車好きとしては寂しい現象

カーシェアリングについての新しい取り組みが、先週ニュース番組などで取り上げられていました。
コンビニの駐車場にシェアする車を待機させて、携帯やパソコンから予約をし、コンビニで利用料金を払って専用のカードで施錠を解き、利用する、という形のものや、特定のビルなどにおいておき、そこの入居者やカーシェアリングの会員になっている人が借りていく方法など、さまざまな取り組みが始まったそうです。



温室効果ガス２５％削減を謳ったニッポンですから、こういう取り組みがどんどん進んでいくのは当たり前のことですよね。



ただ・・・

車好きとしては・・・

ちょいと悲しいです。


もちろん車なんてただの「道具」です。
それに執着するかしないかは個人の感性の問題ですし、確かに車はお金がかかりますし、特に・・・好きでない人が、使いもしないのに車を持っていても仕方ない、とは思うのですが、
執着する人がいなくなる、ということは、商品の開発の幅を狭くしていきます。
欲しがる人がいなくなると言うことは作られなくなる、ということにも繋がります。
シェアして使うなら、別に好みとは別の問題になりますよね、借りる車にうるさくなっても提供する方がどのくらいのものまで出せるのか、によってしまいますし。


今後出てくる車の、いろんな意味での幅が狭まりそうで、それはすごく悲しいです。
また、そうやって「チョイノリ」感覚の車と、同じ道をシェアしていくことに、今ですら難しさを感じているので、今後どのようなことが路上で起きるのかも心配です。


これは、また別の問題ですけど、
たまたま見ていたワイドショーで、あるコメンテーターの人が「使った後の車内の掃除なんかはどうするんでしょうね？これは使った人のモラルの問題かもしれませんけど、食べこぼしとか、例えば傷をつけたとか、そういうのはどう対応するんでしょうかね。それによっては、車が汚くて使いたくなかった、とかいうことにもなったりしないんですかねぇ」という趣旨の発言をしていて、それに対してはみんながしーんとしちゃったのが印象的でした。
確かに。
どうするんだろ？
レンタカーは、引き取ったら車内外を点検して、掃除したりする専門のスタッフがいるでしょうけど、コンビニから借りていかれる車に対してそんなメンテナンス要員を確保できるのかしら。

課題は、多そうです。