倍以上の4277台が売れたそうです。





今回お邪魔した、新潟スバル自動車株式会社 本社・黒崎店です。
Honda Cars 新潟 新潟店にいたときは肌を刺すような冷たい強風だったのが、ミニ新潟では雨交じりになり、遂には豪雨です。強風との相乗効果で尚寒く冷たい。
ナンテコッタイ



試乗車は、グレードは2.0i-L EyeSight、外装色は専用のタンジェリンオレンジ・パール、メーカーオプションであるルーフレール装着、EyeSight(ver.2)搭載。
全車、エンジンはフォレスターと共用の水平対抗4気筒DOHC「FB20」、自然吸気NA、排気量1995cc、レギュラーガソリン駆動、駆動方式はAWD、乾燥重量1665kg、変速機はパドルシフト付きCVT「リニアトロニック」、燃費は15.8km/L、アイドリングストップ機能搭載。

インプレッサから派生した(WRX STIもそうですね)、5ドアハッチバックとクロスオーバーSUVの中間とも言えるサイズ。
フロントマスクも、スバル共通アイコンで構成されています。ホークアイヘッドランプ、スプレッドウィング、ヘキサゴングリル…。後方も、リアウィンドウやナンバープレート周辺がヘキサゴングリル風に、テールランプもホークアイヘッドランプ風に、それぞれ造形されて統一感があります。
直接的にはインプの名前こそ冠していないものの、型式が共通なので実質的にインプファミリーの一員であり、インプレッサ・スポーツ(DBA-GP2/3/6/7)の車体をそのままに最低地上高だけを上げたようなスタイリングが特徴です。言うなれば、インプを素材にしたバギーでしょうか。ホイールアーチ上端の弧だけが黒くなっている辺り、目の錯覚を誘い更に腰高に見えるよう、明らかに意図されています。
よってそれなりに高さがあるはずなのに、車高は低くボディも薄く見え、スタイリッシュで中々格好良いです。
橙色がプロダクトイメージカラーというのも、快活で個性的です。実際、デザインは、高級感よりカジュアル感を重視したとのことです。
17インチアルミホイールのデザインも他に類を見ないものであり、停車中と走行中では全く違う印象を与えるのだとか。これでオプションではなく純正というのが、また良いですね。

スポーツカーを思わせる薄い車体、高めの最低地上高、バギーのようなクロスオーバーSUVのような独特のスタイリング、装飾としてのルーフレール、ボディ下端やホイールアーチに沿ったツートーンカラー…。
インプレッサ・グラベルEX(エックス)や、バハを思わせます。



内装は黒を基調とし、中々にシンプルでスポーティ。
だだっ広い感じもなく、適度な狭さが心地良い。
クロスオーバーSUVなので、低いのに慣れきった僕は気構えをして乗り込みましたが、意外にすんなり乗り込めます。
そして特に何もせずとも、ドライビングポジションがぴたりと合います。ステアリングホイールやシフトレバーやドアアームレストが適度な場所にあり、適度な大きさ。
シートは若干大きいものの、適度なウレタンの硬さと適度なホールド感。
腰や膝や肘が直角に近くなることもなく、座った角度は若干斜めになり、スポーツカーみたいです。
豪華という意味の快適ではなく、ストレスなく運転できそうという意味での快適です。


メーターは青味がかった大きなニ眼式。大きく、シンプルで、見やすいです。
ステアリング付け根の右下にはエンジンプッシュボタンがありますが、これは赤く塗っても良かったかも。
インストゥルメントパネルはなだらかに傾斜していますが、ホンダ NSX日産自動車 フェアレディZ(GF-Z32)マツダ アクセラ(DBA-FL系)のようにダッシュボードの高さをほとんど保つせいで壁となっているものでも、スズキ スイフトのように急な絶壁になるものでもありません。自然な傾斜で、且つ流れるようなラインで、広さを感じさせます。
写っていませんが、シフトレバー後方とセンターコンソールボックスとの間には前後に長いシャッターがあり、閉じると小物置きに、開けると縦に2個並んだカップホルダーが現れます。
銀色に光るアルミペダルも雰囲気抜群。


それでは出発。
エンジンを始動すると、計器類が全て発光しつつ、二つのメーターの針が最大まで上がります! その上で通常の状態になる。演出が良いですね!

