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イイね!
2008年11月09日

夜の歩行者

数日前のことなんですが。

私の家から私がよく利用しているガソリンスタンドへの道すがら、前後が開発途中の片側2車線の道路が1キロほど続くところがあります。
まだ、前後の道が完成していないので、車の通行も少なく、沿道にもまだお店も家もないですし、夜は暗くてちょっとものが見づらい感じがします。

ガソリンを入れに行っての帰りですが、このホンのちょっとの道を通りました。
抜け道的に使うには、まっすぐで、結構利用価値があるので、よく通ります。
時間は、まだ7時前だったと思います。
2車線のうち、私は左側を走っていました。
私の前、右側の車線を、T車のワンボックスが走っていました。

太い道ですし、もともとバイパス機能を意識して出来ているので走りやすく、出来れば信号など上手にパスして走りたいような道です。
この時は、遠目で前方にある信号が赤なのはわかりました。
青に変わってくれれば、ブレーキをかけずに通り抜けられそう、とも思いました。
ちょうど上り坂でしたし・・・私はアクセルを緩めがちにしてタイミングを見ていました。
右斜め前の車は、信号に追いついてしまい、性急にブレーキをかけていました。
ちょうどその車が停止線で止まった時、青信号になりました。私はブレーキから足を離しました。
ワンボックス車は、もちろん・・・発進します。
ですがいきなりがくん、と止まりました。
あれ?なんで止まったのかな、と私もアクセルから足を一旦離しました。
再び動き出したワンボックスの後ろと、中央分離帯の雑草の間から、いきなり女性の姿が転げ出るように現れました。
私は慌てて急ブレーキです。

え?なんじゃ?

その女性、手に握ったケータイの画面を見つめたまま、転げるように横断歩道を渡っていきます。
見送る私、訳がよくわかりません。

通り過ぎながら思ったのは、たぶんあの女性、この交差点を、信号の変わり際であるにもかかわらず、ケータイを見ていたこともあって漫然と渡ってきていたのでしょう。
ただ、先ほども書きましたが、この交差点は坂の頂上にあります。
道はとても暗いです。
ワンボックスは、信号の変わり際に停車したこともあり、信号を注視していたでしょうから、脇まで歩いてきていた女性に気がつかなかったのではないでしょうか。
発進しようとして、いきなりヘッドライトの中に女性の姿が浮かび上がったものと思われます。

たまげたでしょうな、ワンボックスの運転手・・・

私も、ちょっとあぶなかったです。ワンボックスが、がたん、と飛び跳ねるように止まったのが見えたから、スピードを緩めました。
でなかったか、この女性をひいてたかも。


女性の方は、こちらを一瞥するでもなく、携帯から目を離すこともなく、渡りきっていきました。






大阪であった、ひきずりひき逃げ事故。
ネットを徘徊中に拝見した意見の中に、事故現場となった交差点を渡っていた歩行者側の危険行為に言及されている方も多かったです。
(人がわたれる交差点では、なかったようなので)

私が見かけた女性も、自分の危険行為にまったく気がついていませんでした。

そして昨夜、狭山湖裏の暗い道を走行中に見かけた、いきなり車道を横断しようとしたジョギングの男女の姿が重なります。
その男女も、街灯がない道を、いきなり横切ってきました。ヘッドライトに照らされたのは、彼らのバスト下からの身体の一部で、顔が見えないような暗さです。
慌ててオーナー殿がブレーキをかけたことと、男性の後に従っていた女性がこちらの動きに危険を感じて一歩退いたことで事故にはなりませんでしたが、あれもすごく危ないシチュエーションでした。
(余談ですが、こうした事故、最初に渡った人間は事故に遭わないケースが多いです。むしろ、事故に遭うのは、慌てて前に従った、あとから来た人間の方です。危険判断を、人に委ねてしまった場合の、典型的な放念事故ですね)



歩行者は、概して、街灯がある、車はヘッドライトを照らしている、だから自分が見えているだろう、と思いがちです。
でも、夜の運転をされたことがある方ならおわかりかと思いますが、実際歩行者とは非常に見えづらい存在です。
見えていない、と思って行動していただけた方が、本当に身のため、とも思います。
大阪の事故も、どうも信号で止まっていたあと、発車したとたんの事故だったようです。
見えてるだろう、と運転手を責めるのは簡単ですが、ここを人が渡るとは思っていない(横断歩道がない、いっぺんに渡るには大きすぎ、複雑すぎる形などの)交差点で、歩行者がいかに守られていないか、また暗い道では注意に注意を重ねてみていても、高速で動いてくる車の運転手には見えにくいものや場合もあるということ、歩行者の立場としてきっちり認識する必要があるなと思います。


何よりも、
相手の立場も考えようよ。
って思います。
約束事(交通ルールなど)を守ることも、お互いの立場を考える上での基本的な合意、ということなのだから。
いきなり、目の前に現れた人の陰に、こちらがどんなに驚くかも、考えていただけたら嬉しいなと感じました。
それが、最悪、「事故」という形になってしまう、お互いの考え方の齟齬を埋めていくものではないかしら、と思うから。

もう悲しい事故は、お終いにしたいですね。
ブログ一覧 | クルマ
Posted at 2008/11/09 09:42:32

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この記事へのコメント

2008年11月9日 10:16
悲しい事故が後を断ちませんね(T_T)

私は車を運転するときは歩行者であり車であり周りを信用しないようにしています。
ある意味交通って道を使う人達の信頼関係で上手くいってると思うんですが、その関係が崩れたときになんらかの事故になりますよね。
レースなんかは運転手どうしライバルですけど、同時にライバルどうし信頼してないと高速バトルなんか出来ないですもんね。
コメントへの返答
2008年11月9日 10:40
あ、それわかります。
私も約束事を考慮した上で、「信用していない」と思います。
解釈次第でどうにでも、観衆次第でどうにでも、運用されてしまうのがこうした決まり事なんで。
その齟齬が、おっしゃるとおり、事故に結びついていくと思います。

そうですね、レースなんかの方がそういう意味で信頼関係から成り立っている分安全なのかもしれません・・・故に、スポーツ、なんでしょうね。
2008年11月9日 21:00
それは危なかったですね(><)
日本の道路交通法は歩行者を一番弱い交通弱者に位置づけていますので、人身なんか起こした日には大変なことになりますものね。
それを逆手に取って横着な振る舞いをする歩行者や自転車が多いのも事実。もうちょっと歩行者や自転車の過失割合を見直して、気を引き締めて歩くよう心がけさせたほうが結果的に事故が減るような気もしますね。当たって痛いのは本人なんですから。
コメントへの返答
2008年11月15日 22:51
歩行者を、未教育のまま歩かせているのが最大の問題点なような気がします。
根拠のない、自信みたいなものを、歩行者が持ちすぎているのも気にかかります・・・
過失の割合を見直して欲しい、とは私も思います。なんといいますか、釣り合いが取れていない気がしてならないので。

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