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ふじぃのブログ一覧

2014年02月20日 イイね!

インドは小型SUVのガラパゴス(日本メーカー篇)

インドは小型SUVのガラパゴス(日本メーカー篇)5日から11日までインドで開催されていた、第14回 ニューデリー・オートエクスポ 2014
どうやら、コンパクトクロスオーバーSUVが豊作だった模様です。


欧州を始めとする世界的なダウンサイジングの流れ。
その中で生まれた、ジュークやヴェゼルに代表されるような、コンパクトクロスオーバーSUV。
そしてインドの地は、道路が整備されているのは首都圏のごく一部であり、全国的には悪路走破性に富む車両の需要がある。
そんな環境故に、インドではSUV人気があるのでしょうか。
日本が軽自動車の、アメリカやオーストラリアがマッスルカーやピックアップトラックの、カナダや欧州が走り重視のコンパクトカーやセダンの、それぞれガラパゴスなら、インドはSUVのガラパゴスです。

最近変わってきたとはいえ、欧米車メーカーは基本的に、大型高級車一辺倒の「自分たちの売りたいものを売る」というスタンス。
それに対し日本車メーカーは、あくまで現地のインド人、それも中流階級が欲しがる車を売って来ました。
何も相手がインドに限った話ではありません。アメリカ向けならアメリカ人の好みに合う車を、欧州向けなら欧州人の好みに合う車を、いつでも造ってきました。日本人らしいまめさが窺えます。





【インド】ワゴンRのSUV!小さな体でゴリゴリ進む…スズキ ワゴンR Xrest
(ゆめ痛 -NEWS ALERT-、2014年2月11日)


スズキは、インドの子会社「マールティ・スズキ・インディア」から、軽自動車のサイズと排気量と最低地上高をかさ上げした車種を発売しています。
そしてワゴンRも、インドナイズされれば、この通り。

面白いですね。
ハスラーは事実上の「ワゴンRクロスオーバー」ですが、こちらは正真正銘のワゴンRクロスオーバーです。
最低地上高が上げられ、アンダーガードが付けられ、樹脂製サイドクラッディングパネルが付けられ、変速機は単純且つ古典的ながら信頼性のある5MT…。
これなら、斜面だらけで土埃の舞う未舗装路だけでなく、砂利道や、雪道でも平気で走れそう。
同時に、軽トールワゴンとしての使い勝手もありそう。

現行日本車でいうところの、ソリオが大きさやイメージとして近いでしょうか。
そもそもソリオ自体が、排気量1000ccのワゴンRワイドを起源に持つだけに。
だからこれは、インドにおけるソリオの姿と名前と言うことも出来そうです。

只、四方に取り付けられたアンダースポイラーが、明らかに悪路走破性を阻害しますがw
どちらかというと、グランドチェロキー・SRT-8やフォレスター・クロススポーツのような、オンロードスポーツSUVの味付けです。


マールティ・スズキ・インディアは、他にも面白いSUVを出展した模様。


アルト800・ブラウザー
元々のアルト800は、日本のアルトを800ccにし、こちらもディメンションを若干大きくし、最低地上高をかさ上げし、5MTを装備したものです。
外装の下半分やホイールアーチに沿って、ボディとは別塗装されているのが、クロスオーバーSUVの風味を高めます。
これはイベント用の特別塗装として、外装にニューデリーの地図を描いたものとのことです。


こちらは1000ccの、アルトK10・クレセント
どことなく初代スイフトを思わせるデザインです。微妙な野暮ったさが懐かしい。
サブネームの「クレセント」も、往年のカルタスクレセントからの復活ですね。


そして前回取り上げた、ジプシー・エスケペイド


以前取り上げたSX4・S-クロスも、本拠地であるハンガリーから、遂にインドデヴュー。

どれも日本人に馴染み深く、日本に起源を持つ車ばかり。
でありながら、日本とは異なる進化を遂げているのが面白いです。





【デリーモーターショー14】トレンドのSUVテイスト演出…トヨタ エティオス クロス[詳細画像]
(Response.、2014年2月10日)



