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ふじぃのブログ一覧

2016年02月27日 イイね!

おかえり、シビック

おかえり、シビックシビック販売再開へ 2年以内に国内投入…ホンダ
 (乗り物速報、2016年2月25日)

ホンダ、新型セダン「シビック」日本再投入検討 八郷社長「2年以内に」
 (ゆめ痛 -NEWS ALERT-、同日)

ホンダ「シビック」日本再投入検討
 (サイ速、同日)

ホンダ「新型シビック」日本発売を社長が明言:「シビック・セダン」に「シビック・ディーゼル」も期待?
 (Ethical & LifeHack、同日)





キタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━ッ!!



まさかこの時が来ようとは…….*・゜゚・*:.。..。.:*・゜(n‘∀‘)η゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*☆




本田技研工業の国民車、シビック
1972年の発売以来、ホンダの普及車として、長い伝統に裏打ちされた基幹車種です。
空冷エンジンに拘るあまり、1300で大赤字を出して傾きかけたホンダの屋台骨を支え、業績のV字回復を成功させた、ホンダにとっての救世主でもあります。

シビックは時代の移り変わりと、他車種との関係、何よりも日本人の体格やユーザーの嗜好の変化に合わせて、姿も大きさも変わっていきました。


5ナンバーサイズコンパクトカーだったのが、枠ぎりぎりまで大きくなり、排気量も多くなり、やがて3ナンバーセダン型のみになり、価格もどんどん上昇し…。
そして遂には、完全世界戦略車として出世したものの、日本人の手からは遠く離れていった。


現行のシビックは、北米で設計・開発。
セダンとクーペがあり、それぞれに2L仕様と1.5Lダウンサイジングターボ仕様があり、どちらもレギュラーガソリンを使用。
モデルチェンジ前の2015年式のセダンには、ハイブリッド仕様や、天然ガス仕様までありました。

欧州では、Cセグメントの5ドアハッチバックとステーションワゴンがあり、1.8Lハイオク仕様と1.6Lクリーンディーゼル仕様あり。

今話題のタイプRも、イギリスのスウィンドン工場で生産し、そこから日本を含む各国へ「輸出」して予約抽選販売。


今やシビックは、世界を股に掛けて八面六臂の大活躍。
しかしその弊害として、シビックの語源でありコンセプト「一般市民(シヴィリアン)のための車」とは、もはや言い難くなりました。

そもそも日本を巣立ったきり帰って来なくなった。
タイプRとて、日本での予約販売は、世界でも一番最後だったといいます。
日本が発祥で、日本企業が作り、車種によっては日本工場で造ってはいるものの、本当に日本車なのか眉唾です。


そんなシビックが、2年以内を目途に日本に帰ってくる予定だという、八郷隆弘新CEOによる発表です。




特に明言されてはいませんが、恐らくセダンのことを指しているのだろうと思われます。

このシビックセダン、アメリカでは北米カー・オブ・ザ・イヤー2016を受賞した、栄誉ある車です。
よって、いわば凱旋帰国ですね。

ホンダ、米国仕様の次期型「シビック」を9月16日に公開
 (autoblog、2015年8月26日)
ホンダ、北米向け新型「シビック セダン」を発表
 (同、2015年9月17日)

ホンダ、新型シビック発表! 北米に今秋投入・・・日本発売の予定無し
 (ゆめ痛 -NEWS ALERT-、2015年9月19日)
ホンダ、新型「シビック セダン」 ベストスモールカーに選ばれる【カナダ】
 (同、2015年11月26日)
【祝】ホンダ「シビック セダン」が北米カーオブザイヤーを受賞!
 (同、2016年1月14日)


アメリカやカナダで評価が高く、今後も中国や新興国での販売を控えているというので、その一環として日本にも持ってくるということなのでしょう。

今の時代、企業内リソースは限られており、流石に日本市場だけに特化した車造りは難しいものがあるでしょう。
この度の日本再投入とて、世界中で人気なので元を取れる見込みがありそうだと踏んだからであり、ビジネス的に冷徹な計算も働いていたことでしょう。
しかしそれでも、日本人のホンダファン・シビックファンを見捨てるどころか、出来うる限り期待に応えようとする姿が感じられます。
そういうのは素直に嬉しいものです。



