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2012年05月27日 イイね!

245:プジョーの車名について

245:プジョーの車名について プジョーの車名の定義変更のニュースをcarviewで読みました(ここ)。紹介記事の説明は少し分かりにくいですが、従来の406のような”X0Y”の表記で”X”はクラスを、”Y”は世代を表していたのをやめて、”X01”、あるいは”X08”というように”Y”を”X”の上位概念の定義に使用して、世代表記を車名には取り入れないということだと思います。ちなみに、

~1は新市場を切り開くために投入される戦略車に与えられ、費用対効果の高さが主な特徴となる。その第一弾となるのは“301”で、これはコンテンポラリーなデザインやダイナミックなハンドリング、運転の楽しさといった要素が追求されたクルマであると説明される。一方、末尾が「8」のモデルは、308や3008といった、これまでプジョー車のラインアップを中枢を担ってきたモデルに与えられる~

 とのことです。なので将来的には901といったモデル名の、格好いい上級サルーン、あるいはスポーツカーモデルが登場するかもしれません。楽しみです(ちなみにカバー写真は、私が歴代のプジョー車のなかでも屈指のイケてるモデルと考えている205です)。

 ところで車名に世代の概念を取り入れるメーカーとそうでないメーカーがあり、前者は比較的少数派ではないでしょうか?思いつく限り、プジョー以外にはアルファくらいかと思います。一方、例えばメルセデスやBMWでは、Cシリーズ、3シリーズというように、固定した車名を採用し、モデルチェンジ(代替わり)しても名前は変わりませんね。日本車も基本は同様です。

 そういえばフランス車つながりで、過去のルノーや過去のシトロエンもプジョー同様に車名に世代の概念を取り入れてましたよね。シトロエンの場合、例えば、フラッグシップ車種であれば、DS、CX、XM、C6といったように名前そのものをがらっと変えてくるのが常でした。ルノーはもっと極端で、4とか5、あるいは16というように、割りと最近まで車名が単に番号で、開発した順番に番号を割り振っている(としか思えない)命名法を採用していたものです。フランス人は合理的というか、理屈優先というか、今回改めて調べてみて、ある意味、フランス人らしいなと思いました(笑)。

 しかし、これでフランス車メーカーで最後まで残っていたプジョーも主流となる定義付けの手法に準ずることになった訳です。まあ、だからどうだというものではないのですが、何となくうえのようなことを考えた次第。

 では、最後にルノー車の命名法について言及するにあたってwikipediaを調べていて発見したイケてるクルマを紹介して終わることとします。

Posted at 2012/05/27 00:02:03 | コメント(3) | トラックバック(0) | フランス車 | クルマ
2012年05月20日 イイね!

244:ハチロクとシルビア

244:ハチロクとシルビア 今回はトヨタ ハチロクから話をはじめることにします。本車をブログで取り上げるのは、これで3回目になるのですが、まあ話題になるだけあってヒトにいろんなことを思わせ、語らせる力があるといっても良いのかもしれません(ちなみに1回目2回目)。今回は私の思い出話の狂言回しの役目をこのハチロクにはお願いしたいと思っています。

 ハチロクが、1983年に登場したカローラの2ドアクーペ(になるのでしょうか?)のAE86 型のオマージュであることは、モデル名からも明らかなことではあります。これはユーザーがカスタマイズしやすく、乗って楽しい安価なクルマという、クルマの成り立ち部分での共通性というか、目指すべきコンセプトを共有するという意味での言葉であろうと思います。一方、そのエクステリアデザインには特段の共通性はないように感じてしまいます。ハチロクは現在のクルマらしく空力も考慮した流麗なデザインですが、AE86 は当時流行りのボクシーなスタイリングを特徴とします。



 むしろエクステリアからでいえば、1988年に登場したこのクルマの方に何やら共通性を感じてしまうのです。そう、5代目となるS13型日産シルビアです(写真はwikipediaから引用したカブリオレになります、ホントはクーペの写真が良かったんですがね)。



 これも当時流行していたホンダ・プレリュードなどを代表とする、スタイリング重視の”デートカー”と位置づけられる一台です。私はシルビア登場当時は大学生でしたが、このスタイリングにはとても感銘を受けて、「就職して社会人になったら絶対に購入してやるんだ」と心に誓ったことを懐かしく思い出します。しかし、当初のコンセプトとは別に、AE86と同じようにその当時より少数派になりつつあったFRであり、素直なメカニズムのためカスタマイズがしやすく、さらには比較的ですが安価でもありました。

 写真でも分かるように斬新なボディカラーと2ドアクーペの秀逸なエクステリアデザインも相まってデートカーとしても勿論大ヒットしたのですが、それと同時に、その成り立ちから走り好きの若者の心をも捉えたクルマともなったのです。本モデル以降の、シルビアの6代目やワンエイティと呼ばれた派生モデルである180は、デートカーというより、そっち方向の路線に展開していったことは有名な話です。

 現代に蘇ったハチロクが体現しているものは、旧のAE86型カローラだけでなく、このシルビアのオマージュでもあるのではないかというのが今回のブログの趣旨なのです。

*     *      *

 余談にはなりますが、S13型シルビアのスタイリングが流麗と書きましたが、こいつには負けますね。初代シルビアです。このスタイリングは、日本車のデザインとしては歴史的な傑作の一台といってもいいのではないでしょうか? S13型シルビアでさえも、この初代のデザインの復活を意図したものであると言えます。



 最後に、就職してから目論見通りシルビアを買ったかというと...

