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ふじぃのブログ一覧

2013年12月13日 イイね!

換骨奪胎のエクストレイル

換骨奪胎のエクストレイル【スパイショット】次期エクストレイルが最高傑作の予感
(ゆめ痛 -NEWS ALERT-、2013年9月9日)
【日産】新型エクストレイルキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!
(同、2013年9月13日)
日産「新型エクストレイル」に安全性を高める世界初のシステム搭載! エンジンブレーキを自動制御
(同、2013年9月28日)
【日産】 「エクストレイル」がフルモデルチェンジ! 7人乗りも初登場!
(同、2013年10月24日)
【日産】エクストレイル新型発表!!!
(同、2013年12月12日)

【フランクフルトモーターショー2013】コンセプトカーが具現化!日産「エクストレイル」発表
(autoblog、2013年9月16日)
日産、新型「エクストレイル」を発表!
(同、2013年12月11日)

日産「デュアリス」が『終売』へ=「新型エクストレイル」に統合!ディーゼル終売に続き・・・
(Ethical & LifeHack、2013年10月28日)
日産「新型エクストレイル」発売直前:燃費【16.4km/L】価格【225万円~】!【ミニバン】みたい?
(同、2013年12月10日)



遂に三代目となったエクストレイルが、一昨日11日に発表され、16日に発売されました。
うん、確かに、格好良いと思います。
これはこれで中々。
どことなく、親会社であるフノーの現行デザイン文法「The Cycle of Life(ローレンス・ヴァン・デン・アッカー担当)」にも、相通ずるものがあります。


でも、エクストレイルとして見ると、正直微妙です。

モデルチェンジの御多分に漏れず、大型化・高級化・高額化…。
従来の角ばった姿を棄てて、内外装共に流線型のクロスオーバー化…。
3列シート7人乗りとなり、ミニバン化…。
これでもかと電子制御で身を固め、エンジンブレーキすら自動化…。
セレナとエンジンを共有化し(MR20DD 2.0L 直4DOHC)、力強さよりも快適性を追求…。

等々、エクストレイルとしての良さを、全て投げ出してきました。
クロスオーバーSUVとしては上々でも、エクストレイルとして見ると魅力半減です。
そこには、もっぱら、統合されたデュアリスの面影が色濃く浮かび上がっています。


そこには、“4人が快適で楽しい、200万円の使える四駆”という初代から続く理念は、欠片ほども残されていません。
単なる“どこにでもある、スタイリッシュな高級ミニバン”に成り下がりました。


一応日産としては「見た目はまるきり変わっても、中身はエクストレイルらしさは失ってはいませんよ」とは、言っています。
むしろ、「日産の最先端のシャシー制御技術により、高い走破性と走行安定性を実現しました!」と自画自賛しています。


しかし実際の走行風景を見ると、「これで何が判るのさ?」という感想しか湧いてきません。
フォレスターやパジェロやハイラックス並みを目指せとは言いませんが、この程度だったら、わざわざエクストレイルを選ぶ理由がありませんよね?

それに、下り坂で自動でエンジンブレーキが作動し、車庫入れさえ自動運転。操る醍醐味だけでなく、自分で運転するからこそ生まれる安全への責任感さえ、全否定してきました。
勿論、安全装置の普及自体は望ましいのですが、三代目エクストレイルのこれらの場合は、運転手を補佐する安全装置というより、無為無策を推奨しかねない自動運転装置。
そして闇雲に安全装置や自動運転を求める層が、普段どんな運転をしているかなんて、推して知るべしです。
日産「新型エクストレイル」に安全性を高める世界初のシステム搭載! エンジンブレーキを自動制御
 (ゆめ痛 -NEWS ALERT-、2013年9月28日)



例えばこれが、二代目デュアリスを名乗っていれば、まだ納得できたのです。
実際、欧州では、デュアリスの欧州名である「キャシュカイ」を名乗ることが決まっています。
名前こそエクストレイルですが、見た目も中身も事実上の二代目デュアリスであり、エクストレイルの名を名乗ってさえいなければ良い車です。




日産「新型エクストレイル&デュアリス」が【ハイブリッド&新ボディ】で【13年後半】発売!
(Ethical & LifeHack、2013年6月29日)
日産「新型エクストレイル」を【12月】発売!ただ『ハイブリッド』は来年/『ディーゼル』終売・・・
(同、2013年10月25日)