雨の中、強風に煽られての試乗は初めてです。
にも係わらず、終始なぜだか不思議と怖い思いはせずに運転できました。程好いサイズと乗り味だからでしょうかね?
フロントウィンドウはかなり傾斜しているものの、着座位置自体が高いからか、結構見晴らしは良いです。サイドウィンドウの前部分には三角窓もあり、また三角窓を形作るピラーが細いので、見た目のグラスエリアに反し視認性はかなり良いです。
車高は高く、また強風に煽られているはずなのに、国道8号線“新新バイパス”を80km/hで巡航しても車体がふらつく感覚は皆無でした。風切り音や雨音やロードノイズは伝わってくるものの、それが不快になるほどでもありません。腰高な見た目に反し、ボクサーエンジンは低重心にも一役買っているとのことでどっしりしており、また四輪がしっかり地面を掴んでいる感覚があります。
アクセルは、トルクがあるのか、踏んだだけしっかり力を込めて加速してくれます。ブレーキも、「ペダルに軽く足を乗せただけで急制動」ということもなく、微妙な力加減にちゃんと応えてくれます。
快適は快適だけど、高級セダン的な快適さではなく、スポーツカー的な快適さです。

バイパスを降り、住宅街の中を、一時停止と発進を繰り返しながら低中速で抜けていきます。
雨ということで歩行者はいませんでしたが、視認性の良さはここで活かされます。
大柄な3ナンバー車ですが、しっかりと小回りが利きます。
アイドリングストップ機能搭載につき、赤信号などで停まるとエンジンが止まり、ブレーキから足を離すと瞬時に再始動します。今の時代、スポーツカーといえどもエコは大事です。
途中、雨合羽を着て自転車を運転する人がいましたが、流石にEyeSightは試しませんでしたw

ディーラーに戻ります。
あんまり雨風が凄いので、元の場所ではなく、やや奥まった場所に雨風を避けるためバックで停めました。
でも実際、新潟は都会であり道路にヴァリエーションが豊富なので、高速も低中速も街中も、こうして車庫入れまで体験できるのが素晴らしいですね。
サイドミラーでの後方視認には何の不都合もなかったですが、より万全を期すなら、オプションのバックカメラがあれば尚良いでしょうね。




雨でゆっくり観察できなかったので、細部をじっくり見るのは展示車で。
グレードは同じで、外装色のみクリスタルブラック・シリカ。


後席も、中々に広いです。
外から見るだけならそれなりっぽいですが、実際に座ってみると、頭上も脚の周りも意外に余裕があります。
写真は、センターアームレストを倒しています。先頭側には横に2個入れられるカップホルダーが内蔵されています。
センターアームレスト自体完全には倒れず途中で止まり、前腕が快適な曲がり具合となるであろう角度で止まり、またそれがドアアームレストと平行のラインとなります。左右の肘掛がお揃いの傾斜となるのは、快適で良いですね。


先代インプからホイールベースを伸ばしたことで後席の居住性を良くしたとのことですが、それだけでなく、リアドア自体が大きく開きます。
なので乗り降りが非常に楽です。ドアを開け、腰をずらしつつ片足をすっと車外に出せば、そのまま着地します。人間の自然な動きを阻害しない造りに、感動すら覚えました。
面白くて何度も乗り降りしてしまいましたw


リアハッチは大きく開きます。
元々傾斜の付いたデザインということもあり、ハッチの動きに合わせてこちらも体の位置を動かす必要はありません。
後席背面を倒すと、可動部で段差が生じるものの、荷室とほとんど水平になります。


XVは、今年度のグッドデザイン賞を受賞しました(受賞番号12GA10664)。
素直に格好良いですからね。それに個性的で、印象深く、かと言って灰汁が強く他人を寄せ付けないということもなく、見た目に反して運転はストレスなく快適で、「この車を買えば生活様式まで変わりそう」と思わせる何かがあります。


