
寝台特急の定期列車が「サンライズ」だけという風前の灯火で、懐古主義に走っている我が輩である。
乗車できなかったブルートレインのうち、「あけぼの」も心残りのひとつでありますが、使用されていた車両の一部が、秋田県にある小坂レールパークで動態保存されているとのことで、今年の予約が始まるやいなや、速攻コテツの友人を道連れにして計画を立てました。
ルートはこちらの通り。
小坂レールパークは、元小坂鉄道の跡地や設備がそのまま大館市と小坂町に賃貸契約もしくは無償譲渡された、全国でも珍しい鉄道テーマパークです。こちらに何と、24系が動態保存されてます!
ご存じない方はこちら。
明け方の東北道を北上します。「北斗星」を思い出すなあ…。
最初の目標地点に到達する前に、既に燃料計がヤバイ。
SVXの"500miles a day"のキャッチコピーの前に、燃料が底を突くってどういうことよ?
とりあえず金成という名前が素敵なPAで、携行缶から20L燃料補給。
小坂ICを降りたらすぐです。
ENEOSがあったので、満タンにします。小坂新町SS。
「すごいクルマ!」と言ってくれたステキな店員さんに、そういえば元オフコースのドラム担当大間ジロー氏が、隣の大館市出身ではと話をしていると、何と何度もこちらのGSで給油されているとのこと!
意外なところで感動してしまいました。
ほいで、例のクソバカナビが、案の定変な方向を指すので付き合ってやりましたところ、廃線跡を発見。
方向を自己修正して到着。
ついに来ました。「小坂駅」。
字体が懐かしい!!
駅舎は当時のものを補修して使用しているとのこと。
窓口のビデオフォン(小さな丸い穴)と、懐かしの硬券発券機。
「国鉄への接続」が何とも味わい深い。
ほいで、一目散に向かって行ったのは、もちろんこれ!
呼鳴!!ブルートレイン!!24系!!!久しぶりやのう!!!
たまんねえ~!!
テールマークのアップじゃ!!
この「B寝台」の表示といい、
この乗降口のステップといい、
あかん、鼻血でそう…。
どうよ!?定番でしょ?(笑)
通路の姿見も健在。
上段から見下ろして見る。
先日泊まった、「トレインホステル北斗星」とでは、相手になりません。
そりゃ、こっちはモノホンやし(笑)
この湾曲がたまんねえ~!
安全サク?もち、健在よ!
こんな注意書きまで。
こうやって開放寝台に座っていると、「銀河」に初めて乗った時のことを思い出すなあ。
読書灯は、常夜灯だけでなく、ちゃんと蛍光灯まで点きました。
下段に寝転がって、上段を眺めてみる。
この絵が、何とも言えない思い出を蘇らせますね。
一旦外に出ます。駅構内にはタブレットキャッチャーがあります。
古き良き時代を思い出させる光景。
何をするかと言うと、駅から出てお決まりの愛車との並びで撮影。
24系と、こんな撮影が出来ようとは。
発車時刻まで、基地に留置されているようでしょ?
ここでウロウロしていたら、何と仕事上見覚えのある顔に出くわしました!
お互いに、なぜこんな遠方で2年ぶりに再会するのかと、思わず吹き出しました。
そういえば、「北斗星」に乗車した時に、「トワイライトエクスプレス」で行動を共にした方と偶然再会した時も、このSTIポロシャツ着てました。今度コレ着て、宝くじ買いに行こかな(笑)
機関庫を覗きますか。
dd13 556。片上鉄道からの移籍とのこと。
こんなのまでありました。
キハ2100形。こういうのも是非見たいですね。
機関も見えるようにしてくれています。
エンジン単体の展示もあり。
資料展示室もあります。
そうこうしているうちに、機関車が「あけぼの」に連結されました。
友人が間に合いそうにありません。静岡から秋田まで直行やからなあ…(汗)
入れ替え作業中、宿泊者は何と乗車できます!友人は置いてけぼり。仕方ない…。
駅に到着。まるで地方の駅に停車しているようです。
まずは早速、上野駅で何度も見た、B個室の狭い通路確認(笑)。
何と国鉄冷水機がありました!
続いてA寝台。こちらはキャンセルでませんでしたね。
やっとガス欠警告灯が点灯しても頑張った友人と合流し、食事に向かう途中にこんな看板が。
腕木式信号機も健在。
小坂鉱山事務所も見てみたかった。
車両に戻って、本日の寝床。B個室4。
後にこの暗証番号のキーロックで酷い目に遭う。
食事も終えて、さあこれから写真撮りまくるぞと意気込んでいたのですが…
段々と左脇腹が痛くなりだしました。
それでも頑張って撮影を…。
突然嘔吐し、根性で移動(汗)
もう露出とか何でもいいから、
とにかく撮っておかねばと!
この頃は、もう体が震えてました。。原因は翌日分かりました。
この後あまりの痛みにうずくまり、寝たと言うよりは気絶していたのではと思います(汗)
早朝目が覚めて、体調がマシになったようなので、まずはトイレに行こうと思って外に出たらやらかしました。意識が朦朧としていたのか、暗証番号ミスです。ドアが開かずに職員さんが来るのを待つハメに。クルマで来ていて本当にヨカッタ…。クルマで2時間程待機。そういえば、浴衣はありましたぜ。
ドアを開けてもらって、寝具を片付け室内の撮影。
このA寝台とかB寝台って用語が、死語にならないよう祈るばかりです。
機関車が連結され、また昼間の展示位置へ移動となります。
ハイケンスのセレナーデのオルゴールと、この機関車に牽引されている独特の乗り心地が懐かしさを増幅させます。
友人が買った駅弁。こんな水筒、まだ買えるんや!?
B寝台で友人と、偶然出会った知人とその友人たちと団らんの後、それぞれの目的地へ出発しようとした矢先、別れを惜しむかのような突然の豪雨。
最後に友人のクルマと記念撮影。
彼は、以前の「大井川鐵道」訪問のブログの時にアルファ・ロメオ アルファ ブレラで来ていた彼です。
N-BOXに乗り替えました。自動スライドドア付きで、なかなか広いです。
こうやって並べてみると、車高が全然違う(汗)
懐かしい24系に出会えて、最高にハッピーなはずですが、体調が思わしく無かったので、改めて訪問したいです。次回はA寝台狙いで。
このようなトレインホテルは、どうしても車両寿命や維持費の関係もあり、これまでも長くは続かなかったところが多いですが、小坂鉄道は冬の間はトンネルに保管し、厳しい自然環境から車両を守っているとのことです。
しかもこのような寝台特急車両の動態保存は、全国初のケースではないでしょうか。
今回、「あけぼの」に乗り込むお客さんたちが「あけぼのの匂いだ!」「ああぁ、懐かしい!!」「うわあ!これよ!!」「あの時は下段だったな」「今日はここ(開放B寝台)で寝ようかしら」と、思い思いの言葉を口にしていました。
また、食事をしたお店の方とも話していると、「あれで何度も東京に行ったのよねえ。」と、地元の人たちにとっても思い出深い列車(車両)のようです。
多くの人の思いを運んだブルートレイン。上野発の夜行列車「あけぼの」。
大井川鐵道のように全国からファンが訪問し、少しでも長く維持されることを切に願っています。