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2011年05月28日 イイね!

46:クルマ評価の方法論に関する一考察:番外編 web site のクルマ評価

46:クルマ評価の方法論に関する一考察:番外編 web site のクルマ評価先日来、主に自動車雑誌に載せられているクルマの評価記事を分類・整理して、10回に渡って方法論として論考してみましたが、今回はその番外編として、web site にアップされている、クルマの試乗記などの評価記事を対象に若干の考察をしてみたいと思います。

 まず、考察の対象とするのは、いわゆる「みんカラ」のような個人の愛車ログ、あるいは、それらを集約したような site ではなく、「Carview」のようなビジネスサイトとします。それほど厳密に確認していませんが、Googleで検索すると site の数は国内では数十のオーダーで存在するのではないかと思います。代表例としては、勿論「Carview」の他に、「WebCG」、「All About」、「CORISM]、「CarNifty」、「OPENER」、「VividCar」などなど、あと「価格com」もありますね。

 自動車雑誌の評価記事を分類した手法に準じて、コンテンツを分析すると、下記のように、紙媒体に比較してweb site では、”ない”、あるいは”ごくまれにしか取り上げられない”項目がいくつかあるものの、主要なコンテンツ群は共通していることが分かります。

1)クルマ評価記事
2)クルマの客観的な性能評価とまではいえない試乗記事、例えば旅行記など、いわゆる企画ものの記事
3)クルマの形式や諸元をカタログ的に、あるいは上記1)に似せたスタイルで詳しく解説を交えて紹介するもの。また、いわゆる新車のスクープ記事
4)自動車の技術に関する詳細な解説記事
5)自動車会社の概要や歴史、経営方針、今後の自動車作りの展望などの取材記事や解説記事、モーターショーの取材記事クルマ行政に関する規制動向の記事など
6)主に自動車評論家の手になるコラム、エッセイ等
7)モータースポーツ関連記事
8)タイヤ、ナビ、およびクルマに関わるライフスタイルやファッション、アクセサリー(時計など)、更にはデジタルガジェット等に関する紹介や解説記事
9)その他、目次、次号予告、車両価格表、販売台数など

 それでは1)のクルマ評価について、これも短期絶対評価、短期相対評価、長期絶対評価の分類(すみません、この辺りの評価法の説明は私の過去のブログをご参照いただければと)で、その記事を見てみると、これがほぼ全て、短期絶対評価による記事であるとの結論になります。短期相対評価は、本当に一部の web site の不定期の企画として取り上げられる程度で、長期テストなど見たこともありません。この側面は、双方向のコンテンツ交流が容易であるというネットの特長を生かして、ほぼユーザー?側に依存しているといって良いでしょう。

 一方、web site のコンテンツの最大の特長は、表現様式として動画を組み込めることで、これがある種のキラーコンテンツとして、少々レベルの低い記事で構成されている site であっても、それなりに格好がついみえる理由になっていると思われます。

 以上、まとめますと、web site に存在するクルマ評価記事のレベルは基本的には紙媒体のそれに比べると、現時点では残念ながら質的なレベルは低いと結論されます。これは、電子媒体の誕生してからの歴史が短いことに加えて、おそらくかけているリソース(時間、ヒト、お金)が少ないことが理由の一つと思われますが、デジタル化が着々進行している昨今、いろいろな意味でコンテンツのレベルアップが求められており、動画のような紙媒体にはない強みを生かすことで、新しい時代の”より高品質”のクルマ評価記事が電子媒体として発信されることが強く期待されていると思います。
Posted at 2011/05/28 20:45:38 | コメント(0) | トラックバック(0) | クルマ評価 | クルマ
2011年05月28日 イイね!

45:メルセデスはいいよねぇ、でも...

45:メルセデスはいいよねぇ、でも... 自身のブログを読み返してみても、「メルセデス」あるいは「ベンツ」という文言は殆どでてきません。では、ベンツが嫌いですか?と人から尋ねられたら、おそらく、「いいえ、そんなことはありません」と答えるでしょう。

 最も旧い自動車メーカーとして、また「最善か無か」をポリシーとして、独善を恐れず妥協のない最高のクルマ作りを目指していた過去に比べて、最近は普通のクルマメーカーと同じようにコストパフォーマンスを重視するようになったと、ものの本には書かれていますが、それでも、他社に比べると頭一つ高い最適化レベル(諸要素の妥協点ともいえますが)を達成してくるクルマ作りは確かに尊敬に値すると思います。過去の(黄金)伝説の具体例を挙げると、

