大ヒット確実!ホンダN-ONEが11月発売!ここまでおしゃれな日本車があったのか!
(暇人\(^o^)/速報、2012年8月13日)
ついに発売! 「安い! 速い! 上質!」で大ヒット確定!! ホンダN-ONE、遊び心に死角なし!!
(ピカピカニュース2ch、2012年11月2日)
ホンダ「N-ONE」発表前に【9000台】受注!ホンダは【軽メーカー】になる?
(Ethical & LifeHack、2012年11月7日)
今日は、いよいよ
本日発表・明日発売の、
本田技研工業 N-ONEの見学に行ってきました。
最近外車を中心に流行りの、懐古調デザイン。
かつて人気を誇った車種を、デザインを現代風にアレンジして復活させるのが、最近の自動車業界の流れですね。マスタング然り、サンダーバード然り、GT然り、キャメーロ然り、チャレンジャー然り、FJクルーザー然り、ニュービートル(ザ・ビートル)然り、ミニ然り、500(チンクエチェント)然り…。
そしてその波は、遂に日本車にも。
このN-ONEは、ホンダ初の軽自動車であった往年の
N360を、
デザインのみならず使い勝手やパッケージングや開発思想に至るまで、現代に蘇らせたものです。
N360は、僕が小学校低学年の頃に、ごく短期間だった上に当時としても相当な年代物でしたが、父の冬用の足車でした。これで親子で
胎内スキー場へ行き、車内でラジオを聴きながらカップラーメンを食べて温まったり…。思い出深い車の一台です。
それが現代的なアレンジで以って復活した。これは気になります。
往年のN360を知る世代からは懐かしさで、N360を知らない若い世代からは斬新さで、どちらの世代からも歓迎されているのは喜ばしいです。

今日お邪魔した、
Honda Cars 新潟 新潟店です。
来たら、丁度搬入が終わったところでした。良いタイミングで来ました(´∀`)
因みにこの日の天気予報は雨であり、曇りで物凄い強風でした。


展示車は、グレードはG・Lパッケージ、駆動方式はFF、型式はDBA-JG1。
全てのグレードで直列3気筒DOHC、インパネシフトCVTのみ。
うおおおお懐かしい……(;゚∀゚)
懐古調デザインの車全体に言えることですが、法規や安全基準は年々変わっており、昔とよく似たデザインでは中々出せないものですが、デザイナーの工夫により一目でN360の生まれ変わりだと分かります。
しかも単なる懐古だけじゃない。今風に洗練されて、モダンです。
今までネット上の画像だけで見ていた以上に、実車は大きいんですね。
リアドアのグラスエリア内に、普通ならあるはずのピラーがない! 目の錯覚を誘い、実寸以上に大きく見える要因です。
今時の
軽トールワゴンとサイズは同じですが、フロントウィンドウの傾斜はきつく、リアウィンドウだけでなくリアハッチそのものに傾斜がついており、キャビンは台形で小さく、側面から見たグラスエリアは小さいです。懐かしの、いわゆる「富士山型キャビン」。そのシルエットは
ダイハツ工業 エッセにも似ています。


インストゥルメントパネルは、今時の実用車らしいです。奇をてらわず、シンプルで、柔らかく、明るく温かみのある色使いで、小物入れが沢山。
でも取って付けたようなものではなく、最初からデザインされたラインやパネルの継ぎ目が、そのまま小物を置ける段差となっていたりなど、工夫されています。
小物入れが、普通ならインパネ上部にあるものですが、N ONEは下部に集中しており、かつ左右対称のレイアウト。美観に気を使った結果、中身は雑然となる小物入れを、なるべく外から見えないようにしたものと思われます。
内装における目玉は、メーターですね。
立体的に重なった三眼式というのが、クラシカルな内外装の中で一際異彩を放っています。有り体に言えば、要は
CR-Z(DAA-ZF2)みたいなメーターなんです!
物凄く格好良くて未来的で好きなんですが、ここだけが浮いています。或いはそれが、「古い外観に新しい技術を内包する」というデザイナーからのメッセージなのでしょうか?
変速機はインパネシフトCVTのみ。
スポーツカーじゃないのは分かりますが、せめて最上級グレードである「プレミアムツアラー・Lパッケージ」は、
マツダ デミオ・スポルト(DBA-DE5FS)みたいなインパネシフトMTとの選択式だったらなあ…。

シートは流石にバケットシートではなく、平坦なベンチシート。
後席だけでなく前席も同じであり、流石にホールド性や重厚さは皆無ですが、足元を遮るものがないので左右への移動も楽に行えます。
着座位置は高く、開口部が広いのも相俟って、乗り降りはしやすいです。
外観は意外に大きいですが、乗った感じも見た目以上に広いです。
ヘッドクリアランスも意外にある。
もっともその分ドアは薄く質感は軽薄で、車体が大きい分それが際立っちゃいますが…。
写真に撮るのは忘れましたが、後席はバケット形状ではない分、ぱたぱたとかなり立体的に折り畳め、どんな使い道にも対応します。
フィットの経験が存分に活かされています。

後席が広い割に、荷室も広々。
後席は、スイッチ一つでワンタッチで背もたれが倒れ、それと連動して座面が沈み込みます。それにより、段差も傾斜も一切ないフルフラットが実現。布団を持ち込んで車中泊もできますw

床が広く平らな分、足回りのパーツがシャシから飛び出ちゃってます(´ω`)
冬に走ると一発で錆びちゃいそう。
燃料タンクも前席下部にあり、低重心と居住性と走行安定性に一役買っているとのことですが、砂利道で擦ると危なそうだし、雪国では錆の心配もあります。
この車は、本当に、雪の降らない街中で使うべきシティコミューターですね。
でも排気管の出口は真下を向いており(写真右上)、アイドリング中に荷物を出し入れしても、足に汚い排気が掛かることはありません。小さな気遣いが嬉しいです。

こんなパネルまで飾って演出しています。
ホンダの、この車に掛ける意気込みが伝わります。
実際この日も、成約していく中高年の方が沢山いました。

カタログもどっさりもらいました(´ー`)
外装色やオプションがやたら豊富ですね! プラモデル感覚で「世界に一台だけ、自分だけのN-ONE」を作ることができ、見てるだけで楽しくなってきます。
表向きはエコロジーでリーズナブルな実用車であり、そういった車は思想を捨てて燃費や減税やエコカー補助金に特化して然るべきなのですが、N-ONEにはそれだけでない、車本来のわくわくする気持ちを喚起させられます。


基本となる外装色に加え、ルーフとサイドミラーだけを白か黒で塗装する、ツートーンカラーが選べますが、これがまた
BMW ミニ・ワンみたい!
ボディを縦に走るストライプが入れられたりとか、テールゲートスポイラーの形状とか、う~ん益々ミニみたい。
無限のパーツに至っては、センター出しデュアルマフラーとリアアンダースポイラーの組み合わせなぞは、もうクーパーSかとw
でも実際、懐古調デザインといい、小振りなサイズといい、思想といい、「日本版ミニ」と言っても過言ではないし、またそんな存在になって欲しいです。
N-ONE CM「軽快な走り」篇
(YouTube。Honda News Channnel(ホンダ公式チャンネル)投稿、2012年11月1日)
CMも来ました。
低燃費や減税や広い車内を執拗に謳うのではなく、しっかり走り回り、またそれを楽しげに演出しているのが、非常に好感が持てます。
益々楽しみです。
Posted at 2012/11/01 23:56:16 | |
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