ミルキーウェイのブログ一覧

今回の御嶽では紅葉が始まっていました。

ナナカマドが鮮やかな赤色に色づき始めていました。もっとも、早霜にやられて、無残に茶化してしまったナナカマドも少なからず見かけましたが。

8合目付近から眺めた、山頂部に至る山肌は緑と赤と黄色が混在して、錦秋のパッチワークが形作られつつありました。

山肌は錦秋のパッチワーク♪そして澄み切った青空♪夏山では得られない、秋山のだいご味♪

15年前に登った乗鞍岳をしのぎ、わたしの最高到達点記録更新です♪

←SONY α300＋SIGMA APO 70-200mmF2.8ⅡEX DG HSM
ライブビューで撮影

ヒガンバナの咲くころはわたしがみんカラで初めてブログを書いた頃と重なります。

思い返せば、さまざまな出会いや別れが次々に去来した、長いような短いような5年間でした。ヒガンバナを見ると、そんなことも時には考えます。


さて、今年のヒガンバナは七尾市中島のお熊甲祭で撮ったヒガンバナです。わたしとしては珍しい構図です(笑)
別に狙ったわけではないのですが(汗)

みんカラリストの皆さま、これからもよろしくお願いいたします♪




















想うはあなたひとり･･･いい花ことばですねぇ♪

「久麻加夫都阿良加志比古｣神社は、
くまかぶとあらかしひこ神社
と読み、万葉集の歌枕の地、七尾市中島(旧中島町)にあります。

かつては3月に牡蠣が参加賞にもらえることで有名なマラソン大会のコースにも面していたのですが、市町合併の影響でマラソン大会は七尾の和倉に移りました。

ここの神社で毎年9月20日になると開催されるのがお熊甲祭。

能登半島各地のお祭りが主に人手の確保の問題から、軒並み祭礼日を週末や連休に移しているのに対して、お熊甲祭は9月20日の祭礼日をかたくなに守り抜いています。お熊甲祭も担ぎ手をアルバイト募集するなど苦労はしているようですが、二十日祭という別名を持つだけに簡単に変えられないようです。

お熊甲祭は能登各地で担ぎ出されるキリコとはいっぷう変わった枠旗と呼ばれるものを担ぎ出すことに特徴があります。他にも、狂言廻し役を演じる猿田彦とともに異国情緒をどこか感じさせるお祭りともいえます。

お熊甲祭のころ、中島の田んぼや畑にヒガンバナが咲き始めます。わたしにとってはお熊甲祭の赤い枠旗と深紅のヒガンバナは対句みたいなもので、秋が来たことを実感させてくれます。

ヒガンバナの花ことばはいろいろあるようですが、わたしが好きなのは
｢想うはあなたひとり｣。
もっとも、有毒植物の上、墓場に咲いているイメージも強く、この花を贈っても喜ばれる可能性は限りなく低いとは思いますが。

能登独特のキリコとはひと味違う、異国情緒漂う枠旗が乱舞する、これも能登半島のお祭りです。

タイトルはこのお祭りを執り行う神社の名前です。万葉仮名を今に伝える名前ですが、読めるでしょうか♪