 クルマに対する興味が一時的に薄れた時期でもあったために結局のところ買うまでには至りませんでした(自身はじめての愛車、フォルクスワーゲン・ジェッタを入手するのは更に8年後になるわけで)。見果てぬ夢に終わったS13 型シルビアの購入ではありますが、そのために逆に、シルビアは自分の心に深く刻まれたクルマになったのでした。

 さて、冒頭にも書きましたが、トヨタハチロクにかこつけて日産シルビアに関する思い出話になってしまいました。お付き合い下さった方、お粗末さまでした。お詫びいたします(笑)。
Posted at 2012/05/20 00:54:29 | コメント(3) | トラックバック(0) | 日本車 | クルマ
2012年05月19日 イイね!

243:歴史人口学

243:歴史人口学 最近、ついに日本の人口が減少に転じ、2050年には8000万人程にまで低下するとのニュースが報道されていました。また高齢化社会のさらなる進展と若年層への負担が増大する見通しであるといった、進行する社会構造の変化についても危機的な状況として問題視され、いろんなところで政治的な無策に対する批判とともに声高に叫ばれています。

 そういったことにも関連しているのですが、「人口から読む日本の歴史」というタイトルの本を読んで、とても面白かったのでブログで紹介したいと思います。本書では日本の歴史を、時代、時代の人口動態、すなわち寿命、出生率、死亡率といったものの推移と、それらの総体としての人口変動を分析し、新たな側面から捉え直す「歴史人口学」なる学問の実際を、事例研究の成果をあげて平易に紹介する内容になっています。

 有史以前から江戸時代を過ぎるまでの長期に渡る日本の人口動態について、ひと組の夫婦、ひとつのコロニーや村落といったミクロな視点から、地域、地方、さらには日本全体といったマクロな視点までをカバーして論じています。またボリュームとしては江戸時代が過半を占めますが、それ以外の時代についても、江戸時代に至る前史としての意味も持たせつつ、それなりのページが割かれています。縄文時代には東北地方を中心に東日本の人口が政治中心であった西日本のそれを大きく上回っていた、あるいは都市は地方(農村)より住民の寿命はかなり短かったなど、いろいろと驚くようなことも書かれており、そういうことを知るだけでも、興味深く、面白い本であるとの感想を持ちました。

 本書は、1983年に書かれた「日本二千年の人口史」という本がベースになっており、今回の出版にあたり、現在までの時代の変遷を踏まえて改訂されているとのことです。特に最終章が新しく追加されているのですが、ここ10年くらいの日本社会の構造変化についても触れられており、非常に印象的で重要に思えたことが書かれていました。以下、私の理解の範囲で要約すると、

 ・人口が減少する時代は、過去の日本においても何度かあった(例:江戸時代後半)。
 ・そのような時期は、その時代の社会体制の成熟期に起こることが多い。
 ・現在の社会は、寿命の劇的増加、女性の地位向上、物的充足といったポジティブな変化の帰結とも考えることができる。
 ・人口減少というトレンドは変わらないが社会構造は大きな変化を遂げることがある。
 ・高齢化社会、人口減少といった昨今の日本について過度に問題視したり危機的状況として捉えるのではなく、受け入れて最適な社会を構築していくことが肝要である。

 女性や年配の方々の一層の社会参加、モノを短期間に大量に消費するだけでなく、良い物を長く使い続けること、社会全体でのリサイクルやリユーズをさらに推し進めていく必要性、今より質素であっても時間に余裕がある人間関係の暖かい社会をどう創りあげていくのか等々、少し異なる角度からの考え方に改めて気付かさせてくれました(まあ、私の願望は、過剰に楽観的で夢物語に過ぎないのかもしれませんが...)。

 読んでみて普通の歴史書とはまた違った側面で歴史や現代について考えさせられ、認識を新たにできる良い本だと感じました。興味のある方は是非読んでいただければと思います。
Posted at 2012/05/19 19:07:38 | コメント(1) | トラックバック(0) | | その他
2012年05月19日 イイね!