頂いたコーヒーを飲みながら、カタログと、展示車と、外の試乗車を眺める。
何とも優雅な一時w




過去日記でも書きましたが、クロスオーバーSUVにはちょっと色眼鏡がありました。
元より本格派のクロスカントリーカーやピックアップが好みだったことに加え、運転の荒い若年女性ドライバーに迷惑を被ったことも何度かあるせいです。
しかしこれは中々魅力的な車です。
XVはインプ系列だからというのもあるでしょうが、スバルは走行性能に一定の拘りのあるメーカーの一つというブランドイメージを、このクロスオーバーSUVでも体現しています。また、過激なスポーツ走行などせずとも、ストレスのない快適な運転は、それだけで楽しいです。


個人的には、日産 X-TRAILトヨタ自動車 FJクルーザーみたいに、シートは防水生地にして、床や計器類を防水処理して欲しかったですね。
それこそ、水で濡れたままの水着や釣竿や、泥や雪が付いたままの自転車やスキー道具やスノーボード道具を、放り投げるようにして積み込んで、車を中心とした遊びの幅が広がるように。

それと、これも事ある毎に言っていますが、6MTを設けたスポーティグレードが欲しいですね。ましてスバルは、走りに拘りを持つ一方で割り切りが早く、真っ先にMTを切り捨てる印象が、レガシィ(DBA-BM)で植え付けられてしまいましたので。
或いはMTが欲しかったら、インプファミリーのスポーツグレードであるWRX STIにしろということでしょうか。

水平対抗エンジンの短所である燃費の悪さも、レギュラーガソリンを使用したりアイドリングストップを搭載して克服していますが、敢えてもう一声。
欧州製高級車を中心に普及しているクリーンディーゼルエンジンを開発し、根本から変えて欲しい。


見て格好良い、走って楽しい、実用性もある、中々良い車です。
Posted at 2012/11/05 23:58:05 | コメント(1) | トラックバック(0) | 試乗記 | クルマ
2012年10月17日 イイね!

ミニ・クーペ試乗

ミニ・クーペ試乗今日は、BMW ミニ・クーペ(R58型)を試乗してきました。


実はBMWから復活したミニには、今まであまり興味はなかったんですよね。
オリジナルのほうに思い入れがあったのと、都会に出れば当たり前のように見掛けるし、雰囲気車の域を出ないという色眼鏡から、逆に有難味が薄かったというのもありますし。

それが、最近は中々に格好良いオプションパーツを纏った車両を見掛けるようになってきたので、従来の先入観が良い意味で崩れてきました。
メーカーも国籍も違うのにミニとしての伝統をちゃんと受け継いでおり、同じミニでも派生車種が豊富で見てて飽きないし、何より、世界戦略車でありながら日本において規格外の大きさや性能ではない。外車なのに5ナンバーなんですからね、実に貴重です。
こういうのって良いですね。





今回お邪魔した、ミニ新潟です。
外壁には、実車と同サイズのミニが張り付いています



店内には、9月18日に三種類が発表された日本限定特別仕様「ロンドン・デザイン・モデル」の内、ミニ・クーパーS・ワン“ベイズウォーター・エディション”・6AT(DBA-SV16)が展示されています。
これに限らず、ミニの特別仕様やオプションパーツは、お洒落で小粋なものが多いですね。

外装色は専用のカイト・ブルー。
誰か、これを買って、KAITO兄さん仕様の痛車を作ってくれません?w





こちらが試乗車。
グレードはクーパー、変速機は6AT、外装色はホワイト・シルバー・メタリック、コントラスト・ルーフはジェット・ブラック、型式はCBA-SX16。
日本仕様は一律右ハンドル、駆動方式はFF、直列4気筒DOHC、排気量は1598cc、自然吸気NA、乾燥重量は1200kg。
メーカーオプションであるバイキセノン・ヘッドライトと、コニカル・スポーク・アロイ・ウィール(17インチ)装着、内装はカーボン・ブラック。

ミニとしての伝統的な意匠を残しつつ、スポーティで、軽快そうです。
ルーフは低く、居住区は小さく、フロントウィンドウが全モデル中最も傾斜しており、更にオプションの17インチを履いているというのも、ミニの小ささを一層際立たせます。
ミニはオプションが豊富で、色やパーツを自由にカスタマイズすることができるので、世界で一台だけ自分だけのミニを作り上げることができるそうです。
プラモデル感覚で、想像するだけで楽しくなります。