流石に、クーペやステーションワゴンではなくセダン、それも日本でいうところのDBA-FD#型準拠です。
クーペは既にCR-Zがあり(正確には3ドアハッチバッククーペですが)、ワゴンもシャトルがあり、シビック当初の姿であったコンパクトカーは既にフィットに明け渡しているので、セダンのみの再投入になるのは自然の成り行きですね。


立ち位置としても、排気量・ボディサイズ・価格などからして、アコード未満・グレイス以上というポジションになるのでしょうか。
最近のホンダ車にはそんなセダンが見当たらなかっただけに、文字通り「サイコーにチョードイー、ホンダ!」です。


外見も、現在世界中のセダンで主流となっている、5ドアハッチバック風のスタイリングです。
リアガラスがトランク後端までなだらかに傾斜しており、3ボックス型に見せない処理。
ジャギュヮー・カーズ XE、メルツェーデス=ベンツ CLSクラス、同じホンダでもレジェンド…。
これで後席の頭上空間が確保できる。その分、後席の位置を後ろにずらすことが可能になり、益々後席を広く取れる。空力にも優れる。


若干の灰汁の強さを感じさせる、フロントマスクとテールランプ。
現在のホンダの世界共通デザインテーマ「Exciting H Design!!!」に則った、未来的なデザインです。
もっと落ち着いたトラディショナルなものが良かったという声も多く聞かれますが、レクサスでさえスピンドルグリルを採用しただけに、主力市場たる北米や中国ではこれくらいのほうが売れるのでしょうね。


メカニズムはどうなるかはまだ不明ですが、最近のホンダの傾向からいって、ダウンサイジングターボ+CVTと、ハイブリッド+DCTの、二本柱になるのでしょうか。

前者は期待できそうです。
恐らく、1.5L・直列4気筒・直噴ターボエンジン「L15B」エンジンになることでしょう。
ステップワゴンジェイド・RSに搭載されており、中々に力強くてストレスないと、評判のようです。
ヴェゼル・RSにも搭載されるのでしょうか…?

【レポート】ホンダ、次期型「シビック」に1.5リッター直噴ターボエンジンを採用か
 (autoblog、2015年3月17日)
HVより割安…ホンダ、小型ターボエンジン採用へ
 (ゆめ痛 -NEWS ALERT-、2015年7月18日)





個人的には、これを機に、同じく北米限定であるクーペモデルも、限定販売して欲しいですね。


ホンダ シビック クーペ 新型、初公開へ
 (ゆめ痛 -NEWS ALERT-、2015年11月14日)
ホンダ、「シビッククーペ」を世界初披露!
 (同、2015年11月19日)

【LAオートショー2015】ホンダ、新型シビッククーペ世界初披露
 (autoblog、2015年11月18日)
【LAオートショー2015】新型ホンダ「シビック クーペ」を現地からレポート!
 (同、2015年11月20日)



勿論ダウンサイジングターボと6MTで。
かといって硬派なスポーツカーではなく、あくまでスペシャルティカー路線に留め、緩く乗れそうで安価で取っ付きやすい広告戦略で。
セダンがアコード未満・グレイス以上なら、クーペはインテグラないしプレリュードの後継で86&BRZ対抗というのが、ボディサイズ的にも妥当でしょうか。

ちょっと高級なセダン・本格スポーツカーのタイプR・そして若者向けのクーペという、三本柱が理想です。
そのためにも、この度のシビックセダン、売れて欲しいですね。
Posted at 2016/02/27 23:57:53 | コメント(2) | トラックバック(0) | セダン | クルマ
2015年01月14日 イイね!