更に唖然としたのは、この三代目エクストレイル、ハイブリッドエンジン搭載モデルも準備されているとのこと。
クリーンディーゼルモデルは三代目には導入せず、ハイブリッド発売までの繋ぎとして、二代目のそれをそのまま生産継続。
即ち、マツダのようにディーゼルモデルを熟成させることは考えておらず、いずれは生産縮小、最悪このまま終了ということなのでしょう。
1月11日に二代目のハイブリッドモデルをバーゲンプライスで売り出したのは、要するに在庫整理であったと。


それだけではありません。
日産は従来「未来のエコカーはEVだ」としてトヨタ主導のハイブリッドとは一線を画してきたにも拘わらず、白旗を挙げたということをこれは意味します。
しかもその理由が、

> お客様にハイブリッドとクリーンディーゼルどちらが良いか聞いたところ、8割の方が燃費が良ければどちらでも良いと答えた。高いトルクやドライバビリティといった点で、どうしてもディーゼルでなければならないという方は少なかった。

と言うのですから…。
ディーゼルを、「EVよりも現実的な、日産を象徴するエコロジーエンジンとして普及させよう」との意思は微塵もないと白状したわけです。

いえ、メーカーは営利組織であってボランティアで車造りをしているのではないのだから、当然ではあります。
ですが、客からちょっと何か言われただけであっさりと掌を返すのは、幾ら何でも軽薄にすぎます。
まして資本力も規模も企業体力も格下であるはずのマツダに出来たことが、最大手の日産には出来ないと言うのですから。
しかも今更ハイブリッドを送り出したところで、既に市場を席巻しているトヨタグループに、どこまで太刀打ち出来るのでしょうか。というか、先立ってトヨタがハイブリッド技術を公開しましたが、そのタイミングでフノー&日産アライアンスが舵を切った。態度があからさますぎます。


そもそもデュアリスと統合した理由というのが、

> 日本以外の市場は『キャシュカイ(日本名デュアリス)』よりエクストレイルの方が販売価格が高い位置にある。日本だけがだいたい同じ価格帯でラインアップしてきた。そういった面からも、他の市場は振り分けが可能だったが、我々は国内の限られた需要の中でラインアップは効率的にやりたいということもあって、ここはひとつに絞った。

と、完全に売る側の都合。
まあ確かに、外資となって国内市場を棄てた日産のことだから、これがごく自然体な理屈なのでしょう。
今のトヨタやマツダやスバルのように、「むしろメーカーが客を育てよう、ニーズを作り出そう、ムーヴメントを興そう、文化を定着させよう」という気概など、これっぽっちもないのですね。
つくづく日産にはがっかりです。




従来の日産のSUVは、良い感じに充実してたんですよね。
高級車のムラーノ、都会派のデュアリス、タフギアのエクストレイル、ミドルサイズのジューク、軽のキックス…。

それがいつしか、スカイラインクロスオーバーに始まって、結局こうして金太郎飴状態に。
迷走というか、節操が無いというか…。時流と売れ筋にたやすく靡いて、あっちへふわふわ、こっちへふわふわ。何か一つが流行ると、余力を温存しておかず、持てる全ての力を振り絞ってそちらの方向へ全力疾走。別の何かが流行ると、いきなりUターンして、そちらの方向へ全力で逆走。ポリシーが無いんですね。
折角良い感じにキープコンセプトを貫いていたのに。




どこのメーカーも、同じメーカー内でも、SUVはどれも流行りのクロスオーバーになって没個性なのだから、一つくらいは本格クロカンを売りにする車があっても良さそうなのに。
そうすれば、個性が際立つし、ありきたりなクロスオーバーでは満足できない層への受け皿になるし、何より「うちは他社とは違う。筋を通すメーカーだ」というアピールになったでしょうに。

日本車メーカー各社が死ぬほど憧れているブランドイメージとは、そうやってこつこつ積み上げて、初めて認知されるのです。
売れ筋や流行にたやすくおもねるようでは、いつまで経っても…。

しかし今の日産にそれを求めるには、どうやら荷が重かったようです。
つくづく、カルロス・ゴーンCEO・兼・社長は、あくまでビジネスマンであって、車屋ではないのですね。まあ、だからこそ、倒産寸前だった日産の立て直しに成功したとも言えますが。


現行ノートが発表された際も、従来のノートやティーダのファンも、こんな風にがっかりしたんでしょうかね?
「名前こそノートだが、こんなのノートじゃない!」「ティーダの良さが何一つ受け継がれていない!」と。

それでも、良い車なのは事実だし、やっぱり売れるでしょうね。
Posted at 2013/12/13 22:43:19 | コメント(0) | トラックバック(0) | SUV | クルマ
2013年12月10日 イイね!

