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ふじぃのブログ一覧

2016年01月17日 イイね!

今年は懐古調ライトウェイトスポーツが流行るか

今年は懐古調ライトウェイトスポーツが流行るか今年も、東京オートサロン2016の季節がやって来ました。
開催期間は1月15~17日、会場は幕張メッセ。

今日は最終日ということで、みんカラでもレポートブログを数多く見掛けますね。



それにしても、画像検索しても、コンパニオンの写真しか出てこない……(´ω`)
いえ、僕も男だから好きなものは好きだけど、もう少し車の写真をですね…?


昨今は景気が回復傾向にあるということで、趣味性の強いスポーツカーへの注目度が上がっているといいます。

中でも個人的には、旧車風の外装を宛がわれた最新車種が目を惹きます。
それも、旧車が現役で走り回っていた時代に青春を謳歌した世代による懐古趣味ではなく、旧車にそこまで思い入れの無いであろう若い世代が中心になっている点に、留意したいです。


今は鋭角的な楔形デザインや、大きくうねりを利かせたプレスライン、マイルドヤンキー御用達の釣り目ライトと超大型グリルと銀メッキの組み合わせ、等々が溢れ返ります。
そんな中にあって、牧歌的な旧車ルックは、見る者を和ませてくれます。

アフターパーツメーカーによる改造は、特に珍しいことではないので、敢えて触れません。
しかし自動車メーカー自ら手掛けたところが注目です。





トヨタ、「S-FR」レーシング仕様を東京オートサロンで公開!
 (ゆめ痛 -NEWS ALERT-、2015年12月3日)
「ロードスター」「S-FR」…改造車ズラリ 東京オートサロン開幕!
 (同、2016年1月16日)

【AUTO SALON 2016】トヨタ、TOYOTA S-FR Racingを公開
 (autoblog、2016年1月15日)

【東京オートサロン 2016】「TOYOTA S-FR」のレーシングカー仕様がマッチョでかっこいい
 (サイ速、2016年1月16日)



昨年末の第44回東京モーターショー2015に参考出品された、「トヨタ自動車 S-FR」。
その競技仕様をイメージしたコンセプトカーです。


元になったS-FRは、86(ハチロク)よりも小型で安価で軽量な、真の意味でのライトウェイトスポーツカーを目指しています。
実際、ヴィッツとほぼ同じ大きさに、フロントミドシップエンジン、大人4人乗り、6MT、FRレイアウト、そして若者にも買いやすい低価格を目指しているとのこと。

個人的には、トヨタにとって86を続けられる可能性が低くなってきたのと、依然として高価格だという声に応えようとしているのかなと思っています。
兄弟車であるBRZは、4WDやセダンが得意なスバルにすれば専用生産ラインを新設しなければならず、その分手間とコストが嵩み、専門の工員も多く揃える必要があり、その割に利益が見込めないとして今一つ乗り気ではなくなったという噂もあります。
次の一手としてBMWとタッグを組もうとしているものの、そちらは高級・高額・ハイパワー路線になるのは自明の理。
なので86の弟分を模索しているのでしょうか。

こちらは、デザインは、往年のスポーツ800を連想させます。
…と思って写真を見比べてみたら、思ったほど似ていませんでしたw
精々、ルーフが、ソフトトップをイメージしたであろうブラックアウト処理されている程度で。
むしろ、全体のフォルムやCピラー形状は2000GTを、フロントマスクはパブリカ(UP10型)を、それぞれ思わせます。
始めは、愛嬌を通り越して間抜けな面構えに呆れたものでしたが、見慣れてくると味わい深いです。
これでフェンダーミラーなら尚良いd(`ω´*)



野心的だし、ライトウェイトスポーツ好きとしては歓迎したいのですが、パッケージングには色々と無理がありそうです。
ヴィッツサイズの車体にフロントミドシップにすれば、その分トランスミッションが運転席にまで押しやられる。
FRなので、プロペラシャフトを収める巨大なセンタートンネルが車体を貫き、車室内の窮屈さが想像されます。

