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さて、実家発掘後見事に復帰してきたSEIKO MARVELですが・・・・

当然ながら手巻き時計ですので、普段使うには毎日のように巻き上げが必要です。
その面倒臭さの解消として自動巻き機構を考えた人ってほんと偉大だなぁ、と思います。

で、自分の通常装備の中で手巻きの時計って・・・・
・45GS（4522）
・LORD MARVEL36000
・（先日買った）ZENITH EL Primero HW
・SMITHSの懐中時計

などがあります。
これらの特徴なのですが、実はどれもりゅうずが程よくエッジが立っていて、厚みもちょうど良く大変巻きやすくなっています。どの商品もそれなりの評価を持った時計ですし、使用条件などを十分に考えられていると言えます。やはり毎日巻くっていうことを思うと、こうした配慮は重要ですね。

で、今回復活してきたMARVELですが・・・・・

実に巻きにくいです（汗）
時計自体のサイズのせいもありますが、りゅうずが小さい上に薄くて、かつサイズも小さめでしかも（OH仕立てのせいか）りゅうず操作も硬めです。
これを毎日巻くってのは自分がやるとしてもなんか負担感強いし、ましては80歳になったお袋がやるってのも想像しただけで使わず放置になりそう・・・・

これではせっかく復活させた意味がないので、少しでも使いやすくなるよう、りゅうず巻き器を購入しました（写真手前左にちょっと見える銀色の棒状のやつ）。

これは末端のボタンを押すと先端黒い部分が迫り出してきて広がり、ちょうどりゅうずを噛み込むようになり、その状態で固定して棒を回すとラクに巻き上げできる、というとってもシンプルなやつですが、使い勝手はかなり良好です。これがあれば高齢でも巻き上げカンタンでしょう。自分でも地の他の時計にはフィットしないサイズなので自分は使えませんが、便利そうなのでまた買おうかな〜。

ところで・・・・

手巻きの時計の巻き方ってご存知でしょうか？
自分は昔親父に習った記憶がありますが、りゅうずを人差し指とおな指でジーコジーコと巻く際に巻いては少し戻して巻いては少し戻して、を繰り返せと習いました。
長いこと意味がわからなかったんですが、どうやら巻いた後でそのまま手を離すとどこかの部品（確かコハゼだったかな？）にショック伝わり、最悪壊す可能性があるようですね。
こんな時計の構造を親父が知っていたとは思わないのですが、多分昔は時計店で購入したらこういう使い方を習うのが普通だったんでしょうね。

ふと自分の手巻き常用機を見ていたら・・・・

なんか10ビートばっかり（除く懐中時計）でした。
他にも数個持ってはいますが、そっちは常用していないので（滝汗）、よっぽど10ビート好きなんだなと改めて実感・・・・