軽も旧車も商用車も二輪も増税

軽も旧車も商用車も二輪も増税政府、旧型車の増税検討 軽自動車も、業界反発  エコカー減税は拡充
(乗り物速報、2013年11月17日)

営業用車の増税を政府・与党が検討、自家用との格差縮小
(オタク.com、2013年12月6日)

新車登録から11年以上経過した車は重量税増税へ 古い車を長く乗り続けるのは環境にやさしくないと判断
(ゆめ痛 -NEWS ALERT-、2013年12月8日)

2015年から、軽自動車と旧車は増税に!(追記有り)
(autoblog、2013年12月12日)
【続報】軽自動車と旧車が増税となる「平成26年度税制改正大綱」発表!
(同、2013年12月13日)





軽自動車の税金がおよそ倍に跳ね上がることが決定したばかりですが、更に軽以外の車種への増税も仄めかされてきました。
それも、旧車、商用車、新車登録から11年以上、オートバイなど、多岐に渡ります。


自動車関連だけでなく、消費税の来年4月からの8%増税、年金支給開始年齢の68歳への引き上げ、国民健康保険料の値上げ、果ては死亡消費税の導入案…。

全国民対象、「死亡消費税」 首相官邸の会議で提案される
 (痛いニュース(ノ∀`) 2ちゃんねる、2013年6月18日)
国民健康保険料値上げがやばすぎると話題に 年収300万円で16万円増
 (同、2013年6月22日)


なのに景気は一向に良くならない。


先だって軽の増税が決まったとき、

軽自動車税 年7,200円→24,500円程度まで増税か 原付も増税へ 4ナンバー優遇も廃止へ
 (乗り物速報、2013年11月1日)
軽自動車の増税は弱い者いじめ?
 (ゆめ痛 -NEWS ALERT-、2013年11月9日)
軽自動車乗り憤死 2015年10月以降、軽自動車税が2倍の1万4400円へ 検討開始
 (同、2013年12月6日)


 「メシウマwwwww」
 「貧乏人どもザマァwwwww」
 「こっちが右折待ちで渋滞してるとき、軽が横をちょろちょろすり抜けたりして、すっごく目障りだったんだよな。これで軽がこの世から全滅すると良いな♪」
 「外車や3ナンバーばかり高いなんてふざけた話だったんだよ。これで適正値になったんだよ。むしろまだまだ安いくらいだ」
 「増税が嫌なら乗り換えればいいじゃん。コンパクトカーのほうがよっぽど安全だし燃費もいいのに、軽が安いなんてどう考えてもおかしかったんだよ」
 「軽しか乗れないような社会の最底辺からは、もっともっと身ぐるみ剥がせばいいんだよ。安倍ちゃんGJ!」
 「アベノミクスマンセーしてたネトウヨの皆さ~ん、今どんな気持ち~?wwwww ねえ、ねえ?wwwww」
 「要するに、貧乏人には生きる資格はないってことなんだよ。言わせんな恥ずかしい(^^)」


などと異口同音に囃し立てていた人々も、これでもはや他人事ではなくなりました。
当初の威勢はどこへやら、今では掌を返して軽オーナーと一緒に管を巻いているのが、いっそ憐れみを誘います。




都心部においては車は嗜好品だから、取れるところから取れるだけ取るという考えに、どうしてもなりがちなんでしょうねえ。
だからこういう法案を、臆面なく推進できるのでしょう。

官僚の世界では、自分の出身官庁に関する法案が成立すれば、古巣に帰ってきたときに英雄扱いされるといいます。定年退職後も良い天下り先を斡旋してもらえたりと、それこそ死ぬまで安泰。
だからあれこれと要らぬ法案を議員に提出したがる。

そうでなくとも今は、東日本大震災からの復興や、笹子トンネルに代表される老朽化したインフラの整備、民主党政権によって完膚無きまでに破壊された政府機能の立て直し、2020年東京五輪成功へ向けて、とにかくお金が必要な時期。