走りのセダン

走りのセダン
 走りのセダン - Driving Pleasure -
 (BUBBLE-B feat. Enjo-G、2012年)



セダンと言うと、おじさん車というイメージが一般的かと思われます。

確かに、或る程度の年齢を過ぎれば、ゆったり運転できて、人数や荷物がそこそこ乗れて、世間体としても無難な、セダンを求めるのが心情だと思います。
しかし、安定且つ余裕ある乗り心地を求められるが故に、大排気量であったり、馬力があったり、車体剛性が高かったり、FRであったりと、スポーツカー的な方法論で造られているのもまた事実かと。

それ故昔から、様々なレースに出場したり、チューニングカーやドリフトカーの素材としても活躍してきました。
有名処では、インプ(独立したWRX含む)・ランエボの二大巨頭ですね。アテンザも、カペラからスポーティイメージを付加して成功しているのは、ご承知の通り。


最近では、尚の事スポーティイメージを持たせたセダンが復権してきたようです。
それは高速で走らせる機会の多い欧米市場からの要望という側面もあるでしょうが、ミニバンと軽と欧州車に市場を奪われてセダンの売り上げが低迷している昨今、市場を奪還するために若返りを図りたいという思惑もあるのではないでしょうか。

セダンが日本で全く売れない アメリカで毎年40万台売り上げるセダン、日本では年間6000台しか売れず
 (ゆめ痛 -NEWS ALERT-、2014年9月8日)





トヨタ、マークX限定車”GRMN”を発表! 6速MT搭載 540万円
(ゆめ痛 -NEWS ALERT-、2014年12月19日)

トヨタ、マークX"GRMN"を100台限定発売。同時に、マークX G'sに外板色を追加
(autoblog、同日)

サーキットでも走れる特別版の「マークX GRMN」 トヨタが100台限定で来年3月から受注
(乗り物速報、2014年12月20日)



今のトヨタは、攻めますねえ。

3.5リットルV型6気筒エンジンを搭載するマークXには、既に“G's”なるスポーツコンヴァージョンモデルがありましたが、更なる本格派が投入されました。
現行型にマイナーチェンジされる以前から試作車両だけはあったものの、ようやく市販化の目途が立った模様です。

マークⅡ時代からスポーティイメージのあった高級セダンであり、だから他車種よりもこういったスポーツモデルは似合います。
G'sはあくまでもファインチューンでしたが、今回は本格的です。
カーボンパーツを多用して軽量化しつつも、かと言って無暗に多用するのではなく、市販品としてコストとの兼ね合いから置換する部位を厳選。
トランスミッションも、純正にはない6MTに、完全に変更。

通常グレードとG'sに追加設定された黄色(アウェイクンイエロー)からして、或いはBMW M3を仮想敵として開発したのでしょうか。
しかし個人的には、往年の、チェイサー・ツアラーVのイメージが重なります。




レクサスの営業企画部門トップが、V10エンジン搭載のスーパー・サルーン「GS F」を計画中!
(autoblog、2012年3月26日)
レクサス、新型高性能セダン「GS F」の画像と概要を公開
(同、2015年1月7日)
【北米国際自動車ショー2015】レクサス、"F"シリーズ最新モデル『GS F』をワールドプレミア
(同、2015年1月15日)

最高出力は500馬力超えに? 新型 レクサスGS Fのスパイショット
(ゆめ痛 -NEWS ALERT-、2014年10月6日)
【画像】レクサスが新型車のティザー画像を公開!! GS Fが1月にもお披露目される!?
(同、2014年12月19日)

レクサス、2015年後半発売予定の「GS F」を世界初公開
(Car Watch、2015年1月14日)



レクサスブランドでも、トヨタは攻めます。
むしろ、「走りのセダン」を求めるのは、主に海外の富裕層に多いみたいですね。高級路線の車にこそ、特に多く見掛けます。

IS F亡き後、上位車種としての復活が着々と進められています。
先代のベースとなっていたIS自体が、アルテッツァの後継車種。片や新型のベースであるGSは、アリスト後継。どちらも生まれながらの「走りのセダン」。
だからレクサスのスポーツグレード“F”を宛がわれるのに相応しい。


