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37_Planning(サンナナ)のブログ一覧

2014年09月26日 イイね!

ぶろぐ小説「麦わら帽子とみかんβ」 第Ⅴ章「天との鎖」②

ぶろぐ小説「麦わら帽子とみかんβ」 第Ⅴ章「天との鎖」②はじめて、本小説(ブログ)をご覧なる方は、こちら をご覧ください。















車体が左右に大きくふられるものの、直ぐにロックから解放され減速Gがかかる。

エンジンの回転数がさらに跳ね上がりレッドゾーンを大きく振り切る

聞いたことのないエンジンの唸り音と共に次第に車速が落ちはじめる。


『少しハンドルを少し左に・・・そう、そのまま』

少しずつ路面の接地感を感じるようになる


『もう大丈夫だ』

優しく変わった声に、気持ちが落ち着く。

クルマは歩くようなスピードまで落ちた、路面とセンターラインがどうにか見える


『すぐ右に空き地がある。大丈夫対向車は来ない』

言われるがまま、ユックリとハンドルをきり駐車場らしき空き地にクルマを入れる。

更にスピードが落ち自然にエンジンがとまる。

軽い衝撃と共にクルマが停止した。


「助かったのか・・・」

グッタリとハンドルにもたれかかる。


「ありがとう」

あの声は反応しない。

はっとして、顔をあげる。

静まった車内、声の主がいるわけでない

幻聴・・・いや、確かに聞こえた。

いや感じた。

声の響きの記憶をたどる、昔たしかに聴いた記憶


「おじいちゃん?」

いるはずもない泰造を呼ぶ、

天国からお爺ちゃんが助けてくれた

ありえない幻想が頭をよぎる

疲れた・・・・・

シートを倒す

目を閉じると記憶がス~と薄れる。






暖かい白い空間、小さい頃の自分を抱き上げるお爺ちゃんが見える。

約束したあの日の出来事。


『お前にこのクルマを託せた。思い残す事はない』

幼い私を下ろし、片手を上げ背を向けて歩いて行く


「ッあ、行かないで!」

自分の叫び声で目をさます。

夢、全て夢なのか・・・・

雪でフロントガラスが埋れている。


「おじいちゃん・・・」

なぜか、涙があふれる。

また、目を閉じる。

夢の続きは見えない。

しんしんと雪がつもる。

静かな時間が過ぎる。








『風邪引くぞ』

さっきの声、間違いないお爺ちゃんの声が聞こえる。

とび起きると同時にエンジンがかかる。

足元に温風を感じる


「お爺ちゃん、どこ」

周りを見回す


『ここじゃよ』

胸元から温もりを感じる。


ペンダント・・・が光っている


みかん号と同じ形をしたミニカーのペンダント。

あの約束の日にもらった、お爺ちゃんからのプレゼント。

首から外し手の平に乗せる。

暖かい・・・手から心をつつむ暖かい温もり。


『これを通じて、ミナの叫び声に呼ばれたようじゃ』

『直ぐに帰るつもりじゃったがの』

懐かしい声、お爺ちゃんを感じる。


「天国から助けに来てくれたの?」

ミニカーと話している自分がいる。

本来ならオカルト現象であるが、安心している自分がいる。


『そのようじゃ、天国かどうかは、わからんがの』

声が笑っている。あの約束の日と同じだ。


「ありがとう」

ミニカーを頬につける。


「大好き、お爺ちゃん」

ミニカーにキスをする。ミニカーは更に熱くなる。



泰造は何も答えない。












後記

ファンタジーというよりメルヘンチックな展開になっていますが。

これから、ミナと泰造のコンビによる物語が本格化します。


余談
ここ一週間程、風邪とは違う微熱が続いていた。何かの栄養不足かと思い色々なビタミンやミネラル剤を試すも効果なし。

会社でマスク姿の人がいて風邪ですかと聞くと、秋の花粉症とのこと・・・

もしやと思い、春の花粉症の薬の残りを飲むと・・・・治った・・・・・汗;。

今が旧車にとってベストシーズンなのに・・・・・・・・涙

連載とは関係ない愚痴でした。



次回は、10/4にアップ予定です。








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物語の概要やINDEX(目次)は、こちらをご覧ください(随時更新中)。
Posted at 2014/09/26 21:29:26 | コメント(0) | トラックバック(0) | 麦わら帽子とみかん | 日記
2014年09月19日 イイね!