一にも二にもお金。そのためには増税で掻き集めなくては。


そこへきて、車というのは、今や日本人のほぼ全員が所有しているので、広く浅く万遍無く取れるとの公算もあるのではないかと思います。
極論、生活保護を不正受給している潜在的犯罪者や、在日特権に甘んじている不法入国者とその子孫や、暴力団や、宗教法人など、あの手この手で“合法的に”脱税をしている反社会勢力からも、強制的に徴収できる。そしてそういう連中は、往々にして、庶民には縁のない外車や高級車を乗り回していると相場は決まっているもの。
何より、彼らとて物を買わない訳にはいかない。
そんな勢力からも徴収する名目として、自動車税や消費税の増税は、きっと効果的なのだろうと思います。

勿論、裏を掻かれないだけの法整備や罰則があれば一番良いのですけど、日本は法治国家であるからには、法整備には気の遠くなるような手順と時間と根回しが必要です。
しかしそれを待っている間に、連中には逃げられてしまいます。


因みに僕個人の場合は、軽で、登録から19年経っているから、二重の増税となります。そこへきて更に消費税も上がるので、ガソリン代や車検費用もいきなり跳ね上がります。

文字通りの三重苦。正直、かなりきついです。




しかしいつも思うのは、軽は税金の安さゆえに僻まれて攻撃対象となりがちであるものの、なぜか「軽が安いのではない。普通車とそれ以上が高いのだ」という論調にはならないのが、心底不思議です。

マスゴミが日本の企業や政府を批判する際、何かにつれ「海外では~」「アメリカでは~」「欧州では~」と叫ぶのが常套句ですが、その流れで言うなら「自動車先進国である欧米を見習い、普通車の税率を軽に近付けて下げるべきだ」という論調になるべきです。
しかしそういう論調は、今のところほとんど目にした経験がありません。

それこそマスゴミのミスリードに、皆まんまと乗せられているのではなかろうかと。

自動車ユーザーの98%は、自動車にかかる税金を負担と感じている--JAF調査
 (ピカピカニュース2ch、2013年9月18日)



(余談ながら、増税反対派の旧車オーナーの弁として「欧州では自動車は文化だから、クラシックカーを政府ぐるみで大切にする」という人がいますが、それは必ずしも正しくはありません。
欧州でも日本と同じように、排ガスや税制や景観を理由として、何度となくクラシックカーが狙い撃ちにされています。

【レポート】「17年以上前の車はパリで走行禁止!」 パリ市長の法案に議会は大紛糾
 (autoblog、2012年11月16日)


日本と違うのは、世論がそれに異を唱え、それが業界団体にとっての援護射撃になっている点です。
それに、クラシックカーを優遇する分は、新車に皺寄せが行っています。A~Bセグメントやダウンサイジングターボが流行りなのは、政府がそんな新車ばかりを優遇するからです。日本のエコカー減税のように)




安倍政権の狙いは恐らく、

 1.円安で大企業が儲かる
  ↓
 2.下請けの中小企業が儲かる
  ↓
 3.従業員の給料が上がる
  ↓
 4.皆がお金を使う
  ↓
 5.国内にお金が循環する
  ↓
 6.内需で食べている企業が儲かる
  ↓
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ということなのだろうと想像します。

でも、そう首尾良く行くのかなという一抹の不安を感じるのも事実です。
企業で最もコストが嵩むのは、人件費。だから企業はこぞって機械化を推し進めて人員が要らないようにし、機械化できないところは一人当たり四~五人分の仕事を押し付け、余った分は人員整理という名目でリストラをしたがり、僅かに残った従業員も正社員を出来るだけ多く削って派遣社員かパートタイマーかアルバイトにしたがるのです。
そして企業の役員というのは、僕ら庶民とは根本的に異質の人種。どんなに景気が良くなろうとも、昇給して従業員へ還元する、即ち人件費を上げる事態だけは、何が何でも阻止したいと考えることでしょう。
たとえそれが政府命令であっても絶対に呑まないと明言しています。


イトーヨーカ堂、パートの比率を高めて正社員を半減へ パートに責任ある仕事をさせる異常さ
 (暇人\(^o^)/速報、2012年12月24日)
【悲報】大手企業100社「安倍総理が何と言おうと給料は上げない」
 (同、2013年2月14日)
時代を先取り、正社員を大量首切りしたセブン&アイの功罪
 (ピカピカニュース2ch、2012年12月30日)


どんなにアベノミクスで企業が儲かったとしても、企業や資本家はそれを元手に、より人件費の安い新興国へと主軸を移していき、残された日本人は益々貧乏になっていくのではないか。
新自由主義経済とはそういうものであり、一旦動き出した歯車は、結局誰にも止めようがないのではないか。
そう思えてなりません。


