• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

yutty1325のブログ一覧

2012年06月30日 イイね!

259:マツダとフィアットの協業

259:マツダとフィアットの協業 発表より1ヶ月以上経ってしまって今更なのですが、マツダとフィアットの協業について取り上げたいと思います。マツダロードスターのFRアーキテクチャーを利用して、フィアット傘下のアルファロメオブランドでライトウエイトスポーツカーを新たに開発するというニュースです。経営統合の可能性等、ビジネス的なことはさておき、アルファロメオからもロードスターのような魅力的なクルマが登場することには諸手を上げて歓迎したいところです。

http://www.mazda.co.jp/corporate/publicity/release/2012/201205/120523a.pdf

 何故なら、自分がロードスターのファンであることも理由の一つではあるのですが、先日、トヨタの新型カローラをブログで取り上げた際(こちら)にも触れたのですが、トヨタの考える高齢者向けのクルマ像として、ダウンサイズした面白みの全くないカローラがあるのであれば、それに対するアンチテーゼとして、この協業から生み出される、マツダとアルファのライトウェイトスポーツカーの存在に大きな期待がかかるからです。

 そもそも(クルマ好きの)高齢者向けのクルマ像を満たす条件としてはどんなものが上げられるでしょうか?

 まず、体力の低下を考慮して、運転がしやすいクルマであることが重要です。これはハンドリングが素直でスムース、車体サイズもほどほど、パワーも大きくない、といったスペックが求められるということでもあります。次に自分のような庶民であるならば、経済的に大きな負担にならないことも重要でしょう。すなわち、値段もリーズナブルであり、燃料費等を含む維持費も高くないクルマが望ましいと思います。

 そして、子供も手が離れ、配偶者と、あるいは自分だけで利用することが殆どであり、荷物を多く積むことがない生活様式になっていると予想されるので、ユーティリティ的な要求は少なくなり、一方では乗って楽しい、運転して快いことが大切な要素になるのだと思います。あと補足的ではありますが、デザインや雰囲気は年齢に応じた落ち着いたものが求められるのかもしれません(これは好き好きの部分がありますが)。

 このような諸点を踏まえて考えると、高齢者向けの理想的なクルマ像には、新型カローラではなく、むしろ、マツダロードスターやアルファの新型スポーツカーの方が当てはまるのではないかと考えるのです。自分も更に歳を重ねた10年、15年後には実際にそんな魅力的なクルマが選択肢として存在してくれることを願っていますし、今回のマツダとフィアットの協業はそんな期待に対する明るいニュースだと感じた次第です。
Posted at 2012/06/30 15:59:20 | コメント(1) | トラックバック(0) | クルマの話題 | クルマ
2012年06月18日 イイね!

257:中古車を買うということ(その4)

 中古車をテーマにしたブログを続けてきましたが今回が最後になります(と思います、笑)。カローラについて取り上げた際もそうでしたが、今回も書き始めに予想していたのよりも、随分と長いものになってしまいました。ブログを読んでいただいた方からのコメントを拝見していて、ここまでの考察では全く触れていなかったことがあり、最後にそのことについて考えてみたいと思います。

 中古車を買う意味として、主に経済的な側面についてこれまで議論してきましたが、それ以外にも視点は勿論あり、その中で最も重要なのは、「既に新車で手に入らないクルマを所有できる」であろうと思います。コメントを頂いて気付かされたことではあるのですが、無意識的にせよ、今回の一連の考察の中でそのことに触れなかったのには、以下のような3つの理由があります。

 まずブログの論点が、繰り返しになりますが、経済的な視点での中古車購入の意味を問うものであったこと。二点目は、リストア的な要素を入れると費用面での議論が複雑化してブログの趣旨が却って不明瞭になる恐れがあったということ。そして三点目は、これは偏見もあるのでしょうが、私自身が「クルマの純粋に機能的な価値というものは、基本的には最新型が最良である」という認識を持っていること。つまり過去の車を当時の状況を鑑みて高く評価したり、過去の名車として懐かしんだりすることはあっても、道具としての実用性を考えた場合には、基本、最新型のクルマ(の新車か中古車)を選ぶのが原則であろうと考えたからです。

 しかし、複数の方から頂いたコメントを拝見するに、必ずしもそれだけではない、趣味として、もう新車では手に入らない旧モデルのクルマを敢えて中古車として購入する人たちが(決して少数ではなく)存在して、大きな議論においても無視できない「中古車を買うということの意味」を占めているのだと気付かされました。

 そうであるならば、あるいはそのようなケースでは、中古車を買うことはもはや経済的な是非を問うものではなく、趣味としての満足度と、メンテ費用や、さらに古い車であればリストア費用など、かかるお金とのバランスの問題になるのだということです。自分自身にとっては、そういった楽しみは未だにぼんやりとしたものに過ぎませんが、そこには損得を超えた豊かな世界が広がっているのかもしれません。
Posted at 2012/06/18 01:42:21 | コメント(1) | トラックバック(0) | クルマの話題 | クルマ
2012年06月17日 イイね!

