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2013年07月04日 イイね!

ワイルドスピードX3 TOKYO DRIFT

ワイルドスピードX3 TOKYO DRIFT昨夜、テレビユー山形で、『ワイルドスピードX3 TOKYO DRIFT』を視聴しました。
といってもどういうわけかその夜に限って、家族の様々な妨害に遭い、集中できなかったり中断を余儀なくされたのですが(;- -)


『ワイスピ』シリーズは相変わらず人気だけど、僕としては些か食傷気味です。
作を重ねるごとに、その内容が変質していっているのを感じておりまして。

と言うのも、単なるアウトロー譚だけでない、スポコン映画というのも、『ワイスピ』の魅力のはずでした。この『X3』まではまだその残渣がありました。
スポコンとは、以前も書いた通り、アメリカにおける珍走団であり、不良少年の象徴です。大人の象徴マッスルカーや、成功者の象徴スーパーカーとは、訳が違う。
だからこそ、このシリーズを端的に表現するアイコンとして、尚の事意味がありました。

それが第4作『MAX』からは、スポコンや日本車は影を潜めつつあり、ごく一般的なアメリカンカーアクション映画になってきています。
アメリカナイズされた日本車が派手に暴れまわるのが楽しみだったのに。それこそがこの映画の唯一無二の個性だったのに。

しかも最近では、アメ車映画の定番・マッスルカーさえも、駆逐されかかっている様子すら窺えます。
第5作『MEGA MAX』からは、従来端役だったスーパーカーも躊躇なく登場するようになり。公開が始まった第6作『EURO MISSION』ではどうなることやら。

スポコン人気自体が下火になってきたから、仕方ないのかなあ…。
改造車は流行り廃りが激しいから、仕方ないのかなあ…。





この『X3』は、外伝的作品です。
舞台は日本。カーレースは、スポコン同様当時大人気だった、ドリフト。
従来のシリーズとは毛色が異なり、コース上には人や物が立ち並ぶ障害物だらけで、道路も非常に狭く窮屈で、にも拘わらず屋内駐車場や渋谷スクランブル交差点で接触ぎりぎりのレースを繰り広げる。他シリーズとは違う緊張感があります。

ドリフトに関しては日本が本場なのですよね。
国土が狭く山だらけで、道路は狭く曲がりくねってアップダウンが激しく、そんな環境で速く走るためにパワースライドから独自の発達を遂げた走行方法。
でもそれが、ドラッグレースやグリップ走行しか知らない海外から、驚きを以て迎えられた。以後、「フォーミュラD」なる競技も作られることに。
ここでも、過去のブログで度々書いている、「ガラパゴスはグローバル」の法則が。


土屋“ドリフトキング”圭一氏が釣り人役でゲスト出演しているのが、ファンサービスですね。
撮影ではスタントを担当し、下手そうに演技するのが逆に難しかったそうです。

もっとも改造車マニアにすれば、「厳密にはドリフトカーとしての文法を踏襲しておらず、どちらかと言うとスポコンカーでドリフトしている」そうですが、素人目にはどっちも同じに見えなくもないw
(余談ながら個人的には、時田ゼロクラウンとか、のむけんER34とか、Weld百式マークⅡとか、チーム・オレンジのランエボⅩ&インプとか、ドリフトカーにはFRセダンのイメージ)

散々スポコンカーを登場させておきながら、最後には古き良きマッスルカーにも花を持たせてあげるのも、シリーズの伝統ですね。

ブラック・レイン』にしてもそうなのですが、アメリカ映画というフィルターを介すと、日本が舞台となっているにも拘わらず、どこか異国情緒溢れるのが面白いです。



ハンの台詞にもありましたが、この『X3』は、カウボーイたちの物語ですね。
カウボーイというと西部劇の影響で美化されがちですが、歴史上のカウボーイはお尋ね者の無法者でした。現代で言うところの全国指名手配犯。
故郷を追われ、家もなく、友もおらず、恋人もおらず、家族もおらず、どこに行っても厄介者扱い。頼りになるのは金と銃だけ、寄り添ってくれるのは愛馬だけ。
『X3』はシリーズにおいては浮いた存在ですが、或る意味従来シリーズ以上にアメリカ映画らしいと思います。
Posted at 2013/07/04 09:48:33 | コメント(1) | トラックバック(0) | 映像 | クルマ
2013年07月03日 イイね!