車に話を戻しても、なぜ1970年代後半から1990年代前半に掛けて車が売れていたのかというと、勿論日本が好景気だったからというのもありますが、理由はそれだけではないのですよね。
車が買いやすい価格だったからです。買った後も維持しやすったからです。
どんなに昔はバブル経済だったといっても、皆が皆、高級車や外車やスーパーカーを買っていたわけではありません。そういうのは現在と同様一部の金持ちにしか売れなかったし、一般家庭は中級かやや下のヒエラルキーに位置する車を買っていたもの。

それが今やスタグフレーション
新車価格はどんどん上がっていき、税金はそれに輪を掛けて上がる一方。しかし若者や庶民は先の見えない非正規雇用しか道はない。昔とは状況が異なります。
万が一アベノミクスにより給料が上がったとしても、物価や税金はそれ以上のペースで上がっているからには、安心してお金を使える状況とは言い難いのではないでしょうか。
かと言って、今更販売価格を下げれば、その分工場や小売店や企業が悲鳴を上げる。

あなたは「競争原理」によってワナを仕掛けられたも同然だ
 (DARKNESS、2013年10月14日)
安物しか買わないと、いずれ安物しか買えなくなる理由とは
 (同、2013年11月12日)
“1台売って儲け10円” 驚きの薄利のホームセンター業界 万引きにも苦しめられる
 (ピカピカニュース2ch、2013年11月27日)


悩ましい問題です。





耳目に心地良い甘言を弄する政治家ほど、選挙で当選した途端に掌を返す。
それは民主党政権で、多くの人が嫌というほど実感したはずです。

第二次安倍内閣には、基本的に支持しているものの、細かいところでは色々と不満がないわけではありません。
しかし民主党のように国民を騙して裏切ることはしていない分、まだ信頼できるかと思います。

ジョン・F・ケネディは、第35代大統領就任演説で、「国民の皆さんは、国から何かしてもらうことを期待しないで下さい。むしろ私が望むのは、国民一人一人が国のために何ができるかです」と言いました。
孔子の言葉にも、「良薬は口に苦く、忠言は耳に逆らう」とあります。


第一次安倍内閣当時とは打って変わり、今の安倍晋三総理は、強力なリーダーシップを見せ付けてくれるようになりました。
物申すにはまだ時期尚早かも知れません。
増税は正直きついですし、本音を言えば止めて欲しいのですが、成果が表れるまでもう少し見守りたいと思います。
Posted at 2013/12/10 23:58:19 | コメント(0) | トラックバック(0) | 政治、経済(自動車関連) | クルマ
2013年12月08日 イイね!

レガシィ再誕

レガシィ再誕スバルの新型スポーツツアラー「レヴォーグ」クル━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!
(ゆめ痛 -NEWS ALERT-、2013年10月31日)
【世界初公開】スバル レヴォーグキタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!
(同、2013年11月21日)

【東京モーターショー2013】スバル、新型スポーツ・ツアラー「レヴォーグ」を世界初公開!
(autoblog、2013年11月20日)
【東京モーターショー2013】スバルの新型車「レヴォーグ」について、開発者に訊いてみた!
(同、2013年11月29日)





レガシィは世界戦略車(グローバル・カー)として、日本だけでなく世界を股に掛けて活躍しています。
とりわけ近年は、日本ブランドと、かつてのアウディに匹敵するAWD性能から、北米の降雪地域で大人気です(レガシィだけでなく、インプレッサやフォレスターといった、スバルAWD車そのものが)。


 A Subaru WRX STi pulls a semi stuck in the snow
 (YouTube、2009年12月21日)

 Subaru Outback - uphill with VDC ON (Pertoltice)
 (同、2010年1月24日)

 Subaru versus your car part 2
 (同、2011年2月1日)

 How to get your car out of the snow without a shovel
 (同、2011年2月3日)

 Subaru AWD Uphill Comparison Test
 (同、2011年9月22日)


確かに、こんな動画を見せられたら、誰だって感動せずにいられません。


ですがそのせいで、レガシィも多分に漏れず、大型化・大馬力化・大排気量化・高級化・高額化が顕著になっていました。
そしてそれだけに、日本では些か無理のある車になってしまった側面も。

試乗こそしていないものの、ディーラーの展示車に何度か触れたときも、日本車離れした質感やサイズに驚きました。誤解を恐れず端的に言うならば、「良くはなったけど悪くもなった」。