トヨタ・キルロスカ・モーター エティオスクロス

元々のエティオスは、新興国向けのミドルサイズセダンであり、カローラアルティスの下位車種(因みにカローラアルティスは新興国では高級車)。
2013年11月18日にブラジルで、同年12月1日にアルゼンチンで、それぞれ既に発売中だったのが、この度インドでも発売開始になった模様です。

タンドラ(2ndジェネレイション)タコマ(同)みたいな、無骨で押し出しの利いたフロントグリル。
それを縁どって強調する銀色の樹脂製パーツは、現在では歩行者衝突安全基準によって装着されなくなったグリルガード(カンガルーバンパー)を、明らかに思わせます。
存在感をこれでもかと強調する、無骨な樹脂製サイドクラッディングパネル。側面の下端には銀色の塗装が細長く施されており、サイドステップを思わせる。
リアハッチには樹脂製カバーで覆ったスペアタイアを装着。
どれも懐かしいスタイルです。

全体的なスタイリングやフロントマスクはアクアを思わせ、さながら「アクアクロスオーバー」です。
Posted at 2014/02/20 22:24:01 | コメント(2) | トラックバック(0) | SUV | クルマ
2014年02月19日 イイね!

インドで蘇るジムニー

インドで蘇るジムニー雪の滅多に降らない関東では雪害が大変なことになっているようですが、こんな季節はやっぱりSUVが気になりますね。





先代 ジムニー、インドで健在…スズキ ジプシー エスケペイド 1.3L 直4 80hp トルク108Nm
(ゆめ痛 -NEWS ALERT-、2014年2月14日)





かっこいい……(*゚∀゚)
これぞ漢の車です。


逸早くインド市場に目を付けていたスズキは、長年培ってきた軽自動車の技術を応用して、日本でいうところのコンパクトカー・欧州でいうところのBセグメントに相当する車を現地で造っています。
その内の一台「ジプシー」とは、ジムニーのインド名(正確には、軽のジムニーというより、普通乗用車であるジムニーワイドやジムニーシエラの系譜)。

この「ジプシー・エスケペイド」は、日本でいうところのジムニー1000・ピックアップ(SJ40T型)のインド仕様に、そこから更に改装を加えたものだそうです。


いやはや、懐かしいですね。
SJ30/JA71型と共通の、シンプルで端正なフロントマスク。
直線と平面で構成された、無骨な外観。
テールゲートに備え付けらた、剥き身のスペアタイア。
現代の日本の安全基準では永遠に不可能になったデザインが満載です。

そこへ、実用本位の、ピックアップトラックとしての荷台。
悪路におけるロードクリアランスを確保する、高めの最低地上高。
トレッドを拡幅して悪路での安定性を約束する、オーバーフェンダー。
最高です。


ジムニーは未だ以て名車であることには違いありません。
しかし現行型は随分柔和に、そして大人になったなという印象です。
そこへきてこのジプシー・エスケペイドは、ジムニー本来の男臭さが漂います。正に「タフ&ニート」。

排気量も車体サイズも軽規格から拡大し、余裕があります。

三菱自動車工業 トライトン(ABF-KB9T)や、本田技研工業 シビック・タイプRユーロ(ABA-FN2)みたいに、日本でも台数限定販売してくれないかなあ…。
Posted at 2014/02/19 23:04:00 | コメント(0) | トラックバック(0) | SUV | クルマ
2014年01月13日 イイね!

新ジャンル“シューティングブレークSUV”

新ジャンル“シューティングブレークSUV”トヨタ、10年前のSUVコンセプトを復活か
(AUTOCAR DIGITAL、2013年1月11日)

【世界初公開】スバル BRZ にSUV?
(ゆめ痛 -NEWS ALERT-、2013年11月22日)

ボルボ コンセプト XCクーペの北欧モダンデザインがかっこ良すぎる!次期 XC90もデザインを踏襲?
(同、2014年1月9日)

VW「ザ・ビートル」に【SUVスタイル】の派生車【デューンコンセプト】発表!市販は?
(Ethical & LifeHack、2014年1月14日)

アウディ、新型クロスオーバーを発表
(carview!、2014年1月14日)





今はクロスオーバーSUVが流行ですが、最近では更なる変り種が出てくるようになってきましたか。
これらに共通しているのは、“車高を落として普通車のタイア&ホイールを履かせれば、そのままスポーツクーペとして通用しそう”であることです。

