親戚の葬儀

本日、親戚の葬儀に行ってきました。
享年１０４歳。
満１０３歳。
大往生です。
親戚と言っても、関係はかなり遠いのですが、母方の親戚の中では中心人物。
うちもいろいろとお世話になった方でした。

さて、１０３歳と言っても、あまり実感がわきません。
このおばさんが生まれたのは、明治４０年。
西暦で言うと、１９０７年。
この年に何があったのか。
払いの席で、弟が携帯で調べていたのが面白く、自分もネットで調べてみました。

参考：坂の上の雲マニアックス
（http://meiji.sakanouenokumo.jp/1907.html）
３／３１小学校令改正により、義務教育６年生へ。
８／２９立教大学創立。
１０／３１ハワイのセントルイス球団、初の外国野球団として来日。
１２／２９警視庁令にて最初の自動車取締規則出る（速力が規定される）。

・クリーニングの白洋舎開店
・紐付きの足袋が無くなってゆく


…やっぱ１０３歳ってスゲェ気がする。

ほかにもいろいろとあったようですが、とにかく、おばさんは明治、大正、昭和、平成と４つの元号を見てきているわけです。
生きてきた間には、２回の世界大戦がありました。
すげぇ時代を生き抜いてきた人だったんだなぁと、改めて実感。


払いの席では、３年前に録音したというテープが流されました。
３年前と言えば、１００歳。
テープの声は、生き生きと、張りもあり、楽しそうに歌っておりました。
１００歳には聞こえない。
昔の人は強いです。
自分は１００歳まで生きられる気がしないなぁ。


さて、葬式に出ると、いろいろと考えさせられます。
…死ぬって、どういうことなんだろう。
…生きるって、どういうことなんだろう。
…とにかく、人が死ぬというのは悲しいものだ。
…俺は、いつまで生きるのだろう。
とかね。
で、一番思うのは、俺は嫁に見送られたいな、と言うこと。
嫁を見送る方にはなりたくない。
頼むから、俺より少しでも長生きをして欲しい。
俺はたぶん、嫁に先に行かれるのは、耐えられない。
だから、俺が先に行こう。
あ、でも、早すぎるのはダメだね。
子どもを悲しませたくない。
せめて、３人の子どもたちが家族をもってから行きたいな。
それまでは、がんばって生きていこう。

…俺、変？^^;


最近、自分なりに、いいことばかりな気がする。
・昨年度末には、俺の異動を知った卒業生がお別れ会してくれたし。
・家族が増えて、幸せを感じたし。
・初めての教え子に偶然再会したし。
・教え子の結婚が決まったし。
・なんか、日々楽しいし。
こういう幸せを、なんか毎日感じちゃってるんです。

いや、もちろん嫌なこともありますよ。
疲れることも、腹の立つことも。
でも、トータルで考えると幸せなんですよ。
「俺、いいことばっか。来年辺り死んじゃうのかなぁ。」
なんて、時々嫁に言うくらい。


俺は生きてる。
だから、生きている幸せを実感しつつ、精一杯、日々を生きていきたいと思います。