日本以上に向こうで売れるから、あちらの需要に合わせるのは当然であり、仕方ないのですが。
(それを思えば、初代から頑なにキープコンセプトを貫いているスイフトは、特別なのですね)




日本車でありながら、日本の道路事情や日本人の感性から離れつつあるレガシィに代わって、新たな車種「レヴォーグ」が生まれるとのこと。

まず第一印象の見た目からして格好良い。
スポーツカーの精悍さとステーションワゴンの実用性が、見事に調和しています。スポーティなステーションワゴンというと、最終型カルディナを思い出します。
何より、このくらいのサイズなら、日本でも現実的です。いえ、日本車なのだから当然なのですけどw、でもそういう車のほうが希少になっていたというのはやはり歪でしたからねえ。
何より、現行のレガシィよりも、こちらのほうがより本来のレガシィに相応しいと思わせてくれます。

心臓部も、お馴染み水平対向4気筒エンジンに、直噴ターボを備え、排気量は2リットルと1.6リットルが用意。
僕は日本にはこれくらいが丁度良いと思っていたので、理想的な線を攻めてきました。

全てのグレードにEyeSight Ver.3が標準装備。
「欧州では安全装置の有無で税金が変わってくる」「欧州では安全装置はステイタスと見做される」などと小耳に挟んだことがあり、日本も半ば済し崩し的にそれに引っ張られている感は否めません。
ですが、安全装置の開発と実用化は、安全や人命を重んじるメーカーだという何よりのアピールになります。安価で普及して多くの人がその恩恵を享受できるような体制を整えれば、尚の事。
このレヴォーグの場合、オプションどころか標準装備。ここにスバルのメッセージが込められています。
(勿論、標準装備として半強制的に装着させれば、その分数を造ることになるので、勢い価格を抑えることに成功するという台所事情もあるのでしょう)

名前もそのものずばり、「レガシィ・レヴォリューション・ツーリング」の略。
名は体を表す。レガシィの正常進化であることを物語っています。




このレヴォーグ、日本専売車(ドメスティック・カー)だとのこと。
大きくなりすぎたレガシィに取って代わり、レガシィが本来務めていたポジションを担うべく生まれたといいます。
どんなに北米で大人気であろうと、スバルは日本市場を見捨ててはいなかったのですね…! シビックやシティはもう二度と帰って来ないだけに、身に沁みます(;´Д⊂)

尤も欲を言うなら、海外向けにはレガシィではなく新しい車を開発するか、カローラのように仕向け国に併せて同音異義の車を用意するかの、最初からそのどちらかにして欲しかった気も…。
そしてレガシィはレガシィとして、国内で正常進化。
そうすれば、こんなややこしい事にはならなかったのにw

純粋に国内市場を見据えて造られた車の誕生に、期待が寄せられます。
Posted at 2013/12/08 23:37:00 | コメント(1) | トラックバック(0) | 自動車談義 | クルマ
2013年12月02日 イイね!

日産の若者向けリーサル・ウェポン(笑)

日産の若者向けリーサル・ウェポン(笑)【東京モーターショー2013】日産が若者と作った全く新しいコンセプトカーを公開!!
(autoblog、2013年11月21日)

日産が若者のクルマ離れを食い止めるために作った車「IDx」
(ピカピカニュース2ch、2013年11月21日)

日産が若者のクルマ離れを食い止めるために作った車「IDx」
(ゆめ痛 -NEWS ALERT-、2013年11月22日)



だ、そうですよ。

確かに、格好良いと思います。
今、欧米を中心に静かなブームとなっている、レトロモダン調デザイン。
安全基準や製造工程やコストや売れ筋の関係で、今の時代の車は軒並みコモディティ化。その中にあって、懐古調デザインは一際異彩を放ちます。
一見してチャレンジャーみたいと思いましたが、実際には510型ブルーバードの姿を基本形として、ハコスカやケンメリのエッセンスを盛り込んだとのこと。そういえば、フェンダーミラーなんですね。
外見は古き良きマッスルカー、でも中身は信頼の日本製。僕にとって理想的です。

内装も、雰囲気抜群。
エンジンは、日産お得意のEVかと思いきや、ガソリン駆動。それも1.2~1.5リットルの排気量で、ニスモモデルには過給機付き。
駆動方式は、今時珍しくも、スポーツカーとして正統のFR。
サイズも、5ナンバーを僅かに超えるか超えないかというぎりぎりのようであり、日本の交通事情にとって現実的。
変速機のみ、流石にマニュアルモード付きCVT。
知れば知るほど興味をそそられます。


