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2011年10月29日 イイね!

136:新車試乗記事に思う

 ウェブサイトのさまざまな新車の試乗記事を読むことは、クルマ好きにとって大きな楽しみだと思います。自分は、次期愛車候補を検討する、という視点でもっぱら記事を読んでいるのですが、何時も残念に思うことが(不満を覚えるといった方がいいのでしょうか)ひとつあります。それは試乗対象としてはほぼ例外なく、そのクルマのラインナップのなかでは最高のグレードが提供されていることです。

 メーカーとしても、広報車を用意するなら最も高性能、豪華なグレードを紹介してもらって、そのクルマの魅力をアピールしたいとの考えなのでしょうし、読者サイドからもそのクルマの最大のポテンシャルを把握するという点ではそれなりの価値はあると思います。しかし実際の売れ筋は、大抵、もっと廉価なグレードになるのでしょうから、バイヤーズガイドとして読者のニーズに答えるという点では、試乗は売れ筋のグレードについて優先して行って欲しいと思うのです。

 しばしば、上下ふたつのグレードを同時に試乗する記事も目にしますが、大抵「上級グレードは最高、だが廉価グレードも悪くない、お買い得感あり」なんて感じで、メーカー広報の思惑に迎合しました感ありありの内容になっていることが多いと思います。ここは廉価グレードを次期愛車候補として想定した場合にどうかという、より読者(一般庶民)の視点に立った評価記事を期待したいと思うのです。

 如何でしょうか?
Posted at 2011/10/29 12:12:48 | コメント(0) | トラックバック(0) | クルマ評価 | クルマ
2011年10月10日 イイね!

128:最近のクルマ雑誌の質の低下は

 私がブログを始めるきっかけになったことのひとつとして、クルマ雑誌に対する思い(愛情でしょうか)があったことは間違いありません。事実、ブログの話題として、クルマ雑誌の記事の分析や評価、個人的にあるべき姿と考える雑誌像について、いろいろと思うところを、自己満足、かつ駄文ではありますが取り上げたりもしました。

 その後も本屋に行くたびにクルマ雑誌を手に取り内容のチェックは続けているのですが(滅多に買わないのでその点恐縮ですが)、ここのところ、主要なクルマ雑誌の記事の質的低下は目に余るものがあり、悲しい気持ちになります。

 どの雑誌も安易なドイツ車特集ばかりで、内容もメーカーの広報資料を言葉を変えて読み上げているだけ、おざなりの試乗記事(それもドイツ車礼賛のみで批評的精神の片鱗もナシ)を適当に組み合わせて、新車が出るたびにその車種やブランドに合わせて視点や論点を微調整しているだけのものが、ルーチン的に出版されているように感じます。

 少なくとも商業誌として世に何事かを問うのであれば、批評精神をもって分析評価し、何がしかの付加価値を創造し提供することが責務のはずです。やっつけ仕事に陥っていないか、自身の仕事のクオリティについては常に省みて、その維持・向上に努めていただきたいと思います。

 クルマ雑誌は、今のままでは、とてもお金を払うに値するものではないと思います。反省・奮起を期待します。
Posted at 2011/10/10 16:12:34 | コメント(3) | トラックバック(0) | クルマ評価 | クルマ
2011年08月18日 イイね!

111:クルマはだんだん大きくなってる?(補足)

 学術論文を公表する場合、導入部として研究の着手に至るまでの経緯、特に先行する研究事例につき、引例を挙げて言及するのが通例です。先日、ブログに書かせていただいた、「クルマはだんだん大きくなっている?」は、勿論、学術論文でも何でもないので、そのようなルールを取り上げて、敢えてどうこうという訳ではないのですが、なぜこのようなことを思いついたのかについて、一言だけ補足しておきたいと思い、今回のブログの話題としました。

 今回の着想については、(勿論)完全オリジナルではなく、以前のブログにも紹介した、米国の著名な古生物学者である、スティーブン・J・グールドの、著書「ニワトリの歯」の中の、「ハーシーのチョコレートバーにおける系統的体小化」というエッセイに啓発されたからです。彼は、工業製品に良く見られる特徴として、時間と共にサイズが小さくなっていくというトレンドを取り上げて、実際のサイズの推移をグラフ化するとともに生物進化との相違について論じていました。

 確かに食料品もそうですが、現在の目でみても、PC、携帯電話やテレビなども、プロトタイプから技術的な進歩とともに、そのサイズは縮小の経過をたどることが多いように思われます。しかしながら、代表的な工業製品である自動車は、(その当時は漠然とではありましたが)そうではなく徐々に大きくなっていっているような感触があり、不思議に思うと共に、いつかデータを収集してその実態と理由について考察できないものかと考えていた次第です。

 研究手法を真似ても研究対象を変える、あるいは新たな研究手法を用いて同じ対象を研究することは、科学的に意味のあることで一向に構わないことなので(同じ手法で同じことを研究するのは、勿論二番煎じで無意味です)。そこで、グールドの研究手法を参考に、データを収集し分析を試みたのが、今回の経緯になります。

