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世界最高峰とされるケンブリッジ大学といえどもチャイナマネーの呪縛からは逃れられないんですねぇ…

思えばもう5年以上探してきたZenith Chronomaster GTですが、日常生活防水で若干使い勝手が不安ではありますが、かなり愛用しています。もっとも一旦止めちゃうとトリカレを合わせるのが面倒、って側面も無視できないですが←コレが主因かも？(^_^;)

もう随分前になりますが、たしかルイヴィトングループ併合直後に絶版となったのですが、コレは古き良き時代のZenith社最後の傑作機？と私は思っています。
しばらくはルイヴィトングループ内でのZenith社の混迷の時代を超え、最近は原点回帰？しているように感じますが、自分的には最近かなりのラインナップを揃えている文字盤にのぞき窓を開けた一連のシリーズが好きになれません。

なので、私の中ではこのChronomasterの頃のZenith社が最高に好きです。

しかしZenith社の時計ってやはり知る人ぞ知るブランドであり、時計好きの中でも愛好家はかなり限定されると思います。特に一般的には知名度はロレックスやオメガ、ブライトリングなどに比べ圧倒的に差をつけられているし、エルプリメロが、とか唯一の10ビートクロノグラフが、とか言っても普通の人は引いちゃうだけです。それが分かっているので私は聞かれるまでは時計の話は人にはしないことにしています。

一方でZenith社のエルプリメロ搭載クロノグラフは時計愛好家からけちょんけちょんにされる事はまずありません。ちょっと時計を知っている人にはペットネームで通る稀有なキャリバー（普通キャリバーは番号で呼ばれる）だし、エルプリメロはロレックスやパネライなどにも搭載された1級のキャリバーである事は周知だからです。

そんなお気に入りなエルプリメロ搭載機の中で自分はこれまた傑作の呼び声高いレインボーフライバックと、このCHronomaster GTの2台のZenith社の時計を所有していますが、どちらもFlyback機能付きとなかなかのアフォぶりです。だってFlyback機能好きなんだもの…………

んで、このChronomaster GTですが、ずっと探してきたのになかなか手に入らなかったのは非常にシンプルな理由で、数が非常に少ないのです。おそらく数百台しかないんだと思います。これまで国内最大手の某Yオクのみならず、eなんちゃらもずっとサーチし続けても結局ゲットできませんでした←一度ならずeなんちゃらの出品者に会うため渡米も検討しました…………。

そんな苦労の末、結局Yオクでゲットしたわけですが、箱なし、並行輸入？（保証書なし）OH歴不明、と普通じゃ手を出さない条件にも関わらず購入したのはこんな機会がほとんどないからに他なりません。しかも結局購入後わずか半年余りで曜日送り不全とクロノ分針のゼロ帰針不全のため、OHを兼ねた修理に出し、大枚13万余をはたきましたT。T

さて、こうした経緯を経て我が手にきたChronomaster GTですが、ここ2日ほどの出張にも伴い、ずっと行動を共にしてきましたが、やはりいい時計だと改めて感じました。

ただ、入手前に比べ実物を手にすると、誌上でしか見なかった時には分からなかった細かい点で悲喜こもごもな所があるのも正直な感想です。簡単にまとめると…………

良かった点；
-思ったよりも小ぶりで使いやすい
-裏スケでエルプリが堪能できる
-（3つ折りバックルが付いていたので）金属ベルト並みに使い勝手は良い
-白ダイヤルで結構高級感がある
-ダイヤルの外周部分がラウンドになっており、結構レトロかつ高級感あり
悪かった点；
-ギョーシェ模様は彫りではなくプレスなのでちょっと安っぽい
-老眼入ってる身にはデイトはまだしも、月、曜日は表示が見難い
-ムーンフェイズが結構見難い。またクロノ秒針が6時方向に延びていてムーンフェイズに掛かっていてやはり見難い
-トリカレはブライトリングのオリンパスや1461みたいなセミパーペチュアルではなく、月末調整が必要
-裏スケのエルプリはペラルージュ仕上げを配置するなど努力しているが、ランゲやブレゲ等雲上クラスの仕上げには遠く及ばない（プレス部品多用、縁の仕上げが甘い、青ネジ使わないなど）

まぁ、色々言いましたが、他にはない特色を多く持つ時計ですので、入手価格含め自分的には満足レベルはかなり高いです。今後もう時計買わないかも？とさえ思っていますので……

久しぶりにやってみました……
約3日だけですが、精度チェックしましたら……
1番左のZenith レインボーフライバックは+５秒／3日と極めて優秀でした。この時計はクロノメーター規格ではありませんが、単純な誤差なら充分クロノメータークラスです(^^)
また、購入後7年くらいOHなしですが、まだ要らないかな…

真ん中の同じZenithのクロノマスターGTはOHからあがったばかりですが、+７秒/3日とこれまたかなり優秀です。さすがクロノメーター規格です。

以上の二台はハック機能がないためピッタリ合わせができませんでした。まぁ、そこがレトロチックで結構好きなんですがね(^^)

最後の1番右のオメガシーマスターGMTですが……
ちょっと微妙ですねf^_^;
始めの２日でいきなり-12秒でしたが、以後誤差がなく……
思うにこいつだけ手巻きで巻き上げず、実装巻き上げ←自動巻による巻き上げ、にしたため、他の二台に比べ巻き上げが足りないからかもしれません。ただ、通常使用でも日に1秒くらい遅れる感じなんで、少し進め気味に合わせて使っていたのが、やはり当たっていたみたいです。
いずれにせよ、この精度であれば、左右の二台はOH不要と判断しました。

さて、明日からの出張にはどいつを連れて行きましょうかね(^^)

昨日は一日中雨がシトシト鬱陶しい1日でした……

そんな中、前報の通り、車庫微改造なんざしていたわけですが、車庫内ですから当然雨の影響もなく、また雨のおかげで涼しい中、快適にイジれました。

こうして見ると、なかなか車庫っぽい我が車庫です(^^)

ただ、空気の澱み感が強く、風通しを改善する改良が急務です。

解体オフで出たデカ物を引き取りました……

ギズはわずか、凹みは見た感じなかった中々なコンディションの純正ボンネットと純正トランクです。

特にボンネットはとにかく場所をとるし、平置きしたらすぐなんかぶつけて凹ましちゃう、なんとも保管リスクの高い品ですf^_^;

やはりこうするのに限りますな。

この設置のため、車庫屋根フレームに少々小細工をし、杉材で梁を増設し、フックを付けて吊り下げました。多少の揺れでは外れません←地震対策済

って2枚目の吊り下げで、もう一枚ぶんスペースあります……