ど~も。
秋深まる11月も後半になりましたが…
現在我が家の愛車は、修理中なので。
今日は車以外の話です。
重要な事だから、お時間があれば目を通して欲しい話題です。
今日も長いです…(^^;
さて。
現在はTPPなる事で、世間の話題が騒がれているようですが…
TPPで自由貿易が出来れば、安くて良いものが多く海外から入って来て嬉しいね(^^)
しかし、これだけでは済まない事は、世間でも騒がれている事はご承知かと思います。
そんな中、日本の第一次産業(農業・林業・漁業など)に影響があるのは判りますが…
第三次産業の医療も影響を受ける事は耳にした事はあるのではないでしょうか…
TPPの日本参入で、
医療分野での海外からの自由参入により…
日本の医療の根幹を築く
国民皆保険制度の崩壊の危険性を指摘されています。
日本では世界の他国と比べ、
上質の医療を低価格で享受出来る、国民皆保険制度。
本来の医療価格の70%割引や、高齢になると90%割引で受けられる日本の誇る医療制度です。(割引と言うのには判りやすい表現で、実際は一部負担金ですね)
体調が悪くなっても、ある程度お金で医療を享受出来る制度ですね。
しかしながら…
この
医療費が現在パンク状態で、危機に瀕しているようです。
今後もこのままで行くと、財政圧迫は厳しく…
そんな折りに、このTPP制度??
いや。違うんですよね。
国は、
国民皆保険制度を以前から崩壊させようと企てているようです。
(少し表現が荒っぽいですが…)
↑言葉を間違えました…
医療費改革(改悪?…w)だそうです。
少し前の小泉内閣の頃から、このほころびは出現してきました。
(実際には昔は本人1割負担だったから、もっと前からなのか…?)
先の頃は…国民皆保険の医療費を削減する為に。
混合診療なるものの提案が。
混合診療とは…
http://www.med.or.jp/nichikara/kongouqa/index.html
↑こちらに判り易く載っていますが。
もっと本質的に言えば、現在の国民皆保険の医療費を削減する為に…
これまで
保険で出来ていた治療も制約して、保険の効かない治療にする事が出来ます。
凄く初歩的な治療は保険で出来ますが、それ以降の少し丁寧な治療となると…
これまで保険でOKだったものでさえ、ダメになっちゃうかも?
良いところを考えると、保険と保険の効かない治療を同時進行で行えるメリットもありますが…
それ以上のデメリットの方が怖いです。
これを回避する為に、
高額な保険の効かなくなった治療は全て…
一般の医療保険に加入すると、OKとなるような…仕組みです。
つまり国民皆保険制度の中に、TVで宣伝しているような、保険屋さんが介入してくる事になります。(当時はオ○ッ○スさんが本当に鼻息荒かったようです)
そして
国民皆保険制度は弱体化して、アメリカの医療制度のような貧富の差で治療が受けれない人が多くなるような事態に?
こんな国民にとって不利益極まり無い混合診療は、
医師会その他が全て反対して何とか留まっていました。
しかし…
これに業を煮やしたのか、今度は…国が。
『受診時定額負担制度』と言った制度を導入されそうになっているようです。
この受診時定額負担、なんて聞けば…
今まで1500円だった場合でも、1000円で済むの?なんて思いそうになるのですが…
そうじゃなくて…
1500円にプラス
100円余分に徴収されるそうです。
ご高齢で僅かな支払いで100円の支払いであったとしても。
それとは別に100円が必要になってきます。
おまけに、その
100円負担が年々増加(値上がり)していくような制度だそうです。 (消費税じゃないんだから…)
その100円負担は別に治療費じゃなくて…
いわば座席のチャージ料金みたいな感じですかね。でもってそのお金は全て国へ。
消費税よりたちが悪いかも。
そんな医療費以外に訳のわからないお金(税金?)を取られると、
医者には行きにくくなりますよね。
そんな法案が今年の6月に、どさくさ可決したとか…?
