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2012年03月10日 イイね!

205:リアルに生きる(日産プレサージュ)

 自分の輸入車好きはそれが非日常を感じさせてくれるから。ならば余計な事を考えず、用途、機能、実用性そして費用を最優先に考え、そして、最後に自分の嗜好を少し加えて車を選ぶとすると、こんな車がベストになるのではないかと考えるのです。



 そう日産のプレサージュです。同じく日産のセレナもそうですが、日産のこの手の車のエクステリアは、グラスエリアも広く実用性が高く、プレーンかつスクエアな好感の持てる良いデザインだと個人的には感じています。まずまずの3列シートを装備し、たまに祖父母や子供の友達を乗せるのには便利そうです。

 パワートレインは2.5リッター直4(163ps/25.0kg-m)+4速AT、もしくは3.5リッターV6(231ps/34.0kg-m)+CVTと特に後者であれば、今の愛車ボルボS60の1.6L直噴ターボ180ps/24.5kg-mを余裕で上回る性能で、いわゆるミニバンに比べれば車高も低く、運動性能に大きな不安を覚えるほどではないのではないかと思います。

 更にナビも(おそらく)国産車の平均的なレベルであれば文句はないでしょうし、信頼性についても万全であることは間違いないでしょう。そして最後に、お値段も240万4500円~302万4000円と、これまたS60よりも100万円程安いわけです。



 冷静に現実的(リアル)に考えれば、何故、S60でなくプレサージュを選ばなかったのか自分に対しては上手く説明はできません。やっぱりことクルマに関しては自分にとってはアンリアルな存在なのかもしれません。

 先日、街中ででプレサージュを見かけて、意外に格好よく魅力的に感じたことから、そんなことをつらつらと考えてしまいました。
Posted at 2012/03/10 21:05:19 | コメント(1) | トラックバック(0) | 日本車 | クルマ
2012年03月10日 イイね!

204:クルマの個性の希薄化についての一考察(その2)

204:クルマの個性の希薄化についての一考察(その2) 内燃機関を持つクルマは19世紀の末にヨーロッパの数カ国でほぼ同時に作られ始め、その後、爆発的に多様化しました。ガソリンエンジン、四つの車輪、懸架装置、操舵装置を備えた乗り物という以外なんらの技術的な蓄積もなく、また車自体も当然存在しない時代において、おおよそありとあらゆる技術的な可能性が試行錯誤され、優れたものから箸にも棒にも掛からないものまで、さまざまに個性的なクルマが世に登場しました。

 誕生から第一次世界大戦までの30年あまりが自動車の歴史においては揺籃期といえ、この間にクルマの基本的な仕組みがほぼ完成の域に達しました。言い換えると枝葉な技術の刈り込みが進み多様化のレベルは減少したともいえます。二度の世界大戦を経験することでヨーロッパでは貴族階級が没落するとともに戦火による経済基盤の沈下などの社会的な大変動が生じ、その影響を受けてそれまで車の主流であり多様性の源であった超高級車クラスが絶滅し、また華々しいレーシングカー文化を支えた階層の退潮という出来事を経て、車は庶民階層に広く普及していく時代に移っていきました。その中で技術的な洗練度が高まり変異の幅が減少するとともに(いわゆる右の壁に近づくということ)、大量生産される工業製品としての側面がより重視され、仕様の統一や規格化が進められ、それによっても個性は希薄化していったのです。

 以上の歴史的な経緯を俯瞰するに、車の個性の希薄化の理由は、一つには技術的な完成度が高まることによる変異の減少を反映しているということ、もう一つは大量に安価に製造されることが個性化を抑制する方向に働く力となっているということではないかと考えられます。

 さらに別の角度から考えてみましょう。上記のクルマの揺籃期においては、また自動車メーカーの製造能力も流通経路も極めて脆弱であり、作られた自動車は一部の人や一地域でのみ使われていました。なにより国家間での障壁が現在よりはるかに高く、その壁を越えて車が普及することは少ない時代であったと言えます。この状況は今回のブログの冒頭で説明した、生物の種分化に働く「地理的障壁」と全く同じ作用を車の進化にも及ぼしたことと推察されます。よって国家間の経済交流が発展するまでは、自動車製造国ごとに特徴のあるクルマ作りが進行し、その結果、いわゆる”ドイツ車らしさ”、や”フランス車やイタリア車らしさ”といった我々が今でも感じられる個性が形作られたという経緯があるのです。

