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2013年09月21日 イイね!

第2回 福島ABCCミーティング 2013

第2回 福島ABCCミーティング 201315日日曜日は、第2回 福島ABCCミーティング 2013に行ってきました。
会場はアルツ磐梯スキー場・第3駐車場、時間は10:00~13:00。
見学者無料、エントリー料\500。


昨年はキャラのOEM元であるオートザム AZ-1(E-PG6SA)の生産開始20周年であり、10月7日にはそれを祝うイベント「A20」がマツダ本社にて催されました。
スズキの場合は、スポーツカーや過去の自車への思い入れがなさそうので、羨ましかったものです。

そこへ当イベント第1回開催の報を聞いて、飛び上がって喜びました。
それもAZ-1&キャラだけでなく、発売当時に平成ABCトリオを成したスズキ カプチーノ(E-EA11R/EA21R)本田技研工業 ビート(E-PP1)、10年近く経ってそれらのコンセプトを受け継いだダイハツ工業 コペン(LA-L880K/ABA-L880K)も、一同に会する一大イベントとして。
そんなイベントが、ごく近くで行われるのですから。

とは言うものの、昨年は都合が悪くて行けず、涙を呑んだものでした。
だから今年こそ行きたいと思っていました。まして今年はキャラ生産20周年なので、「C20」として何か記念になることをしたいとの思いもあり、是が非でもエントリーするつもりでした。
人生初のエントリーです。




05:00出発。
昨夜は「カーエンジョイフェス2013」のサタデーナイト・イルミネーションフェスの見学に行き、日付けが変わるか変わらないかの時間に帰宅。
しかし昨晩の余韻と、当イベントへの期待感で中々寝付けず、正直未だ眠いままですw


外に出たら、風景が真っ赤。
山の中では珍しい、朝焼けの中の出立となりました。この時点で胸が躍ります。

道中のファミリーマートで朝食のお握りを仕入れ、食べながら運転。
米沢市内を縦断して下っていき、天元台高原を経由し、裏磐梯へ。





07:45福島県入り。
しかし経路を誤ったかも知れません。どこまでもどこまでも続く上り坂の中、少し走ってはヘアピンカーブ、少し走ってはヘアピンカーブ、の延々繰り返し。山形市と宮城県川崎町の境にある笹谷峠を思い出します(あちらのほうがもっときついけど)。
車にとっては安定して走れません。痛めつけながら走らざるを得ないのが気になります。まして雨も降ってきたので、少しでも操作を誤れば崖の下へ一直線です。
こんなことなら、遠回りではあっても平坦な道路と思われる、喜多方経由にすれば良かったかも?
おまけに、初めて行く道、しかも目印のない山中なので、今回初めてスマートフォンのGPS機能を使ってカーナビ代わりにしてみたのですが、これがまたバッテリーがみるみる減っていきます。
一応補助充電アダプタは用意してきましたが、今日に限って変換ケーブルを忘れてしまいました。


どこまでも続くかに思われた山道がいきなり開け、切り拓かれた斜面と、大きな建物と、駐車場と、ごった返す観光客。ようやく会場付近に着いたようです。
しかし周辺を何往復しても、それらしい場所が一向に見当たりません。どうやら迷子になったようです。
最初に目に入った磐梯山温泉ホテルの受付に入って尋ねてみたところ、どうやら当イベントのことは周辺情報として知っていたらしく、「それでしたら、ここのホテルを左に出てずっと行けば、右側にありますよ」とのこと。
渡りに船です。

しかしそれでも、全然それらしい場所が見当たりません。
ふと前方に、3台のカプチが路肩に停まっています。ほぼ間違いなく当イベントへの参加者だろうと思って聞きに行こうとしたところ、むしろ向こうからやって来て、会場を聞いてきます。実は彼らも僕と同じく迷子になっていたというw
ホテルの人から言われた通りに行ってみたのに、全然それらしい場所は見付からない。時間は刻一刻と過ぎてゆく。グーグルマップには載っていない。スマホのバッテリーは危険な状態…。
福島県内に入ってから降り出した雨は、既に本格化しています。