閑話休題。

1980年代に勃興した日本車メーカーによる世界戦略ブランドは、欧州車の猿真似ばかりで、苦戦続きでした。
そんな中にあってレクサスは、当初こそ冷ややかに見られていた向きもあったものの、「互いが譲り合う調和の心」「気配り」「おもてなし」「障子戸や襖の建付け」「茶室へ入る緊張感」などといった日本らしさによる車造りで、高い評価を得ることが出来ました。
並み居るライバルたちが「漆塗り」「七宝焼き」「金粉」「畳」などといった表層的な日本らしさに終始していただけに、心の在り様を表現したレクサスの方法論は斬新でした。と同時に、海外が求めていた真の日本車らしさとは、どんなものだったのかも判明しました。

その精神は今も受け継がれており、レクサスのスポーティモデルに宛がわれる“F”とは、即ち富士スピードウェイを意味します。
普通なら“ニュルブルクリンク・パッケージ”だのといった名称にしそうなところですが、単なる一グレードの名称にさえも、日本らしさを打ち出しています。
それがレクサス。




GT-Rのセダン版「インフィニティ Q50 オールージュ」市販化計画は中止か
(ゆめ痛 -NEWS ALERT-、2015年1月1日)



トヨタがこれだけ攻めているにも拘わらず、最大のライバルであった筈の日産は…。

インフィニティ Q50(日本名:V37型スカイライン)自体は、「技術の日産」としての矜持を棄て、効率やコストを優先した結果、ダイムラー製グローバルエンジンを搭載(ダウンサイジングターボとディーゼル)。
揚句の果てには、エンブレムの交換さえも面倒臭がり、インフィニティバッジを付けたまま日本販売。それを「世界で評価されているグローバル・カーだから」と言って正当化。
あからさますぎるやる気の無さに、二の句が継げません。

スカイラインとは、プリンス自動車工業時代から続く由緒正しい車であり、日産を代表する一車種であり、「走りのセダン」の代名詞。
それが、機械として車としての完成度はともかく、もはや理念など感じられません。


ハイパフォーマンスモデルにしてもそう。
或る意味スカイライン・GT-Rの再来とも言えるこのQ50オールージュも、結局は市販化はお蔵入りですか。

売れなくとも刺激的でイメージリーダーとなりえる車を造ることよりも、いかにして楽に資金を回収するかといったことしか、今の日産は考えていないのでしょうね。
短期的にはそれで良くても、その先に待っているものは何でしょう……。

効率化と収益化を極大化させ、自滅していくマクドナルド
 (DARKNESS、2015年1月15日)



血族経営だの経営者一族だのというとネガティヴなイメージですが、モリゾウさんおさむちゃんの場合は良い方向に作用しているようです。
片や日産は、外部から連れてきただけに、思い入れも何もなさそうです。
それ故大鉈を振るうことが出来たのは事実ですが、倒産の危機から立ち直った今となっては、副作用によって内側から蝕まれているようにしか見えません。




自身のセダン・ユーザーを裏切り続けたHonda 復権はあるか
(ニンジャ速報、2014年2月9日)



日産だけではありません。ホンダもです。
高級スポーティセダンというイメージだったアコードは、今やハイブリッドとPHVのみになりました。車の持つイメージとしても、高級且つ先進的ではあっても、スポーティさは感じられません。
シビックも欧州専売車種となってしまいましたし、グレイスはセダンのスタンダードとして手堅く纏まっているものの、今のホンダには「走りのセダン」と呼べる車が見当たらない状態です。
頼むよホンダ!
Posted at 2015/01/14 23:01:27 | コメント(0) | トラックバック(0) | セダン | クルマ
2013年06月21日 イイね!