 さて、もう一つ言及したい事は、紹介の方法についてです。このネタは、そもそも「みんカラ」でブログを始めた動機の一つでもあり、その後、ブログを続けつつ、並行して準備やストーリを考えてきました。なので、本来、収集分析したデータをもう少しきちっと紹介したいと思っていたのですが、本格的に分析しだすと結構手間隙を要する事、それと、まあ、本業でもない、単なる一考察をブログで紹介するという状況を考えると、まずは骨子だけでも紹介することで事足りるのではないかと判断し、あのようなかたちでアップさせていただいという次第です。

 ということですので、内容については詰め切れていないところも多々あり、サポートデータも貧弱ですので、見苦しいところもあろうかと思いますが、そこは何卒ご容赦いただくとともに、ご意見等ございましたら是非、お聞かせいただきたいと思っています。よろしくお願いします。

 今回の話題をアップする事で、当初考えていた大きな目的はまがりなりにも達成できたのですが(^^♪、
 これからどんなことを取り上げてブログを続けていきますかね。
Posted at 2011/08/18 10:11:21 | コメント(1) | トラックバック(0) | クルマ評価 | クルマ
2011年08月15日 イイね!

108:クルマはだんだん大きくなってる?

 皆さんご承知のとおり、クルマ(この場合は、車種あるいはモデルという意味です)は、プラットフォームには変更のないマイナーチェンジもあれば、全てを一新するフルモデルチェンジもありますが、まあ4年~8年くらいのサイクルで世代交代が繰り替えされているのではないでしょうか?

 新車が登場する度に、その仕様、外観、乗り味等、詳細に渡ってメディアにて紹介、評価される訳ですが、ひとつのモデルにおける、あるいはクルマ全体における長期的な変化のトレンドについて、議論されることはあまりありません。今回、そんな大きな視点での話題として、クルマはモデルチェンジを繰り返す毎にサイズが大きくなるトレンドがあることを論考してみたいと思います。まずは、論より証拠、以下のグラフをご覧ください。


 
 トヨタのセダン3モデル、メルセデスのセダン3モデルについて調べてみましたが、Sクラスを除くいずれもが若干の例外があるものの、モデルチェンジの度にそのサイズが増大していることが分かります。グラフではトヨタとメルセデスを示しましたが、同様の調査は、BMWの7、5、3シリーズ、フォルクスワーゲンのパサート、ゴルフについても実施しましたが、これらは更に明確で、ほぼ例外なしに、モデルチェンジによりサイズが増大していました。

 なお、ドイツと日本のメーカーについて、それもセダンを取り上げて分析した理由ですが、ひとつのモデルを一定の期間で、何十年にも渡ってモデルチェンジを続けているケースを調べると、該当するのがドイツと日本のメーカーが殆どだからです (この辺りに各国の自動車産業あるいは自動車文化・哲学の特徴が現れてて興味深いです)。よって、良質のデータを得るために、上記のようにドイツと日本の複数のメーカー、そして複数のセダンモデルについて調査して、やはり、クルマのサイズは時間と伴に増加するトレンドがあることを確認した次第です。

 また、上記のグラフからは更に以下のことが考察できそうです。
 ・サイズ増大の比率(グラフの傾き)は、モデルによって大きな差異がない。
 ・サイズには上限があり、上限に近づくと、サイズ増大の勢いは鈍るか、あるいは止まる。
 ・上限は、どうやらメルセデスで 14 立方メートル、トヨタで13 立方メートル辺りにあるらしい
 (メーカーによる差異は、もしかしたら欧州と日本の交通環境の違いによるものかもししれません)。

 さて、それでは何故、クルマはモデルチェンジの度に大きくなるのでしょうか?直ぐに提示できる単一の解答(仮説)は思い当たりません。人間の体格が向上してきたことに対応しているのだ、という主張もありますが、国によって増加率に差異がないことや、増加のペースが速いこと、更に我々の実感として、年代間による体格の向上で手狭になったから同一モデルでより大きなクルマを求める、というのは説得力に欠けていることなどから、どうやら正解ではないように思います。では、リスク&ベネフィットで、単純に「大きいことはいいことだ!」ということでしょうか?いや、大きくなることは、当然、デメリットも多くあります。

 ・重量増加による性能低下(運動性能、燃費など)
 ・費用増加
 ・狭い場所での取り回しなど使い勝手が悪くなる
 ・より広い駐車スペースが必要

 最初の2項目は技術の進歩により吸収できるものではありますが、残りは交通環境の劇的変化がないことにはどうにもできない問題です。メリットとデメリットのバランスの点からの上限が、上記のSクラスやクラウンのサイズであり、それ以上のサイズはデメリットが明らかにメリットを上回るので非現実性が高くなるのではないかと考えられます。では、大きくなることのメリットは何でしょうか?