ぶろぐ小説「麦わら帽子とみかんβ」 第Ⅴ章「天との鎖」①

ぶろぐ小説「麦わら帽子とみかんβ」 第Ⅴ章「天との鎖」① はじめて、本小説(ブログ)をご覧なる方は、こちら をご覧ください。
















宇佐美の家で夕食まで頂き、帰りがすっかり遅くなってしまった。

夕方から雨雲がいっきに広がり出し、パラパラと降り出した。

昼間の暖かさが嘘のように、気温が一気に下がる。




みかん号の運転もだいぶ慣れてきていた。

宇佐美からなら勝手知っている道、一人のドライブでも不安はない。

いつもの様に伊豆スカイラインに登る、亀石ICに乗ると雨はみぞれに変わっていた。


「予報と違うじゃん」

雨の夜だけでも怖いのに、雪まじりだなんて運が悪い。

伊豆スカイラインの料金所についた時には雨は雪にかわっていた。

ここからは、カーブのキツくアップダウンも激しくなる、ハンドルを握る手に力が入る、センターラインを頼りに走る。

晴れればあっと言う間の伊豆スカイラインが長い。



積もる前に下らなくては・・・最短ルートのターンパイクを目指す

大観山に着いた時はヘトヘトだった。


焦る気持ちが休憩を拒む。

そのままターンパイクを下りはじめる。

そして濃い霧が一気に立ち込める。


「やばい・・」

思わず声に出した時には既に遅かった。



スピード感が麻痺しているのに気が付いたのは、路面が一気に白くなった時であった。

思わずブレーキを踏むとクルマが一気に横に流れる。


「ッウ・・・・」

とっさにブレーキを放す、どうにかグリップが回復する。

急な下りでアクセルを抜いてもスピードが落ちない。

むしろ上がっている

血の気が引くのがわかる

必死に白線を目でおい走行車線を維持する。

左コーナーでリアが激しく流れる。


「神様・・・」

コーナーの度に流れる量が増えていく。

次は立て直せない


「・・・・助けて・・・・」

心の叫びが声となって出る。


『ギアを3速に落とせ』

誰かの声が聞こえる、いや耳で聞こえてはいない。

感じる、心に感じる。


『大丈夫だ、落ち着け』

強く優しくて心に響く声、・・・落下する恐怖からか、それを不思議と思う余裕はなかった。


『早く3速に』

練習でさんざん母の指示通り運転していたせいか、頭より体が先に反応した。

ギアを無理やり3速に押し込む。

ガッキ!

ギアが鳴きクラッチを戻すと同時に車体が大きく右に傾き、回転計がレッドゾーンまで跳ね上がる

これ以上回したらエンジンが壊れる


『ちょい、右でカウンター』

母と同じ言い回しに身体が即座に反応する。

みかん号はカウンターで立ち直る。

ハンドルを戻すと、減速Gがかかる。

前方視界は霧で完全に無くなっていた。


いつぶつかるかもしれない恐怖に身体が固まる。

悲観的になって集中力を切らしたらおしまい・・・・


「こんなことで、大事なおじいちゃんのクルマを壊すわけにはいかないのよ!」

心で叫びなから気合を入れて、視界ゼロの先を凝視する


『ちょい左・・・切りすぎ・・・戻して固定・・またちょい左・・』

また、声が心に響く


『ブレーキは踏むなスピードはわしがコントロールする』

『ゆっくり右・・戻して、そのまま』

いくつもの指示がとぶ。

クルマが滑っている感触が伝わり、こわばりながらも身体が不思議と声について行く。


『2速に落とせ』


「でも・・・」

ここでギアを下げたらエンジンがもたない

心の叫びが聞こえたのか


『このエンジンは絶対に壊れん』

力強い言葉に押されギアを2速に入れ込むが弾かれる


『かまわん、力任せに押し込め』

歯を食いしばりながら、渾身の力でギアを2速に押し込む

それに同期するように、なぜか一瞬エンジンの回転が上がり2速に入る

大きなショックと共にタイヤがロックする。










後記

三ヶ月かかった序論が終わり(^^;)、今回から本当の本編がスタートします。

この物語は単なるクルマのウンチク小説ではなく、クルマを通じたファンタジーなのです・・・・・誰もそう思っていないでしょうが・・・(笑)

そして、この小説を通じて本当に伝えたいこと・・・・・・これから、うまく表現出来るかな・・・。





イラストに関心のある方は殆どいないかもしれませんが!!