……とそこへ、突如大量のAZ-1軍団が!
すぐさま彼らの後に付いて行き、今来た道を戻ります。
すると、ちょっと戻ってすぐ曲がったところが、正に会場でした。僕らは会場の外周を、それと知らずにうろうろしていただけだったのでした。
会場は道路から見えやすい開けた場所ではなく、やや奥まっており、高い木々で完全に遮られています。しかも出入り口は細く狭いです。完全に秘密の場所です。道理で何往復しても見付からなかったわけだ。
なのに会場周辺道路はおろか出入り口にさえも、他のイベントにはある「会場まで○m」「会場はこちらを右折」などの大きくて目立つ案内板の類いが、一切立てられていません。只でさえ判りにくいのだから、これは改善して欲しいところ。





09:10会場入り。
前述のAZ-1軍団の中には、AZ-1山形さんがいました。同じクラシックレッドの外装色でも、マツダスピード仕様のフロントフードとリアウィングと、白い3本スポークホイールと、後部側面に貼られたステッカーで、遠目にも瞬時に察しが付きました。
実は今回、AZ-1山形さんとかきさんに、前以て「山形勢3台で並べたい」とメッセージを送っており、「では9時に、会場付近のコンビニで待ち合わせしよう」ということになっていました。だから尚更焦っていたわけです。
恐らく約束の時刻を過ぎても一向に現れないから先に会場入りしようとして、ばったり出くわしたのだろうと思いきや、「コンビニなんて、会場近くどころか、桧原湖の下のほうだよ」と言われ、ヽ(・ω・)ノ ズコー

挨拶もそこそこに二人並んでエントリーすれば、AZ-1&キャラコーナーの受付は、女性ともう一人、墨@mistletoeさんが。
知っている人が真っ先に出迎えてくれたのは、もうそれだけで嬉しくなります。
こうして、かきさん不在のまま、山形並べが実現。早速出来立ての名刺をお返し。

すぐ近くには、秋田県からやってきた、はなさんもいます。前述のAZ-1軍団の中にいたのも、判りました。
今回ホイールが変わっており、助手席には奥様ではなく息子さんがいました。
昨年10月7日の「安全・安心なかまちモーターショー」以来の再会です。はなさんにも、名刺をお渡し。

会場は中々に広く、確かにこれは、スタッフによる会場作りは大変そうです。
でも広いお蔭で、AZ-1&キャラ、ビート、カプチ、コペンと、それぞれの車種ごとに固めることが出来ています。
見渡してみると、我らがAZ-1&キャラが最も少なく、次いでビート、カプチとコペンが一番多いようです。




10:00頃。
二人で雑談したり、写真を撮っていると、かきんださんがエントリー。
なんと今回、今まではまっさらな状態だったのが、遂にアリタリアカラーを纏っています! しかも金銀モノトーンにアレンジ!

今まで「折角のストラトス風モディファイなんだから、早くアリタリアカラーに塗りましょうよ~」と焚き付けており、しかし正真正銘アリタリアカラーによるストラトスレプリカのAZ-1は既にあるから(同じ個体かは不明ですが、A20にもいましたね)、いっそマルボロカラーでも良いかなと思っていました。

しかし金銀モノトーンとは…。意表を突かれました。格好良すぎます(;゚∀゚)=3

かきさんとも、なかまちモーターショー以来の再会。例によって名刺を渡します。
名刺を作って渡すのも、C20である今年の、そして当イベントにおける目的の一つです。

今回、以前から気になっていた、かき号の運転席に座らせてもらいました。
せ、狭い! 只でさえ密閉空間であるAZ-1の車内が、ロールケージのせいで更に狭い!
そのロールケージがあるが為に、乗り降りがかなりしづらい。確かにこれは、本格競技用です。
ステアリングやメーターも、GTマシンと同じ。
外から見るとキックルーバーのせいで後方視界は悪そうだなと思っていましたが、中から見ると、ロールケージもあるお蔭で殆ど見えない!
実際にジムカーナやダートトライアルや雪上ドリフトにも活躍しているとのことですし、見た目だけでなく中身も実にスパルタンです。




10:15開会式。
主宰者であるえ~ちん氏によるスピーチ。

 「以前から、東北でもABCCを集めたイベントがあれば良いなあと考えていたが、まさかここ福島で、それも自分が主宰をするとは思わなかった」
 「しかし東日本大震災があったことが自分の考えを一変させた。この被害は凄まじく、単なる自然災害の域を超えたものとなり、自然も動物も人も全てが絶望の淵に立たされた。メディアが報道しないような惨たらしい現実は、福島県民として嫌というほど見てきた」
 「そんな状況だからこそ、敢えて楽しいことをして、自分も含めた皆に笑顔と元気と自信を取り戻して欲しい。その思いから当イベントをする決心が付いた」
 「お蔭で、会場を貸してくれるアルツ磐梯スキー場からの理解もあり、参加者のマナーも良く、良いスタッフにも恵まれた。この調子で第10回までやれれば本望」