庶民のセダンがない

庶民のセダンがないホンダ「アコードHV」は【セダン】強化の序章?「フィットHV」も【SUV】&【セダン】も投入!
(Ethical & LifeHack、2013年6月20日)





昨年下期から、国産セダンが豊作です。

アテンザの世界的ヒットに続き、意表を突くモデルチェンジで話題をさらったトヨタ自動車 クラウンアスリートに、走りのイメージのレクサス ISに、販売を控えた本田技研工業 アコード・ハイブリッドは先進性と低燃費。
トヨタ マークXも、現行で「X」を強調したフロントマスクとなり、しかもどうやらコロナマークⅡ以来続いてきたFRセダンとして最後のモデルになりそう。
スカイラインやランサーエボリューションやインプレッサアネシスは、もはや定番。

外車でも、クライスラー 300シリーズが、久々の日本導入。


でもそれら、どういう訳か、ことごとく大柄で高級な世界戦略車。
ISも、「コンパクトセダン」を謳っている割には、3ナンバーで最少排気量2493ccです。
庶民が気軽に買える、本当のコンパクトセダンは、今はカローラくらいでしょうか。

理由は分からないでもありません。
単純な利幅でも、安価な軽自動車を10台売るよりも、高級車1台を売ったほうが効率的と言いますし。
イメージ的にも、所帯じみた軽やコンパクトカーやミニバンよりも、落ち着いて高級感のあるセダンをこそ旗艦としたい気持ちもあるでしょう。
マーケティング的にも、今一番お金を持っている熟年層には、慣れ親しんだであろうセダンのほうが訴求する。
だから高級路線に走る。世界戦略車に据える。最新技術を投入する。
それ自体は決して間違ってはいません。むしろ商売的には正しいです。




最近セダンが復権し、円熟期を迎えつつあるのだから、庶民向けのエントリーモデルもそろそろ…という気持ちもあったりします。

カローラは、日本に合った日本人のためのセダンです。価格も維持費も安く、信頼性は高く、派手すぎず、小柄な5ナンバーサイズ。
特に海外向けが頑張っていますが、日本でも、ターボで6MTでフルエアロで大径ホイールを装備した、TRD製コンプリートカーが出てくれると、個人的には嬉しい。
新型『カローラ』(北米仕様)公開キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!
 (ゆめ痛 -NEWS ALERT-、2013年6月7日)
新型『カローラ』(欧州仕様)公開キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!! 北米仕様とどっちがいい?
 (同、2013年6月11日)


フィットも、ヴァリエーションの拡大を図っているそうであり、その中にはセダン型もあるそう。
シビックやシティがすっかり大型高級路線に行ってしまい、且つ海外専売車両になってしまった以上、かつてのフィットアリアやシビックフェリオの路線を復活させて欲しいもの。


新車で目当てのものがなければ、中古車に目を向けてみます。
昔は中古車というとイメージは決して良くないものでしたが、今や程度の良い個体が幾らでも手に入る時代です。
だから新車に拘らずとも、中古車に目を向ければ、庶民のためのセダンがより取り見取りです。

アルテッツァ、シビックフェリオ、インテグラ、レガシィ(初代)、インプレッサ(初代)、ランサー(ランエボではなく)、ブルーバード、スカイライン(R32)、ローレル、エリオ・セダン…。
この辺りを安く買って、後は維持しつつ細々と自分好みに手を加えていっても面白そう。個人的には、シビックフェリオをUSDM風にしたい。




今のセダンは高級路線ですが、それ以外にも選択肢が増えるとしたら、その時こそが真の意味での爛熟期でしょう。
Posted at 2013/06/21 20:31:36 | コメント(0) | トラックバック(0) | セダン | クルマ
2013年03月13日 イイね!