242:マツダCX-5がイイね

242:マツダCX-5がイイね 特にディーゼルエンジン車の販売が好調のようですねマツダCX-5、喜ばしいことではないでしょうか。

 CX-5については以前より個人的には以下の点で、好印象を持っておりブログで取り上げたりもしました(こちら)。


 ・万能性のあるSUV様のパッケージング、かつサイズ的に大き過ぎない。
 ・省エネ技術を中心とした独自のSKYACTIVEテクノロジ-を全面採用
 ・特にディーゼルをラインナップした点(ディーゼルに逆風の国内市場において)
 ・マツダらしい個性的なスタイリング

 加えて極東の中規模企業として独自性を持って頑張っており、乗って楽しいクルマづくりに共感できる自動車メーカーであるマツダにとって、最近業績が思わしくないのではとの話も聞く中で、是非ともCX-5には反転攻勢の起爆剤になって欲しいと願っていました(過去、マツダ車には乗ったことはないにも係わらず)。

 しかしまあ、CX-5のようなクルマが好評を持って迎えられるというのは、国内市場も”低燃費で安けりゃそれでいいよ”、あるいは”走りや乗り味といったことはどうでもいいよ”、という顧客ばかりではないということですよね。その点が確認できただけでもCX5の好調はある意味慶事ではないかと思う次第。

 最後に、つい先日、近くのイオンに止まっているCX-5をはじめて生で見ました。思ったよりもサイズが大きく立派な印象でした。スペックを比較したわけではありませんが、X3、Q5、イヴォークといった欧州SUV勢に迫力では負けていないのではと思いました。あくまで感想ですが。
Posted at 2012/05/19 18:15:50 | コメント(2) | トラックバック(0) | 日本車 | クルマ
2012年05月16日 イイね!

241:When the bough breaks (Saabの消滅に思う)

 Saabブランドの消滅は決定的なのでしょうか?以前にブログで新型9-5を話題にした際(こちら)も心配していたのですが、事態は悪い方向へ向かっているようです。破産申請の後も具体的な救済措置は未だに明らかにはなっていませんし、国内でも販売開始直後であった9-5が投げ売り状態になっているとのニュースも流れています。


(写真は新型ではなく自分のお気に入りの旧9-5)

 結構知名度が高い自動車ブランドであるSaabが消滅するとなると、自分の記憶としては2005年のローバー以来のことではないかと思います。ローバー消滅の時も感じましたが、クルマの歴史的な発展の経緯を系統樹的なイメージで捉えた場合、結構な太さといってもよい(Saabという)幹が折れるのは、多様性の維持の観点からは残念な気持ちを抱かざるを得ません。彼らの作ってきたクルマの出来栄えの程や、あるいはSaabという車の市場での受容度といった問題に係わらず、です。

 生物の世界においても、生物種の誕生と消滅(絶滅)は日常茶飯事です。特に微小な生物世界においては人間の把握していないところで、数多くの生物が種分化と絶滅を繰り返しているのだと思います。地球史的な視点でも、過去においてその時代に存在した生物種の95%以上が死滅するような破滅的な出来事(大量絶滅と呼ばれます)が繰り返し起こったことが知られています。

 こういった生物の絶滅は、勿論、ある意味で悲劇的であることを否定はできません。しかし一方で、ある存在の退場が新しい存在の参入と発展に繋がるという別の側面、むしろ積極的な価値を持ちうる出来事であるのも事実です。白亜紀末の隕石落下により前時代の覇者である恐竜が絶滅し、その後に哺乳類の拡散と発展の時代が訪れたことは、生物相の変遷の著名な例として取り上げることができます。

 とはいえ大型の生物種に限られるのかもしれませんが、生物の絶滅は避けるべきでありマクロには生物多様性はできる限り保持すべきであるというのが、現在の人類の視点からみた環境保護の考え方になります。ではSaabブランドの消滅という事実を生物とのアナロジーの視点で捉えた場合、我々はそのことを悲しむべきなのでしょうか?

 その答えはやはり「Yes」だと思います。Saab車はいずれ実体から人々の記憶へと変化し、そして独特の特徴の数々は完全に消え去ってしまうでしょう。それは残念なことです。しかし、ある自動車メーカーの消滅はもしかしたら、新たな存在の登場の契機となるのかもしれません。先に触れたローバーのクルマの一部は中国の自動車メーカーに引き継がれ、新たなクルマとして販売されている(いた)とのことです。かつては個性的なクルマづくりで知られたSaabの退場を悲しみつつ、欧州の自立した自動車ブランドとしての復活が叶わないのであれば、わずかな可能性ではあるものの、急速な勢いで成長する中国車やインド車の系統樹の幹の一部として新たな発展を遂げてくれることを密かに願ってやみません。


(写真はブログの内容とは直接関係しません)
Posted at 2012/05/16 22:32:31 | コメント(4) | トラックバック(0) | スウェーデン車 | クルマ

プロフィール

「久しぶりの投稿です。」
何シテル?   03/21 11:29
yutty1325です。シトロエンC5からの乗り換えで、ボルボS60に乗っています。下手の車好きです。ブログにはクルマを中心とした話題を取り上げていきます。
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