内装も、円を基調としたデザインで統一されています。
日本車が同じことをやると女性向けに特化した柔和なだけのデザインになりがちですが、ミニの場合独特の個性があります。
後席が丸々なくなっていることもあり、見た目によらず荷物は沢山積めそうで、ハッチゲートもかなり大きく開き、案外実用性もありそうです。

因みに、内装含めてもっと色々撮りたかったのですが、デジカメが壊れてこれ以上撮れなくなってしまいました(でも家に帰ったら直ってた。何だったんだ…)。


では乗ってみます。
見た目によらず、内部は思いの外広く、シートも大柄です。
センターメーターは、輸出先に応じてステアリング位置を変えても応用が利くとして一時期流行りましたが(初代bBとか)、視線移動が大きくなるから果たしてどうなんだろうと思っていました。
実際には、センターメーター(速度計)は異様に大きいので思いの外見やすく、そもそも運転席の目の前にある回転系の中にデジタル表示で現在速度が表示されます。これなら安心。
ドアを開け閉めした際も、このサイズにしては造りや音が重厚。

コースは市街地を流れに任せて流した程度であり、流石に国道8号線“新新バイパス”をぶっ飛ばすことはありませんでしたw
でも、少なくとも街中で乗る分には、挙動はしっかりというよりどっしりしており、必要充分というより若干オーバースペックとさえ思われるくらいの余裕を感じます。
排気音も、物凄く図太く攻撃的な音を轟かせます。気分が高まります。
オーディオからはラジオが流れていましたが、音響もしっかりしており、外界の音やエンジン音や排気音に邪魔されることもなく、快適です。
外車はブレーキの感度が良すぎて、ちょっとベダルに足を乗せただけで急制動みたいな効き目がするというイメージですが、ミニは適度な感度と踏み心地で、その辺も安心して運転できます。
可愛らしい見た目に反して、乗り味は中々に重厚です。

クーパーは三つあるグレードの中でも下位であり、よりスポーティな「クーパーS」、本格派の「ジョン・クーパー・ワークス」もありますが、別にサーキットや峠を攻めるのでなければ、このクーパーでも充分すぎるほどですね。
とはいえ、JCWのみの白地に赤い特別塗装は、物凄く格好良くて惹かれます。



ユニークなデザインアイコンが満載なのはクーペですが、個人的な本命はむしろ「ロードスター」ですね。
でもロードスターのカタログは置いてないそうで、がっくり。

他、「クラブマン」も非常に個性的なステーションワゴンであり、何より往年のクラブマンをそっくり再現しているのが、気になります。




BMWが、そのブランドイメージにより自縄自縛となっていたところへ、傘下に収めたミニブランドでずっとやりたかったことをやっているという説もありますね。
しかしBMW色に染める上げるどころか、ミニとしての伝統を尊重して、変えていけない部分は変えていないのが、好感が持てます。

英国車の伝統と、ドイツ車の品質と、少年的な遊び心が合わさった、中々良い車です。
Posted at 2012/10/17 22:54:32 | コメント(2) | トラックバック(0) | 試乗記 | クルマ
2012年09月25日 イイね!

オーリス試乗

2日に展示車を見学したトヨタ自動車 オーリスですが、今度は20日木曜日に試乗してきました。



今回試乗させてもらった、ネッツトヨタ新潟株式会社 新潟空港店です。
物凄~~~く横に長い建物なんですね! なので写真に収めるのにちょっと苦労しました。
モダンなデザインといい、総ガラス張りといい、まるで欧米の近代美術館みたいです。

しかも新潟県唯一のAREA 86でもあるんですね。
展示車には86(ハチロク)・G・サテンホワイトパール・6ATもあります。
丁度この写真を撮っていたら、ライトニングレッドの86が積載車に積まれて搬入してきたところでした。後で公式ウェッブサイトを見直したら試乗車が増えていましたし、二台目の試乗車だったんでしょうかね。





正面玄関には、件のオーリス試乗車です。
グレードはRS“Sパッケージ”、外装色はこのグレード専用色であるオレンジメタリック、変速機も専用の6MT、アルミホイールも専用の17インチ、型式はDBA-ZRE186H-BHFNP-S。

