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2015年12月15日 イイね!

幸せのヘッドライト

幸せのヘッドライト車のライト 自動点灯機能の義務化を検討
(ゆめ痛 -NEWS ALERT-、2015年12月2日)





今は何でもかんでも自動化ですねえ…。
ある時はトンネルに入ると同時に、またある時は夕方になって薄暗くなると同時に、ヘッドライトが点灯する機能は、だいぶ普及してきました。
要は、従来はオプションないし高級車くらいにしかなかったそんな機能を、これからは国による義務化をしようということだそうです。


ヘッドライトとは、相手(対向車、歩行者)を見付けるだけでなく、相手に気付いてもらうのも兼ねています。
にも拘らず、薄暗いときとなると、ライトを点けるべきかどうか迷うときが、たまにあるのも事実です。

幸か不幸か、僕の愛車は派手な色だから、あまり神経質にはなっていませんでした。ストライプを貼ったことで更に派手になりましたし(;^-^)
それでも、近年は早めに点灯させるように意識しています。

配達の仕事をするときは、夕方になってもまだ明るい夏であっても、迷わず点灯させています。
そういえば、クロネコヤマトや佐川急便、郵便局など、配送業務に携わっている車両は、日中でも常時点灯させていますね。

他の車を見渡しても、白や黒や銀のボディカラーだと、薄暗い夕方になると見付けにくくなります。
僕含めてドライバーによって点灯すべきかどうかの判断が異なるのだから、一律自動化されれば迷うことはなくなるでしょうね。
その代わり、高度なセンサーだらけとなって益々電子化が進み、修理や交換は大変になりそうです。


因みに、リトラクタブルヘッドライトが完全に廃れたのは、本場ともいえる欧州で常時点灯が義務付けられたから。
(それだけでなく、素材や部品や技術が発達して、高い位置でなくとも遠くまで照らせるようになったことも一因ですが)
現在はデイタイム・LEDランニングランプがどの車にも装着されていますが、これからはヘッドライトそのものを点灯させる方向で法整備が進むことで、それもまた廃れる運命にあるのでしょうか。





江戸時代には、夕方を「逢魔時(おうまがとき)」と呼んで、警戒していました。

それまでの日本では、朝と昼の区別はありませんでした。
日本神話でも、黄泉の世界は、永遠に昼が続く「常世」と、永遠に夜が続く「常夜」に分かれていたほど。
(朝・昼・夜という、段階的な概念が生まれたのは、明治時代になって欧米の習慣が取り入れられてから)

日中と夜という二種類しかない世界観にあって、夕方とはそれらの狭間の僅かな瞬間であり、その間隙を縫って魑魅魍魎が跋扈を始める時間帯と認識されていた。
「魔物に逢う時間」、即ち逢魔時。

外で人に会っても相手の顔や姿が分かりにくくなり、物や風景も分かりにくくなる。
そのせいで、軽度なものでは、道を間違えたり、現在位置が分かりにくくなったり。重度なものになると、子供や老人が行方不明になったり。
それを以てして、昔の人々は、妖怪や怪異の仕業と捉え、夕方を警戒していたのでしょう。



それはあながち間違ってもいなかったようであり、現代では交通事故は夕方が最も多いというソースを、どこかで見た記憶があります。
(所在は失念しましたが。昔のJAF MATEだったか?)

だからこその、ヘッドライト法改正なのでしょう。
バイクも、ヘッドライト常時点灯が義務付けられて相当な年月が経ちましたが、事故は激減したといいます。

そもそも、ヘッドライトの点灯作法からしてが、今では昔とは替わってきています。
僕が免許を取った頃は、「基本的にロービーム、対向車がいないときにハイビーム」でした。
それが今では「ハイビームこそが基本であり、対向車がいたらロービームにする」と、教習所では教えるそうです。
行動こそ同じでも、そこに込める動機付けが違う。
時代は変わりましたね。








次世代ヘッドライトはハイビームのままの走行もOK?
(autoblog、2010年9月8日)

【ビデオ】驚きの技術! 米の大学が"雨粒を消す"ヘッドライトを開発!!
(autoblog、2012年7月14日)
【ビデオ】視認性が劇的に向上! インテルが開発した「雨粒を消すヘッドライト」
(同、2013年5月5日)

マツダ躍進の秘密はここにも~水面下で進む革命的なヘッドライト開発【連載:世良耕太】
(エンジニアtype、2014年10月22日)

スバル「フォレスター」大幅改良! アイサイトver3、LEDヘッドライトなど
(ゆめ痛 -NEWS ALERT-、2015年10月6日)

BMW、「BMW i8」にLEDヘッドライトより2倍もの照射距離を実現した次世代ライト技術「BMW レーザー・ライト」を導入
(autoblog、2015年10月16日)





自動点灯機能は当たり前になってきましたが、それ以上の便利機能は、以前から開発中です。

対向車が来たら、他の位置をハイビームで照らしたまま、対向車の方向だけをロービームにしてくれるとか…。
雨が降る夜でも、雨粒の反射を消してくれるとか…。
ステアリングを回すと、その方向へ、光軸も一緒に向いてくれるとか…。


マイナーチェンジされたフォレスターに搭載された「LEDハイ&ロービームランプ/ステアリング連動ヘッドランプ」は、技術自体は昔からあったものです。
初代MR2は、操舵方向へ向けてフォグランプも向きを変える機能が、一部グレードにありましたね。
世界初の量産化に成功したのは、トヨタグループ傘下の小糸製作所でした。

しかしフォレスター、というかスバルの巧みなところは、評判の高いアイサイトver.3(日立製作所製)と連動させたこと。
これにより、ライト単独での機能ではなく、アイサイトを司令塔に、ライトを含めた複数の安全装置が有機的に連動する、総合力の高さとなりました。


現在はまだまだ高価であり、高級車のオプションに留まっています。
しかしそれも、後席ヘッドレストやエアバッグやエンジンスタートボタンがそうであったように、いつか訪れる法改正と新素材発見と技術的ブレイクスルーによって、装備されるのが当たり前になる日が来るのでしょうか。
Posted at 2015/12/15 23:56:47 | コメント(4) | トラックバック(0) | 装備、付加価値 | クルマ

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