トゲゾーのブログ一覧

ちょっと、今日は長くなると思います。
ご意見いただけたら、うれしいです^^


私、子どもが好きだという理由だけで、この業界に入りました。

先日、とある会で、同僚の先生が「俺は中学校の頃のクラスが楽しくて楽しくてたまらないから、この職に就いたんだ」と言ってました。
でも、自分は小学校の頃、そこまで楽しかったか分かりません。
むしろ、いじめられっ子だった分、辛かった思い出の方が強くあります。
だからこそ、自分がもつクラスは絶対全員にとって「楽しい」クラスにしたいと思って取り組んでました。
「楽しい」と言っても、ただギャハギャハ笑っているだけでなく、苦しい思いをしたあとの達成感とか、みんなで協力して仲間を大切にする感覚とか、そういうちょっと高いレベルでの楽しさを追ってきたつもりです。
だから、当然厳しい場面も多々あります。
…というより、そういう場面が多いです^^;


昨日の放課後、昨年の教え子が来ました。

「去年のクラスの方がよかった、戻りたい、先生が中学校に来てくれ…」
最初は、そこまで言ってくれることに、うれしさを感じました。

…泣かれました。

あれ？と思いました。


そういえば、「６－１がいい、戻りたい、中学のクラスはイヤだ」と言っていた子、まだ数人います。
あるお母さんからも「居心地がよすぎたみたいでねぇ」と言われました。
入学式の夜、家に帰って「６－１に戻りたい」と泣いた子もいたそうです。

つまり、私のクラスから卒業した子は、中学校に適応できていない？

もちろん、いい話も聞きます。
５年生で不登校気味で６年生で友達と遊ぶ楽しさに目覚めて登校できるようになった子がいます。
彼は、中学校でも自分から積極的に友達作りをし、部活にまで所属しています。

だから、間違っているばかりじゃないかも知れない。
でも…


適応できず（？）に苦労している子は、女の子に多いです。
曰く、「気遣いしてしまう」「自分が出せない」だそうです。

昨日の子達には
・楽しい生活というのは、誰かが作ってくれるモンじゃない。自分で作るしかない。
・自分を開けば、相手も開いてくれる。自分を出せ。
・うまくいかなくて困ったら、いつでも相談しに来ていい。
…と話して、安心したところで帰らせました。



自分は、「楽しい」ことがいいことだ、と思って、クラスを作っています。
もちろん、ホントの意味での「楽しい」のために、説教の回数もかなり多いと思います。
結果、「クラスが楽しかった」と高校生になっても遊びに来ようとしてくれる子達もいます。

今までは６年生の担任はしてきませんでした。
昨年が初めての６年生担任。
同じようにクラスを作ってきました。
その結果が、中学校へ適応できない子達…
もちろん、不登校になってしまったとか、クラスがイヤで毎日泣いている、と言うことではないです。
でも、中学校に行って３ヶ月もたつのに「小学校がいい」とか「６－１の居心地がよすぎた」とか、本気で思っている…、つまり新しい環境に適応しづらくなっている子達…
コレでいいのかなぁ。

最近感じていたことなんですが、自分のやり方に自信がもてなくなってきました。
子どものためによかれと思ってやっていたことが、子どもの力をそいでしまっているのでは？
でも、今の自分には「精一杯」しかなくて、今のクラス作りの欠点が見えないんです。
欠点がないと思っているわけではなくて、欠点が探せないと言うことですが^^;
かわいがりすぎている気もないし、他のクラスと何が違うのかも分かりません。
正直、子どもたちが「６－１がいい」と言ってくれる理由すら、見えません。

今もっているクラスは、来年どうなるでしょうか？
今のように気持ちが揺れたままクラスの前に立つのは、コワイです。
…といっても、仕事ですから笑顔で立つんでしょうが^^;

…なんかハチャメチャな文章で済みません。
私のブログ、時々こういうグチグチとしたヤツがありますね。
最後まで読んでくださった方、ありがとうございます。