中には、クーペどころか、リアドアが垂直に切り立ったデザインも見受けられます。
SUVということを抜きにすれば、まるでシューティングブレークのようにも見える、独特のボディラインです。


そもそものクロスオーバー自体が、SUVの泥臭く無骨なイメージとは正反対の、スタイリッシュで洗練されて都会的なイメージです。
外装は流麗で、起伏はなだらかで、ボディの上下厚は薄く、最低地上高の高さに反して車高は低い。

最近では、クーペ風に見せる手法が流行です。
例えば、リアアウタードアハンドルをCピラーに内蔵、且つブラックアウトすることでリアドアの存在を意識させないのは、日産自動車 ジュークであったり、本田技研工業 ヴェゼルであったり…。
リアハッチを限りなく寝かせてルーフと繋がるラインにし、5ドアハッチバック風スタイルにするのは、BMW X6であったり、アキュラ ZDXであったり…。
外装の下半分とホイールハウスの縁を黒い樹脂製クラッディングパネルで覆うことで、車体の上下厚を薄く見せるのは、フォルクスヴァーゲン クロスポロであったり、スバル XV(DBA-GP7)であったり、マジャル・スズキ SX4・S-クロスであったり…。

そこへきて遂に、正真正銘、2~3ドアのクロスオーバーです。


いえ、昔から、そういうSUVはありました。
パジェロやハイラックスサーフやエスクード、Gクラスには、5ドア仕様だけでなく3ドア仕様もあったり。
今でも、ジープラングラーには、5ドアの“アンリミテッド”と、3ドアの“スポーツ”がありますね。

それが少なくとも日本では、リアドアがないと売れない状況に。
それに伴い、3ドアSUVは消滅。今残っているのはジムニーだけ。
一人で乗るから後席は荷物置き場としてしか使わないという向きにとっても、リアドアはあったほうが、“荷物置き場”へのアクセスは容易ですからね。

最近ようやく、ランドローヴァー レインジローヴァーイヴォーク・クーペや、BMW ミニ・ペースマン(R61型)に見られるように、外車限定ではあるものの、3ドアSUVが復活。懐かしいです。
それだけでなく、冒頭で挙げたコンセプトカーたちは、クーペ特有のドア枚数や車高の低さや曲線美やパーソナルユースを持つだけでなく、リアハッチの切り立ったシューティングブレーク的なスタイルが特徴です。

デューン・コンセプトの場合は、500(チンクエチェント)のモパーカスタムを思わせる、アメリカ西海岸を連想させる雰囲気が陽気で楽しげです。
アメリカ西海岸のサーファー文化を取り入れた「フィアット 500 ビーチクルーザー」!
 (autoblog、2012年10月13日)

何より、上質さや洗練さを醸し出す車ばかりの中にあって、道具感を押し出した雰囲気は個性が光ります。




クロスオーバーSUVは人気ジャンルだけに、各社競争が激しく、もはや性能や安全性や環境性能だけでは際立つものをアピールしにくくなってきたんでしょうかね。
今、日本車メーカーのセダンが個性の際立つグリルを纏いはじめたのと同様、クロスオーバーSUVも、各社他とは明らかに違うもので存在感をアピールしようとしているように見えます。
Posted at 2014/01/13 22:02:09 | コメント(2) | トラックバック(0) | SUV | クルマ
2013年12月13日 イイね!

換骨奪胎のエクストレイル

換骨奪胎のエクストレイル【スパイショット】次期エクストレイルが最高傑作の予感
(ゆめ痛 -NEWS ALERT-、2013年9月9日)
【日産】新型エクストレイルキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!
(同、2013年9月13日)
日産「新型エクストレイル」に安全性を高める世界初のシステム搭載! エンジンブレーキを自動制御
(同、2013年9月28日)
【日産】 「エクストレイル」がフルモデルチェンジ! 7人乗りも初登場!
(同、2013年10月24日)
【日産】エクストレイル新型発表!!!
(同、2013年12月12日)

【フランクフルトモーターショー2013】コンセプトカーが具現化!日産「エクストレイル」発表
(autoblog、2013年9月16日)
日産、新型「エクストレイル」を発表!
(同、2013年12月11日)

