トゲゾーのブログ一覧

今日は旅行の出発日。
ウキウキワクワクと昨夜から準備を進めていたわけであります。
心配されていた娘の熱も下がり、口内炎が残っていてよく泣きますが、まぁ万全。
楽しみだなぁ、楽しみだなぁ。
そんな感じで、道中の最後の確認をするためにＰＣへ。

…なんだかフラフラします^^;


とはいうものの、今日は旅行出発日だから。
フラフラしてても、いつものことさ、とそのまま確認を終え、リビングへ降りました。

…どうもフラフラします^^;

目眩もちなもので、しょっちゅうフラフラしているわけですが、今日のは違う。
目をつぶると遊園地のアトラクションに乗っているかのような回転感覚。
目を開けると天井や壁が、ものすごい速度で回り出す。
しかも、強烈な吐き気。

…これはやばい。

コレ、一度学生時代に味わってます。
そこから、私の目眩もち人生が始まっているわけですが。
学生時代のそれは、目をつぶると狂ったカウボーイが私の足になわをくくりつけて、「ヒャッホ～！」といいながらぐるぐる回している風でしたから、私のイメージも大人になったモノです。

いやいや、そんなことを言っている場合ではなく、強烈な吐き気に襲われた私は、トイレにダッシュ。
そのまま動けず。
子どもたち二人が心配して声をかけてきても、応えられず。
妻が声をかけてきても、反応できず。
ただただ洋式便器と親密な関係を築いておりました。
こんなに便器をいとおしいと思ったのは、お酒を飲み過ぎて吐いていたあの日以来。

最初はパッソに乗せて病院に連れて行こうと思っていた妻も、あきらめて、とうとう救急車を要請。


…はい、私、生まれて初めて救急車に乗りました。
運ばれちゃいました。
テヘッ


意識はあるものの、強烈な回転感覚と戦っていたので、周りの状況はサッパリ分からず。
娘の心配そうな手のひらの感覚を背中や頭に受けつつ、「アシナガバチだぁ～」と叫んでいる息子の心配もできず、ただひたすら回転感覚と戦っていたわけです。
お隣さんが「大丈夫ですか？」と声をかけてくださって、ご近所さんのありがたさを知ったわけです。

救急車に乗ったときも、車種も分からず、ただ「意外に乗り心地悪いな」と感じていました。
少し立って余裕が生まれると、はたして自分が乗っている救急車はエルグランドなのか、ハイエースなのか、とてつもなく気になりましたが、車の揺れと自分の揺れと戦っている自分は隊員さんに聞くこともできず。

あとから聞いたらハイエースだとか。
エルグランドの救急車と乗り比べてみたいと感じましたが。


さて、病院に着くと、研修医の先生が診てくれます。
優しいですね、お医者さんは。
なんか安心しました。
顔の両側を触ったり、膝や肘をこんこん叩いたり、「ああ、子の様子なら、脳みそを疑うよなぁ」とかんじながら、検査を受けていたわけです。
昔の話もして、いつも目眩に悩まされている話もして、で「メニエル病ですよね？」と聞いてみたら、「病名はっきり言われたこと有りますか？」と。

…ないんですよ、実は。

母がメニエル病。
同じような症状だから、俺もメニエル病。
そう、思い込みです。
で、耳鼻科ではっきり病名出してもらったほうがいいですよ、といわれました。

「良性発作性頭位性目眩症」か「メニエル病」か、どちらからしいです。
前者は慣れるしかない、後者は治療法あり、だそうです。
じゃ、後者がいいなぁ。



…というわけで、娘のことでヒヤヒヤしてましたが、結局私のせいで旅行はなし。
なんてこった。
やってもうた。


嫁曰く、
「地震で道が崩れて、娘が熱出して、あんたが救急車で運ばれて。誰かが『行かないほうがいい』って警告しているんだよ。」

…なるほど。