↑これが、今回の原画(紙に手描きしたラフスケッチに筆入れしたもの)です。

自分のイラストは線に強弱を付け、線と線をつなげない画風なので、本来アニメ調のベタっとした色付けには向いていません(水彩画的な色付けなら大丈夫!)。

それでも、あえてアニメ調に色付けしています。

Z360が自分にとって幼年期の憧れであったように、同時期に憧れのアニメがありました・・・想像つくでしょ!!・・・あの頃の雰囲気を出したかったのです。




次回は通常ペースに戻し、9/27にアップ予定です。








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Posted at 2014/09/19 20:34:03 | コメント(0) | トラックバック(0) | 麦わら帽子とみかん | 日記
2014年09月16日 イイね!

ぶろぐ小説「麦わら帽子とみかんβ」 第Ⅳ章「トレーニング」④

ぶろぐ小説「麦わら帽子とみかんβ」 第Ⅳ章「トレーニング」④はじめて、本小説(ブログ)をご覧なる方は、こちら をご覧ください。














「そうね・・・このままだとミッション痛めちゃうしね」

「一回ドライバー交代ね」

母曰くヒール&トーは本来速く走るためのものではなく、クルマをいたわるためのものらしい。

エンジンよりもミッションの方が簡単に壊れるらしいから・・みかん号を壊さないためにも覚える必要がある

母の運転に変わりスタートするがスピードは速くない

ペダルとシフト、そしてハンドル操作を視界の中で追う

4速~3速~2速・・・・ギアを下げる衝撃がない

操作は・・・・・・・・早すぎてわからなかった・・・

5周位したところで操作の順序がわかってくる



そしてペースアップ

周回毎にペースがあがりウエット路面のパイロン側ではクルマが横を向きはじめる・・・これがカウンター

でも、ビデオで見たことのあるカウンターとは何かが違う

常に4輪共流れている

ブレーキングと車速の慣性を利用して車体をコントロールしているのがわかってくる

流しながら綺麗な曲線をつなぎ加速していく


滑っているのにクルマの安定性が失われていない


大観山からの下りは、あっと言う間で観察する余裕は無かったが・・

ゆっくりとしたステアリング操作なのにスピードは上がり続ける




そしてドライ路面のパイロン側でも同じ事が起こり始める

タイヤのスキール音が激しくなるが、ゆったりとした、ペダルとシフト、そしてハンドル操作はかわらない

いやハンドルのきる量はさらに減っている・・


結局、母から言葉でのレクチャーはまったくなかった



その操作イメージを頭の中に、走る感触を身体に叩き込む・・・自分に出来るのか






そしてドライバー交代


見て感じたことを一度に出来ない事はわかる、まずはペダル操作から・・・・

最初の休憩から2時間近く走る込み、ギクシャク感はあるものの、なんちゃってヒール&トーは出来るようになる


「お昼にしましょう」

母に言われて、喉がカラカラでお腹がすっ空かんな事に気がつく



走っている間に父が買いだしてきた、お弁当を食べながら

再び運転中に感じた事、試した事とその結果を、なるべく論理的に話す。

父は楽しそうだ・・



そして午後はパイロンが一個になる

母は同乗しなくなる

一時間走っては休憩、気がついたことを話す

ブレーキによって沈んだサスが戻ろうとする力がタイヤ、サス、ボディに伝わりコーナーリングフォースを生むこと

フロントタイヤの感触は手の平で、リアタイヤはお尻で感じること

最短ラインがベストではないこと・・・etc

そして、自由自在にクルマが操れると、とても楽しいこと

速く走るのが面白いのではない、限界でコントロールしている感覚が楽しい・・・



回りが暗くなりライトON、夕方になってもトレーニングは終わらない・・疲れはしているが苦痛ではない、もっともっと走りたい・・・