これこれ、これですよ!
このグレード・この色・この装備が体験できるのは、新潟空港店だけなので、それで遥々やってきたんですよ! お陰で対応に出た複数の販売員の方々にも驚かれましたw
鋭い顔付き、低いフォルム、鮮やかな色、欧州車みたいなデザイン。中々格好良い。
個人的には、純正状態でリアバンパー下をディフューザーにし(もっともこれは、TRDでリヤディフューザー&ハイレスポンスマフラーVer.Rが、モデリスタでリヤスパッツが、それぞれ装着可能であり、オーナーに選択の余地を与えたのでしょう)、タイア&ホイールサイズをもう一段階大きく、車高自体ももう少し低くして欲しい。
そうすればもっと好みです。



内装。
6MT、赤色が加わったシート、シートだけでなくドアトリムにまで入った赤い縫い糸、ダッシュボードのカーボンパネルが、良い感じです。
こちらも個人的には、ステアリングホイールとシフトブーツも赤い縫い糸にし、助手席側だけでなく運転席側や中央インパネもカーボンパネルにして欲しかった。

ともあれ、内外装共に、スポーティかつシンプルに纏められ、気分が高まります。




では運転してみます。

おやっ、こちらもブレーキが利きすぎる!
軽く足を乗せただけで、まるで急制動みたいにいきなり止まり、車体が前のめりになります。そんなところも欧州車みたいにしなくて良いのに。
微妙な力加減での調整がしにくいから、ここは日本車らしい感触にして欲しかった。

1270kgの軽い車体に、1.797Lの排気量、直列4気筒DOHC、自然吸気、ハイオク燃料、6MTはCVTに比べてローギアード化されて加速重視のセッティング。
中々しっかり走ってくれます。カーブでも、車体がふらつくことなく、安定しています。
歩行者も交通量も少ない直線道路に差し掛かり、思い切ってアクセルを吹かしてみますが、こちらもしっかり加速していきます。かといって、エンジンが必死そうな唸り声を上げることもなく、至って安定しています。

既に試乗した人たちの間では「出だしの加速が鈍い」と言われていますし、実際僕も乗り味が優しいなと感じました。
負荷が掛かるとエンジンやマフラーから重低音が発することもなく、シートに体が押し付けられることもなく、他のグレードより足回りは固めといっても僕のキャラに比べればまだまだ柔らかく、至って滑らかな、トヨタらしい優等生的な乗り味です。
確かにもう一工夫欲しかったかなとは思いますが、でもこの車の性格上、街乗り中心であり本格スポーツカーとは違うのだから、このくらいで丁度良いのだと思います。


ステアリングは小さくグリップは太く、操作しやすいです。
回したら回しただけ、しっかり向きを変えてくれます。
左右の肘掛も、日本メーカーが開発したということもあり、丁度良い高さです。巡航状態では左右の肘掛に腕を預けて腕の力を抜き、コンソールボックスに左前腕を乗せて手首の動きだけでシフトチェンジできます。こういうところは、先代オーリスにあった高級感の名残りを感じます。

気になっていたシフト位置ですが、以前展示車を見た際は「位置が遠いので、操作しづらいかも知れない」と思っていたのですが、実際に運転してみたら、案外気にならない。
シフトチェンジの感触も、すこっすこっと小気味良く決まってくれます。
個人的には、クラッチペダルが軽く感じたので、もう少し重くても良いですね。ブレーキペダルが利きすぎるから、却って際立ちました。


個人的に「もう一息」という部分は幾つかありましたが、それでも素材としては中々です。
普段は日常使いをし、たまの休みにスポーツ走行を楽しむというのが、この車本来の味わい方なんでしょうね。





帰る途中、「ガリガリ君 梨」を、全種類集めたぞ!ヽ(`Д´)ノ
そろそろ生産中止になるから、その前に買い占めだ!

本当は、4日に新発売されたコーンポタージュも欲しかったのですが、そちらは成果ゼロ。
発売日からこちら、ずっと愛車に保冷用の発泡スチロール箱を常備し、外出の度に探してたのになあ…。
完全に波に乗り遅れたぜw
Posted at 2012/09/25 14:58:19 | コメント(0) | トラックバック(1) | 試乗記 | クルマ
2012年08月06日 イイね!

