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みなままのブログ一覧

2010年09月08日 イイね!

一つの命が生き永らえること

父が亡くなって、4日経ちました。
あまりに突然だったので、周囲に報告すると「そんなにお悪かったんですか?」と聞かれるのですが、うーん・・・なんて答えたらいいんですかね、悩みます(^^;)
悪かったといえば悪かったのです。末期ガンでしたので。
いつ、がくっと踊り場から落ちるような状態が来ても、おかしくないといわれていました。
ガンの部位も悪かった。胆嚢に出来たガンで、膵臓ガンと共に、非常に経過の悪いガンです。見つかったときには、進行している場合も多く、内臓が混み合っているところに出来るガンのため、周囲への浸潤も見られたりすると、外科的な処置も効果がない場合が多いのです。また、高齢になってから発症する例も多く・・・

要は手がつけられないガンです。

私どもは、いろいろ話し合った結果、積極的な治療は行わない方向で事を進めてきました。
その選択が、本当に良かったのか、考え方はいろいろだと思います。
代替療法をなぜ行わなかったのか?とか、
手術の可能性は本当になかったのか?とか、
いろいろ考えてしまったらほんとうに身もだえするような思いにとらわれます。

でも、何をするにしても、たいへんなリスクと、たいへんなお金がかかります。
それで、ぜっっっっったい完治するのかといわれたら、こうした難治性の病気では、それも言い切れないのが現状です。

周囲へ報告するたび、あまりに私が冷静なので、周囲の方がビックリして、「もう覚悟が出来てたの?」とか聞かれるんですが、覚悟も何も、積極的な治療が出来ない、という段階で、その後のことはすぐに予想がつきますし、じゃあなにかを。。。とあがいても、何も出来ないのですから、騒ぎ立てても患者も辛いだけです。



人は、いつか死ぬ。
それが、どんな形かは、人それぞれでしょうけれど、結局はそこに行き着く。
かつては、この考えがすごく怖くて、眠れなくて、布団を被って泣いたこともありました(10代前半までの頃ですが(^^;))が、今は・・・別の感慨があります。



でもその前に、生きなければ。


そんな中、昨日、私は難治性の病を抱える男の子の治療に関して、みなさまにご紹介とお願いをしました。
移植、という方法でしか、助からない。
それ以外に方法はなく、何もしなかったら死に至る。
それは、方法の違いこそあれ、私の父と同じ状況です。
でも、一つ違うのが、その命がまだ若いこと。
そして、残されている方法が、有効であることはに間違いはないが、人によって考え方、受け取られ方の違うものであること。

そこにも、一つの死が絡むということ。

それをして、こうした方法を非難したり、それにかかる費用について明確な明細を、といわれる人々がいます。
そうした方は、本当に、自分の子どもが、目の前で、発作に苦しむ姿を見ながら、我慢しろ、仕方のないことだ、と、言い切れるのでしょうか。

私の友人は、先日愛犬(11才)を亡くしました。不慮の事故でした。ヒキガエルをくわえ込んでしまったのです。ヒキガエルの皮膚には、猛毒があります。触るくらいならかぶれるくらいですみますが、くわえてしまっては・・・ものの、40分だったそうです。動物病院へ電話している最中に、事切れてしまったと。カエルがそこに住んでいたことは、前から承知だったそうです。こんなことになるなら、もっと前に追い出しておけばよかった・・・と悔やんでも悔やみきれないでいます。
また、私の義妹は、16年も飼った犬を、長い介護生活の上でなくしました。もう、年がいっていたのだから、いつ天に召されてもおかしくなかったこを、大事大事に、介護していました。自分の生活を調整して、犬に付き添うと決心していた義妹の決心と、その犬がいなくなったときのことを思うと、いまだにある感慨が胸に押し寄せます。

また逆に、私のように、見守るしかない、そうした選択もありました。


犬や猫や、人とはまた違うのかもしれない。
それらへの関わり方は人それぞれで、構わないと私も思います。
でも今、一つの命がそこでもだえているのに、有効な方法を、苦渋の選択を、選んではいけない理由など、どこにあるのでしょうか。

それを、土下座してお願いしなきゃいけないほど、人の心はそうしたことに無関心なんでしょうか。そこまでしないと、無感動なままなのでしょうか。

どんな持論を持っていても構わない。
自分の臓器は人にやりたくない。いや、そういったことはそれで結構でしょう。
そうした選択は、もちろんご自身で選んで構わないと思います。ええ、もちろん。
でも、人が、もだえ苦しんだ上で選び、歯を食いしばって遂行している思いに、簡単に意見するなど、私には考えられないです。
実際、実際を見てください。
そうしたことを平気で口にされる方は、私が思うに、ひとりで考え、ひとりの考えで、何でも出来ると「勘違いされている」方ではないかと思っています。

