例のスポンジ問題への対処〜その2

一番有名な（？）フラップを取り出しました。エバボレータを通った冷風とヒーターを通った温風を切り替えるためのフラップですが、穴を塞いでいるはずのスポンジが抜け落ちて役目を果たさなくなり、夏は冷えないわ冬は温まらないわ、おまけに乗員はゴミに晒されるし‥‥
こんな状況では外気導入口に付けるキャビンフィルターなんて無意味ですね。何でこんな部品使ったんでしょうかね？（知ってる人はみんなそう言う）

次の施工に備えて残ったゴミを取り除き、シリコンオフで清掃しました。

いきなりですが、アルミテープを貼った図です。両側から貼り付けています。スポンジを貼る人もいますが、また劣化しそうで、コレにしました。そもそもスポンジを使っていたのは、軽くするためだとか、少しは空気が通らないといけないとか、そんな理由もどこかで読みましたが、本当のところどうなんでしょうか。今はどんな部品を使っているのでしょうかね。

さてメインフラップを外したのは、奥にある小さいフラップにも施工したかったからです。コレは正面への送風を開閉するフラップのようです。

狭い隙間から、しかも奥にあるフラップにアルミテープを貼るのは至難の技です。
かなり悩みましたが、図のようなセッターを用意しました。四辺を少しだけ折り返してテープをセットし、隙間から入れて貼り付けました。何度か貼り直しましたが、けっこう上手く貼れました。

隙間から何とか撮った写真です。穴は円ではなく横方向に長い丸穴で、50mm幅では足りず、少しずらして貼り重ねました。隙間を覗くミラーが役に立ちました。

メインのフラップは、上部は単に回るだけですが、下はサーボモーターのリンクに繋がっていて、設定温度に応じて回転します。これは室内側からの作業になります。場所はエアコンスイッチの奥にあり、グローブBOX奥のカバーを外すだけでアクセスできます。
このリンク部はフラップの支点を下側から挟んでいるだけで、フラップを外すと下側にズレてしまいます。フラップをつけ直す際には、ほんの3mm程度ですが、工夫して押し上げる必要があります。私は下側の隙間に端材を重ねて押し上げた状態にしておき、上からフラップを押し下げて、セットしました。

あとは切り取った箇所を接着し、さらにアルミテープを貼り込んで、ヒーターユニットやらワイパーモーターやら、逆に組み付けていきました。

しばらくは残ったゴミに悩まされるでしょうが、そのうち快適になってくれることでしょう。