目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
3時間以内 |
1
2014年末。エスク最大の危機だった。
CDチェンジャーを外そうとしたら、床の絨毯がびしょ濡れだった。
点検したら室内全フロアが水浸しだった。前回CDチェンジャー点検の際は異常なかった。
この間、1年半。濡れ方から言うと1年位に渡り漏水が続いたと思われる。
ここから、真冬のDIY補修が始まった。絨毯を剥がし、外せなかった前部は新聞紙を
挟み、水を吸い取った。1日で、2日分の新聞紙がびしょ濡れに・。真冬だから乾かない。
毎日、半日の暖機運転で乾かした。使った新聞紙は丁度1か月分だった。
2
長期間、水びたしだったが、床の純正防錆塗装のお陰で錆は殆ど出なかった。
さすが、当時のSUZUKIのフラッグシップだ。
薄い錆を取り、床をDIY全防錆塗装した。40日に渡る自己最大の補修だった。
依頼すれば10万越えだったが、全てDIYした。
3
水漏れ修理時に、ステンレスボルトを3か所に使っている。
画像1の後席固定ボルトの4本のうち3本だ。
全部ではないのは、ステンレスボルトが、3本入りだったから。錆のない1本は残した。
4
・前置きが長くなりました。
ステンレスボルト変更に関して、鉄とステンレスは電食が起こり、錆びるとのコメント
が入っていた。電食とは、異種金属を組ませると、片方が腐食する と言うもの。
ボルトを外して、ボディ側ネジ溝を確認するが異常なし。
ネジ穴とボルトにこの3-36を噴いた。表面は空気から遮断され錆を防ぐケミカルだ。
錆が出ている金属部にも噴いている所。
5
・電食を防ぐ方法
樹脂や塗料の絶縁体が間に入れば、電食は起きない。知っていたのはこれだけだ。
勉強熱心な私(笑)は興味を持って、詳細を調べた。それは下記の通り。
・ イオン化しやすい、つまり錆びやすい金属の方の、面積が大きければ起きない。
*車体の大きな鉄板に、小さなステンレスボルトを、絶縁体なしに付けても起きない。
錆びない金属を貴金属と言う。金・プラチナ
・銀、次は、銅・ステンレス。鉄は中位で、意外にもアルミは(錆びやすい)上位になる。
写真は、外して防錆塗装したシート留め金具。
6
車のボディならステンレスボルトは、安心して使える と言う事だ。
それで、鉄部が錆びる場合は、電食ではなく、ただの腐食である。
近年の車には溶融亜鉛メッキがされている。
これは、亜鉛が先に錆びて、鉄部を守ると言う電食の一種だ。
貴金属メッキは表面が錆びず、中身を守れる。導通性を良くする為にも使われる。
なお、メッキ(滅金)は日本語だと言う事を、初めて知った。
*スイフトに付けた、ユニクロメッキのボルト。
7
点検時に絨毯を剥がしたが何と、湿っていた部分がある。
下に敷いた新聞紙にも、乾燥した跡が・・。漏水場所は、バックドア上部と分かって
いるが未だ、僅かながら漏水しているようだ。瓢箪から駒である。
2019年だった新聞紙を、2023年ものに敷き直した。最初が2015年ものだったので、
4年毎に交換している事になる。中央に制振シートを置いた。
8
絨毯は、外して乾燥させる事にした。本日はこれまで。
最後に、電食で気になる1点を下記に記す。
アルミホイールの電食の事だ。アルミは鉄よりイオン化しやすいと表に出ている。
つまり、鉄よりアルミの方が錆びやすいと言う事か?
9
・アルミホイールは電食が起こる?
鉄のハブボルトに接しているアルミホイール。
メッキか塗装されていれば、電食は起こらないが無塗装なら起きる筈だ。
昨年購入の、ハヤシレーシングは、無塗装切削ホイールと言われる。
市場に出てくる中古ホイールのハヤシレーシングにはアルミ錆が多い。
自分は、錆から守る為、クリア塗装を施した。電食の事など考えなかったが・・。
使う場合は、裏面にCRC3-36 を噴いて錆止めとしたい。
何にしても、有用なコメントに感謝します。お陰で漏水を発見出来ました。
10
後席は折り畳み、前席は外して暖機運転しながら連日修理していた。
外した前席下に工具を置いて作業中。真冬でも大汗での作業だった。
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