【0321】遠いところへいってしまったレガシィ

新型レガシィの概要が発表されましたね・・・・

エンジンは基本が２．５Lとなり、ボディサイズもでかくなりました。とくに幅が１７８センチ（日本仕様）と、かつて必死に踏ん張った５ナンバー枠を先代で破ってからはとにかく制限効かない感じ・・・・

大きくなるのはひとえに北米向けモデルとの共有化の影響であり、これはつまるところ国内需要だけでペイできるクルマが皆無となったせいでもあります。いまや国内でまともに稼げるのはミニバンか軽自動車くらいであり、多くの普通車が国際モデルとして何らかの共有機構を有していますからね・・・

今回のレガシィのモデルチェンジでメーカーはもちろんいろいろアピールしています。ラゲッジルームが大きくなったとか、足元空間が広がったとか・・・・

でもさ～クルマがでかくなれば室内がでかくなるのは当たり前だろ？それにクルマがでかくなっても道路はでかくならないし、ユーザーのパーキングスペースだってでかくなったりしないよ？その分使い勝手は絶対に低下する。

クルマがでかく、重くなったのを打ち消すようにエンジン制御技術が進歩し、燃費が同等、あるいはちょっぴり良くなったりするけど、それってボディサイズの拡大（≒重量増加）がなければさらに良くなるってことでしょ？

モデルチェンジはクルマをでかくすること！といった単純でなんの工夫もない商品開発とそれを正しいことだとして消費者をだますような事はいい加減止めにして、価値観の変革を目指してもらえないかな～。昔レガシィはそういう美点を持った車種だったのに、今じゃすっかり他のアフォモデルチェンジと思想が同じになっちゃったじゃないの・・・・

せっかく国内ではトップクラスに素養のいいクルマなんだから、先陣切って新たな価値観を生み出して欲しいな・・・・