世界へ羽ばたけ、ガラ軽

世界へ羽ばたけ、ガラ軽”ガラ軽”、世界へ・・・
(ゆめ痛 -NEWS ALERT-、2013年6月18日)




TPP
で、アメリカから廃止の外圧を掛けられかかっている軽規格が、まさかの海外展開予定ですか。

恐らく、国内では販売数が頭打ちなので、海外に活路を見出そうとしているのでしょう。確かに、昔と違い、無闇に新車を造っても無条件には売れない時代ですからね。
おまけに競争も激化しているので、ライバルの少なそうな地へ打って出たいという思惑もあることでしょう。


海外では、欧州では近年燃費に関する法律が厳しくなり、排気量の少ない車が奨励されているといいます。新興国では、大型車はトラックや移動販売車などの業務用であり、基本的に売れているのは中間層向けの小型車だそうです(昔の日本と同じ)。
それらもあって、大型車が持て囃されるアメリカやオーストラリア、高級車が持て囃される中国とは違い、今や小型車は世界的な流行みたいなものです。
軽の世界進出には追い風となるでしょう。

そういえば欧州には、スマート フォーツーフォルクスヴァーゲン up!という、Aセグメント車という前例がありました。
トヨタ自動車 iQも、その市場へ介入すべく造られた車です。
BMC ミニ、フォルクスヴァーゲン テュープアインス、フィアット ヌオーヴァ500(チンクエチェント)、同 126、同 パンダ…。欧州は小型大衆車の歴史が古いので、長距離移動のないパーソナルシティコミューターとしてなら、親和性がありそうです。

更に、「ABCC MAGAZINE」で知ったのですが、イギリスではカプチーノの愛好家が多数おり、わざわざ個人輸入したり、日本からパーツを輸入して綺麗にレストアしたり、オーナーズクラブまであるそうです。諸外国は日本のように輸入車の関税が安いということは決してないにも拘わらず。
確か「CAR GPAPHIC」誌でも、欧州のカーデザイナーの発言として、日本の軽には学ぶべき点が多いと紹介されていた記憶があります。


最初に成功したガラ軽といえば、僕の知る中では、スズキ サムライ(ジムニーの輸出名)でしょうか。
あまりにも人気が出すぎて、ビッグ3から嫉妬され、「簡単に横転しすぎるから安全性に問題がある」と因縁を付けられました。

丁度サムライだけでなく、あらゆる日本製品が世界で人気を博し、世界中で警戒されていた時代でもありました。
日本人は「エコノミック・アニマル」と呼ばれ、「金はあるが品性はない」と蔑まれ、何億で落札したゴッホの絵画「ひまわり」を自分と一緒に火葬して欲しいと言った大富豪が世界中から非難されたり、アメリカではトヨタ叩きが起こり、『ロボコップ3』では日本人(日本企業)が悪役であったり…。

しかし裁判の結果、ドライバーによる本来の使い方を無視した無理な運転が原因ということが判明し、被告は晴れて無罪。サムライは益々人気に。
ジムニー伝説の一つです。




ガラパゴスというと、その土地・その分野・その道の愛好家にしか通用しない、非常にニッチな印象です。
実際軽とは、純粋に日本だけを見詰めて造られた車ですから、当然なのですけど。

でもその半面、ガラパゴスとは、正反対の価値観からすれば、逆に魅力的に映るのも事実。
「自分たちのお国柄、自分たちの道路事情、自分たちの国の法律、自分たちの民族性からすれば、到底生まれ得ない車だ!」と、驚きを以て迎えられる。
だからこそ、前述の英国のカプチーノオーナーズクラブのような、時に熱烈なマニアを生む。

確かに、その土地で売れるために規格を合わせるのは大事ですし、日本車は地道にそれをやってきたからこそ世界中で支持を得てきたのですが、敢えて媚びずに自分のやり方を通すのも、考えようによっては同じくらい大事。
ガラパゴスとはグローバルでもあります。


僕自身も、マッスルカーが好きだから、よく分かります。
日本車の常識ではちょっと考えられないけれど、だからこそ憧れる。
(もっとも、大きい車と小さい車とでは、世界進出にあたって状況は異なるでしょうが)




これが巡り巡って、いざ軽規格廃止が実現しそうになったら、世界中からアメリカに非難が集中する……という構図も思い浮かびます。
と言うか、そこまで考えての海外進出計画であったとしたら、益々期待が高まるというものです。
Posted at 2013/07/03 15:52:16 | コメント(1) | トラックバック(0) | 政治、経済(自動車関連) | クルマ

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「「車種もドンピシャな東方Projectモチーフの隠れ痛車を捕獲!」特徴的な翼のデザインをスズキ・キャラのガルウイングで再現
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何シテル?   07/03 23:51
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