イベントは大型化すれば大型化するほど、当初の理念を忘れたり、マナーの悪い参加者を呼び込んだり、協賛企業の思惑ががっちり入り込んで肝心の主催者が隅に追いやられたり、スタッフ間での軋轢や確執が生まれて空中分解したりと、悲しい事態を引き起こしがちです。
そんな中にあって、スタッフがこうして今の気持ちを忘れまいと宣言したのと同様、僕も買った当初の気持ちを忘れないよう、第10回まで乗り続けていきたいと思えてきます。

と言うのも、最近迷うことが多くなり、「そろそろ潮時なのかな」「Laevateinnを手放すべき時期なのかな」と葛藤することが多くなっているからです。
家族からは、買った当初から、もっと普通の車への買い替えを口幅ったく言われ続けてきました。今までだったら微塵も気にならなかったのですが、しかし最近Laevateinnの存在があらゆる場面で足枷や重荷になってきているのを痛感しています。

今年をC20と位置付け、当イベントへのエントリーを考えていたのは、正にそれが理由です。
今一度、自分の素直な気持ちに向き合うため。この先10年も愛車と呼びたいがため。


天気は生憎の雨。その上台風18号が近付いています。
なので緊急措置として、今年は予定を前倒しして、13:00には閉会式をするとのこと。
通常でさえ時間帯が短いのに、更に今年は短くなってしまうが、全ては遠くからエントリーしてくれた人たちへの配慮。
会場の整備状況が芳しくなく、毎年砂利を運んできてはスタッフやボランティアによる補修作業をしなければならないのも、会場を安く借りることでエントリー料を据え置き、敷居を下げるため。
そこまでして僕らのことを考えてくれていたのですね…。・゚・(ノД`)・゚・。



今回はサプライズゲストとして、ビートのエクステリアデザインを担当された、石橋豊氏を迎えています。
事前に何の告知もなかったので、ビートオーナーの方々によるものと思われるどよめきと拍手が。




10:40開会式終了、イベント開始。
さて、時間もないので、AZ-1山形さんとの雑談もそこそこに、一人で急いで写真を撮って回ります。


それにしても、同じ車種のはずなのに、一台として同じ車がない!
オーナー一人一人の個性と好みを反映し、夫々でモディファイをされ、見ていて飽きません。
一日中眺めていたいです。雨なんて全く気になりません。


キャラは、僕を含めて4台。
クラシックレッドとサイベリアブルーが、見事に半々。特に後者は、只でさえ少ないキャラの中でも100台前後しか造られなかったという説があります。
序でにAZ-1&キャラの痛車は、僕一人。
今の今まで、僕以外には一台とて見ることのなかったキャラが、これだけ揃っています。C20に相応しい。
今までLaevateinnには孤独な思いをさせたことでしょうが、これで仲間に会わせてやれました。

その内のお一人からの話が、未だに忘れられません。
 「自分は昔AZ-1を中古で買って、確かに面白い車だけど、あまりにも非現実的すぎて生活には使えないから、欲しいと言ってきた友人に売り渡してしまった。でも三日で後悔した。以来必死で探し回って、キャラだけどやっとまた同じ車を買った」
 「たかが車一台手放しただけなのに、使えなさすぎるから当然の判断をしたまでなのに、別れがこんなに辛くなるとは思わなかった。だからこいつは二度と手放さない」

良いお話を聞かせて頂きました。
これです、こういう話を聞きたくて、当イベントにエントリーしたのかも知れません。

キャラではなくAZ-1ですが、「速い車、便利な車、快適な車、燃費の良い車なんて沢山あるけど、楽しい車っていうとこいつしかないよね」と顔を綻ばせながら話す方もいました。

買い替えるべきかずっと悩んでいましたが、既にそれを経験した先人は、確かに生活は豊かになったものの、心は何一つ満たされることはなかった。
きっと僕も、Laevateinnを下取りに出してもっと便利な車に買い替えたとしても、同じ道を辿るのでしょう。例え同じキャラを再び手に入れたところで、それがもっと状態の綺麗な個体だったとしても、青春時代を共にしたLaevateinnは、そこにはない。空虚な気持ちにしかならないことでしょう。
本当、エントリーして良かった。本当に良かった。
やっぱりこの先も、この車と共にありたいと思えてきました。


なのに、話に夢中になって、名刺を渡すのを忘れてたー!