 このことから今においてクルマの個性が希薄化した別の要因が何であるかは明白でしょう。時代が下るにつれていわゆる地理的障壁は消失していき、生物の種分化に相当するクルマの個性化を推進する主たる力もなくなっていったのです。現代では、人、物、情報などが広く、速く、大量に交流することで、例えば画期的な発想や発明により、一時優れたクルマが誕生したとしても、その特長はすばやく他のクルマに取り込まれ、消化され、追随するクルマが多数生まれてくることで、生じた個性は普遍的なものとして定着する前に希釈されることになるのです。

 以上、まとめると技術的な洗練による変異(個性)の減少と、(生物における地理的隔離に類する)個性化を促進・定着させる環境要因の消失という二つの側面により、ある意味歴史的な必然としてクルマの個性は希薄化していると結論できるのではないかと思うのです。生物進化とクルマの進歩との安易なアナロジーは、それが生じる根本メカニズムが異なることから危険であることは勿論承知していますし、今回の考察もお遊びの域を出てはいないのですが、それはさておき、結論としては全く的外れな考察ではないのではないかとも考えています。

 さて最後に、マクロな視点で見た場合のクルマの個性化は、今後は生じ得ないのかという点を少し考えてみて今回の話題を終わりにしたいと思います。私が得た結論からすると、”画期的な発明が比較的小さい(あるいは特殊な環境)で生まれる状況”があれば個性として定着する可能性はあると言えます。そして、内燃機関を置き換える画期的な(ハイブリッドからEV)技術を有するクルマたちが突出して普及している、時にガラパゴスと揶揄される極東の島国がそんな可能性を最も多く有しているのではないかと期待しているのです。
Posted at 2012/03/10 12:52:14 | コメント(1) | トラックバック(0) | クルマの話題 | クルマ
2012年03月10日 イイね!

203:クルマの個性の希薄化についての一考察(その1)

203:クルマの個性の希薄化についての一考察(その1) 昨今、車の個性が希薄化しているのではないかとの意見が多く聞かれます。理由としては、低コスト化の追求、CADなどのIT技術が進歩したためみな似たり寄ったりのデザインしかできなくなった、才能の枯渇など、様々議論されたりしています。この問題については個人的にも興味があり、少し別の角度から考えてみたので、今回から2回に分けて書いてみたいと思います。ご興味持っていただける方はお付き合いいただけますと幸いです。

*      *      *

 まずクルマではなく、生き物の個性化ともいえる進化の話から始めます。生物進化は個体レベルでの遺伝子の突然変異と、環境への適応のレベルによって決まる自然淘汰の連続したステップにより進行しますが、生物学のレベルで現象として捉えられる進化は、いわゆる種分化、すなわち、ひとつの種が上記のプロセスにより二つに分かれて、最後には繁殖(生殖)できなくなることにより別の種になることであると考えることができます。

 種の分化が起こるにあたっては、遺伝子的に均一性を保持した母集団から少数の集団が分離され、その中で遺伝的な変異が固定されることが重要になります。そうでなければ個体レベルで生じる遺伝的な変異(による有利な性質)が、変異を持たないほかの個体との交雑により希釈化されてしまうからです。こういった部分集団の隔離が生じる原因として一番知られているのは、いわゆる地理的隔離で、例えば島や山、河などで隔絶されて交流ができなることで隔離された小集団の中で個体レベルで生じた有利な性質がその集団の共通の性質として定着しやすくなるのです。それ以外にも食性が異なったり、あるいは生殖行動の差異といったものも集団隔離を生み出す要因になると言われています。

 つい最近では、1月に英オンライン科学誌ネイチャーコミュニケーションズに京都大学の研究チームが、”カブトムシやテントウムシなどの甲虫類では、飛べない種の方が、飛べる種よりも種の分化の速度が速い”ことを報告したとニュースになっていましたが、これも上記の現象の検証事例の一つと考えることができます。

 さて、上の話を踏まえたうえでクルマの話題に移っていく訳ですが、現在の車が無個性になっているとの認識が仮に事実であるとすると、逆に昔の車は個性的であったということもまた事実ということになります。では何故、昔は個性的な車が数多く存在し、今はそんな特長のある車たちがいなくなってしまったのでしょうか?