セダンなんて退屈だ

セダンなんて退屈だかつての国民車 トヨタ「カローラ」はなぜ落ちぶれたのか
(ゆめ痛 -NEWS ALERT-、2013年1月13日)





「セダンなんて退屈だ、と誰が言った?」とは、新型となったマツダ アテンザ(DBA-GJ)のキャッチコピー。
それは即ち、セダンは退屈で魅力がなく売れないということを、逆説的に物語っています。


昔はセダンのヒエラルキーが高かったんですよね。
メーカーにとっての旗艦車種であり、ユーザーにとっての憧れであり、オーナーにとってのステイタス。
スポーツカーやボーイズレーサー(現在のホットハッチ)で夜な夜な峠を攻める若者や、スペシャルティカーでナンパに勤しむ若者も、結婚して家庭を持てば、自ずとセダンへ乗り換えた。
メーカーとしても、売れるから、グレード展開しやすかった。廉価グレードもあれば、スポーティグレードもあり、高級グレードもあり…。

それがいつしか、次第にミニバンに取って代わられ、今ではコンパクトカーや軽自動車やクロスオーバーSUVに取って代わられました。
僅かに生き残ったものも、世界戦略車としての側面も担うことになった以上、日本車でありながら日本で取り回しのしづらいサイズにまで肥大化してしまいました。それが益々「日本人のセダン離れ」を誘発する。

今見掛けるセダンというと、トヨタ自動車 クラウンや同社のレクサスブランドや日産自動車 シーマなどの高級車か、プリウスやインサイトなどのセダン派生のハイブリッドカーか、欧州車が殆どです。


カローラだけでなく、セダンそのものが凋落してきているんですよね。
最近の日産は、ラティオ(DBA-N17)シルフィ(DBA-TB17)など退屈なセダンを粗製濫造しており、これもセダン凋落の一因です。

セダンの主な市場は、今や欧米に移っているようです。アメリカン・ホンダ・モーター シヴィック同 シティなど、日本メーカーの海外専売車種には、日本には見られないセダンのラインナップが多いです。
国内で安定した需要が見込めるのは、法人関係と、定年退職したシニア世代と、VIPカーへ改造する素材くらいです。




カローラは良い車です。
車に趣味性や思想を求めないのなら、無難で、堅実で、安く、壊れにくく、質感も程良く、燃費も良好で、人も荷物も積め、極端な高級感がない代わりに貧乏臭さもない。
各社、世界戦略車としてモデルチェンジの度に肥大化していく中にあって、カローラだけは日本の道路事情や日本人に適した5ナンバーサイズを、現行に至るまで堅持しているのも好印象。
国民車として長い歴史を持つだけあります。

ただ、ビッグネームには、往々にして黒い面も付き物。
今はどうだか知りませんが、一時期のトヨタ社内では、カローラ担当は出世コースだったので、皆こぞってカローラの開発をやりたがったとか。
それこそが、カローラの凋落に繋がっていったんでしょうね。車に夢や情熱を抱く人ではなく、出世の道具としか見なさない人が上に立っていたのですから。何しろ開発部門の中には普通免許すら取得していない人さえいるといいます(いえ、社会人である以上、理想だけでは仕事になるどころか、むしろ足枷にしかならないのは無理からぬことですが)。
だからランクスだのスパシオだのルミオンだのとやたら派生車種ばかり増えていき、その割に印象に残るどころか短命に終わり、益々官僚主義的な組織を象徴する車としての印象が植え付けられてしまった。

他、カリーナカムリビスタアリオンなど、似たような車を次から次へと量産して、トヨタセダン同士で共食いになったのも、カローラにすればとんだとばっちりでした。




今、新型アテンザが売れているのは、欧州車みたいなデザインや質感や走りやプレミアム性があるからと言われています。
その割に、欧州車の単なる猿真似になっておらず、日本的な美意識で纏め上げられているのが、却って良いとも。

マツダ「アテンザ」:【欧州車User】取り込み【目標の7倍】受注! → 増産へ
 (Ethical & LifeHack、2013年1月26日)
「セダンなんて退屈だ、と誰がいった?」と新型アテンザがカタログで挑発してるそのワケは!?
 (clicccar、2013年1月31日)
【マツダ アテンザ 試乗】こだわりと割り切りが生んだ強い個性…井元康一郎
 (Response.、2013年1月31日)


