ゆけ、友よ

今朝、お友だちからメールをもらいました。
半日いろいろ考えて、返事を出しました。

そして、思ったことをここに書き止めておこうと思います。
良ければ、読んでくださいね。





相手にも自分にも誠実な態度で臨みたい。
時に自分が落ち度ある人生を送っていたとしても、せめて友らにはそのような悔いのある人生を歩ませたくない。
ましてや、愛する人にこそは。
それが、たとえ窮屈な生き方であっても、時に通り過ぎていく人々の目にさげすみの色や優越感に満ちた光が宿っていたとしても、せめて自分を取り巻く人に対しては、自分なりの誠実を貫きたい。
時にそれが足かせになっても、躓いて倒れても、ああ、ひとりでも手を引いて立ち上がらせてくれる友があるうちには、必ずそうでありたい。


しかし、時に、その友らのうちに、己にとって大切な人間に対しての誠実を貫こうとして、踏み込んではならぬ領域へと歩を進める友があるとき、私にはそれが悲しい。
それが、後のその友と、その相手にとってどのようなことをもたらすのか、悲しい果実にならなければいいがと思うと切ない。

それでも、友がそれを選ぶというのなら、私はいおう、友よ、後悔せずにゆけ。
後悔などしたら、私が許さない。
そして、もし誰かと涙を共有したくなったら、友よ、私の元に来て。
その涙を、私も共に流そうと思う。

願わくば、後悔のない、愛を、貫いて。
それがたとえ、踏み込むべからざる、領域の中に育つとしても。
それもまた人生。
友よ、あなたが選ぶというのなら、私も受け入れよう。
いつもいつも、思っているからね。