7000回転の縛りを10000回転に上げる、そして世界が変わりはじめる・・・・


このエンジンはまだまだ上に回るらしい、普通レッドゾーンが限界なのは知っている。

これは、たぶん凄いこと・・・これがタイゾーマジック・・・



そして、母が再び乗り込む

今までとは一転して、細かい指示がとぶ

自己流で走っていた癖が矯正されていく

次第に母の指示に的確に反応できるようになる。


そして、回転縛りがどんどん上がる

15000回転、これがおじいちゃんの組んだビートの本当に実力

大観山からの下りで聞いた甲高く澄んだ排気音が山にこだまする


あの時聞いた綺麗な音色・・・・楽器を与えられた子供のように弾き続け・・・音の変化を楽しみはじめる

クルマと一体感を五感を通じて感じ取れる


そのまま夜8時まで走り続ける

その頃にはクルマのトレーニングしている意識は無くなっていた、ただただ楽しかった





ビートから降りた時、まともに歩けなくなっていた

身体のあちこちがギシギシしている、手は震え、足はガクガクである


これが体力と集中力の限界・・・クルマの限界だけでなく自分の限界もわかった気がする

でも楽しかった・・・・クルマって本当に楽しい・・・


みかん号待っててネ・・・・・・!






放心状態のままビートルの助手席に乗り、長かったはずの今日一日の記憶をたどる、


父がエンジンを掛けると同時に意識が遠のく・・・・・



ビートとは対照的な低音の心地よいリズムのなかで・・・・Zzzzz







後記

2週間で4回連載と駆け足で進みました駐車場トレーニングは今回で終わりです。

細かい描写を書いたら6~8部作位になっていたかもしれません(笑)。

8の字トレーニングは自分が昔バイクでやっていた内容に近いです(珍しい手法ではありませんが!)。

バイクの時は左右のパイロンの間隔を思いっきり縮めて、低速バランスと切り返しの荷重移動の練習なんてしたものです。




さて次回からはZ360も動き出します。

そして、この物語メインストーリーが本格的に始まります。



次回は9月20日頃アップを予定していますが、作画が遅れ気味で・・・・










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Posted at 2014/09/16 20:56:33 | コメント(0) | トラックバック(0) | 麦わら帽子とみかん | 日記
2014年09月12日 イイね!

ぶろぐ小説「麦わら帽子とみかんβ」 第Ⅳ章「トレーニング」③

ぶろぐ小説「麦わら帽子とみかんβ」 第Ⅳ章「トレーニング」③はじめて、本小説(ブログ)をご覧なる方は、こちら をご覧ください。










ビートルの近くでビートを止める

父はコールマンのストーブを前にディレクターチェアで何か読み物をしていた。


「おお、気合入ってたな」

「コーヒー飲むか?」

もう2脚用意された椅子に腰掛け、コーヒーをすする


「どんな感じだった」

父が尋ねる


「なかなか思うように曲がらないけど、だんだんコツをつかんできたかな」


「へ~凄いな、そのコツを教えてもらえるかな」


父が、そんなコツを知らない訳はない

意図的にふっているのは見え見えだが、間違っていれば何か言ってくれるだろう

運転中に感じた事、試した事とその結果を、なるべく論理的に話す。

言葉に出すと理解している部分と、そうでなかった部分がわかってくる。

父はあいづちを打つだけで、特にアドバイスもなければ否定もしなかった。

ただ


「楽しそうでイイナ」

と笑いながら言うだけであった。

トレーナーのはずの母も、ヒトのミスった話に時おり突っ込みを入れてくるだけで、アドバイスらしきものは何もない

本当にトレーナーの仕事をしているのだろうか?このヒトは??