そこへきてクーペボディにすれば、後席など乗れたものではなくなる。
僕はDC5型インテグラ、FD3S型RX-7、CR-Z、86&BRZの後席に座ったことがありますが、それら3ナンバーサイズでさえ狭苦しかったのに、コンパクトカーサイズともなれば…。
更にそこへ、スポーツカーにとって正統派ともいえるダブルウィッシュボーンサスペンションにしようものなら…。
個人的にはスパルタンな車は大好きですが、これだけの割り切り、果たしてどれだけの人々に受け入れられるのか。

トヨタ S-FRへの期待と疑問
 (のまのしわざ、2015年10月13日)


お金のない人は、それぞれに特化した車を複数所有するなど夢の話であり、実際には1台で全てを賄うしかない。
それを思えば或る程度の実用性が求められます。
現に僕自身、そのせいで生活には苦慮しているので、よく分かりますw
結局、5ドアハッチバックボディにFFという組み合わせが、日本人にとって一番合理的なパッケージングなのでしょうね。





原形なし、S660 が「ネオ・クラシック」に変身!
 (ゆめ痛 -NEWS ALERT-、2015年1月17日)

ホンダ「S660ネオクラシック」=レトロスタイルのデザイン派生モデル登場!モダンで超かっこいい!
 (Ethical & LifeHack、同日)



こちらは、本田技研工業 S660を元にしたもの。
往年のSシリーズ(S500、S600、S800)のような佇まいです。

N360リヴァイヴァルであるN-ONEのフロントガーニッシュと前後ランプを移植しているので、それだけで古典的な外観に仕上がります。
ノーズを延長しているのは、FR風のスタイリングに見せるため。

後部もなだらかなスラントテールになっているのが、3ドアハッチバッククーペのように見えます。
軽自動車でこんなスタイリングは、他社ですがフロンテクーペやセルボ(初代~二代目)のようで、懐かしいです。





…そういえば、日産自動車 IDxは、参考出品すらされなかったようですねえ…。
今年市販化予定という話はどうなったのでしょう?(すっとぼけ)

日産が若者のクルマ離れを食い止めるために作った車「IDx」
 (ゆめ痛 -NEWS ALERT-、2013年11月22日)
日産、ハコスカをイメージしたIDxコンセプト(FR)を2016年にもリリース!
 (同、2014年1月16日)


確かに、今の日産は小型軽量FRプラットフォームを持たない上、そもそもFRクーペ自体の市場が小さくなっているので、実現の可能性は限りなく低いです。
その意味では、前述のS-FRとて市販化は怪しい。
それ故日産としては、たとえ表向きでも若者の車離れを食い止めるよりは、自動運転や自動ブレーキのほうが遥かに重要なのでしょうね。








以下は、外車の話です。


ND型ロードスターのイタリアンOEMが、紆余曲折あって、「フィアット 124スパイダー」となったのは、皆さんご存知の通り。



マツダ 新型ロードスターのフィアット版「124スパイダー」を補足!
 (ゆめ痛 -NEWS ALERT-、2015年9月30日)
フィアット、「124スパイダー」公開!
 (同、2015年11月18日)

フィアット 124 スパイダーに「アバルト」来るか!?
 (ゆめ痛 -NEWS ALERT-、2015年12月15日)
アバルト「124スパイダー」撮影成功=マツダ「ロードスター」にない唯一の【高性能エンジン】モデル!
 (Ethical & LifeHack-、2016年1月10日)



ND型ロードスターを芯にしていながら、ここまで変わるんですねぇ…(゚∀゚*)
往年の、フィアット 124スポルト・スパイダーや、MGBを、現代的に翻案した外観が溜まりません。
精悍で現代的なND型ロードスターに対して、こちらは丸目ライトのせいもあって、牧歌的。
目を三角にしてがんがん加速するよりは、のんびりと開放的な雰囲気が楽しめそうです。

個人的には、ピラーが艶消し銀色になっているのが、クラシックカーっぽくて大好きです(*´ω`*)




現在BMWから発売されている、三代目MINI。
こちらにも、二代目のみにあったロードスターを思わせるコンセプトカーがあります。
スーペルレッジェーラ」と名乗り、MINIらしからぬロングノーズになり、パワートレインは電気モーター。
市販化の予定はありませんが、MINIの意匠を尊重しつつもモダンです。
2015年03月08日 イイね!