こうして
国は国民が、医療を受ける事を阻害するような法案を次から次へと出して来ています。
そして、
今回のTPPですね。
『日本の医療は守ります!』
「ほんまかえ??」なんて言いたくなります。
テレビ中継では毅然とした事を言っているようですが、
実際裏で根回ししている事は…
国民皆保険制度の崩壊もしくは。弱体化です。
ここで一つ疑問!
じゃあ?
医療費はどこから補填すればいいの??
なんて疑問が出てきますよね。実際パンクしそうなのに…
そこには、実際の医療にメスが入っていないからこんな結果になったのでは?なんて思います。
そんな国民皆保険制度の、医療費の負担割合を見てみると…
福祉(生活保護)の割合が、全体のある程度の割合を占めています。
これが
年々急増傾向にあるんですよね。
確かに世の中不景気だら、失業者も増えて…
なんて思いがちですが、本当にそんな不況のあおりだけなのかな??
そんな福祉(公費)の方は、医療費を支払う必要が無いので…
ソレを喰い物にしている、医療機関が僅か??ながらあるようです。
この件を話せば、本当に酷い状況なのですが…今回のブログでは敢えて控えておきます。
詳しい一例は…
http://www17.plala.or.jp/tokamori/zseikat0.htm
↑こちらにある記事に目を通してみてください。
実際にはこんな事例、氷山の一角かもしれません。
医療費に関しては…ご面倒ですが…
http://dl.med.or.jp/dl-med/teireikaiken/20091105_3.pdf#search='医療費 生活保護 2009'
↑こちらの詳細に目を通してみてください。(内容的にはすこし大変ですが…(^^;)
でもね。実際自治体だけに限って言えば…
場所によっては福祉天国なんですよ…
多くの方が簡単に福祉(生活保護)を受給できるような…
毎日役所の窓口は申請で長蛇の列だそうな…
おまけにその審査も甘いそうで…
本当に困っている人だけを助ける、福祉助成なら良いのですが。
最近は、大排気量のベ○ツに乗っている方でも福祉助成受けているとか…
高級マンションに住む方で、受けているとか…本当に色んな疑惑の話を耳にします。
自治体によっては、おかしくなっちゃっています。
もちろんそうじゃ無い、毅然とした自治体が大半だと思いますが。
あらゆる方面で、見直しをしてから、最後に国民からお金を徴収するなら判るのですが。
今の制度を悪用している所にメスを入れずに、取りやすい所から考えるのは辞めて欲しいです。
それがお酒やタバコのような嗜好品ならまだしも…医療の場で…
でもって、医療離れさせるような方向に持っていくような、国づくりはどうなってる事やら。
今この
受診時定額負担制度に反対する署名活動を、各種医療機関で行っているそうです。
医者・眼科・歯医者などなど、医療関係の場所なら反対運動の署名用紙が設置されているので。
見かけた場合は、
制度反対署名に、ご協力してあげて下さい。
これまで戦後の日本国民を支えてきた、国民皆保険制度。
TPP参入は
一部であったとしても、現在の医療現場や保険制度の崩壊は懸念されます。
それでだけではなく、今回の
『受診時定額負担制度』の発足。
本当に医療としては充実していない、アメリカのようになってしまいそうです。
アメリカ合衆国に於ける医療の悲惨さ(国民レベルで)は…
もうご存じの方は多いかと思います。
何のこっちゃ??と判らない場合は…
簡単に勉強するなら、マイケルムーア監督の、
『シッコ』と言うドキュメンタリー映画を見て下さい。
多少の脚色はあるにせよ、
実情をハッキリと描いております。
そんな映画の中のような、悲惨な状況に日本はなるのでしょうか。
http://www.cinematopics.com/cinema/works/output2.php?oid=6362
何とか
国民皆保険制度、死守していきたいですね。
医療TPP参入で嬉しいのは…
医療器具のコストカットと、お薬ぐらいかな~…
受診時定額負担制度'については… こちらを参照してください。
http://dl.med.or.jp/dl-med/etc/kokumin/2011/teigakufutan.pdf#search='受診時定額負担制度'