
三社めぐりと言えばどこでしょうかね?私の地元なら,石上神宮・春日大社・大神神社あたり.多分各地にそれぞれの三社があると思いますが,今回選んだ三社は『ホンダ・ヤマハ・スズキ』のバイクメーカー三社.
これ,実はみんなルーツが浜松近辺にあって(ついでに言えばトヨタとテレビもね),それぞれの企業博物館もこの近辺にあるんですよ.
今日,雨で若干ヒマだったので,ドライブがてら行ってみようかと,お昼前に自宅出発し,下道でトコトコ浜名湖の方へ.こういう目的地をしっかり決めず,何となく行くドライブっていうのは楽しいもんです.時間にも縛られず,その道中を楽しむ…本坂トンネルを抜け,みかん畑の中を走り,時折見える浜名湖にキャッキャ言いつつ,これぞ旅行ではなく旅,そんな感じです.BGMはさすらい/奥田民生のつもりで,道中ずっとaikoでしたけど.
途中,フラワーパークの近所でこんなのを発見.
いい感じのハイエース.登録は最近の3桁ナンバーですが,未再生のサビサビボデーがいい味わい出してますね.
さて,そんなこんなで1件目に到着.
1つ目は『
本田宗一郎ものづくり伝承館』

先日の昭和のホンダ車MTGの前に,ぽしぇすけさんが行ってきてよかったと言われていましたので,気になっていました.
建物は,二俣町の役場だった建物で,キレイに手直しされていましたが,古い町の役場だけあって…旧市街の奥のところにあるから,周囲の道が狭くて駐車場も狭い.前の駐車場は長時間駐車禁止と書かれている有様なのですが,まぁ,空きが多いのでいいでしょうと1時間以内なら長時間じゃないよね,大雨だし子連れだしと,自分に都合のいいことを言って,前に停めました.
建物に入ると,1階にはバイクとCVCCエンジンのカットモデルがありました.
バイクは,モンキー・ポートカブ・カブF型・CD125・CB50・スーパーカブ初期型と,何型か忘れたけどフロントブレーキがママチャリのリヤブレーキ流用のやつでした.まぁ,この規模の展示館なので,これ以上の容量は収まらないし,宗一郎さんがメインなので,その製品はオマケみたいなもんですわな.原付はナンバー付きで展示されているのがいい感じですが,自賠責のステッカー,期限切れでございますw
びっくりしたのは,カブF型にはフロントブレーキがなかったという事実.いくら1PSとはいえ,リヤブレーキだけで操縦するのは結構難しいんじゃと思いつつ,この乗り物が走り回っていた時代はほとんど舗装されておらず,ましてや『原動機付』自転車なんて,車が走る道には出ない乗り物だったんでしょうね.だから,フロントブレーキなんて,握りゴケの原因にはなれども,なくても実用上は問題なかったんでしょうね.その設計思想が引き継がれたスーパーカブは,C50になってもフロントブレーキがあえて握りにくい下の方についていて,むしろ踏みやすいリヤブレーキを多用させる思想になっています.
二階は本田宗一郎のなまめかしい油絵の肖像画が飾られていて,立体感がちょっと不気味でした.夜中にこの建物の2階を覗くと…キャーみたいなことになりかねない感じです.その横には,本田宗一郎直筆の日本画が飾られていて,これはこれで,知らない一面を見れた感じでいい展示です.
息子も間近で見れるバイクに結構喜んでいましたが,触ろうとするのを止めているうちに不満が溜まってビエーン.30分近く見て回って,正直十分な感じだったので,退散することにしました.
なお,二俣町内の様子で気になったのは,本田宗一郎の出身地でありながら,ホンダ車が少なかったこと.近くのモータースもスズキの看板でしたし.まぁ,今やホンダは遠くの会社になってしまい,地元企業はスズキなのかもしれませんね.
2社目は『
ヤマハ発動機 コミュニケーションプラザ』
行ってみてわかったんですが,休館日でした.失敗.
3社目は『
スズキ歴史館』
ここは要予約で,予約取ってなかったので,行く予定はなし.
で,この時点で午後3時すぎ…まだ普通に帰るのは早いよなぁ…と東名磐田ICへ…ETCゲートをくぐり名古屋方面へ…のはずが,車はあろうことか東京方面へ!東名高速東京方面に乗ってしまったので,どこかで迂回しなくてはなりません.次のインターで降りて引き返す方法や,静岡インターのUターン路を使う方法もありますが…そのまま車は清水JCTで新東名に〜そう,新東名軽油でも名古屋方面に行く事にしました.
しかし,東名はガランガラン.きっと新東名に多くの車が流れているからでしょうけど,おかげで東名の殺伐とした雰囲気はなく,走行車線はきちんと80km/hで走行できました.以前なら,雨でもガンガン煽られまくっていた記憶があります.
新清水JCTで新東名の名古屋方面に合流した直後,あからさまに古い形をした車が2台連なって来ましたので,早速追尾開始!雨が激しく,露天では何かわかりませんでしたが,近づいてみると初代ランサーでした.

写真は画面を見ないで撮影しています.
フェンダーミラーとかぶった…

写真は画面を見ないで撮影しています.
この2台は近隣の地名だったので,近所の方の可能性が高そうです.
当方は静岡SAに立ち寄るため,ランプウェイへ,すると,ランサーがちょうど横に来たので,これまた画面を見ないで何となくシャッターを切ると,白い方はアリオンが手前にかぶってしまいましたが,もう1台はキレイに流し撮りできました.

画面は見ないで撮影しています.
画像はトリミングしています.
静岡SA下り線は,なんか地下街みたいな感じ…
ガンダムの店ってここだったのね.
いい匂いがしていたパン屋さん『アンデルセン』でちょっとブレイク.
30分ほど休憩して,次の浜松SAを目指しました.
浜松SAまでは特に変わった車もなく,快適な設計速度140km/hの道を走っていましたが,周りの車のペースが早くてしんどいですね.
浜松SAでは,駐車場にすごい高さの赤帽が…
中に入ってみましたが,フードコートの天井が高くて開放感があります.
この天井,しばらくして気づきましたが,色が変わるんですね.

このギミックは,多分道路財源で作られています.
また,楽器の町 浜松らしく,ローランドの楽器が触れる施設がありました.

これはローランドがテナントとして入居している様子.
で,なければヤマハやカワイを取り上げないわけにはいかないでしょうし.
あと,子供が遊べるコーナーがあって,ここで息子は30分ぐらい遊びまくっていました.


これらの遊具には,多分,皆様の道路財源が使われています.
息子はもっと遊びたそうでしたが,あんまり遅くなってもしんどいので,浜松SAはこれでおしまい.
このあとちょっと走ると,新東名は終了で三ヶ日JCTから豊橋方面へ東名に合流…すると,またもや合流直後にピアッツァがきたではありませんか!

写真は画面を見ないで撮影しています.
このピアッツァ,なかなかのペースで宇利トンネルを抜け,音羽蒲郡まで引っ張ってもらって,ぐるっとツアーは終了.期せず新東名に乗る機会を得てしまいました.
この後,いつもの岡崎ジャスコ向かいの王将で晩御飯を食べ,M自工近くのコンビニで明日の朝食を購入し帰宅.ルートをググってみると,352km.色々と楽しめたツーリングでした.
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サニカリさん | 日記
Posted at
2012/07/02 01:37:31