クラブマン・レーサー

クラブマン・レーサー僕は度々言っているように、ライトウェイトスポーツカーが好みです。
小さく、軽く、馬力がそこそこで、内装や装備や機能が程々に質素。圧倒的なスペックに物を言わせるのではなく、軽さ自体を最大の武器としてきびきび走る。
その究極は競技用カートに行きつくのでしょうが、そのカートに限りなく近い車が、最近ぼちぼち出てきたようです。

また、そのどれもが、自動車黎明期の競技車両を思わせる、ルーフはおろかフロントスクリーンさえない、本格的なスタイリングです。
既存のスポーツカーやスーパーカーをサーキット仕様に改造して少数限定生産したものとも異なるのが、面白いです。





ランボルギーニ、軽量オープントップのワンオフ・モデル「アヴェンタドール J」を発表!
(autoblog、2012年3月6日)

【ビデオ】世界に1台の「ランボルギーニ・アヴェンタドール J」を、スペインの街角で目撃!
(同、2012年8月26日)



まずは、スーパーカーの代表格・ランボルギーニ。
これは、3年前の、「サロン・アンテルナショナル・ド・ロト2012(第82回ジュネーヴ・モーターショー)」の前夜祭で公開されたものであり、既に有名ですね。

それ以前から開発が囁かれていたアヴェンタドール・ロードスターの市販仕様が全容を現したかと思いきや、それとは別の、特注によるワンオフモデルです。
折り畳み式の幌どころか、フロントスクリーンさえもなく、ルームミラーはダッシュボードに据え置かれ、運転時にはフルフェイスヘルメットを被らなければならない。
にも拘らずこれは、公道走行可能なのだとか。


Jというサブネームは、ランボルギーニによる幻のスーパーカー「イオタ(Jota)」に因んで命名。

表向きはミウラの性能改良試験車両。しかしその正体は、社是に反する競技参加をイメージ。
しかし余りにもピーキーすぎる性能のせいで、完成を目前にして跡形もなく大破。
僅かに現存するものは、全てが後世に造られたレプリカ。

依頼主のセンスが表れていますね。





【レポート】ロータス、400馬力エンジンを載せた「2-イレブン」の後継モデルを計画中
(autoblog、2015年3月3日)



個人的には、これが一番気になりますね。
ロータスは基本的にはライトウェイトスポーツカー企業であるものの、元フェラーリ副社長であるダニー・バハー体制下では、利幅率の高い高級路線・車種拡充路線をひた走っていました。
しかしそれでも赤字は解消できず、車種の整理に迫られた。その陰で、100台限定生産を謳っていた2-イレヴンも、ひっそりと生産終了。日本にはその半数があるといいます。
それがこの度、新社長の下で、復活の案があるそうです。

こちらも、ルーフも、折り畳み式の幌も、フロントスクリーンも、オーディオも、パワーステアリングも、パワーウィンドウも、ABSも、スペアタイアもなく、どころかエアコンやヒーターや灰皿も、ドアさえありません。
エリーゼを元にした、完全競技用のスパルタンモデルです。中々に勇ましい。
でありながら、こちらも、ナンバーを取得して公道を走れます(複座式のみ。サーキット専用仕様は単座式)。

ロータスはバックヤードビルダーとして発祥し、その名残として、今も車台とボディのみを手掛け、エンジンは外部から調達しています。
二代目セリカXX開発に際して、アンソニー=コーリン=ブルース・チャップマンが協力したことにより、トヨタ自動車との蜜月関係があるので、トヨタ製エンジンを専用チューンして搭載しているのは、つとに有名ですね。
当然、次期2-イレヴンも、それに倣うことでしょう。





【ビデオ】アストンマーティン、謎の新型車「ヴァルカン」が火を噴くティーザー映像を公開
(autoblog、2015年2月24日)
アストンマーティンの新型限定車「ヴァルカン」は、800馬力超の7.0リッターV12エンジンを搭載!
(同、2015年2月27日)
【ジュネーブ2015】限定生産のアストンマーティン「ヴァルカン」は800馬力超!
(同、2015年3月6日)

