
この土日には『ノスタルジック2days』というイベントがあったようですが、特に濃いSVXオーナーの皆様は足を運ばれたのでしょうか。
日程を知ったのが23日だったので、予定変更が間に合いませんでした。残念。また来年があれば。
ところで私事ですが、一年のこの時期はイレギュラーな勤務体系となりますので、いきなりですがストレス解消目的もあり、またジャイロキャノピーの試運転計画もあり、房総半島を一周してきました。
23日はレギュラーの仕事は夜だけだったので、仕事に行く途中で代車のオイル交換をするというお人好しぶりを発揮し、予約していたカプセルで仮眠してから、房総半島を南下し始めました。
先に24日の行程を載せると、このようになります。一枚目の地図と合わせて、実質一周になります。
24日の早朝。
予定通り出発。内房の南端、館山漁港にある、「伊戸だいぼ工房 (漁港食堂 だいぼ)」目指します。いわゆる、海鮮が食べられる食堂です。場所はこの辺。
朝は8時から営業。
「食べログ」で、ここのシステムに戸惑うと書いてましたが、単純です。
まず自分が食べたい食材を選びます。朝は焼き物だけ。刺身は午前11からの提供。
ご飯類のセットは400円。これには、ごはんと味噌汁、
それに海苔と玉子、
あと、漬物はおかわり自由。
知ってたら、直前にコンビニでパンなんて食べへんかった・・・。
テーブルに網をセットしてくれます。
選んだ食材を目の前で焼いて食べます。特に新鮮なサザエと牡蠣はうまい!
目の前は岩場が広がり、
すぐ横に漁港があります。
どうやらドラマ「ウロボロス」「天国で逢えたら」「ビギナーズ」「素直になれなくて」「ラブレター」、その他CM「ワゴンR」「トヨタファイナンス」などのロケ地で有名なのだそうだ。
吾輩はテレビを一切観ないので、よく分かりません。
満腹になったので、コマを進めます。
途中トイレに行きたくなり、立ち寄った和田コミュニティセンターに、こんなのが展示されてました。
シロナガスクジラの全身骨格の複製(推定体長26メートル、推定体重106トン)。
ここです。
和田浦駅かな?
そしてさらに北上すると、内房線と外房線の堺となる安房鴨川駅だ。
このあたり。
どんどんと、外房を北上します。
昔、仕事で何回か来たことがある「鴨川グランドホテル」を通過。
次のターゲットはコレだな。
つい2週間前、「千葉県いすみ市 『ポッポの丘』 再訪問」のブログで訪れた「大吉」の前を通ったら、
いすみ鉄道も見ないとダメでしょう!!(笑)
踏切に近づいたら警報器が鳴り出したので、車を降りて急いでシャッターを押しました。
立ち止まってはいられない。先は急ぐ…。が、有料道路は使わないポリシーだ。
あくまでこれは予行演習。次回はジャイロキャノピーが主役だからだ!!
ちなみに、この九十九里有料道路は、全線開通しているようです。
房総半島は、トライクがやたら多かったですよ。ブームですか??
なんかココ、見たことあるなあ(笑)
「オライ蓮沼」は寄らず、このまま直進。
来ましたぜ!
千葉県道286号線、銚子ドーバーラインだ!!
この辺。
おお、見えてきた!
銚子にある、「地球の丸く見える丘展望館」です。愛宕山の頂上に位置します。
実は2009年に、一度来たことがあるんですよ。しかもジャイロキャノピーで(笑)
あの時は、往路は東京から千葉市内を抜けてのルートをとりましたが、それでもここまでの距離を舐めてましたわ。原付は街乗りで使うものだと、途中で後悔し始めて、キャノピーを放っぽりだして、帰ってやろうかと思いましたわ。
本日は入館しません。
その理由はもう一度言うが、このミッションはそんな苦難を経験したからこそできる、「ジャイロキャノピー房総半島一周試運転」という、壮大なプランの下調べ、つまり限界に挑戦する男の夢でもあるのだ!
