
前回のブログに書いたワークスのラジエターホース破裂の件ですが、破れたロアホースの他、アッパーホース・ラジエター本体・サーモスタット等も交換して本日戻ってきました。
…実は本題はここから。
代車として、L600ムーヴを借りました。
旧規格の初代モデルですが、この年代まではダイハツ車のリアサスはセミトレーリングアームと呼ばれる、一応左右独立式を採用しています。
対してスズキの軽は、2代目アルト以降現在まで続いている3リンクリジッド(スズキでの呼称はアイソレーテッド・トレーリング・リンク)です。
なおフロントは、2台ともスタビライザーがテンションロッドを兼用しているタイプのストラット。
今回こういうカタチで乗り比べる機会を得たワケですが、正直その差に愕然としました。
リアサスの動きが、もう明らかに違うのです。
ムーヴは路面の凸凹やうねりに応じてちゃんとストロークしているのに対し、ワークスはただバタバタと暴れるだけ。
もちろんストロークはしているのですが、路面の状態とは無関係にただ動いている感じです。
ムーヴは8万km弱走行で、恐らくショック未交換のフルノーマル車。
ワークスは前のブログのとおり、社外品のダウンサスやらショックやらを導入。
勿論ローダウンやオフセットの深いホイール等が、結果的に走行性能の向上には結びつかない、むしろ悪化するケースが大半だという事は理解しています。
ただ、そういった「自分で改悪してしまっている部分」を差し引いても、2台のサス性能の差は歴然としています。
素直な足の動きで、ロールが大きいにも関わらずコーナーで踏んでいけるムーヴ。
バタバタ跳ねて、挙動が安定しないワークス。
多分、ワークスのサスとショックをを全て純正新品に交換しても、ショックのヘタったムーヴの走りには遠く及ばないでしょう。
リアサス左右が独立しているか否かで、こうまで違うとは…。
頭では理解していたものの、実際に身を持って体感すると、正直ガッカリですよね。
L600ムーヴとほぼ同じシャシーのL200ミラに2台乗りましたが、やはり今思えば良い動きしてたなぁと。
勿論、ダブルウィッシュボーン・マルチリンク等の、普通車に採用されるような高コストのサスと比較してしまえば、セミトレもまたショボいものなんですが、あくまで「軽自動車」というワクの中での話しですので。
まぁだからと云ってすぐに買い換えるってワケでもないですが、やはりサス性能は良いに越したことはないなぁと思った次第です。
※画像のL600ムーヴですが、借りた代車を撮影していなかった為、ほぼ同じ外観の画像をみんカラ内の「紫暮っぷ」様のページよりお借りしました。
Posted at 2011/10/28 19:45:45 | |
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