アストンマーティン、ヴァルカン発表! 800ps超のサーキット専用車
(ゆめ痛 -NEWS ALERT-、2015年2月26日)



衝撃度でいえば、こちらですね。
高級車メーカーであるアストンが、サンデーレーサー向けの車を造るなんて…。
とは言え、欧州においては車とは貴族の道楽だったことを鑑みれば、むしろ今までなかったのが不思議なくらいと言えなくもありませんね。

名称からしてが、厨二病趣味をくすぐります。
(もっとも、アニメや漫画やラノベでは、ガトリングガンや、ガトリングガンに見た目が似ている回転式機銃全般と混同されていますが)
(ガンダムのこめかみ部に内蔵された機銃が「バルカン砲」という名称だったことや、『プレデター』のM61ヴァルカンや『ターミネーター2』のM134ミニガンの存在が、大きかったのでしょうね)

爽やかなメタリックライムグリーンの外装色に、オレンジのサイドミラーとホイールセンターキャップが、良いアクセントです。英国車は緑色でなくては。
別の記事によれば、ハードトップもあるようです。今流行りの電動開閉式メタルトップではなく、手動により付け外しされるもののような気がします(個人的憶測)。





【ジュネーブモーターショー15】日本発、スパルタンなミッドシップスポーツ…フィアロコーポレーション
(Response.、2015年3月2日)



翻って、日本。
まさか我が国にも、こんな車があったなんて、知りませんでした…。
普段は大手メーカーの下請けとしてコンセプトカーや試作車を造っているサプライヤーであり、技術力やモチベーションの底上げとして、たまに自社制作のオリジナル車両を造っているのですね。

こちらも、サイファー(「暗号」の意)という名称が、厨二病趣味をくすぐります。
しかも、ドアが斜め上に開く、インセクトウィングドア。それも、ドアというより、ドライバーが振り落とされないための必要最低限のセーフティバーのような簡素さ。
全体の見た目も、色のせいもあって、まるでミニ四駆です。
エンジンは現行三代目ヴィッツ用のそれをミドシップマウントしてあるのが、却って現実的です。変に高スペックのものを積むよりも、車体そのものの素性で勝負しているようで、好感が持てます。ライトウェイトスポーツカーはこうでなくては。

こういうのが市販化されたら、楽しいでしょうねえ。
売れないだろうけどw





トヨタ自動車 86(ハチロク)・RCは、競技用として改造されることを前提とした、究極的なまでに簡素な仕様で発売され、話題となりました。
86とはどんな車なのか、どのように楽しんで欲しいかが、如実に表れたグレードです。
ですが、2月10日のマイナーチェンジで、儚くも廃止。代わって登場したのは、スタイルCbなる高級カスタマイズ仕様。
スバル BRZ・RAも同時に廃止になったものの、よりスパルタンなRAレーシングとして継続販売されている当たり、車高を落とすと保安基準に抵触するというウインカー位置の問題だったのでしょうかねえ…。


86&BRZ以前としては、アメリカン・ホンダ・モーター S2000・CRですね。
これは“日本で売っていない日本車”であり、本田技研工業 S2000・タイプS(ABA-AP2)は、見た目や大筋では似ているものの、車の特性としては天と地ほども異なるといいます。

片やサーキット使用を想定し、足回りは硬めで、軽量化のために遮音材も省かれている。
片や日常使用の延長線上における、ワインディングでの高速安定性と、それに伴う快適性。
お国柄や、どんな人に売りたいのか、どんな使い方をして欲しいのかが、それぞれで異なるのが面白いです。
2013年12月02日 イイね!

