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マレーシアの自動車税は物価と比べるとえらく高い。
もちろん大衆車でその多くが850cc～2500cc以下なんで、その車については政府も問題が出ない様に税金を抑えています。
現にカミさんの愛車PeroduaのKENARIは1000ｃｃで税金は何と１年20リンギット。
日本円で約600円だ。トヨタ・カムリ2500ccでも880リンギット。日本円で約2万5千円行かないくらいだ。
これだって、1000ccと2500ccの税金の累進おかしくね？って思うんだけど、問題はここから。
3000ccクラスより上の車に対する税金の掛け方は異常だ。
「お金は持っている人から取りましょうねー」的な構図だ。
運よく愛車のNSXは3リッターだけど、正確には2977ccだ。
なので、NSXの場合、2501cc～3000ccまでというカテゴリーに入ります。
ここにマレーシアの車税表を掲載します。
マレーシアはベースレートという排気量のカテゴリー別による基準の税金が決まっています。
NSXの場合、ベースレートは880リンギット（約25000円）になります。
もう一つ、プログレッシブレートなるものがあり、これは自分の車の排気量からベースレートを引いた分が超過として課税されます。
つまり、2997ｃｃ-2500ｃｃ＝477ｃｃとなり、この477ｃｃ分に超過税金が掛かる仕組みです。
このレートは1ｃｃにつき2.5リンギット（約70円）掛かります。
なので、477ｘ2.5＝1192.5リンギット（約33400円）となり、この超過分とベースレートを足した金額、つまり1192.5+880＝2072.5リンギット（約58000円）が1年の税金になります。
でもね、もしフェラーリなんぞ乗ろうもんなら、大変なワケですよ。
例えばフェラーリF430の場合、単純に4300ｃｃ-3000ｃｃ＝1300ｘ4.5で5850リンギット（約164000円）にベースレートの2130リンギットを足して、7980リンギット（約223000円）です。
NSXだってカミさんのKENARIから見たら100倍も税金が高いのにフェラーリになると400倍なワケです。
ちなみにアウディのR8だと5200ｃｃのエンジンなんで12030リンギット（約33万7千円）になる計算。
もうこうなるとカミさんの車との差は600倍っすよ、600倍。
極端に不公平な税率です。
マレーシアで車を乗る為には排気量を気にしないとダメなんです。
だからNSXの後期型3200ｃｃエンジンだと税率も変わり、3030リンギット（約85000円）になりますね。
前期が58000円
後期が85000円
200ｃｃの差がこれだけの差になる・・・