日産「デュアリス」が『終売』へ=「新型エクストレイル」に統合!ディーゼル終売に続き・・・
(Ethical & LifeHack、2013年10月28日)
日産「新型エクストレイル」発売直前:燃費【16.4km/L】価格【225万円~】!【ミニバン】みたい?
(同、2013年12月10日)



遂に三代目となったエクストレイルが、一昨日11日に発表され、16日に発売されました。
うん、確かに、格好良いと思います。
これはこれで中々。
どことなく、親会社であるフノーの現行デザイン文法「The Cycle of Life(ローレンス・ヴァン・デン・アッカー担当)」にも、相通ずるものがあります。


でも、エクストレイルとして見ると、正直微妙です。

モデルチェンジの御多分に漏れず、大型化・高級化・高額化…。
従来の角ばった姿を棄てて、内外装共に流線型のクロスオーバー化…。
3列シート7人乗りとなり、ミニバン化…。
これでもかと電子制御で身を固め、エンジンブレーキすら自動化…。
セレナとエンジンを共有化し(MR20DD 2.0L 直4DOHC)、力強さよりも快適性を追求…。

等々、エクストレイルとしての良さを、全て投げ出してきました。
クロスオーバーSUVとしては上々でも、エクストレイルとして見ると魅力半減です。
そこには、もっぱら、統合されたデュアリスの面影が色濃く浮かび上がっています。


そこには、“4人が快適で楽しい、200万円の使える四駆”という初代から続く理念は、欠片ほども残されていません。
単なる“どこにでもある、スタイリッシュな高級ミニバン”に成り下がりました。


一応日産としては「見た目はまるきり変わっても、中身はエクストレイルらしさは失ってはいませんよ」とは、言っています。
むしろ、「日産の最先端のシャシー制御技術により、高い走破性と走行安定性を実現しました!」と自画自賛しています。


しかし実際の走行風景を見ると、「これで何が判るのさ?」という感想しか湧いてきません。
フォレスターやパジェロやハイラックス並みを目指せとは言いませんが、この程度だったら、わざわざエクストレイルを選ぶ理由がありませんよね?

それに、下り坂で自動でエンジンブレーキが作動し、車庫入れさえ自動運転。操る醍醐味だけでなく、自分で運転するからこそ生まれる安全への責任感さえ、全否定してきました。
勿論、安全装置の普及自体は望ましいのですが、三代目エクストレイルのこれらの場合は、運転手を補佐する安全装置というより、無為無策を推奨しかねない自動運転装置。
そして闇雲に安全装置や自動運転を求める層が、普段どんな運転をしているかなんて、推して知るべしです。
日産「新型エクストレイル」に安全性を高める世界初のシステム搭載! エンジンブレーキを自動制御
 (ゆめ痛 -NEWS ALERT-、2013年9月28日)



例えばこれが、二代目デュアリスを名乗っていれば、まだ納得できたのです。
実際、欧州では、デュアリスの欧州名である「キャシュカイ」を名乗ることが決まっています。
名前こそエクストレイルですが、見た目も中身も事実上の二代目デュアリスであり、エクストレイルの名を名乗ってさえいなければ良い車です。




日産「新型エクストレイル&デュアリス」が【ハイブリッド&新ボディ】で【13年後半】発売!
(Ethical & LifeHack、2013年6月29日)
日産「新型エクストレイル」を【12月】発売!ただ『ハイブリッド』は来年/『ディーゼル』終売・・・
(同、2013年10月25日)



更に唖然としたのは、この三代目エクストレイル、ハイブリッドエンジン搭載モデルも準備されているとのこと。
クリーンディーゼルモデルは三代目には導入せず、ハイブリッド発売までの繋ぎとして、二代目のそれをそのまま生産継続。
即ち、マツダのようにディーゼルモデルを熟成させることは考えておらず、いずれは生産縮小、最悪このまま終了ということなのでしょう。
1月11日に二代目のハイブリッドモデルをバーゲンプライスで売り出したのは、要するに在庫整理であったと。


それだけではありません。
日産は従来「未来のエコカーはEVだ」としてトヨタ主導のハイブリッドとは一線を画してきたにも拘わらず、白旗を挙げたということをこれは意味します。
しかもその理由が、