日産の若者向けリーサル・ウェポン(笑)

日産の若者向けリーサル・ウェポン(笑)【東京モーターショー2013】日産が若者と作った全く新しいコンセプトカーを公開!!
(autoblog、2013年11月21日)

日産が若者のクルマ離れを食い止めるために作った車「IDx」
(ピカピカニュース2ch、2013年11月21日)

日産が若者のクルマ離れを食い止めるために作った車「IDx」
(ゆめ痛 -NEWS ALERT-、2013年11月22日)



だ、そうですよ。

確かに、格好良いと思います。
今、欧米を中心に静かなブームとなっている、レトロモダン調デザイン。
安全基準や製造工程やコストや売れ筋の関係で、今の時代の車は軒並みコモディティ化。その中にあって、懐古調デザインは一際異彩を放ちます。
一見してチャレンジャーみたいと思いましたが、実際には510型ブルーバードの姿を基本形として、ハコスカやケンメリのエッセンスを盛り込んだとのこと。そういえば、フェンダーミラーなんですね。
外見は古き良きマッスルカー、でも中身は信頼の日本製。僕にとって理想的です。

内装も、雰囲気抜群。
エンジンは、日産お得意のEVかと思いきや、ガソリン駆動。それも1.2~1.5リットルの排気量で、ニスモモデルには過給機付き。
駆動方式は、今時珍しくも、スポーツカーとして正統のFR。
サイズも、5ナンバーを僅かに超えるか超えないかというぎりぎりのようであり、日本の交通事情にとって現実的。
変速機のみ、流石にマニュアルモード付きCVT。
知れば知るほど興味をそそられます。


でもだからといって、即ちこれが若者の車離れを食い止めることのできる「日産の新たな提案」と言われても、少し、いや、かなり眉唾です。

今の時代、車に興味のある若い人なんて少数派です。
大抵は、「人が沢山乗れて、荷物が沢山積めて、楽に運転できて、燃費が良くて、安全装置が沢山付いてる車」を求めており、そんな彼らが好むのはミニバン。
MTなんて運転出来ない。タイア交換さえ自分でしたことがない。極端な例だと、自分の愛車の名前さえ知らない。
でもそれが今は一般的なのです。
そんな彼らが求めるのは、間違ってもスポーツカーなどでは決してない。

> これこそが彼らとのコミュニケーションでしか創り出せなかった、全く新しいクルマ像であると日産は考えている。
> 若者のクルマ離れは実は彼らが欲しい車を提供できていないのではないかという日産の一つの回答であると思えるコンセプトカーだ。


カルロス・ゴーンCEO・兼・社長の言っていることは尤もですが、その結果が即ちこれというのは、幾ら何でも無理がありすぎます。


思うに、「若者の車離れを食い止めるため」と称せば、社内で企画が通りやすいのでしょうかね?
そして、会議で説明を受けて企画書に判子を押すのは、60~70歳代の役員。それを思えば、彼らが思い浮かべる若者像とは、40~50歳代を指すのではないでしょうか。普通若者を指す20~30歳代は、彼らにすればまだまだ幼児。
その結果が、どう見ても団塊世代向けの懐古調スポーツカーを、若者向けと称する浮世離れした行為に現れている。

86(ハチロク)の成功にあやかろうとしているようにも見えます。
あちらはまだ、計算でやっているのは見え見えでしたが、日産の場合は普段が普段なので、素で錯覚しているのではないかと疑います。
業界「車があれば女にモテる(キリッ」 → その結果
 (2012年12月23日)
逆風吹き荒れる日産
 (2013年2月13日)
前途多難なDAYZ
 (2013年6月7日)
平成のパイクカー
 (2013年6月28日)





そういえば日産は以前、その86を扱き下ろしていましたね。
それも、アンディ・パーマー副社長による、公式発言として。


「うちはあんな車は作らない!」 日産の副社長が「BRZ」と「86」をこき下ろす
(ゆめ痛 -NEWS ALERT-、2013年11月1日)

【車/戦略】「うちはあんな車は作らない!」--日産副社長、トヨタ「86」とスバル「BRZ」をこき下ろす
(ピカピカニュース2ch、同日)




言ってくれますねえ…。

86は、商業的には成功ではありますが、確かに企画としては失敗だったかも知れません。
AE86の再来を謳いながら、デザインは2000GTへのリスペクトであり、キャラクターとしてもAE92やFF時代のセリカに近い。若者向けと言いながら、その実50~60歳代に売れている。企画段階から比べると高騰し、若者が気軽に買える価格ではなくなった。
しかしあちらは、気軽に乗れる感じと、日本の道路事情に即したスペックやディメンション、初代bBのようなオーナー各人によるカスタマイズを受け入れることのできる懐の深さが、支持されているのです。
プレミアムだの大人のためだのと取り繕って、足元の日本市場に背を向けた会社には、それが分かるでしょうか。