マツダは「日本のBMW」だけあって、昔からそうですね。セダンだからといって退屈な車にはしない。
このアテンザも、低燃費やクリーンディーゼルやエコカー減税といったメリットがあるにも係わらず、敢えてそれらを売りにしていません。
その上、幾ら欧米で一定の需要があるからといって、日本向けにも6MTを設定するなんて、今時貴重です。

現時点で最後のロータリーエンジン搭載車であるRX-8(ABA-SE3P)も、エンジンの質感や乗り味はRX-7に比べて随分優しいと言われますが、セダンという特性に合わせてキャラクターを変えてきたのでしょうか。
サイドヴューも、観音開きリアドアにしたことで、一見してクーペにしか見えないという、中々面白いスタイリング。
FRで、6MTもあるのが、この車のキャラクターを雄弁に物語っています。



 走りのセダン - Driving Pleasure - / BUBBLE-B feat. Enjo-G
 (YouTube、2009年9月13日)


知名度も人気も高いセダンというと、スバル インプレッサや、三菱自動車工業 ランサーエボリューションでしょうか。WRCはじめ世界のレースで活躍し、有名です。
これらはセダンというより、セダンの形をしたスポーツカーと言ったほうが、より相応しいかも知れませんね。


当のカローラだって、アクシオ“GT”・TRDターボ(DBA-NZE141-AEMNK(G))は、アルテッツァ亡き後のライトウェイトスポーツセダンとして貴重です。それでもカローラベースだから、結局は「可もなく不可もなく」ですが、でもその分オーナーが自分好みに手を加えられる余地があります。
モデルチェンジした現行モデル(DBA-NZE161/160)は、カローラ本来の姿に立ち返った、良い意味で質素でシンプルなセダンです。

個人的な好みなら、トヨタセダンなら、レクサス IS F(DBA-USE20-FEZRH)、或いは5月16日発売予定の新型ISシリーズのFスポーツグレードが気になります。
こちらも今時貴重なFR。
レクサスは主な市場を欧米に据えていますが、その欧米は道路が日本に比べて長大なので、必然的に走行性能を高めざるを得ない。だから完全国内向けとは違う思想で造られるんですよね。
退屈ではないセダンが生まれる土壌です。


その海外では。

純粋なスポーツセダンとして、最近、シェヴォーレイ SSが発表されました。
デザインは格好良く、FRで、スポーティモデルらしい荒々しさがあります。変速機はパドルシフト付き6ATしかないのが残念ですが、今時のスポーツモデルらしいですね。
何より注目は、前後重量配分がほぼ50:50という、何とも理想的な数値!

これは凄い。デザインやスペックや質感だけではない、本気を感じます。

この度のジュネーヴショーで発表された、アストン=マーティン・ラゴンダ ラピード・Sも中々。
こちらはSSとは異なり、快活さよりは落ち着きや上質さが優先されています。




退屈ではないセダンというと、高級車や輸入車などの、一部でした。
それをアテンザが塗り替えていくのでしょうか。もう暫く見守る楽しみが出来ました。
Posted at 2013/03/13 13:30:13 | コメント(3) | トラックバック(4) | セダン | クルマ
2013年02月19日 イイね!

普通であることの偉大さ

普通であることの偉大さ【試乗記】「ヒュンダイや起亜は足元にも及ばない!」 トヨタ「カムリハイブリッド」
(autoblog、2013年2月16日)



前回の日記で引き合いに出したカムリは、世界中で手堅い支持を得ているようですねえ。
一見ごく普通の、何の変哲もないセダンなのに。

見た目も、性能も、ごくごく平凡。特段新しいことをやっているわけではない。
キャッチコピーとなる先進技術や、人目を惹く派手で華やかなデザインとは、対極の車です。
どんなに信頼性があろうが、どんなに売れていようが、どんなに燃費が良かろうが、取り立てて話題になることはありませんでした。僕もほとんど注目していませんでした。
まして今の時代、セダンなんて却って売れないですからね。法人関係で細々と需要がある程度。