> お客様にハイブリッドとクリーンディーゼルどちらが良いか聞いたところ、8割の方が燃費が良ければどちらでも良いと答えた。高いトルクやドライバビリティといった点で、どうしてもディーゼルでなければならないという方は少なかった。

と言うのですから…。
ディーゼルを、「EVよりも現実的な、日産を象徴するエコロジーエンジンとして普及させよう」との意思は微塵もないと白状したわけです。

いえ、メーカーは営利組織であってボランティアで車造りをしているのではないのだから、当然ではあります。
ですが、客からちょっと何か言われただけであっさりと掌を返すのは、幾ら何でも軽薄にすぎます。
まして資本力も規模も企業体力も格下であるはずのマツダに出来たことが、最大手の日産には出来ないと言うのですから。
しかも今更ハイブリッドを送り出したところで、既に市場を席巻しているトヨタグループに、どこまで太刀打ち出来るのでしょうか。というか、先立ってトヨタがハイブリッド技術を公開しましたが、そのタイミングでフノー&日産アライアンスが舵を切った。態度があからさますぎます。


そもそもデュアリスと統合した理由というのが、

> 日本以外の市場は『キャシュカイ(日本名デュアリス)』よりエクストレイルの方が販売価格が高い位置にある。日本だけがだいたい同じ価格帯でラインアップしてきた。そういった面からも、他の市場は振り分けが可能だったが、我々は国内の限られた需要の中でラインアップは効率的にやりたいということもあって、ここはひとつに絞った。

と、完全に売る側の都合。
まあ確かに、外資となって国内市場を棄てた日産のことだから、これがごく自然体な理屈なのでしょう。
今のトヨタやマツダやスバルのように、「むしろメーカーが客を育てよう、ニーズを作り出そう、ムーヴメントを興そう、文化を定着させよう」という気概など、これっぽっちもないのですね。
つくづく日産にはがっかりです。




従来の日産のSUVは、良い感じに充実してたんですよね。
高級車のムラーノ、都会派のデュアリス、タフギアのエクストレイル、ミドルサイズのジューク、軽のキックス…。

それがいつしか、スカイラインクロスオーバーに始まって、結局こうして金太郎飴状態に。
迷走というか、節操が無いというか…。時流と売れ筋にたやすく靡いて、あっちへふわふわ、こっちへふわふわ。何か一つが流行ると、余力を温存しておかず、持てる全ての力を振り絞ってそちらの方向へ全力疾走。別の何かが流行ると、いきなりUターンして、そちらの方向へ全力で逆走。ポリシーが無いんですね。
折角良い感じにキープコンセプトを貫いていたのに。




どこのメーカーも、同じメーカー内でも、SUVはどれも流行りのクロスオーバーになって没個性なのだから、一つくらいは本格クロカンを売りにする車があっても良さそうなのに。
そうすれば、個性が際立つし、ありきたりなクロスオーバーでは満足できない層への受け皿になるし、何より「うちは他社とは違う。筋を通すメーカーだ」というアピールになったでしょうに。

日本車メーカー各社が死ぬほど憧れているブランドイメージとは、そうやってこつこつ積み上げて、初めて認知されるのです。
売れ筋や流行にたやすくおもねるようでは、いつまで経っても…。

しかし今の日産にそれを求めるには、どうやら荷が重かったようです。
つくづく、カルロス・ゴーンCEO・兼・社長は、あくまでビジネスマンであって、車屋ではないのですね。まあ、だからこそ、倒産寸前だった日産の立て直しに成功したとも言えますが。


現行ノートが発表された際も、従来のノートやティーダのファンも、こんな風にがっかりしたんでしょうかね?
「名前こそノートだが、こんなのノートじゃない!」「ティーダの良さが何一つ受け継がれていない!」と。

それでも、良い車なのは事実だし、やっぱり売れるでしょうね。
Posted at 2013/12/13 22:43:19 | コメント(0) | トラックバック(0) | SUV | クルマ
2013年12月01日 イイね!

