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イイね!
2010年02月23日

期待とバランスするのはとても難しいこと、でも

昨日、NHKの「スポーツ大陸」という番組を見てました。
トリノオリンピック・フィギュアスケートで金メダルを獲得した荒川静香さんの話を取り上げていました。

荒川さんは、トリノで金を取ったあと、唐突にプロになってアイスショーに出る、という発言をして競技の世界から去りました。唐突、というのは、私の印象だったのですけど、オリンピック以前から、時たま「引退」という言葉が聞こえてきていたので、私は・・・なんというか、どちらかといえば脆い人なのかと思ってたんです。

でもそうじゃなかったのね(^^;)
その背景に、ものすごく渦巻いた彼女の思いの歴史があったんですね。知らないって怖いわー(泣)

アイスショーの世界にあこがれ、「世界一になったらアイスショーに呼んでもらえる」と、少女らしい夢をふくらませていた女の子が、世界一になることのなんと難しいことか、なんと複雑なことかを全身で受け止めながら、あのトリノの舞台にたどり着いていたのですね。
なんか涙が出てきてしまいました。

改めて、トリノの時の演技を見たんですが、当時私は「危なっかしーかな」と思って見ていた演技も実はそうじゃなく、当時としては珍しいほどの繊細な表現の連続だったのだと気づかされました。

・・・周囲は、無邪気に、出来る人を期待して応援しますが、
そのこと自体は問題じゃないですけれど、それが相手の人生にゆがみを生じさせることもある。
一生懸命受け止めて、受け止めすぎて壊れてしまう人と、
それを回避しようと、ことさらアウトローを気取ろうとする人と、
いろいろなんだろうなと思いました。

オリンピックって・・・
なんなんだろう。
4年に一度、という、ちょっとタイミング的にはどうなのかな、という開催で
その中で最高のパフォーマンスを要求されると言うこと。
とっても近代的ですよね、ええ、とても。
私は・・・
もちろんがんばって欲しいけど、オリンピックありきって思い詰めるのもどうなのかなぁと。
周囲の期待、とかもどうなのかなぁと。
むしろ、4年にいっぺんなら、もっと記録や順位などから離れて、お祭りな感じでもいいんじゃないかなぁ・・・。
なんて感じてしまいました。

でも、
その期待と自分の思いとを必死にバランスさせようと、がんばりきった荒川さんは改めてすごい!と思いました。

トリノ以降の荒川さんは、事情を知らなかった私の目から見ても、なんか一皮むけたというか、別人のような感じに見えて、どうしてなのかなって思っていたんですが、彼女は今欲しかった自分にやっとたどり着いていたんですね。それって素晴らしい。よく頑張ったなと。
アイスショー、見に行きたくなりました。見に行ったこと、なかったんですけど。
機会があったらぜひみたいですね。


私が応援している鈴木明子選手は、どちらかといえば記録や順位、というよりも、荒川さんが目指していたような「豊かな表現で観客を喜ばせたい」というタイプのスケーターだと思います。いや、荒川さんがいたからこそ、彼女のような選手がこの舞台に上がってきたんだぁと思いました。
そして、トリノに向かう荒川さんの闘志を鼓舞させたのが、当時まだ14歳だった浅田真央ちゃんだったんですね。オリンピック出場には、年齢的にたりなかった彼女が、周りの思惑を気にしないのびのびとした演技で上位に食い込んできていたことが、荒川さんの考えを変えたのだそうです。
同時に、当時荒川さんと一緒に世界で活躍していたスルツカヤさんのインタビューも見られたことはなかなかよかったです。彼女が、オリンピックの舞台で感じていた大きなプレッシャーが、痛々しかった。
オリンピックって、改めて、過酷な世界、と思います。

ますます、楽しみになっていきます、フィギュアスケートの世界。
女子のショートプログラムは、明日です。ビデオセットしておかなくっちゃー。
あっこちゃんには、自分らしく、自分が滑りたいスケートを、滑って欲しいな、と思います。ステキなマリアを、また見せて欲しいです(^^)
ブログ一覧 | 思うこといろいろ | 日記
Posted at 2010/02/23 09:42:03

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この記事へのコメント

2010年2月23日 21:58
鈴木明子の特集も日本放送協会でやってましたよ。自分らしい演技に活路を見いだして活躍する話をしてました。いづれにしても並ならぬ努力あってのことだと思います。
コメントへの返答
2010年2月24日 7:00
えっ、あっこちゃんのは見てない!!
わぁん、見たかったよぉぉぉ。
再放送しないかな、調べてみようw
今回は安藤美姫ちゃんがどう滑るのかも興味ありますね・・・表情がよかったので、大丈夫かな、とも思うのですが、あの3人の中で一番心配です(^_^;)
2010年2月24日 6:55
おはようございます。

そう、

荒川静香さんは、何度も引退をしようという自分と闘いながら金メダルを取ったというサクセスストーリーがありますね。

自分は、ああいうアスリートを見ると、その本番の演技以上に、それまでにどれ程の訓練を続けてきたかと想像させられます。

本番は、ほんの一瞬なんです。敵は相手ではなく、自分自身との戦い。何処まで自分と戦って訓練し続けられるか。

俺は、夏に毎年、山に登ります。訓練としては、4月からジョギングと筋トレを初めて、7月中ごろに一回は、仕事を終えてからよく朝にかけて、富士山に登ります。
そして、八月の本番は北アルプスに行きます。

この本番を如何に楽しく、軽々と山を楽しめるかは、その前の4月からの訓練にかかってます。

実際、健康なら、何も訓練しなくても、ゲロゲロになりますが、ノーマルルートの中級クラスなら誰でも登れるのです。

しかし"気持ちよく爽快に"登るには、そこまでの超地道な訓練が必要なんです。

「この苦しさに何の意味があるのか、やまちまえ?」という誘惑と戦いながらの毎日。

そんなことをしていると、スポーツ選手の苦労のほんの少しを垣間見る思いになります。

大変なんだろ~な~って!

そうするとスポーツを見るのがより面白くなったりもします。

なんて、思っております。


PS。今日はレイズのホイールを取りに行く予定です!。レガシィに上手くつくかな?
コメントへの返答
2010年2月24日 7:06
こうした努力がストーリーになるためには、
やっぱりサクセスが必要なんですよね・・・

なんか切ないなぁ、といつも思います。

へたれな私は(^^;)なかなかこういうストーリーが作れませんから、努力できるって言うのも才能かなぁ、と思ってます(笑)

でも、それでも、それを求めてしまうような期待っていうのは、やっぱりちょっと違うかなぁっておもってしまって。まぁ、多くはマスコミの過剰報道が原因だと思いますけど、そうした過剰情報を受け止める側も、ぶれない軸のようなものを持たないといけないなって思います。


レイズのホイールですか、レガシィでは結構装着されている方が多いような気がしますが、かっこいいですよねぇ(^^)
ウラヤマシイですぅ。レビューお待ちしています!

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「ひざに孫を乗せたまま運転とか、犬膝に乗せたまま運転とか、マジ何考えてるの?お母さん、あなたの娘をそんな祖父に預けて大丈夫と思うの?御家族は、愛犬とお父さんの安全が担保されると思うの?
お盆休みってカオス。事故が悲惨な状況を呈するのも宜なるかな。」
何シテル?   08/15 07:36
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