前回の続き
もちろん代替はクルマではない!
洗濯機でR。(笑)
ウチはかなーり古い家電が現役で大活躍しているのだが、洗濯機もその一つ。
一人暮らしを始めた頃に買ったモノだから、15年以上も前の『日立・静御前4.2』。
『モーターは日立だべー』そんな主治医の一言で決めたのだが、結果的には一度も壊れないどころか、その予兆もない。
しかーし、家族が増えるたびに嵩んでいく洗濯物と水道代。さすがに5人になったら4.2kgはキツ杉と言うヨメの愚痴にKYしたのか、後付けの風呂水ポンプがご臨終。
「じゃぁ、8~10キロくらいのを男らしく即買してくるきに。ワシの生き様、よう見とけや!」
…と家電屋にすっ飛んでいったものの、製品がありすぎてよーわからん。。。
そこで前言撤回し、じっくりと製品を検討することにした。
ヨメ「ソッコーで買ってくるんじゃなかったの~!?」
Y「あほぅ!洗濯機の世界は奥が深いんじゃぁぁぁ!!!」
<ミンチン女学院以上に苛烈な家事場で働く家電の王女様>
何気なく使っている「洗濯機」であるが、機械としての堅牢性は驚くほどである。
何しろ
ユーザーの多くは“メカ音痴”な主婦である。ろくなメンテもしないどころか、性能以上の操作を行い、高湿度の環境で長時間モーターを回して振動に耐えなければならない。それも毎日だ。
そんな
「小公女セーラ」以上に大変な日常を送る洗濯機様の苦労も知らず、奥様の要求は高まる一方。全自動制御による様々な種類の洗濯方法や温風乾燥システムの追加、他にも節水・節電機能をこなすために、今時の洗濯機はハイテクが満載なのである。
10年以上壊れないで稼働しつづける個体も多いが、この健気な機械と血のにじむような努力をしている開発者達に拍手を送ろうではないか諸君。
<洗濯機の種類>
国内では「ドラム式」か「縦型」の2種類が主流だが、実は洗濯機は構造的に3種類の違いがある。同じ“洗濯機”でも洗濯方法によるメリットの違いや、お国柄によって主流となる種類が異なっているのだ。
●ドラム式
水平もしくは斜めに回転する洗濯槽を持った洗濯機で、基本的に温風乾燥機能を考慮して作られている。上部からの落下による“たたき洗い”が中心。
欧米では水を潤沢に使えず、洗剤の溶けにくい硬水を沸かして軟水化して利用するため、この形が主流となっている。少ない水量で洗濯ができること、衣服を傷めず、乾燥時は槽内いっぱいに洗濯物を舞わせることで、シワの少ない仕上がりができるなどのメリットがある。
デメリットは、洗濯から乾燥までの時間が若干長いことや、洗濯物によっては汚れ落ちが悪い、重量が重いなど。
●縦型(かくはん式)
縦型の洗濯槽中央に長い回転翼を持った洗濯機。翼を往復回転させることでかくはん水流を生み、衣類自体の“ふり洗い”で汚れを落とす。
アメリカでは現在も主流のタイプで、一度に大量の洗濯物を傷めずに洗えるというメリットがある。
デメリットは機械が大型で重いこと。そのため、現在の日本や欧州ではあまり利用されていない。
●縦型(渦巻き式)
縦型洗濯槽中央にパルセーターと呼ばれる薄い円盤状の翼を持ち、これを回転させることで槽内に水流を発生させ、衣服を“もみ洗い”する方式。
洗濯時間は短く済み、機械の大きさもコンパクトかつ軽量、構造も簡単にできる。現在は全自動の1槽式が主流だが、かつては2槽式※が主流だった。乾燥機能がついたものも存在する。
デメリットは衣服をこすりつけるために若干の傷みが生じたり、脱水時に洗濯物が絡みやすい点。温風乾燥処理に関してもシワの多さが課題となっている。
※2槽式
縦型渦巻き式の洗濯槽と脱水槽を二つに分けた洗濯機。全自動の縦型渦巻き式が主流になるまでは日本で主流の形式だった。メリットは手動による洗濯物のコントロールができ、異なる槽で洗い・すすぎと脱水を分けて同時進行できるため、時間内に多くの洗濯物を処理できる。構造はシンプルなため壊れにくく安価でもある。
デメリットは、洗い・すすぎから脱水時への移行時に、洗濯物を手動で移し替える必要があること。
Y「2槽式、カッコイー!アナログ派の僕は2槽式でファイナルアンサー!!」
ヨメ「誰が洗濯するんじゃぃ!ボケェーッ!!!」
やはり主婦というユーザーはワガママいや忙しいので、ドラム型か縦型(渦巻き式)で検討することに。今はドラム型も安くなってきたのだが…
(つづく)
Posted at 2009/05/12 00:07:03 | |
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機械いぢり | 日記