ですがその中身は、従来の技術を地道に積み重ねることで熟成された、ハイブリッドエンジン。
確かに話題になることはないでしょうが、信頼性が違います。

乗り味も、例によって可もなく不可もなくといった感じだそうですが、その分人口に膾炙するとも言えます。それに一時のトヨタ車の悪弊であった「万人に好かれる車造りを目指した結果、八方美人になり中途半端になり、逆に万人に好かれない車になってしまった」という状態を、最近のトヨタは脱しつつあります。
最大加速をしてもスポーティな乗り味が楽しめるでもなく、かといって緩やかに流しても優雅な乗り味が楽しめるでもなく、停まっていてもブランドによる見栄や優越感が期待できるでもなく…。
でもそれで良いのです。カムリはマツダのようなスポーツセダンでなければ、レクサスのような高級セダンでもないのだから。

この「良い意味での程々感」が、むしろセールスポイントとなる車。日本におけるカローラみたいなものです。
何の気負いもなく、普段着のままで乗り込めて、ご近所や行く先々で嫌味や羨望や冷笑を浴びることもない。性能も品質も耐久性も折り紙付きで、誰にでも運転しやすく扱いやすい。
大衆車の見本です。


リンク先ではバニラアイスに喩えていますが、言い得て妙ですね。
アイスで最も売れるのは、実はバニラ味だそうです。つまり皆、色々な味を楽しみつつも、やがて基本に帰っていくのですね。
「王道を知らずして、邪道を語るなかれ」という言葉もあります。結局は基本に忠実なのが一番強いんでしょうね。




その一方では、こんな事象もあります。

マクドナルド原田社長 「おかしい…顧客が戻らない…」「もはや100円メニューにお得感はない」
 (痛いニュース(ノ∀`) 2ちゃんねる、2013年1月23日)
中国産薬漬け&病気鶏肉問題、日本マクドナルドにも疑惑浮上 マック「心配なら購入控えて」
 (同、2013年1月25日)
マクドナルド「商品タダにしたり色々やったのに( ´;ω;`) 」1月の客数は8.1 %減、客単価は9.7 %低下
 (暇人\(^o^) /速報、2013年2月7日)
【牛丼屋総倒れ】すき家:営業利益30%減、松屋:営業利益67%減、吉野家:営業利益59%減
 (アルファルファモザイク、2013年2月11日)
マクドナルドが中国産薬漬け病気鶏肉で有名な河南大用食品から輸入している事を遂に認める→「心配なら買うな」と言っていたマクドナルドが方針転換
 (ハムスター速報 2ろぐ、2013年2月19日)
マクドナルド原田社長 「宣伝広告費を6倍に増やす」
 (痛いニュース(ノ∀`) 2ちゃんねる、2013年2月19日)
日本マクドナルド「確かに中国の薬漬け病死鶏肉発覚企業から輸入してるが、現地企業に検査させている」
 (アルファルファモザイク、2013年2月20日)

 映画『フード・インク』『ありあまるごちそう』予告編
 (YouTube。2010年10月19日)

 フォアグラって・・・
 (同。2011年1月2日)

 マクドナルドを食べてはいけない理由 最新版
 (同。2012年1月14日)


どんなに安くとも、どんなに世間の話題や注目を集めようとも、本質を疎かにすれば客は離れていく。
商売の基本です。
Posted at 2013/02/19 12:01:24 | コメント(0) | トラックバック(3) | セダン | クルマ

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「「車種もドンピシャな東方Projectモチーフの隠れ痛車を捕獲!」特徴的な翼のデザインをスズキ・キャラのガルウイングで再現
https://option.tokyo/2021/07/03/104493/

キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!」
何シテル?   07/03 23:51
ご覧頂き有難うございます。 色々な方と知り合い、交流や情報交換などできたらと思います。 ヲタクです。 昔はそれなりに「広く深く」だったのですが、最近は...
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