256:中古車を買うということ(その3)

 前回のブログ(No.254)の続きです。十数年前に米国に2年ほど暮らしていました。その期間は中古車に乗っていたのですが、彼の国では中古車に関する考え方が日本とは少し異なっているなと感じ、興味深く思ったことが今でも記憶に残っています。

 その時感じた違和感は何かというと、米国では新車で買おうと、中古車で買おうと、その際のクルマの機能的な価値に応じた価格が付けられているということです。前回同様にピザの売買を例にとって説明すると、1000円でピザを買ったAさんが、15切れのうち5切れ食べて残りを売れば、Bさんに660円で売れる、さらにBさんが5切れ食べてCさんに売れば、残りには330円の値が付くということです(勿論、正確ではない部分があるかもしれませんが、日米の差異を簡潔に表現すれば、こうなるということです)。

 米国流の考え方がより合理的といえるかもしれませんが、あるいは米国ではクルマを純粋に道具とみなす傾向が強い(歴史が長い)ことがその背景にあるのかもしれません。丁度、ピザの切り売りのように個々人の事情によって適宜中古車を利用するといった趣です。一方、日本では、クルマに道具以外のものを重ねて見ているのかもしれません。ステイタスとか資産としての価値などです。

 なので、米国では新車と中古車の間の差が、感覚的にも費用的にも小さいと言えます。そして中古車市場はクルマの道具としての価値を基準に成立しているので、ある意味健全であるとも言えます。一方、日本の中古車市場は新車と中古車の差が、考え方の面でも費用の面でも大きく、このことは上手く利用すれば前回のブログに書いたように、お得に中古車を利用できることに繋がるのですが、見方を変えると、寄って立つ価値観が明瞭ではないことから、中古車ビジネス自体の健全さに若干の懸念を感じざるを得ません。

 今回は日米の中古車ビジネスの違いに焦点を当ててブログを書きましたが、欧州などの中古車事情についても興味が湧いてきます。ご存じの方がいらっしゃたら是非ご教授いただきればと思います。
Posted at 2012/06/17 18:29:18 | コメント(0) | トラックバック(0) | クルマの話題 | クルマ
2012年06月16日 イイね!

254:中古車を買うということ(その2)

 先日、「中古車を買うということ」と題したブログ書きましたが(こちら)、少し分かりにくい面もあったかと思い、今回、補足の意味でもう一度取り上げたいと思います。言いたいことをより理解してもらえるよう、ピザの購入を例にあげた説明を試みます。まず、15ピースに切り分けられた、値段が1000円の出来立てのピザを思い浮かべてください。

~Aさんは1000円払ってピザを購入し、熱々の出来立てを5切れ食べて、残りを所持金500円のBさんにその金額で売りました。Bさんは、少し冷めて味の落ちたピザを5切れ食べて満腹し、残りは買い手がつかなかったのでゴミ箱に捨てました~

 少なくとも日本で中古車を買うということは、上の例のBさんの立場になる、というのが前回のブログの一つ目のポイントです。では、AさんとBさん、それぞれがピザ一切に支払った金額がどうなるかというと、

 Aさん:(1000円-500円)÷5切れ=100円
 Bさん:500円÷5切れ=100円

 どうでしょう、少なくともBさんはAさんに比べて得をしているようには思えませんね。少し冷めて出来立てに比べて味が落ちている分、Bさんの方がむしろ費用対効果は下がっていると言えるのではないでしょうか?前回ブログを読んでいただいた方から、中古車を買う意味は、高額で買えないクルマが買えることにある、とのご意見をいただきましたが、まさに所持金が500円しかないBさんの立場であるといえます。

 しかし、世の中はよくできていて、500円で残りを売ることを前提に、新品を購入する際にも1000円でなく500円でいいですよ、というお店があって、これがいわゆる「残価設定ローン」というやつです。なので、このようなローンが設定できる人にとって、中古車を買うメリットは上記の条件では見出すことはできないことになります。

 では本当に得な中古車の利用の仕方はないのでしょうか?さらにケーススタディを続けてみると、

 Aさんが10切れ食べて、残りは捨てる場合:100円/一切
 Aさんが15切れ全部食べきってしまう場合:66円/一切
 Bさんが残り10切れを食べきってしまう場合:50円/一切

 成る程、購入したピザ、いや中古車は乗りつぶす覚悟で長く乗ることにより、新車を買うより、より低費用で済むメリットが出てきます。これが前回のブログの二つ目のポイントになります。何故こうなるかというと、ピザの例に戻ると、「残りは買い手がつかなかったのでゴミ箱に捨てました」の部分を、少々不味くなっても捨てずに最後まで食べるようしたから、になります。10年以上の低年式車に乗る人間が少ないのは日本のクルマ市場の特徴とも言えるのですが、それがまた別の話ということで、乗りつぶすことによりクルマの価値を100%利用することが重要であるということです。

 この考え方の延長線上には、もう一つの賢い中古車の利用方法が考えられます(これは前回ブログでは書かなかったのですが、今回のブログのオチということでw)。もう一度ピザの例に戻ると、

 ~残った冷めたピザ5切れを捨てようとしたBさんから、ただで貰い受けて食べたCさん~

 そう、10年落ちの中古車を、ただに近い金額で購入して乗りつぶすのは、ある意味、一番費用対効果が高く、最も賢いやり方かもしれないのです。
Posted at 2012/06/16 11:00:05 | コメント(1) | トラックバック(0) | クルマの話題 | クルマ
2012年06月16日 イイね!