スズキ次期SUVへの期待

スズキ次期SUVへの期待前回同様、今回も「第43回 東京モーターショー2013」に因んだ話です。




スズキ「次期ジムニー」が【カッコイイ】!小型軽量の独自【ハイブリッド】にも期待!
(Ethical & Lifehack、2013年11月19日)



次期ジムニーを想定したコンセプトモデルであるという、X-LANDER。
中々格好良いではありませんか。


レインジローヴァーイヴォークのような、精悍なフロントマスク。そこへ現行ジムニーが備える縦5本スリットが刻まれた、無骨なフロントグリル。
オープンボディでロールバー装備というのは、昔のジムニーにあったヴァリエーションの復活。
でありながら、最低地上高は高く、タイアも大き目でサイドウォールも幅広、漢の2シーター。まだまだ本格SUVであり続けるという主張を感じます。
テールゲートにスペアタイアを装備すれば完璧。

そして、仮に市販化されれば、軽SUVでは初となるであろうハイブリッドシステム。
今はハイブリッドへの関心の高まりと、それによる売り上げが見込める時代ですからね。それはスポーツカーやSUVでも同様。

次期ジムニーにどこまで反映されるかは未知数ですが、中々楽しみです。
他の車種が軒並みクロスオーバー化していく中で、ジムニーだけは正統派SUVとしての地位を守り続けて欲しいです。




スズキの新SUVコンセプト「iV-4」がカッコイイ!【次期エスクード】として【15年】販売?
(Ethical & Lifehack、2013年9月16日)



こちらは、次期エスクードを想定した、iV-4。
こちらも中々。現行の三代目を正常進化させたフォルムです。
例によってイヴォークみたいではありますがw、今の車はどれもこれも似たような流麗なデザインになって没個性なので、直線と平面で構成された外観は、極めて個性的で魅力的です。
(尤もこれは、クロスオーバーSUVは各社競争が激しく、その結果コモディティ化して久しいので、まずはデザインで差別化を図ろうという目論見もあるのではないかと)

スズキ副社長によるプレゼンテーションでは、流行りのクロスオーバーSUVとしてだけではなく、SUV本来の悪路走破性も念頭に置いているとのこと。
期待が持てます。

こちらは冒頭のX-LANDERとは異なり、このテイストを盛り込んだ車種を、2015年に欧州で発売予定だとか。
ということは、次期グランドヴィターラ(エスクードの欧州名)? まあ、エスクードは世界戦略車でもあるからには、ゆくゆくは国内仕様にも反映されることでしょう。





スズキ「新型SX4」は【国内ジャストサイズ】の【クロスオーバー】!でも国内販売は・・?
(Ethical & Lifehack、2013年9月13日)



最後は、コンセプトカーではなく、市販車のお話。

新型SX4、こちらも中々格好良い。今のスズキは、本当にデザインを頑張っています。
現行型は、コンパクトクロスオーバーSUVですが(と言うより、クロスオーバーSUVの雰囲気があるコンパクトカー。譬えるなら、日本版クロスポロ?)、サイズこそ良好なものの、デザインや使い勝手、何より存在感は今一つぱっとしません。
しかしこの欧州車的な見た目は、いかにも上質です。華があります。というか、現行SX4がカジュアル方向に振っていたから、その対比もあります。

外装の下半分を覆う黒い樹脂の面積が増えました。
アンダーガードが装備されており、しかも目立つよう殊更に銀色に塗られています。
SUVの系譜であることを、現行型以上に主張しています。

世界戦略車として欧州やアジアでは生産と販売をするとのこと。
しかし現行型を以て国内販売は終了とのこと。スイフトやスプラッシュと共食いになるのを避ける措置でしょうか。




毎年この季節はSUVが気になりますw
SUV・クロスオーバーSUVは人気ジャンルですが、そんな中にあってスズキには、前回取り上げたハスラーといい、他車の群れに埋没しないオンリーワンの魅力を期待します。
それが、鈴菌の、鈴菌たる所以というものです。
Posted at 2013/12/01 12:18:53 | コメント(1) | トラックバック(0) | SUV | クルマ

プロフィール

「「車種もドンピシャな東方Projectモチーフの隠れ痛車を捕獲!」特徴的な翼のデザインをスズキ・キャラのガルウイングで再現
https://option.tokyo/2021/07/03/104493/

キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!」
何シテル?   07/03 23:51
ご覧頂き有難うございます。 色々な方と知り合い、交流や情報交換などできたらと思います。 ヲタクです。 昔はそれなりに「広く深く」だったのですが、最近は...
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