奥多摩ツーリング総集(On Road編・ロープウェイと貨物線)
投稿日 : 2013年09月07日
1
奥多摩は自宅から割と近い事もあり、数えきれ
ない程、巡っている。
豊かで開放的な自然、何回行っても飽きる事
がない。自分から見た奥多摩の名所紹介です。
写真は5年前のものから直近まで。多数からの
厳選です。1枚を除き、初めてUPするものです。
*写真は奥多摩の玄関口「青梅線・奥多摩駅」
関東の駅100選に入っている。東京のJR駅
としては、最も高所(標高343m)にある。
2
かつては有料だった奥多摩周遊道路の月夜見
第一駐車場(標高933m)から見た奥多摩湖。
ここは巨大な人造湖であり、都民の水瓶として
戦前に着工され、昭和32年に完成した。
完成まで20年を要した巨大プロジェクトだった。
湖の底には小河内村他2村があった。
水が少なくなると当時の建物が顔を出す。
周遊道路の終点は東京都桧原村になる。
3
ダム湖完成後、まだ対岸に渡る橋がなかった
時代に周遊道路入口の川野地区に対岸に
渡るロープウェイが運行されていた。
*1962年開業
周遊道路入口付近の崖上に遺構が見える。
ゴンドラとその駅だ。
草が枯れる冬場には良く見える。
私もロープウェイの存在を知ったのは、ほんの
5年位前だ。
4
エメラルドグリーンの湖面に赤が映える。
これは途中の蜂谷橋。
対岸に渡れる橋が出来てロープウェイは
休止された。(この橋ではない。)
それまでは現在もあるドラム缶橋を使った。
今は車なら数分で対岸に行けるが当時は
徒歩で1時間。ロープウェイでも20分かかった。
5
対岸の山頂にある駅とゴンドラ。
もう47年もこうしてケーブルにぶら下がっている。
橋完成後、運営会社は経営不振に陥る。
1966年運行停止。僅か5年の運行だった。
下の食堂のおばさんが、小さい頃に乗った事が
あると、遠くを見るように懐かしそうな眼をしたの
が印象に残る。10年前は盛況だったこの食堂も
現在は見る影もない。
*現場は、その後フェンスで囲われて入れない。
6
湖底に沈んだ小河内村は温泉街だった。
湖畔にある源泉。無料で持ち帰れる。
湖底からポンプで汲み上げているそうだ。
かつての温泉街の面影を唯一残す遺構だ。
汲んでいる方に聞いたら風呂以外にコーヒー
も入れるとの事。少し飲ませてもらったが硫黄
臭くて思わず吐き出してしまった。
これでコーヒー入れて旨いのかなー?
故郷を追われた村民の多くは山梨県・清里に
移住して、かの地を開拓したと言われる。
7
湖畔道路沿いに、軌道や橋が所々見える。
ダム建設に使用した水根貨物線跡である。
川越市の安比奈線と並ぶ、関東の廃線マニア
のメッカらしい。
水根線は画像1の奥多摩駅が始発駅だった。
ダム放水口の近くのPKに終着駅があった。
現在も、道路をまたいで橋が架かっている。
*写真は、資材運搬中の超貴重なもの。
日経新聞に出ていたのを借りました。
後に西武鉄道が観光線として復活させようと
したが、車の普及で断念した。
8
その他、山登りも良し、渓流釣りも良し、
日原鍾乳洞も見所だ。各所に林道も点在する。
奥多摩周遊道路は心地よいワィンディング
ロードだ。今回は、スィフト用オンロード編で
した。オフロード編は当分なし。
次回は、エスクで中津川林道の予定です。
(台風が来なければ。)
*祝 2020年 東京五輪決定!
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