86試乗

86試乗今日は86の日ですね。
記念すべき日の日記として、これを。

昨日日曜日は、トヨタ自動車 86(ハチロク)を試乗してきました。
先月試乗したスバル BRZと兄弟車ながら、どこがどう違うのか、非常に興味がありました。
何より、お堅いイメージのあるトヨタから生まれた、久々のスポーツカーです。

最近は、お葬式が二件に結婚式が一件、更にお葬式ももう一件と、中々に大変です。時間的にも金銭的にも精神的にも。
特にお葬式なんて突然ですからね。この日も、午前中は法事でした。
そんな中を縫い、ようやく出来た午後からのお休みで、気分転換も兼ねての突発的な外出でした。





始めは、AREA 86のある山形トヨタ自動車株式会社 山形店に来ました。
ところがこの日はAREA 86はお休みであり、車共々新庄市のイベントへ出張中とのこと。公式サイトにはそんなこと書いてなかったし、折角山形まで来たのに(´ω`)


animate山形に立ち寄る気力は湧かず、ミスタードーナツ イオン山形北ショップでドーナツを食べてぶらぶらして、夕方になったので帰ります。


ですが、たまたま通りかかったトヨタカローラ山形株式会社 大野目(だいのめ)店で、86が!
後で知ったのですが、山形県大試乗会として、2日木曜日からこの日までこちらの店舗でやっていたのですね。


う~ん、かっこいい(*´ω`人)
中間グレードであるGT、外装色はクリスタルブラックシリカ、内装色はレッド、シートはファブリック(上級タイプB)、変速機は6MT、型式はDBA-ZN6-A2E8前期型。

下膨れになった切れ長のヘッドランプ形状や、台形型グリルとメッシュプレートにより、ミニLF Aとでも呼べる外観です。
ですがそれなら、いっそフォグランプダクトもLF Aに似た形にして欲しかった。
グリル形状によりノーズ先端が尖っているように見え、空気を切り裂いて走る姿をイメージさせます。またそれが、全体のスタイリングと併せて、往年のトヨタ 2000GTを連想させます。
AE86の名を冠してはいるものの、個人的には、どちらかというと2000GTに似ているように思います。

ナンバーが「86」になってるんですねえ!


内装は、黒一色だったBRZに対し、こちらは赤色が増えており、若々しさや快活さや刺激が多いです。
86には、回転計の中にデジタル速度計が内蔵されており、その回転計も黒い視界の中にあって唯一白く目立ち、プッシュボタンによるエンジン始動・停止です。気分が盛り上がります。
BRZのときもそうだったけど、こっちもMTか! 分かってるなあ!


店内で待っている間、先客が試乗に出掛けていきました。
但しその先客というのが、赤ちゃんを連れた若い夫婦であり、お父さんは終始子供を抱えてお守りをしながら後席に乗り込み、運転席には奥さんが乗り込み、颯爽と出て行きました!(゚Д゚)
女性でスポーツカー、それもMTを乗りこなすとは……か、漢だ…。敬意を表して「漢女(おとめ)」と呼びたい(`・ω・´)ゞ

その間、冷たい麦茶をご馳走になりながら、販売員の方とお話。
とはいえ今回の方は、車にはあまり興味はなさそうであり、むしろ具体的に買うことを強く勧めてくる方でした(´ω`)
ま、車に関する雑談をしたいのならここみんカラや2ちゃんねるがあるし、販売員は売るのが仕事ですからね。
そうでなくとも、若い割に他人を品定めして、いきなり人の話を遮って否定して、威圧感のある偉そうな態度。今回初めてディーラーでちょっとむっとされる対応をされたせいで、テンションが微妙に。

案の定、興味を示して試乗希望をしていくのは若い人ですが、実際に成約していくのは50~60代の年配の方だそうです。そりゃあ、お金と、停める場所と、何より生活の余裕が違いますからね。


