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みなままのブログ一覧

2015年07月14日 イイね!

ちょっと立ち止まり、想像すること。

ネットで、こんなニュースを見かけました。

スーパーに、子どもを三輪車に乗せたまま連れて入る母親、どう思う?

なにいってんの、NGに決まってるでしょ・・・って思うのですが、世の中にはいろんな意見があるんですね。
後ろにバーのある三輪車ならありかも・・・とか
まだ歩きがしっかりしていない子どもを連れ歩くのにそういう考え方もあるかなぁ、とか

ふーん・・・
っていう感じです。

コメント欄を一瞥してみたのですが、ダメでしょ、という書き込みと、母親の非常識、とか上のような擁護論とか、いろいろでした。
ただ、なんとも当事者感のない、反論のための反論、ひねくれて肯定してみたいだけの意見のようなものもすごく多かったように思いました。

実際、スーパーに行って、どんな人がどんな様子で買い物をしているのかを、考えてみたのかなぁ。
自分が元気で、すたすた歩けて、人と当たっても相手をはじき飛ばせるくらいの体格の持ち主なら、あまり考えないのかもしれません。
でも、そうとは見えなくても、障害を抱えていたり、持病があったり、商品選びに集中したりしている人がいたり、そこにいる人はさまざまですよね。

そういうことは、思い至らないでしょうか。

私は、
左ひざ前十字靱帯を断裂させて、手術して今に至っています。
もう3年ちょっと前のことなので、ほぼ完治してます。走れるし、跳べるし、テニスもスキーもできます。
でも、受傷~手術~リハビリ完了、テニスとスキーを開始するまでのほぼ1年半くらいは、真っ当に歩けなかったです。
受傷後、手術までの間は、固定はしますがそのまま、松葉杖も無しで歩かされます。
手術までの間に、動くことで腫れを取り、ある程度の足の力(筋力)の回復を見ておかないと、手術後の経過に響くのでそうするんです。
でも、実際のところ、膝はぐらぐらですので(私は完全断裂でした)、人に当たられたら耐えられません。
手術後は、太ももが、無傷な方からくらべたら7割くらいの太さにまで痩せてしまいました。だからバランスが悪いのです。リハビリをして、元の力を取り戻すのに、ほぼ10ヶ月くらいかかりました。
ですから、そんなときに当たられたら、倒れるか、また捻るか、何かしてしまったことでしょう。
だからスーパーで走り回る子どもが心底怖かったです。(怖いのは、今でもです)
カートにぶつかってこられても、私はその衝撃を支えられなかったです。
でも子どもは走り回るわけですね。
ましてや、三輪車がそこにいたらと思うと、ぞっとします。
私は避けられなかったでしょうから、当たったかも知れません。
相手の子どもが、三輪車から落ちて、怪我したかも知れません。

そうしたら、それは、誰のせいでしょうか。

そういうことを考えたことが、ありますか。
これを、お年寄りに置き換えて考えても良い、
お腹の大きい妊婦さんに置き換えて考えても良い。(お腹の大きい人は、足下が本当によく見えないのです)
そんなひとが、どこにいるかの予測もモチロンできません。でも、考えずにいていいものなのでしょうか。



抽象化して物事を考えるためには、そこに具体的な体験がないと難しい。
それを、先日受けたある研修で聞いてなるほどと思いました。
本当に三輪車が走り回っているスーパーの店内を見ないと、実際のところはわからないかも知れません。
ケガをして、あるいは加齢で、あるいは障害を持って、そうした状況に当たらないと、実際のところはよく分からないでしょう。
実際、今も、肩の調子が悪く、もし倒れても自力では立ち上がれないことがまちがいないだろう自分から見るに、走り回る子ども/ましてや目線より下に来る三輪車は、驚異でしかありません。


そんなときは、「想像してみる」ことが大切です。
置き換えて考えてみる、想像してみることです。


先ほど、後ろにベタ付けして着いてくるミニバンについて書かれている方に、コメントを書いたのですが、これも自分でも考えてみます。
自分がそうしたくなる時ってどんなときでしょう。
先を急いで、焦っているときですよね。
もしくは・・・相手を見下して間を詰めたとき。
でも、もし、前の車が急ブレーキをかけたら?
追突になってしまったとしたら?
イヤです、私は私の車がかわいいです。

だから
相手を見くびりません。
だから間を詰めません。
だから後ろに車が着いてしまったときは、なるべく等速運転を心がけます。
早めの減速をします。
それがイライラを募らせるのかも知れませんが、急ブレーキと追突がとにかく怖いです。

そういう、相手の車の乗員の気持ちを、後ろにいる車の乗員は想像してくれているのかしら。




想像って、結局、最悪の事態を避けるためにするのではないのでしょうか。
何も、夢のようなことを考えるためだけではなく、最悪の事態を考えて、そこに行かないようにするのが、人の知恵ではないのかしら。
実体験が無くても、知識を得たことで、想像してみることが大切ではないかしら。

何事も、ぱっとパフォーマンスを見せないとウケナイ世の中のかもしれないのですが、ちょっと立ち止まって想像をめぐらす、そんな時間をもっと大切にしないと、この世は、どこにいってしまうかわからない危険に満ちあふれていきはしないか、それが一番怖いです。
Posted at 2015/07/14 11:40:38 | コメント(1) | トラックバック(0) | 思うこといろいろ | 日記

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