光岡自動車、ヒミコをマイナーチェンジ!!1台いかが?
(ピカピカニュース2ch、2012年12月13日)
前回挙げた光岡自動車は、既存の車の外装を替えて、クラシックカー風にして売り出すメーカーですね。
始めは、隙間産業的なメーカーだなあと思っていたのですが(失礼)、コンセプト自体は非常に面白い。
クラシックカー、ヒストリックカー、ノスタルジックカー…。呼び名は色々ありますが、そういった古き良き車たちを、現行車種の外装を替えることで雰囲気を甦らせる。
そして、見た目はクラシックカーでも中身は現行なので、「乗れば壊れる、乗らなくても壊れる」「修理しようにも部品がないから、最悪自分でゼロから自作しなければならない」などという、クラシックカー特有の持病に悩まされることもない(だからクラシックカー、それも欧州製のクラシックスーパーカーを個人で長年維持できる人は、本当に凄い)。
最大公約数的なものを求められる大メーカーばかりの中にあって、個性が際立ちます。かと言って単純に個性だけを売りにしていないから、一発屋に留まることなく、安定して売れています。
だからこそ、車としての完成度はともかく、
大蛇(オロチ)というオリジナルも造れる体力がある。
大メーカーも、こういう、既存の車を古風な外観にした車を、出せないことはないんですよね。
ただそのためには、流行という追い風が必要であり、またその中でさえもやはり最大公約数的なものを求められる。
1980年代後半には、
日産自動車 マーチ(K10)をベースとした、
Be-1、
パオ、
フィガロがありました。
この頃はレトロブームがあり、何よりバブル経済期だったので消費者もメーカーも余裕がありました。
他には、
スバル ヴィヴィオ・ビストロ、
スズキ セルボ・C(クラシック)、
ダイハツ工業 ミラジーノ、
日産自動車 マーチ・ボレロ…。
この辺りは、今でも現役で走っていますね。特にマーチ・ボレロは現行にも続いていますし。
既存の車のフロントマスクを変えただけでも、これだけイメージを変えることができるという、好例です。
ミラジーノに至っては、オプションのウッドパネルやクラシカルメーターやルーフラックが、益々クラシックカー風味に拍車を掛けます。
他、
スズキ アルトラパン(DBA-HE21S、HE22S)や、
ダイハツ工業 ミラココア(DBA-L675S/L685S)、我らが
本田技研工業 N ONE(DBA-JG1/2)などもありますが、これらは既存車種のマイナーチェンジではなく最初からああいうデザインなので、敢えて除外。
海外にも光岡的な車造りをするメーカーはあり、それがドイツの
ヴィーズマンです。
洋の東西を問わず、同じことをするメーカーはあるんですね。
外見はこちらもクラシックカー風ですが、エンジンはBMW製であり、ゆったり乗れる光岡とは違いスポーツテイストが濃厚な辺りに、お国柄を感じます。
それらでさえも好みの車がない場合は、コンヴァージョンキットを出している、アフターパーツメーカーがありますね。
ダックスガーデンは、まさにそんなメーカーです。
ソアラをアストン風にした「
grifone GT」、RX-8をマゼラーティ風にした「
Strale」、ロードスター(NA)を往年のダットサン フェアレディSR311風にした「
ROADSTER 311」(これのみ当初はコンプリートカーとして限定販売、後にキットのみ販売)…。
ダックスガーデン以外にも、ロードスター(NA)はそもそもが往年のブリティッシュライトウェイトオープンスポーツの雰囲気なので、そんな車の持ち味を増幅すべく、20年経った今でも様々なメーカーからカスタムキットが発売されています。
アメリカにも、キャメーロを往年のファイアーバード・トゥランゼァム風にできるキットや、それを装着したコンプリートカー「
フェニックスT/A」があります。


・
カマロに続いてトランザムも復活!? 2010 フェニックスT/A(Phoenix T/A)
(ホビダス、2009年12月8日)
・
【SEMA2012】ドラッグレーサーからトランザム風まで、「シボレー・カマロ」をまとめてご紹介!
(autoblog、2012年11月11日)
2010 Trans Am T-Top
(YouTube、2012年3月14日)
アメリカでは近年ヘリテージブームであり、しかしファイアーバードを復活させようにもポンティアックブランドは消滅してしまった。だからその受け皿ですね。
幸いにして、往時のキャメーロとファイアーバードは兄弟車だったので、尚ベースには打ってつけ。
市販化前のイメージイラストには、有名な“イーグルマスク”だけでなく、マニアックな“豚鼻”まであります。
これは凄い!
小メーカーではあるけれど、いや、小メーカーだからこそできる仕事がある。
光岡に代表される世界中のメーカーは、それを体現しています。
Posted at 2013/01/04 13:23:13 | |
トラックバック(0) |
レプリカカー | クルマ