カプチコーナーまで来た辺りで、会場入り前に、僕と共に迷子になっていたカプチ3台を見付けます。
写真に撮っていたらオーナーの方々が丁度近くに。何たる奇遇!w
カプチはAZ-1&キャラとは部品を幾つも共有する兄弟関係にあり、同じスズキ製であり、僕自身としてもキャラがなかったらカプチを第二希望に考えていました(第三希望はアルトワークス)。なのでカプチには親近感があります。
これも何かの縁ですし、車種は違えど、こちらにも名刺をお渡し。



ドレスアップコンテストコーナーでは、みんカラで上位にランキングする車や、雑誌に何度も載っている、ハイレベルな車が並んでいます。
しかも、ビートは3台とも痛車! 何という偶然。

内、見覚えのあるコペンが……(上記写真左端)。
偶然オーナーの方が車に近付いてきたので、思わず話しかけます。
 「あの、すみません、昨夜のカーエンジョイフェス2013にもエントリーしてませんでしたか?( ゚Д゚)」
 「はいそうです。と言うか、そういうあなたも昨夜いたよね?(゚∀゚)ニヨニヨ」
あ、あれーっ、何で速攻ばれたのーっ!?wwwww

丁度そこへ雑誌の取材が入ったので、邪魔にならないよう、僕はその場を後に。
なのにここでも、折角近付いたのに名刺を交換するのを忘れたー!
あまりにも衝撃的だったんですよう(´ω`)


雨は激しくなる一方なので、ビートやコペンは続々と帰っていきます。
会場の地面は斜面になっておらず水捌けが悪いので、会場全体が一つの大きな水溜りとなっています。サンダルを履いた足の指の辺りまで水に浸かるほどです。

特にビートは雨漏りしやすいと聞きます。
コペンに至っては、僕がコーナーに辿り着いたときには、三分の二が帰っていました(前述の集合写真参照)。
AZ-1&キャラも、洗練とは程遠い構造であり、雨水が溜まりやすく錆びやすいので、抜けていく車両が目に付き始めます。


残念だけど、仕方ないですね。




11:30、イベント内イベント。
オークション大会はお金がないので、じゃんけん大会はさっぱり当選せず、全て空振りw

物販コーナーではかきさんとはなさんが売り子をしています。
参加記念ステッカーが欲しかったのですが、Mサイズは売り切れであり、SサイズとLサイズが若干残っている程度。
もっと早く、いや真っ先に来れば良かったorz




12:30。

それまで雨だったのが、更に激しくなったと思いきや、いきなり濃霧に包まれます。
凍えるほどの冷たい風も吹きだします。
山の天気は変わりやすいとはいえ、地元とは大違い。まさかここまで一変するとは。

さらにそこへ噂が聞こえてきました。下の道路は冠水したので、通行止めになったとかならないとかで、大騒ぎに。
AZ-1山形さんは、既に上着を着て靴を替えており、帰るといいます。
僕も帰れないと悪いし、そもそもスマホのバッテリーの残量が危険なのですが……名残惜しいので結局留まります。

我ながら些か無謀かと思われましたが、後にこの判断がどう転ぶかは、知る由もなかった…。


個々の参加車両はフォトギャラリーを参照。

AZ-1篇・1
AZ-1篇・2
AZ-1・マツダスピードバージョン篇
M2篇
キャラ篇
ビート篇
カプチーノ篇・1
カプチーノ篇・2
カプチーノ篇・3
ドレコンコーナー・ビート篇
ドレコンコーナー・コペン篇




次回へ続く。
Posted at 2013/09/21 23:58:33 | コメント(3) | トラックバック(0) | 自動車イベント | 旅行/地域

プロフィール

「「車種もドンピシャな東方Projectモチーフの隠れ痛車を捕獲!」特徴的な翼のデザインをスズキ・キャラのガルウイングで再現
https://option.tokyo/2021/07/03/104493/

キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!」
何シテル?   07/03 23:51
ご覧頂き有難うございます。 色々な方と知り合い、交流や情報交換などできたらと思います。 ヲタクです。 昔はそれなりに「広く深く」だったのですが、最近は...
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