 それに対する(ある種の)答えはクルマの歴史を振り返ってみれば見えてくるのではないかと考えるのです。

(つづく)
Posted at 2012/03/10 12:36:44 | コメント(0) | トラックバック(0) | クルマの話題 | クルマ
2012年03月07日 イイね!

202:ディーラー訪問(おまけ:プジョー508)

 先日ランドローバーのディーラーを訪問した帰りに、プジョーのディーラーにも立ち寄ってかねてより気になっていた508を見てきました。



 大柄な外観で、前世代の猫っぽい雰囲気が薄れて新世代のプジョーを代表する、より普通の洗練されたセダンになったなという印象でした。フロントのライオンマークの下に隠れるように、PEUGEOTの文字があるのが何気に格好良かったです(写真では分かりませんが)。



 格納式のヘッドアップディスプレイやハイビームとロービームの自動切換え、後席の独立空調、引き出し式のサンシェードなどなど、400万円前半の車とは思えない豪華装備が満載でした。座ってみるとなかなかにかけ心地はよかったですが、ボルボS60のそれと比較すると、各部の触った際の質感や感触は微妙に安物感があったのと、全体的に日本車的な未整理感があり、シンプルかつ分かりやすいボルボの内装の良さが逆に再認識できました。

 しかし508の名誉のために言及しておきますが、本車の内装はこれも昔のプジョーシトロエンのものとは隔世の感ありで品質の向上は著しいものがありました(展示車は上級グレードのグリフであり革内装で、これも結構良い感触)。それと何かと評判の悪い国内仕様のナビの取り付け位置ですが、運転席に座って操作してみると存外言うほど不便さを感じなかったことも一言付け加えさせていただきます。

 加えて3月決算期ということで思い切った勉強価格でご提供とのことで、プジョーを愛車候補にされている方は、是非、ご一考されてはどうかなと感じた次第です。まあ私は508を見ずしてS60を購入したことを後悔するようなことは、今回実車を見ても(幸いにも)ありませんでした。

 最後になりますが、ディーラーの方には冷やかしにも関わらず親切に応対いただいたことこの場を借りて感謝したいと思います。
Posted at 2012/03/07 00:45:21 | コメント(3) | トラックバック(0) | フランス車 | クルマ
2012年03月07日 イイね!

201:なんか変だぞ

 新車に関するニュースは大抵はワクワクしてネットでも真っ先に見に行くのですが、今日もcarviewのサイトを巡っていて、「ん、これはちょっと、なんか違うんじゃない」と思った記事が一度に三つも目についたので思わずブログに取り上げてしまいました。

 まずこの写真、

 

 言わずと知れたメルセデスの新型Aクラスなんですが、どうみてもBMWの1シリーズの類似品のように見えます。こっちへシフトするとすると、今までのAクラスのコンセプトや車の成り立ちは全否定になるんじゃないでしょうか?いくらビジネスとはいえど、それでいいのかメルセデス?

 で、次はこれ、



 つい先日イヴォークはブログでも取り上げましたし、今愛車ボルボS60以外で最も気になるクルマであることは事実です。しかし、この手のSUVでカブリオレという選択肢は実際にありなんでしょうか。単純に格好悪くないですか、それにオープンで運転して楽しいんでしょうか。謎が深まるばかりです。それでいいのかランドローバー?

 そして最後の写真はこれ、



 いくら最近SUVが流行だからといって、これは何とも...。それでいいんですか、ベントレー?
Posted at 2012/03/07 00:19:38 | コメント(4) | トラックバック(0) | その他のクルマ | クルマ

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何シテル?   03/21 11:29
yutty1325です。シトロエンC5からの乗り換えで、ボルボS60に乗っています。下手の車好きです。ブログにはクルマを中心とした話題を取り上げていきます。
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