そしてその回答として出てきた車が、日産版86とでも言うべきものなのだから、開いた口が塞がりません。
「てめえ人のこと言えんのかよ」と。
或いは、日産としては86が妬ましかったのかも知れませんね。だからそうやって足を引っ張る。
しかも86は既に順調に駆け出しているものの、IDxはスタートラインにすら立っていない。


そもそも、企業の副社長ともあろう人が、簡単に他社や他人を名指しであげつらう行為が、受け入れ難い。

考えてもみて下さい。
もしあなたの会社の社長や重役が、公の場で、外部の者に向かって、そうやって思ったことをずけずけ口にする無思慮な人間だったとして、そして言うだけ言っておきながらその仕事の成果が扱き下ろした相手と五十歩百歩だったとして、そんな人を上司として仰ぎたいと誰が思いますか?
そんな会社で働きたいと誰が思いますか?
そんな会社が取引相手だったとして、誰が信頼してくれますか?

大人としての、また企業を背負う重役としての、品格や教養を疑います。




日産はこれまで通り、ワールドワイドなプレミアム路線(笑)を突き進めば良いと思います。
86的な車も、IDxの思想を具現化した車も、必要ありません。というより、こんな日産では無理だと思います。
2013年06月18日 イイね!

子供向けライトウェイトスポーツカー

子供向けライトウェイトスポーツカー【ビデオ】子どもも運転できて、ボディパネルの脱着もできるトヨタのコンセプトカー
(autoblog、2013年6月14日)





今月13~16日に開催された、東京おもちゃショー2013
そこにトヨタ自動車は、子供向けEVコンセプトカー「Camatte57s」「Camatte57s Sport」を出品しました。


車両自体は、昨年も出品していましたね。
前身となった「トヨタ自動車 Camatte」は、クラシックカー風デザインが牧歌的な、パイクカー的風貌でした。日産のパオやBe-1と並んでも違和感のなさそうな。
程々の馬力と軽い車体。子供向けとはいえ、ライトウェイトスポーツカーとしての理想です。

それが今年の仕様は、もう少しスパルタンです。
オープンカーとなり、レトロモダンよりは流線型で鋭角的となり、スピード感がある。
特にSportのほうは、ガンメタリックの外装色に赤いレーシング・ストライプスと黒いスポークホイールが、何とも厳つい。

中身自体も、中々に引き込まれます。
フロントスクリーンがないのは、ロータス・カーズ 2-Elevenというか、ケン・オクヤマ・カーズ K.O7というか、KTM X-BOW(クロスボウ)というか、ヌォーヴァ・アウトモービリ・フェルッチオ=ランボルギーニ アヴェンタドールJを思わせる。
運転席は中央にあって一座、後席はさほど離れておらず二座。まるで、マクラーレン・オートモーティヴ F1です。
構造も、金属製フレームに全57枚の樹脂製外装を取り付けていくというものであり、もはやフェラーリ!
特徴だけを記号的に抜き出していくと、ライトウェイトスポーツカーを通り越して、ほとんどスーパーカーです。子供には勿体無いw
さあ、トヨタは早くこれにスウィングアップドアを装備する仕事に戻るんだ!

免許を持てない子供向けゆえ、流石に公道は走れませんし、スピードも出ませんが、実に面白いです。子供のためのスーパーカー。
今の自動車業界も、こんな車を市販化できたら、盛り上がるでしょうね。と言うか、それを実現したのが、往年のABCC四兄弟であり、今度出る次期ビートであり次期コペンなのかも。


モーターショーの類いではなく、敢えてのおもちゃショーでの展示なのが、良いですね。
対象者を明確に絞っています。
カーマニアや主婦層、一般層に気に入ってもらえる車造りも大事だけど、子供にも興味を持ってもらいたいもの。
こうして種を撒いて、未来の車好きが一人でも増えてくれると良いですね。
2013年03月03日 イイね!