試乗車が戻ってきて、僕の順番が回ってきました。
では、販売員の方に助手席に同乗して頂き、出発。

国道13号線を、天童市方面へ流します。
しかしこの時は、夕方だったせいなのかたまたま交通量は少なく、相応にアクセルを踏むことが出来ました。
負荷が掛かると車内に聴こえてくる、ボクサーサウンド! BRZのときは一瞬しか味わませんでしたが、今回は常時80km/h前後で走れたお陰で、気の済むまで堪能できました。とはいえ迫力の大音量という程ではなく、程々の味付けです。

街中においても、アクセルもブレーキも、踏み心地といい実際の効き具合といい、良い感じです。
サウンドクリエーターも、負荷が少ないせいでボクサーエンジンの唸り声は殆どせず、周辺の住宅へも配慮w
今回はバックも経験しましたが、シフトブーツの上端を指で挟んで持ち上げる事で、初めてバックギアに入るんですねえ! マツダは押し込み式ですし、メーカー毎の違いが面白いです。

今回、店舗周辺の道路事情により、街中は少なめで国道での高速走行が中心となりました。
足回りは「硬めのBRZに対し柔らかめ」と言われていますが、BRZのときとは道路の整備状況が違うので一概に比べる事は出来ませんし、何より僕自身鈍感なのでよく判りません。
ですが確かに、僅かな段差を拾って飛び跳ねる事もなく、ロードノイズが聴こえてくる事もなく、快適性が重視されている印象です。
それ故か、既に試乗を経験した方々のブログの殆どで「きっとATでゆったり流すと面白いと思う。攻めた走りをしたいならBRZだろう」と書かれていたのを思い出しました。
確かに、乗り心地が良かったせいでスポーツカーというよりは、スポーティなスペシャルティカーっぽい印象でした。よってATで、開発中であるコンバーチブルモデルだと、尚楽しいかも分かりませんね。



店内の、子供を遊ばせておく遊具場では、モニターでアニメを流しています。
帰り際に何の気なしにふと見たら、『けいおん!』の「#04 合宿!」がwwwww
このお店も、子供を将来ヲタクにするべく洗脳してるのか? 仲間だ!w



カタログは、販売前のそれとは異なるものを用意しており、力の入れ具合が察せられます。
至る所に、「車は友達」「運転は本来楽しいんだよ」「スポーツカーはわくわくする乗り物だよ」ということを訴える煽り文句が散りばめられています。
車自体の魅力だけでなくこういった演出の積み重ねにより、日本の車社会において忘れられつつあった情感を呼び戻させてくれます。
BRZ共々、売れて欲しいです。
関連情報URL : http://toyota.jp/86/
Posted at 2012/08/06 12:21:47 | コメント(0) | トラックバック(0) | 試乗記 | クルマ
2012年07月30日 イイね!

BRZ試乗

前回の日記の続きです。




翌16日月曜日は、件のスバル BRZの、待望の試乗をしてきました。
トヨタ自動車 86(ハチロク)と並んで期待の一台です。そして人生初のスバル車です。

この日本当は仕事だったんだけど、お昼からなので、意を決し朝早く出かけて早く帰宅することにしました。
ちょっと迷いましたが、これを逃すと次は中々ないでしょうし、何より期待の一台ですからね。


前日も来た山形スバル 米沢店に、再び来ました。
前日は小雨でじめじめしてたのが、この日は朝から快晴。
しかも米沢市は平地なので雲が無く、余計に暑いです。

ただ、開店時刻は09:15なのに09:00に着いてしまい、まだ朝礼中w
その間、車を洗っていた整備士の方が、対応してくれました。


開店時刻になり、試乗車が用意されました。
今度こそ一番乗り!ヽ(`Д´)ノ

グレードもオプションも、基本的に展示車と同じ。
ベースグレードであるR、型式はDBA-ZC6前期型、メーカーオプションであるスポーツインテリアパッケージと17インチパフォーマンスパッケージを装備。
違うところは、外装色はクリスタルブラック・シリカ、変速機は6MT、エアロパッケージも装備。

おおっ、こっちはMTか! 分かってるなあ!
個人的に慣れているせいもありますが、やっぱりこういう車はMTで乗りたいものです。
MT万歳!