でもだからといって、即ちこれが若者の車離れを食い止めることのできる「日産の新たな提案」と言われても、少し、いや、かなり眉唾です。

今の時代、車に興味のある若い人なんて少数派です。
大抵は、「人が沢山乗れて、荷物が沢山積めて、楽に運転できて、燃費が良くて、安全装置が沢山付いてる車」を求めており、そんな彼らが好むのはミニバン。
MTなんて運転出来ない。タイア交換さえ自分でしたことがない。極端な例だと、自分の愛車の名前さえ知らない。
でもそれが今は一般的なのです。
そんな彼らが求めるのは、間違ってもスポーツカーなどでは決してない。

> これこそが彼らとのコミュニケーションでしか創り出せなかった、全く新しいクルマ像であると日産は考えている。
> 若者のクルマ離れは実は彼らが欲しい車を提供できていないのではないかという日産の一つの回答であると思えるコンセプトカーだ。


カルロス・ゴーンCEO・兼・社長の言っていることは尤もですが、その結果が即ちこれというのは、幾ら何でも無理がありすぎます。


思うに、「若者の車離れを食い止めるため」と称せば、社内で企画が通りやすいのでしょうかね?
そして、会議で説明を受けて企画書に判子を押すのは、60~70歳代の役員。それを思えば、彼らが思い浮かべる若者像とは、40~50歳代を指すのではないでしょうか。普通若者を指す20~30歳代は、彼らにすればまだまだ幼児。
その結果が、どう見ても団塊世代向けの懐古調スポーツカーを、若者向けと称する浮世離れした行為に現れている。

86(ハチロク)の成功にあやかろうとしているようにも見えます。
あちらはまだ、計算でやっているのは見え見えでしたが、日産の場合は普段が普段なので、素で錯覚しているのではないかと疑います。
業界「車があれば女にモテる(キリッ」 → その結果
 (2012年12月23日)
逆風吹き荒れる日産
 (2013年2月13日)
前途多難なDAYZ
 (2013年6月7日)
平成のパイクカー
 (2013年6月28日)





そういえば日産は以前、その86を扱き下ろしていましたね。
それも、アンディ・パーマー副社長による、公式発言として。


「うちはあんな車は作らない!」 日産の副社長が「BRZ」と「86」をこき下ろす
(ゆめ痛 -NEWS ALERT-、2013年11月1日)

【車/戦略】「うちはあんな車は作らない!」--日産副社長、トヨタ「86」とスバル「BRZ」をこき下ろす
(ピカピカニュース2ch、同日)




言ってくれますねえ…。

86は、商業的には成功ではありますが、確かに企画としては失敗だったかも知れません。
AE86の再来を謳いながら、デザインは2000GTへのリスペクトであり、キャラクターとしてもAE92やFF時代のセリカに近い。若者向けと言いながら、その実50~60歳代に売れている。企画段階から比べると高騰し、若者が気軽に買える価格ではなくなった。
しかしあちらは、気軽に乗れる感じと、日本の道路事情に即したスペックやディメンション、初代bBのようなオーナー各人によるカスタマイズを受け入れることのできる懐の深さが、支持されているのです。
プレミアムだの大人のためだのと取り繕って、足元の日本市場に背を向けた会社には、それが分かるでしょうか。

そしてその回答として出てきた車が、日産版86とでも言うべきものなのだから、開いた口が塞がりません。
「てめえ人のこと言えんのかよ」と。
或いは、日産としては86が妬ましかったのかも知れませんね。だからそうやって足を引っ張る。
しかも86は既に順調に駆け出しているものの、IDxはスタートラインにすら立っていない。


そもそも、企業の副社長ともあろう人が、簡単に他社や他人を名指しであげつらう行為が、受け入れ難い。

考えてもみて下さい。
もしあなたの会社の社長や重役が、公の場で、外部の者に向かって、そうやって思ったことをずけずけ口にする無思慮な人間だったとして、そして言うだけ言っておきながらその仕事の成果が扱き下ろした相手と五十歩百歩だったとして、そんな人を上司として仰ぎたいと誰が思いますか?
そんな会社で働きたいと誰が思いますか?
そんな会社が取引相手だったとして、誰が信頼してくれますか?

大人としての、また企業を背負う重役としての、品格や教養を疑います。




日産はこれまで通り、ワールドワイドなプレミアム路線(笑)を突き進めば良いと思います。
86的な車も、IDxの思想を具現化した車も、必要ありません。というより、こんな日産では無理だと思います。
2013年12月01日 イイね!

