トルクレンチで規定トルクに締める　

SUZUKI車は、ネジピッチが細かく、その為、他社の車より20％程規定トルクが少ない。
これは、以前YHの整備士に教えて貰った。スイフトは86N・m　だ。
タイヤショップでも、110N・mを超えるトルクを掛けるところがあった。
＊過度な締過ぎは、ハブボルト破損・不具合の原因になる。

以後は、規定値を伝えて規定値＋2N・ｍ　程に調整してもらっていた。
だが、今回これを忘れた事を帰宅後に思いだす。

トネのトルクレンチの本格初使用である。
レンチの上は、マスターレンチ。ホイールナットの最初の緩め専用工具だ。
*スピンナーハンドル角度固定＋ソケットのようなものだ。

上下に19.21㎜がセットされている。19㎜を使用する、

マスターレンチを最大限に伸ばすと、全長53Cmの長いトルクレンチより更に長くなる。

これは、便利で、固く締まったナットでも、片手で回せる程だ。
注意点は、ソケット部が完全固定されてないため、ナットに掛ける時は手を添えた。
ナットに、ソケットを確実に入れる為だ。
*19・21㎜が上下にソケット一体化。必要な方を上にはめて使う為、多少ぐらつく。

ナットを半回り程、緩めたところ。

レンチ本体に、トネ製ソケットを差し込む。*レンチは、付属品なしの単体売り。
このレンチは、締め方向にしか、回らない設計になっている。

この機種、唯一の不満は、ソケットを外す時のワンプッシュボタンがない事だ。

3本溝の中央を、中指の中心で掴むと、セットした正しいトルクが掛る。
中国・台湾製の廉価品には、これを飾りと思い、溝を切っている製品もあった。

主目盛りを80に合わせてから、副目盛りを6まで回すと86N・ｍに設定される。
トルクを合わせて、右の金属部を上げると、カチンと音が出て固定完了だ。

半回り緩めてあるので、それ以上回って音が出れば、締付けトルク不足だった事になる。
逆に、半回り以下で、カチッと音がすれば、規定トルク以上が掛っていた事になる。

結果は、指定トルク範囲オーバーはナット2個。それ以外は指定トルク範囲内であった。
*複数回、カチッ、カチッとやると、その都度、強く締まるので注意が必要だ。

トルクレンチは3代目。以前のものとは次元が違う、使い勝手と工作精度の良さだ。
さすが、トネのレンチである。
年に、多くても1－2回しか使わない工具に大金はもったいないと、買わなかった。

みんカラ入会後に、最初のものを買った。規定トルクになると、カチッと音がする。
これが、プロの気分を味わせてくれる最高の音だ。
そして、使い始めると、使う頻度に関わらず、良いものが欲しくなってくる。
*最初は用が足せれば、安い方がいい　と思っていたが、使うと共に考えが変わってきた。

カーライフ終盤になって、型遅れだが、ようやく購入出来たのが、昨年の事だ。
・写真は、付属の校正証明書。
使い終わったら、最小目盛りにしてロックし、最低限のテンションは掛けておく。

・ホイールを売却。

使用期間も短く、無傷のホイールだが、在庫部屋にもう1セットある。
最初は有名店で、状態を説明して電話で価格を聞いたが、驚く安さ。
次に、会員カードを持っている、地元の中小店に持ち込んだ。
有名店の倍の価格提示だったので、売却した。＊新品ホイール1本弱の価格。😊😁

この店で、今回ホイールのタイヤ付き新品が売られていた。自分の買値の方が安かった。
よく見ると、自分のは旧型になっているが、横にある、新型との違いが分からなかった。
😒