安物道場 オイル編 巻之拾八
当安物道場では、4リットル当たり3000円以下のオイルを対象としていますが、実売価格2000円台で元の表示価格が3000円以上のオイルの場合は安物扱いにするかどうかはケース・バイ・ケースで決めています。(気分で決めているとも言う)
『たまたま自分が2000円台で買えたからって、安物扱いするのは失礼かなぁ』と思うことがあるからです。
で、このオイル。
ためらうことなく安物扱いにいたします。
(投入の顛末はhttp://minkara.carview.co.jp/userid/107161/blog/17801851/)
今では廃番になってしまった○○クルーズシリーズ。
これが現行商品だった時代には、『全化学合成油』という商品と『化学合成油』という商品が並行して売られていました。
この○○クルーズというシリーズと、ピクシーという3リットル缶のシリーズは『化学合成油』。
当然善良な消費者は、化学合成油だと思って買うわけですが、実はグループⅢのVHVI100%のようです。
部分合成油だと思っている人も多いようですが、それも違ってPAOもエステルも1滴も入っていません。
メーカーでは『半化学合成油』という言葉を使っていました。
カタログ上は『化学合成油』で説明には『半化学合成油』と書いていたのです。
正直、ワケが分かりません。
ずるがしこさ大爆発の商品ですが、廃番になってしまった今、何を言っても関係ないですね。
直前に使っていたのは普通の鉱物油で、鉱物油から本物の化学合成油に買えた時には『明らかな変化』を体感できるものですが、そんなものは体感できません。
前に別の場所にも書きましたが、VHVIがPAOに匹敵するというのは『性状』の部分だけで、フィーリングはどちらかというと『鉱物油のいいやつ』って感じです。
そう、『いいやつ』なんです。
アイドリングや加速時は鉱物油っぽいですが、高速道路などを走っていると結構スムーズです。
商売のやり方としては頭にきつつ、パーツレビューの評価的には★2つにはしにくいので★3つです。
メーカーサイトから落ちた今、店頭在庫分しかないと思いますが、これに5000円以上出す価値はゼロだと思うので、ここを目にした方はご注意くださいませ。
******使用後の追記******
約700kmの使用でやめました。
メーター上の挙動は何も悪いところは無く、走行中もそれなりにスムーズでした。
でも、600kmくらいからアイドリングや加速時のフィーリングがどんどん鉱物油チックになってきました。
気にならない人は気にならないでしょうし、そもそもその変化に気付かない人もいるくらいのことなんですが。
時々書いている『よくできたディーゼルエンジンのよう』な感じになってきて…
ある種の逆プラシーボなのでしょうが、最初から鉱物油として入れていれば腹も立たないのに、『化学合成油』と名乗って売っていることに腹が立って抜いちゃいました。
廃油は透明感のあるものでしたよ(笑)
↑この(笑)には『ざまぁ見ろ』の気持ちありです。
ちょっとゆがんでるかな?
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