スズキ次期SUVへの期待

スズキ次期SUVへの期待前回同様、今回も「第43回 東京モーターショー2013」に因んだ話です。




スズキ「次期ジムニー」が【カッコイイ】!小型軽量の独自【ハイブリッド】にも期待!
(Ethical & Lifehack、2013年11月19日)



次期ジムニーを想定したコンセプトモデルであるという、X-LANDER。
中々格好良いではありませんか。


レインジローヴァーイヴォークのような、精悍なフロントマスク。そこへ現行ジムニーが備える縦5本スリットが刻まれた、無骨なフロントグリル。
オープンボディでロールバー装備というのは、昔のジムニーにあったヴァリエーションの復活。
でありながら、最低地上高は高く、タイアも大き目でサイドウォールも幅広、漢の2シーター。まだまだ本格SUVであり続けるという主張を感じます。
テールゲートにスペアタイアを装備すれば完璧。

そして、仮に市販化されれば、軽SUVでは初となるであろうハイブリッドシステム。
今はハイブリッドへの関心の高まりと、それによる売り上げが見込める時代ですからね。それはスポーツカーやSUVでも同様。

次期ジムニーにどこまで反映されるかは未知数ですが、中々楽しみです。
他の車種が軒並みクロスオーバー化していく中で、ジムニーだけは正統派SUVとしての地位を守り続けて欲しいです。




スズキの新SUVコンセプト「iV-4」がカッコイイ!【次期エスクード】として【15年】販売?
(Ethical & Lifehack、2013年9月16日)



こちらは、次期エスクードを想定した、iV-4。
こちらも中々。現行の三代目を正常進化させたフォルムです。
例によってイヴォークみたいではありますがw、今の車はどれもこれも似たような流麗なデザインになって没個性なので、直線と平面で構成された外観は、極めて個性的で魅力的です。
(尤もこれは、クロスオーバーSUVは各社競争が激しく、その結果コモディティ化して久しいので、まずはデザインで差別化を図ろうという目論見もあるのではないかと)

スズキ副社長によるプレゼンテーションでは、流行りのクロスオーバーSUVとしてだけではなく、SUV本来の悪路走破性も念頭に置いているとのこと。
期待が持てます。

こちらは冒頭のX-LANDERとは異なり、このテイストを盛り込んだ車種を、2015年に欧州で発売予定だとか。
ということは、次期グランドヴィターラ(エスクードの欧州名)? まあ、エスクードは世界戦略車でもあるからには、ゆくゆくは国内仕様にも反映されることでしょう。





スズキ「新型SX4」は【国内ジャストサイズ】の【クロスオーバー】!でも国内販売は・・?
(Ethical & Lifehack、2013年9月13日)



最後は、コンセプトカーではなく、市販車のお話。

新型SX4、こちらも中々格好良い。今のスズキは、本当にデザインを頑張っています。
現行型は、コンパクトクロスオーバーSUVですが(と言うより、クロスオーバーSUVの雰囲気があるコンパクトカー。譬えるなら、日本版クロスポロ?)、サイズこそ良好なものの、デザインや使い勝手、何より存在感は今一つぱっとしません。
しかしこの欧州車的な見た目は、いかにも上質です。華があります。というか、現行SX4がカジュアル方向に振っていたから、その対比もあります。

外装の下半分を覆う黒い樹脂の面積が増えました。
アンダーガードが装備されており、しかも目立つよう殊更に銀色に塗られています。
SUVの系譜であることを、現行型以上に主張しています。

世界戦略車として欧州やアジアでは生産と販売をするとのこと。
しかし現行型を以て国内販売は終了とのこと。スイフトやスプラッシュと共食いになるのを避ける措置でしょうか。




毎年この季節はSUVが気になりますw
SUV・クロスオーバーSUVは人気ジャンルですが、そんな中にあってスズキには、前回取り上げたハスラーといい、他車の群れに埋没しないオンリーワンの魅力を期待します。
それが、鈴菌の、鈴菌たる所以というものです。
Posted at 2013/12/01 12:18:53 | コメント(1) | トラックバック(0) | SUV | クルマ

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「「車種もドンピシャな東方Projectモチーフの隠れ痛車を捕獲!」特徴的な翼のデザインをスズキ・キャラのガルウイングで再現
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何シテル?   07/03 23:51
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