 ・前モデルとの比較でランクアップ感がある
 ・居住性や積載性の向上
 ・技術革新の反映させるためのサイズアップであれば性能向上

 どれも、一つ一つではデメリットを明確に上回る理由とはいえなさそうです。が、どうやら以下のようなことではないかと推察されます。

 クルマを買いたい人は、年齢を重ねるに従い、少しずつ収入等、経済条件が向上する、さらに結婚し、家族ができて、子供が大きくなる、などの環境変化を経る人が多く、そういった経常的かつ、大きなサイズのクルマへのニーズが高まる小さい変化に対応するために、モデルチェンジ毎に少しづつサイズを増大させている、加えて、それなりの費用を払って買い換えるので、前のモデルに比べてのグレードアップ感を得たいという欲求も、サイズ増大を推し進める力として働いている。

 大きく経済条件が変化した人は、モデルそのものを変更することになるのでしょう。そうすると、各クラスのサイズ変化は、同時期の上下クラスのサイズを上回る、あるいは下回るものであってはならない訳で、最初にグラフを見て考察したように、各モデルの変化率に大きな差異はないのは、これが理由のひとつではないかと推察されます。

 さらに、「じゃあ、新たにクルマを購入する若い世代のニーズはどうなるのか?」という質問に対する答えですが、そのようなニーズには、より小さい、すなわち、あるモデルのスタート時点のサイズを持ったニューモデルの登場により満たされるということです。例えば、カローラの場合のスターレット/ビッツ、ゴルフの場合の、ポロ、ルポといったモデルの登場が実例といえます。そしてそのようなモデルも世代を経るごとに徐々に大きくなっていくことになると。

 では次に「どんどん大きくなって、上級モデルと同じサイズになったらどうなるのか?」ということですが、サイズの上限に近いモデルは既に増大を止めているので、その下のクラスがどうなるのかが興味を引かれるところですが、その答えは現時点ではありません(笑)。マークXとEクラスが、それぞれクラウンとSクラスのサイズに接近しているので、サイズの増大を止めて存続するのか、あるいは統廃合されて消滅するのか、行く末が非常に気になるところです。

*      *      *

 以上のように、クルマのサイズの増大といったトレンドの存在を指摘し、その原因について考察してみました。以前のブログでクルマの変化(進歩)は、生物の進化に例えられることがあり、それは、変化を生み出すメカニズムと、変化を選択するメカニズムの組み合わせによる点に共通性があること、しかしながら、メカニズム自体は両者では別物であること、したがって得られる変化は、クルマと生物ではその様相を異にすることなどを述べました。生物では突然変異による変化と自然淘汰による選択のプロセスには、サイズの増大といったトレンドは存在しないと考えられますが、一方、クルマにおいては、使用者/生活者の思いとそれを汲み取る開発者の意図が組み合わされることによって、明確なトレンドが生み出されることになるのです。

 クルマの進歩におけるそういったトレンドは、サイズの増大にとどまるわけではないと思われます。例えば環境問題などの影響がクルマの行く末に全体としてどのようなトレンドを生み出すのかについては、興味深く見守っていく必要があるのではないかと考えています。
Posted at 2011/08/15 08:54:07 | コメント(4) | トラックバック(0) | クルマ評価 | クルマ
2011年06月10日 イイね!

63:「ルボラン」誌のコンテンツ分析

63:「ルボラン」誌のコンテンツ分析 先日のブログで、「ルボラン」誌(以下、LV 誌)7月号について触れましたが、せっかく久しぶりに本誌を購入したので、過去に CG 誌、ACJ 誌、MM 誌について行ったのと同様にコンテンツを分類・整理してみました。
 
 クルマ評価記事以外のコンテンツの結果は割愛しますが、評価記事の分析結果と上記3誌とあわせての順位は次のようになります。、15記事(2位)、80ページ(1位)、総コンテンツ量に対する割合52%(1位)となり、LV 誌は予想外にクルマ評価に力を入れたまじめな紙面づくりをしていることが分かりました。さらにクルマ評価記事を評価方法によって分類すると、以下のようになりました。

 短期絶対評価法:8記事、26ページ、33% (4位)
 短期相対評価法:7記事、54ページ、68% (1位)
 長期絶対評価法:なし

 これも複数車の横並び試乗比較を中心とした短期相対評価の割合が、他の3誌と比べても高く、ここでもクルマ評価に注力していることが伺われます。一方、残念なことに長期テストといった類の企画記事はなく、また細かい点ですが、クルマメーカーへの取材記事や規制動向についての記事がなかったことも本誌の性質の一端を示しているのかもしれません。

 まとめると 、LV 誌は自動車雑誌としてはまじめで正統的な紙面構成で、この点では高く評価できます。ただし、いつもは主に立ち読み、そして今回久しぶりに購読してのごく私的な印象ではありますが、もともと欧州車を主対象とした LV 誌の紙面構成ですが、特集記事をはじめ、どうもドイツ車一辺倒な内容が気になりますし、記事自体も過去に何度も取り上げたネタの2番煎じ、3番煎じといった趣があり、これが全体の印象に影響しているような気がします。いかがでしょうかね。

Posted at 2011/06/10 00:41:41 | コメント(0) | トラックバック(0) | クルマ評価 | クルマ

プロフィール

「久しぶりの投稿です。」
何シテル?   03/21 11:29
yutty1325です。シトロエンC5からの乗り換えで、ボルボS60に乗っています。下手の車好きです。ブログにはクルマを中心とした話題を取り上げていきます。
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