 ・溶接点過多ともいえる極めて頑丈なボディ構造
 ・広い拭き取り面積を誇る一本ワイパー
 ・雨滴をルーフ部で上手く逃がしてリアガラスに残さない(ワイパー不要の)設計
 ・機械的精度の高いトランスミッション
 ・考え抜かれた室内設計と計器や機器の配置
 ・材料を奢った贅沢かつ作りのよいシートなどなど

 また、海外出張でドイツ国内で大量に走っているEクラスのタクシーに乗ると「なるほど、なかなか良いなあ」とも思います。またデザインも悪くない、Eクラスのワゴン(写真)なんか、なかなかのものです。なので自動車雑誌や評論家の先生方がいつもメルセデスを絶賛されるのを読んでも、「あぁ、ごもっとも、確かにベンツは良いクルマですね」と思います。ですが、何故か自家用車として欲しいなとは(今のところ)思えないのです。理由は自分でも良く分からないのですが、

 ・新車価格が高すぎて分不相応に感じる(これは全く事実ではありますが、中古車という選択肢もありますからね)
 ・街に走りすぎている
 ・日本におけるベンツという記号性
 ・上にも書きましたがある意味独善的な姿勢に反発を覚える
 ・理詰めで妥協を許さないモノ作りの姿勢に息苦しさと、ある種の頭の悪さを感じる(この点フランス車とは対照的か)

 このような考えや気持ちが混じり合っていまのメルセデスベンツに対する自分のスタンスが形作られているように思っています。そして、微妙にニュアンスは異なるところはあるのですが、類似の感覚をBMWについても持ってしまうのです。いや実に不思議な感じですが、世の中、必ずしもクルマ好き、輸入車好きの方々が、ドイツ車万歳ではないでしょうから、分かってもらえるヒトもいるのではないかな、と期待しています。
Posted at 2011/05/28 14:39:20 | コメント(3) | トラックバック(0) | ドイツ車 | クルマ
2011年05月28日 イイね!

44:アクセラレーター

44:アクセラレーター今回はS60の話題です(といっても写真はBMWですが訳は後ほど)。
 
 乗り始めて1ヶ月半程になりますが、停止状態から加速する際に、アクセルペダルを少し踏みすぎると、予想以上にクルマが前に飛び出ることがあります。そのため、できるだけアクセルはそっと開けるように気をつけてはいるのですが、ちょくちょく荒く操作して焦ることがあります。広い範囲に渡るエンジン回転数から発揮されるパワーには満足しているのですが、ここはもう少しおだやかなセッティングにして欲しかったなと思います。(オーナー諸兄、如何思われますか?)

 上記の状況でのエンジン回転数は1000rpm以下なので、ターボはまだ効き始めてはいないと思われるので、これはむしろターボラグの影響を低減するために、アクセル開度の設定を非線形にしている、すなわち踏み初めに大きくアクセルを開く設定にしているのではないかと勝手に推察しています(後記:トルクコンバーターのないDCTの特性として、発進時にスムースさを欠くのではないかとのご指摘があり、確かにその可能性があるなと思っています)。前車シトロエンC5は、アクセル開度の設定は完全に線形で、国産車に比べると出だしが遅いのですが、アクセルペダルを踏んだ分だけ応答しますので、2L、140馬力弱で非力ではありましたが、慣れれば自在にコントロールできて使いやすかったです。

 ちなみにアクセル開度の非線形セッティングはGo/Stopの多い日本の道路状況を踏まえて国産車には多くみられるのですが、輸入車でも、私が乗った経験で最も強くそれを感じたのは、ジャガーのXタイプ(2L)でした。出だしは力強いのですが、それ以上アクセルを開けてもパワーは頭打ちの感がありました。一方、アクセルワークが最も気持ちよかったのがあの”BMW”です。試乗したのはエントリーグレードの320iでしたが、なんというか、アクセルペダルのバネが高級なのか、ペダルの踏み心地がまずとてもスムーズで、自然吸気の滑らかな吹けあがりの2L・4気筒エンジンと相まってとても気持ちよいものでした。いろいろなブランドのクルマに試乗していますが、他のクルマではこのような印象を持たなかったので、この点、さすがは「駆け抜ける喜び」と感心しました。

 なお最後に余談ですが、自動車評論家の中には、アクセル(ペダル)のことを、「ガスペダル」、「アクセラレーター」とか書いていらっしゃる方がおられますが、これはどうなんでしょうかね。日本人なんですから、アクセルはアクセルで良いではないかと思います(笑)。
Posted at 2011/05/28 00:25:58 | コメント(1) | トラックバック(0) | ボルボS60 | クルマ

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「久しぶりの投稿です。」
何シテル?   03/21 11:29
yutty1325です。シトロエンC5からの乗り換えで、ボルボS60に乗っています。下手の車好きです。ブログにはクルマを中心とした話題を取り上げていきます。
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