海外ライトウェイトスポーツ事情

海外ライトウェイトスポーツ事情日本ではお手軽なライトウェイトFRスポーツの復権の兆しがあるのに、翻って海外では今一つですねえ。

ロータス・カーズ エリーゼ&エキシージ兄弟や、アウディ TTBMW Z4ポルシェ ボクスターSなどの代表格を見れば一目瞭然。もはや高級車です。
特にZ4は、初代E85/86型はまだライトウェイトの香りがありましたが、現行の二代目E89型は高級GTクーペです。

小型・軽量・低価格・FR・クーペスタイルといった、いかにも日本のスペシャルティカー然とした車というと、中々見掛けないような気がします。


欧州の場合は、FFホットハッチがそれに当たるでしょうか。
フォルクスヴァーゲン ゴルフ・GTIフィアット プントフノー メガーヌ・フノースポールプジョー 208・GTiフォード・モーター フォーカス(これのみアメ車)…。

ハッチバックスタイルなら、日常の使い勝手もありますし、通勤や冠婚葬祭に乗っていっても然程場違いではないですしね。FFというのも、どんな天候でも対応できる。車そのものも、スポーティグレードやラグジュアリーグレード、実用的な普及グレードと、幅広く商品展開できる。
日本車でいうと、トヨタ自動車 ヴィッツ・1.5RSや、本田技研工業 フィット・RSスズキ スイフトスポーツが、好例でしょうか。




特にアメリカともなれば、益々望み薄。
彼の地は日本以上のガラパゴスであり、大型・重量・大排気量NA・大馬力の、恐竜的なマッスルカーが栄華を誇る地ですからねえ。

…いえ、一応あることはあるんですよね。マツダ MX-5(ロードスターの海外名)は定番だし、ホンダ シビック・Siクーペサイオン tCは若者に安定した人気があり、サイオン FR-S(86の北米名)も注目されている様子ですし。
でもそれはもっぱら、パーソナルシティコミューター的な使われ方。本格的な走りを楽しみたい向きには、マッスルカーや、冒頭で挙げたような欧州製高級スペシャリティカーが中心。


アメリカにおいて小型軽量FRスポーツクーペは、決して人気がないわけではないと思うのですが、それでもまだまだマニアックな分野なのかと思われます。

ポンティアック ソルスティスは人気が高く、サターン スカイなど多岐に渡るOEMで価格を抑えたので買いやすく、それだけに修理用や改造用のアフターパーツも流通しており、フォーミュラDや『トランスフォーマー』にも登場し…。しかしリーマンショックによりGMは規模縮小を余儀なくされ、生産工場は閉鎖、従業員は大量に解雇、ポンティアックブランドの消滅で、兄弟車共々幻の名車となってしまいました。
ダァヂ デーモン・ロードスター・コンセプトも、往年の「デーモン」という名称の復活や、「リトル・ヴァイパー」とでも言うべき外観もあって注目を集めたものの、結局はこちらもリーマンショックのせいで計画は打ち切りに…。

かつてのポニーカーはライスロケットやマッスルカーに取って代わられた昨今、ことアメ車においては、小型軽量FRスポーツクーペは不運な末路を辿る運命にあるようです。




でも、そんな不安定な市場だからこそ、収益も体力も安定した大メーカーが、道を切り開く必要があるんですね。

トヨタ FT-86・オープンコンセプトは、4シーターのまま、電動開閉式キャンバストップとなり、あえてパドルシフト付き6ATを選択。内外装のカラーコーディネートと併せてスペシャリティカーの風味が一層強くなり、先行他車とは上手く住み分けができそうです。
無理に競合せずとも、各社各様の持ち味で以って、盛り上げてくれれば嬉しいですね。

プロフィール

「「車種もドンピシャな東方Projectモチーフの隠れ痛車を捕獲!」特徴的な翼のデザインをスズキ・キャラのガルウイングで再現
https://option.tokyo/2021/07/03/104493/

キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!」
何シテル?   07/03 23:51
ご覧頂き有難うございます。 色々な方と知り合い、交流や情報交換などできたらと思います。 ヲタクです。 昔はそれなりに「広く深く」だったのですが、最近は...
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