一通り話したところで、父が立ち上がる


「次はパイロンを片側2個づつにして、間隔を開けようか」

「一方は水をまくから気をつけてな」


いつの間にかホースが水道管に繋げられていた



再び母を助手席に走り出す


「回すのは7000回転までにして、4速まで使って」

片側2個ずつつとなっていたパイロンの左右の間隔が大幅に広がる



各ギア7000回転でシフトアップ

シフトアップは難しくない、4速に入ってすぐ一個目のパイロン

ここから問題のシフトダウン

事前学習でヒール&トーとかは知っているが、いきなり出来ない事も理解している

ブレーキングをかけながら3速にシフトダウン、クラッチをつなぐ時にショックが伝わるが、たいした事はない

そのまま一つ目のパイロンを過ぎると・・・二つ目のパイロンが視界にない

突っ込み過ぎってことか、目印のパイロンが見えるまでハンドルを切り込んでいく

当然ラインはメチャクチャ・・・パイロンが1個減っただけでこんなに難しくなるとは・・・

次は、2つのパイロンの位置関係を頭に入れ、ラインを意識する

反対側は水がまかれている、当然スリップしやすいので早めに減速して・・・

水に入った瞬間タイヤがロック・・・ハンドルを切るのも虚しく真っ直ぐ走り停止


「あちゃ・・・」

思わず声が出るが、母は


「難しいでしょ!」

っと笑ってかえすのみ。

もう一言


「頭使ってね」

これには少々カチンときた、十分使っているわよ・・・と心で叫び、再スタート

路面状態で限界が変わること位理解している

慣れていないだけ・・・と言い聞かせ2週目に入る


戻ってきた2回目のウエット路面では・・・スピン・・

これは、手ごわい

何周かする内に滑る感覚に慣れてくる

アクセルとハンドル操作のバランスがつかめてくる

アクセルワークで曲がりが変えられる・・・

走る度に新しい発見がある

滑りながらクルマをコントロールするのが楽しいという発見も・・


そしてペースも上がる


「じゃあ、2速まで落として、出来るだけタイトに回って」

イメージラインをタイトにし強めのブレーキングで第一パイロンに向かう、

そのまま4速から3速に、そして3速から2速に落とすと強い衝撃が加わり、リアタイヤが鳴きリアから流れる

とっさにハンドルを切り返し立ち直らせる・・・




やはり、ヒール&トーとかが必要なのか・・・・・悔しい気持ちを抑えて


「ヒール&トーを教えて」


母に言葉を投げる







後記

毎回お付き合いありがとうございます。

駐車場トレーニングの話は4話構成としましたので、もう一回続きます。

クルマの運転や走るシーンを文書で表現するのは難しいです。

自分のイメージがどこまで文書化できたか・・・・・・・・これから書き直しに向けて鍛錬が必要です。



9/6にNDロードスターが出たときは、みんカラ内大フィーバーでしたので。

9/9発表のiPhone6も、そこそこ話題になるかと思いきや・・・・・・さすがクルマのSNS・・・シーン(笑)

自分はiPhone5Sをナビ替わりに使っているので、大画面化はとってもgoodニュース!、一人で喜んでおりました。

ただ、2年縛りの契約終了までは1年以上ある・・・どうしようかな・・・


次回もイレギュラーですが、9/17あたりにアップ予定です。







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Posted at 2014/09/12 21:14:33 | コメント(0) | トラックバック(0) | 麦わら帽子とみかん | 日記
2014年09月09日 イイね!

