
JR西日本には、淘汰されつつありますが、国鉄型車両がかろうじて営業運転されており、さらに奥へと攻めたいところですす。しかし、ちょい用事ができたのでそろそろ上京します。
今日は 10日に言及していた奈良線103系に乗ってから北上するつもりなので、早朝よりスタート。
こういう時だけ、朝って全然辛くないですよね!(笑)
本日はこういうルートです。
特に、奈良線の103系目的のために、学研都市線→奈良線を経由して京都駅という、モノ好きルートで行きます。
現在工事中の鴫野駅が気になったので、ここからスタートしてみました。駅ホームがきつくカーブしています。まずは先頭放出方から。
反対の最後尾、京橋方から見た感じ。
こちらの元下りホームはどうなるのでしょうか。
車掌側にも、間違ってドア操作しないよう注意書きがありました。
始発木津行きが来ました。こんな早朝から頑張ったのに…
奈良線の普通列車に来たのは 221系でっせ!!こんな仕打ちってアリっすか!?なんでやねん!何で103系ちゃうねん!!
京都駅10番ホームに着きましたわ!ムカついて、大阪もう一回戻ろうか思いましたわ。
しゃあない、少し予定変更して、普通列車を待つことにします。
あんたを待ってたんやで!!
どこ行ってたんや…ほんまに。
まあアップで許したるわ(苦笑)
乗降客が一段落して一枚。
近ナラ。
雨樋も原形。
こうやって103系撮るのも、
勇気いりまっせ。
なんでかって?そりゃ端から見たら、通勤時間帯に通勤電車の写真なんて撮ってる変態ですがな(笑) 黒サッシ化。
しかし、この高度経済成長期を支えた103系という鉄道文化遺産の記録を残すため、めげてはいられません!実際は自己満足っすよ(笑)
最後にカメラ持ったまま車内巡回して(笑)、逆光の中、上から一枚。夏に帰って来るときには奈良線の103系乗車を優先課題にしますか。
京都から米原まで移動して、儀式的に米原でダッシュ。大垣行きに乗り替え。乗り込むと同時に乗客同士がケンカして、警察呼んでました(苦笑)でもそれ程混んではなかったです。
伊吹山が美しい。
東海道新幹線と交差。
大垣で特別快速豊橋行きに乗り替え。
おお、DD51。京都でも見たけど、やっぱり親しみのある機関車だけに、遭遇できると嬉しいです。
名古屋着。名古屋といえば以前仕事で来た時に、飲んだ後の〆で食べた味仙の「台湾ラーメン」という激辛が超ウマかった。降りて食べたかったけど、もし食べたら車両トイレ貸し切り状態になること保証しますので、今日は遠慮しときます。
今回は訳あって、中央本線ルートで上京します。ルート拡大。
快速中津川行き入線。
中津川といえば、SVXオーナーの方にとってはS.A.Bですか(笑)
前が211系、後ろが313系でした。国鉄型はまだまだ頑張ります!
順調に中津川駅着。
ここからは松本行きワンマン運行です。
時間はたっぷりあったけど、駅舎のトイレには行かず、敢えて車両の「おトイレ」見学(笑)
広くて使いやすいですよ。
特急「しなの」の後、出発。
山岳地帯をひた走り、
塩尻駅到着。
向かって右手が木曽福島方面、左手が岡谷駅方面。
しかし本数が少ないのと、時間がかかりすぎるので、東京〜大阪間の移動に、このルートはおすすめできません。
駅で信州そばでも食べますか。駅そばって、いつの時代も旅人の癒しですね。
鴨南そば。鴨肉はレトルトで味気ないですが(苦笑)そばがうまい。四国は麺のコシ、大阪はダシ、信州はそばがそれぞれの特徴ですかね。
そろそろ1番線に向かいます。
221系、普通塩山行き。なかなか長大編成です。これで小淵沢まで。
シートはこんな感じ。少しだけ傾斜がついてます。
国鉄時代の灰皿の跡でしょうか?
長野自動車道と交差。
さて、茅野駅で特急との時間調整が長いので、
こちらの見学をしておききましょうか(苦笑)
やっぱこの「便所」プレート、四角い造形、これが列車便所の王道でしょう(笑)
循環水も素晴らしきブルー(笑) *諸事情により、画像の一部にモザイクかけてます。
ようやく追い抜かれます。
小淵沢着。
今回の最終目的は、前々から気になっていて、なかなか乗る機会がなかったこれです。
ダブルデッカー、215系!
先頭最後尾車両は、1階部分は機械室。オトコはメカ好きってことよ!
『ホリデー快速ビューやまなし号(新宿行)』 小淵沢駅16:17発、新宿駅18:15着。
所要時間118分。確実に座りたかったので、乗車するのはこちらの7号車指定席。奮発ですな(笑)
2階席へ。
いいねえ。何となく、近鉄の初代「あおぞら」号20100系を連想させる構造ですね。
ボックスは固定。
網棚は実質一人用です。
デイパックでこんな感じ。
しかし、シート下が空間になっているので、ここを活用しろということです。
1階部分も拝見。
ほう。
1階の方が、天井が湾曲していない分、網棚が広い。
もちろんダブルデッカーでない部分の一般席は、広々としています。
本車両のトイレは(笑)座席区画の外にあります。
まず通常のモノと、
男性専用のモノの2種類。
別に洗面台もあり。
始発駅では当然自由席に乗客は集中しましたが、次第に指定席も混みだし、ほぼ満席状態でした。
空調の吹き出し口。
この湾曲した窓から流れゆく風景を見ていると、寝台特急『北斗星』のBソロ上段を思い出します…。
駅弁にしましょう。旅の醍醐味のひとつであります。ビールは飲むと爆睡しそうなので、やめときます。この旅情が特別な調味料ですな。
相変わらず中央道が激混み中のようです。自分、渋滞だけは大嫌いで耐えられないんです。なので実は大阪もクルマでは帰ったこと無いのです。
長距離の旅はやっぱ寝台列車が最高ですなあ…。北海道や九州ブルトレ復活しないかなあ。
新宿駅到着。
グリーン車は、やはり構造が違います。
田町車両センターまで回送。
またホリデー快速を利用する時まで、楽しみにしています!
向かいから「スーパービュー踊り子」が発進。これも乗りたくなってきた…。
久しぶりに「青春18きっぷ」を利用し、鉄道の楽しさを堪能させていただきました。
数少なくなってきた国鉄型車両ですが、特に103系は自分にとっては共に生きてきた感じがする、大阪にいた時には生活の一部のような車両で、最も慣れ親しんだ鉄道車両です。
単に人を運ぶだけを目的とした通勤型車両ですが、国鉄型車両の耐久性とJR西の整備技術の高さで、半世紀以上も人々の暮らしを支えてきました。淘汰されつつある今、時の流れと強い哀愁を感じざるを得ません。
また国鉄型車両オリジナルの配色は、それぞれの地域にとけ込むような、飽きの来ないものであったと再認識させられました。
今回は国鉄型車両を目的とした在来線での旅でしたが、その旅程で、さらに乗ってみたい路線や鉄道事業者を発見することができるという、副次的効果もありました。いくつか今後の楽しみもできたようです。
時間があれば、山陰、信州、東北、北海道のJR路線、点在するローカル線鉄道事業者をゆったりと回りたいですね。