人は、ひとりの考えでは、生きられないです。
それが人という生き物の、選択した生き方なんだから。



私は先ほど、私の父と、よしきくんの違いの中に「若さ」ということばを入れました。
別に、若くない人に、命の選択がないとか、若いから、命の選択の資格があるとか、いいたいわけではありません。
でも、年齢で、耐えられるものと、適うものが違うのは、悲しいけれど、現実です。
私の父は、手術にはもう耐えられなかったです。しても、5年生存率が5%以下っていわれて、80を過ぎた人間に、手術してくれとは、私は言えなかった。
では抗ガン剤治療といわれても、彼の肝臓にはすでにB型肝炎があり、抗ガン剤治療をしてしまうと全身の抵抗力が落ちるので、肝炎ウイルスが活発化してしまい、ガンよりも先に肝硬変で命を奪われるかもしれないといわれたら、抗ガン剤も使えませんでした。
では、代替医療を、とセカンドオピニオンを取りにも行きました。でも父は、「もういい」と。
仕事もリタイアし、趣味もこれといってなく、その上に病を得てしまった父には、すでに父自身に選択の余地が、なかったのでしょう。

でもよしきくんは、生きたいのです。
よしきくんにはしたいことがあるのです。
何より、毎日、悲しみや苦しみを見せまいと明るく振る舞うお母さんを見て、彼が感じるものを思えば、彼が生きたいと思うのは当然のことと思います。
彼が生き永らえることは、何より、お母さんやお父さんの、生きる希望、動機にもつながるからです。
そのために、全てのことを、背負って生きようとしています。


一つの、事実の裏には、たくさんのプロセスがある。
そうしたことに、もっと思いをはせてもらえないだろうか。
同じ、人間なら。心が、あるなら。
その上で、もの申したいことがあるなら、直接本人たちに語るがよい、と思います。
あなたにも、あなたの思考のプロセスがあるのでしょう。
それを、さらけ出して、語るべきです。




一つの命が生き永らえること。
それが、これからの他の命たちの支えになっていくこと。
私は、それを願ってやみません。
教育も、経済活動も、それ一点について、もっと考察を重ねていくべきだとも思っています。

今一度、「よしきくんを救う会」の活動に、思いをいたしていただけたら幸いです(下記関連URLをご参照ください)。
Posted at 2010/09/08 09:27:53 | コメント(3) | トラックバック(1) | 思うこといろいろ | ニュース
2010年09月08日 イイね!

雨だ(゜▽゜)雨だ(^▽^)雨だ~~~~♪

雨です!

待望の雨です!!!

いちばん、最近にふったのは、いつのことだったか・・・思い出せないほど過去のこと(というか、暑さでもう何も覚えていられないというか)でしたが、とうとう、とうとう、雨です~~~~(喜)

う・う・う・・・
感涙です(オオゲサ)


いえね、オオゲサとかいってる場合じゃないんです。
うちの周り、畑だらけなんですが、雨が降らないために砂漠化してしまって、農家は作物植えられないでいるし、おかげでほこりっぽくて、もう・・・(泣)
なので、久しぶりに土が黒々と見えるって、ものすごく素晴らしいことなんです!

このまま・・・どうかこのまま、秋になってくれますように・・・
もう、昨日あたりは、暑いってだけで逆上しそうな気分でした。
世間では、変な事件も頻発していますし、何もかも暑さのせいにするつもりはありませんが、でも、ねぇ・・・
プチッと狂いたくなる瞬間が、あってもおかしくないのかと・・・(怖(;__;))

今日は少し、少しだけ「涼しい」らしいです(といっても30℃とかいってますけど(^^;))
とにかく、ホッと出来る今日一日を、有意義に使いたいと思います。
Posted at 2010/09/08 08:28:38 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記

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「逃げろと言われても、強制じゃないから逃げない。まあ個人の判断ですが、最悪に転んだときの責任は、最悪に陥った人間にはとれないですからねぇ。恨みっこなし、ということであるならば、選択肢の一つではあるということでしょうか。(それすらも本人は宣言できないかもしれませんけどね)」
何シテル?   07/31 10:43
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