では出発。

まずは、交通量の多い国道を普通に流します。
うんうん、低中速の加速がしっかりしており、何より思い通りにできます。シフトはかちっかちっと決まり、適度な硬さ。
サスは「柔らかい86に対し硬め」と言われているだけあり、流石に道路の補修跡の段差がかなりダイレクトに伝わります。でもそれがスポーツカーらしくて逆に心地良い。
着座位置や車自体の重心の低さとも相俟って、車体がふらつくこともなく安定しており、安心して運転できます。
アクセルもブレーキも、踏む角度に応じて、こちらの意図にしっかり応えてくれます。

次は脇道に逸れ、道幅は広く交通量の少ない緩やかなカーブ。
ここでいよいよ5~6速を試してみます……が、トラックと軽トールワゴンが連なっているせいで高速走行は味わえず、慣性で60km/h前後で流す程度に終始。
残念。

最後は街中。狭く交差点の多い道路を、低速でゆっくり抜けていきます。
日本メーカーが、当初5ナンバーサイズで開発しただけはありますね。大柄でないが故、工事で片側通行中でも、取り回しがしやすい。
ステアリングを曲げれば曲げただけ、車体もしっかり向きを変えてくれる。思い通りのシフト位置で、意図した通りの走りをしてくれる。ブレーキも程好い感触であり、微妙な力加減でもその意図を理解した制動をしてくれる。
欠点は、リアフェンダーが膨らんでいるせいで、ドアミラーでの後方視認性が今一つだったことでしょうか。

最初の国道に戻ったところで、たまたま交通量が少なく歩行者もいなかったので、ここで意を決します。
シフトを一段下げ、アクセルを吹かします。
おおっ、これがボクサーサウンドか! 「クォォォォ…!」という、籠ったような唸るような低音が、前のほうから響いてきます。
サウンドクリエーター」といい、負荷が掛かるとエンジン内の遮蔽弁が開き、エンジン音を車内に響かせる仕組みになっているとの事。86&BRZに限らず、最近のスポーツカーではこんな仕組みが定着しつつあるようです。
但し他に車はいるので、ごく短距離で短時間に留めておきました。


ディーラーに戻り、アイスコーヒーをご馳走になりながら、アンケートを記入。

ところで、途中から販売員の方に交代するのかと思いきや、この日相手をしてくれたのは、最初に対応してくれた整備士の方でした。
ずっと同じ人が客の対応をする決まりなんですかね?
今までなら販売員らしく、運転中も車の特性を解説したり、こちらの感想を聞き出すものでしたが、機械と向き合いこつこつ手を動かす職業柄なのか終始無口だったのが印象的でした。





帰りは、折角米沢まで来たのだから、ファミリーマートで「ガリガリ君 梨」を買って食べていきます。
告知ページ
商品紹介ページ

う、うめえええええっ!!ヽ(`Д´)ノ
粒っぽいシャリシャリした食感といい、ほんのりした天然果汁の甘さといい、口の中に広がる瑞々しさといい、本物の梨みたいです。これは美味い!
袋も三種類あるんですね。
値段も安いし、これは買いです。

とはいえあんまり暑すぎるせいで、食べている傍から溶けてきて、半ズボンにぼたぼた零れてしまったのですが(;´Д`)




絶対的なパワーはないものの、普通に乗っていれば必要充分なスペックと、それを使いきれる小型軽量な車体。
日本からスポーツカーが絶滅危惧種になって久しく、たまにあってもスーパーカー化・プレミアムカー化していく中にあり、久々に登場した真のスポーツカー。
スバルにとっても初のFRクーペ。
実に楽しい車です。

しかも「ただ買って乗って終わり」ではない。その先にあるもの、即ち車自体のチューニングやドレスアップといった改造や、サーキットへの誘惑を駆り立てる。
勿論、ただ乗っているだけでも楽しい。
夢を抱かせてもくれる車です。
Posted at 2012/07/30 09:55:08 | コメント(1) | トラックバック(0) | 試乗記 | クルマ

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「「車種もドンピシャな東方Projectモチーフの隠れ痛車を捕獲!」特徴的な翼のデザインをスズキ・キャラのガルウイングで再現
https://option.tokyo/2021/07/03/104493/

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何シテル?   07/03 23:51
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