ひとつところの勤務地への通勤も期間が長くなると、毎日同じ時間に家を出て、同じ電車に乗り、同じ経路を通って職場にたどり着くことになります(サラリーマンの悲哀というなかれ)。そうすると毎日のように同じクルマを見かけるようなことも起こるわけです。で、最近、気になっているのがこのクルマ。
そう現行のボルボS80です。おそらく日本では殆ど売れていないですし、今までにも滅多に走っているのを見た記憶はありませんでした。それが今は毎朝、目の前を走り過ぎていくのを眺められる訳です(遭遇しているのは写真とは違い、シルバーのS80ですが)。写真でも分かりますが、よく見ると結構ボリュームのある面構成と、V70と共通の今や旧世代にはなりつつありますが、シンプルで上品な造形には感心させられます。そうしてS60に比べるとひとまわり以上の立派さもあり、風格も感じられるのです。
そもそもビックセダンは大抵そのブランドのフラッグシップであり、力が入ったクルマが多いといえます。Sクラス、7シリーズを例に挙げるげるまでもなく、シトロエンであればC6、ジャガーであればXJなど、魅力的なクルマが目白押しです(その分値段も張りますが)。どちらかと言うと、ゆったりと余裕を持って乗れる、快適性に優れた、クルマ本来の機能に優れたクルマたちであると言い換えることができるかもしれません。そんな訳で昔からビックセダンには、気を引かれるものがありましたが、今回改めてS80にはグッと来たわけです。
そういえば昨年、ディーラーにお邪魔した際には、S80の展示車がありましたが、それはDriveと呼ばれる、S60と同じ1.6L直噴ターボ装着車でした。S60オーナーですから、当該エンジンがS80であってもパワーの面では不足ないことは分かりますが、さすがにボルボのフラッグシップであり、ビックセダンであるS80に、テンロクターボはどうかと思いました。昨今の省エネのトレンドには反してしまいますが、S80には最低でも3L直6、できうることならヤマハの4LV8エンジンがお似合いではないかと思います。
S80、V70、そしてXC90辺りはもうすぐ世代交代すると思いますが、新しいボルボのデザインテイストを取り入れた新型S80には期待したいところです。本当に魅力的なモデルであれば、S60の次のクルマとして是非考えてみたいと思っています。
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スウェーデン車 | クルマ
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2012/08/12 16:32:50