ぶろぐ小説「麦わら帽子とみかんβ」 第Ⅳ章「トレーニング」②

ぶろぐ小説「麦わら帽子とみかんβ」 第Ⅳ章「トレーニング」②はじめて、本小説(ブログ)をご覧なる方は、こちら をご覧ください。









ギアを変えなのであれば、オートマチック車と一緒のはず。

そのままアクセルを踏み込む、タコメーターの針と連動してスピードがあがる7000回転位回った所で反対側の3つのパイロンに近づく。

アクセルを抜くと前のめりになる・・・これがエンジンブレーキか・・・・

スピードが落ちすぎて、慌ててアクセルをオン

いきなり加速Gが加わり、アクセルを緩めると前のめり・・・

なによこれ、オートマチックとは全然違う・・・・

ギクシャクしながら一つ目のパイロンを抜け二つ目のパイロンを目指し加速する

アクセルワークは丁寧に・・・アクセルペダルに神経を集中させユックリと踏み込む

アクセルを緩める時もゆっくりとクルマの挙動を感じながら・・

アクセルのオン/オフだけでスピードがコントロール出来るのでブレーキは使わず、二つ目のパイロンを周る。

三つ目のパイロンは鋭角に配置されているので、ハンドルを強く切り込む・・・

かなり大回り・・・っというかオーバーラン。


重いハンドルをねじ込み三つ目のパイロンに向かう。

三つ目のパイロンをかすめ、八の字の反対側の3つのパイロンに向かい加速する。

ゆっくり丁寧に踏んでも、反対側の一つ目のパイロン前に8000回転近くまで上がっている。

アクセルを丁寧に緩めながら減速。

ブレーキは使わず一つ目のパイロンをかすめて抜ける。

すくに二つ目のパイロンが迫る、そのままアクセルで減速しながら二つ目のパイロンを回って、三つ目のパイロンに向かって・・・・・

またもやオーバーラン

綺麗な八の字のラインで回れていない。


そうライン

伊豆スカイラインで教わった、走るべきラインになっていない

パイロンばかり見ていて、ラインを考えていなかった

2週目はスピードを意図的に抑えて、綺麗なラインを狙う

二つ目のパイロンはやはりオーバーラン気味だったが、前よりマシになってきた

周を繰り返すたびに、アクセルワークとライン取りにも慣れてくる

慣れとともにスピードも上がっていく

スピードを上げるとコーナーでハンドルが重くなり、同じラインを維持するのがきつくなる

母は力を使って運転していなかった

何かが違う

こんなにハンドルをきってもいなかった

ハンドルは送り込むもの・・・たしか、そんな事言っていた

ハンドルを切る量を減らすため、八の字を大きくする

スピードが維持しやすく、ラインも取りやすくなってくる

ハンドルを送り込むという意味が、なんとなくわかるように気がする

クルマの動きが分かるようになり、だんだん面白くなってきた!

スピードも慣れてきて、あまり減速せずコーナーのスピードを落とさないようにする

横のかかるGが・・・・・楽しいかも・・



何周しただろうか、


横にいる存在を忘れていた母が


「今度は、八の字の大きさを出来るだけ小さくして!」


「ハイ、ハイ」

返事は一つでいい・・・・とも言わずに、母はスマホ片手に助手席でくつろいでいる

まあ、本当にくつろぐ程広い席ではないが

小さく回ればGが強くなる事位は知っている

周回を重ねる毎に八の字を小さくしていく

次第に強まるG

ハンドルをきってもクルマが曲がらなくなっていく・・

フロントタイヤが滑りはじめている・・・

思うラインから外れオーバーランに・・・


「あれ・・」

これが限界か・・

そういえば、大観山からの下りでブレーキをかけて限界を上げているヒトがいたな・・・・隣に・・・・

次の周からブレーキも使いはじめる

ブレーキをリリースするタイミングでクルマの挙動が変わる

リリースが早いとフロントが逃げて曲がらない

遅すぎるとリアが流れる・・・・おっと・・・・スピン・・・・

こりゃ難しいわ!

そう思いながらも、周回を重ねるたびにコツが見えてきて楽しい

大観山の下りで感じた減速Gから横Gへのつながり

わかってはいるがうまく出来ない

ライン取りはだいたい掴めてきた、荷重をタイヤから抜かないようにタイヤの接地感に神経を集中させる

ラフに切り込むと挙動が安定せずにタイヤがブレークする

ハンドルを丁寧に送り込めば挙動は乱れない・・・限界スピードも上げられる

知らないうちにゲーム中の子供のように、夢中になっていた


「そろそろ休憩にしようか」

母の存在すら忘れていた・・・

時計を見ると、一時間半近くるくる回っていたことになる・・・




後記

毎回お付き合いありがとうございます。


駐車場トレーニングの話は書いているうちに、あれよあれよと長くなり・・・(汗;)

なので、一回分を短くし3~4分割して週2回連載としました。


ちなみに書いているドライビングの考え方は、自分のバイクのライディング理論の応用で書いていますので間違っていたらごめんなさい(笑←無責任!)



最近めっきり涼しくなり、エアコンなしもで気持ちよく寝られる夜になりました。

そのせいか、夜の執筆作業は睡魔に勝てず停滞中(^^;)



次回は9/13あたりにアップします。








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