地球が丸いことに、構っている暇など無いのだ!!
ここに来たら、絶対に寄るべき所があるでしょう。電車に乗って犬吠埼灯台?甘いわ。
この車両そのもの、終着駅である「外川駅」、銚子電鉄そのものに決まっておろうが!
1923年(大正12)の生き証人ですぜ!!
ここはキャノピーの試運転コースに、もちろん入ってます(笑)
またやって来ました!
「ヒゲタしょうゆ」ベンチも健在。
どうですか、この雰囲気。平成の中の大正、昭和。
先日のブログのいすみ鉄道といい、小湊鉄道といい、この銚子電鉄といい、千葉のローカル線ってこのアナログ感が残っているのが最大の武器ですね。
白熱球に、
味のある黒板時刻表。
鉄パイプの有人改札口。どれをとっても、レトロ感に酔いしれます。
切符は硬券らしいですよ。
以前来た時は、外川駅では濡れ煎餅の販売はしてませんでしたので、ちょうどヨカッタ。買って帰ろう。
皆さん、インターネットでも銚子電気鉄道の「ぬれ煎餅」は販売されておりますので、是非ご購入下さい。
列車が銚子駅に向けて折り返して行きます。
この車両、京王帝都から伊予鉄道、最終的に銚子電鉄との車歴のようですが、製造が1959年か1962年(改造?)と分かりませんでした。しかし、日本の営業車両でも古参の方なのは間違いない。
次回はこの車両に乗り鉄に来よう。
この終着駅の片隅に、
デハ801が静態保存、展示されてます!
この車両、前回訪問時は「架線点検車」の状態でした。
(*2009年7月20日訪問時写真)
外装の修理は、銚子商業高等学校による「銚商夢市場プロジェクト」の一環で、特殊塗料開発関係の株式会社BAN-ZIと、さび処理や塗装工事関係の株式会社REPROUDの全面協力により、車両が修復され、現在無料で公開されております。
保存のために屋根があればさらに安心だけどね。
1950(昭和25年)製をじっくり見学させてもらいましょう。
車側表示灯。
車内に入った瞬間、
何ともいえない木床とニスの匂いが、安らぎを与えてくれます。
もう一度走らないかなあ。
運賃表。
路線図。
薄汚れた扇風機。
車掌スイッチ。この年季に、重みを感じますね。
蛍光灯は裸のまま。
銚子鉄道も魅力に溢れています。
煎餅もいいけど、今度は是非本業の鉄道にも貢献しにきます!
帰りは利根川沿いで。
この道…、
ジャイロキャノピーを全開にして、延々と走ったのを思い出すぞ!
(*2009年7月20日撮影)
このエンジン音を聞いたら、早うジャイロキャノピーに乗りたくなてきた!!
まじ組み上げよっと。
たそがれ。
成田空港に着陸ですな。
ということで、代車の平均燃費は18.3km/L。やはりエンジンオイルを交換したら劇的に伸びております。というか、リッター18キロなら、ジャイロキャノピーとあんまり変わらんてどういうこと!?
ミッション終了しましたが、今回の行程で判明したこと。
・この行程は、ジャイロキャノピーではとても無理(苦笑)
・ジャイロキャノピーとコンパクトカーの燃費が同じくらいなんて、バカバカしい(苦笑)
さらに、
・SVXの燃費では、万札が飛ぶので気が滅入る(苦笑)
・rv125jpの現状ツルツルタイヤだと、酷道でコケてしまう(苦笑)
よって、房総半島を一周なんて、少なくとも現在保有のマシンでは、多分もうやらないと思います(汗)
ましてやジャイロキャノピーで房総半島一周なんて、男のロマンではなく無謀だと、身をもって体感することができました…。房総半島の大きさを舐めてはいけません。