252:WWDC2012のトピックから

252:WWDC2012のトピックから ご承知の通りApple社のWWDC2012が先日開催されました。ハードウェアではかねてから噂のあった、MacBookのラインナップの刷新、特に従来水準を大きく超越した高解像度ディスプレイを搭載した、新型MacBookProが登場して盛り上がってますし、ソフトウェアにおいては、この秋に登場すると見られるiPhone5に装備されるiOS6が開発者に正式にお披露目されたことが大きなトピックになっています。今回そんな盛り上がりの中でクルマ関連で気になる内容がありましたのでブログの話題として取り上げたいと思います。

 半年くらい前に、同じくAppleのiOS5が登場した際に、音声アシスタントとしてSiriが導入され大きな話題となりましたが、その際にこれからのナビゲーションはクラウドに蓄積されたデータを音声認識システムで利用する形態になるだろうとブログに書きました(こちら)。関連して更に、「ノウハウのある国産車がリードして国内向けのナビゲーションシステムの革新が起こる」、「一部ドイツ車を除き、多くの輸入車ブランドはその流れに追随できないリスクがある」と予想しました。

 その後、メルセデスがナビゲーションシステムとしてスマートフォンとの連携を強化するとの発表があり注目していましたが(こちら)、いよいよ動きが本格化し、今回のWWCDではAppleと日本を含む大手自動車メーカーが連携して、機能強化されたSiriと新たに提供される新しい地図アプリを組み合わせたナビゲーションシステムを今後のクルマに導入していくことが公表されました。



 上にも書いたように音声認識の導入は、素人目にも分かる自明な流れなので自慢にもなりませんが、むしろ国内メーカーがイニシアティブを握る機会があろうとの予測が外れたことが残念です。Appleと連携を図る国内メーカーには、今まで日本のナビゲーションサービスで業界をリードしてきたトヨタとホンダが入ってます。国内でのノウハウやデータを持つことの強み(トヨタ、ホンダ)と音声認識技術の強み(Apple)を生かした効果的な協力関係は重要ではありますが、クラウドの世界ではシステムを支配する方が優位に立つと予想され、将来の主導権はAppe側に握られる可能性は高いのではないかと思います。

 ユーザーである私達にとってより使いやすいサービスが安価で提供されることに否が応はなく、むしろ歓迎ではあるのですが、少し複雑な感情を持ってしまう部分もあります。今までに築きあげてきた(と思っていた)ナビゲーションに関わる膨大なハードウェアやソフトウェアが、所詮はガラパゴス的技術であり、Appleなどの海外の巨人の進出の前にはひとたまりもなく屈服、従属さざる得ないのだということが今回も証明されたということなのでしょうか?少なくと日本のカーナビ業界が多大な(マイナス方向の)影響を受けることは間違いないと思われます。コンピューター、携帯電話に続き(近い将来には電子書籍もAmazonの軍門に降ることになるのはほぼ間違いのないところだと思いますが)、カーナビも同じ事の繰り返しになるのでしょうか?

 日本人のモノづくりについて、いや、モノづくりの根底にある日本人の精神性や根本にある論理性というもののあり方についても考えてしまうニュースだと感じた次第です(ちょっと大げさですがね)。以前にも日本人がある種の思考の型にはまりやすく、それがガラパゴス化する一因ではないかと書きましたが(こちら)、自身もモノづくりの現場にいる一人として、(状況は異なりますが、意味的には)同じような状況に直面していることもあり、尚更考えてしまうニュースではありました。
Posted at 2012/06/16 07:08:15 | コメント(0) | トラックバック(0) | クルマの話題 | クルマ

プロフィール

「久しぶりの投稿です。」
何シテル?   03/21 11:29
yutty1325です。シトロエンC5からの乗り換えで、ボルボS60に乗っています。下手の車好きです。ブログにはクルマを中心とした話題を取り上げていきます。
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2025/9 >>

 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
282930    

リンク・クリップ

デジタル一眼を引っ張り出してきました 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2013/10/10 23:27:42

愛車一覧

ボルボ S60 ボルボ S60
2011年3月にシトロエンC5(2001)より乗り換えました。10年のクルマの進歩を感じ ...
日産 スカイライン 日産 スカイライン
2台目の所有車。国産車はこれが最初です。96年~01年にかけて乗ってました。軽快な身のこ ...
フォルクスワーゲン ジェッタ フォルクスワーゲン ジェッタ
初めての自家用車。米国赴任時代に中古車として入手して、94年~96年にかけて2年間普段使 ...
シトロエン C5 シトロエン C5
2001年~2011年まで所有。子持ちの自家用車としては使い勝手が良く、ハイドラクティブ ...

過去のブログ

2017年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2016年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2013年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2012年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2011年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation